2006 06,25 21:13 |
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今日は、一之輔さんの会を聴きにお江戸日本橋亭へ。1月の池袋の時と同様、多彩なゲストを迎えての構成。満席、ぎゅうぎゅう、大盛況だった。と言うより、 かなり窮屈。もっと大きい所でやって欲しい。仲入り時も身動きがとれない。ほぼ満席で、最初、壁際にへばりついて観ていたが、隣のおじさんが身を乗り出す ので、演者が見えず、前座の後に前方へ移動。しかし、前のおばさんの髪形がサリーちゃんのパパみたいで、でかくて邪魔だった。
それにしても、一之輔さん3席、市馬師匠、ロケット団と、豪華なプログラムだ。 一左 「真田小僧」
不思議な雰囲気のある前座さんだ。聴く度に良くなっている。小僧の描写は、なかなか良かったと思う。引っ込んだ後に、一之輔さんにいじられるのがまた可笑しい。 一之輔 「くしゃみ講釈」 前半の何度も聞き返すやりとりは、下手な人がやるとしつこく面白みが無いが、一之輔さんがやると笑ってしまう。何気ない間が、なんとも絶妙。後半の寄席でのすっ呆けぶりも可笑しい。主人公のキャラクターが良く出来ている。 一之輔 「七段目」 まくらの歌舞伎座での出来事も可笑しかった。 僕も、最近、たまに歌舞伎を観にいくので、言い回しや素振りが、ああこんな感じ、こんな感じと、またニヤニヤしてしまう。 市馬 「青菜」 前 半のお屋敷での涼しげな展開は、夏の日の涼を醸し出し、一転、後半の長屋での暑苦しさの対比は、最高! 「青菜は好きかと」聞く植木屋の問いに、「嫌い」 と答えたとき、植木屋の主人の顔左半分を引きつらせたりして、本当に細かいところまで芸が細かく驚嘆してしまう。品の良い旦那から、暑苦しく嫌味な女房ま で、上手く演じ分けていて、これが落語、これが芸なんだなあと実感。 ロケット団 漫才 何度も観ているが、毎回違っ たネタで楽しい。今日は、後半、ボケと突っ込みが逆転するところもあり、面白かった。ただ、前半のテンポ良い掛け合いに比べ、後半、ラーメン屋のネタに行 くところは、ちょっと強引な展開。ラーメンの作り方ゼズチャーもすごく面白かったが、最後の方がちょっとダレた。それでも、ネタや基礎がきちんとしている ので、素晴らしい。 一之輔 「へっつい幽霊」 一之輔さんのすごいところは、語りはもちろん抜群に上手いのだが、そ れ以外の何気ない仕種や表情が計算なのか自然に出るのか、とにかく良い。CDとかポッドキャストとか、そういうものでなく、生の高座を観たくなるのは、目 で観て楽しく惹きこまれるからだ。まだまだ、随分若い噺家さんだが、華があるなあと毎回惚れ惚れする。 幽霊の、博打への心残りの表現が、可笑しくもあり、切なくもあり、最高だった。 今日は、ざびさんも来られてた。ざびさんの記事は、こちら。 |
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2006 06,21 21:15 |
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何の脈絡も無いのに、今日、帰りの電車の中で、「あれ、ハウスマヌカンって言葉、最近聞かないなあ」とふと思った。もう、この言葉って使ってないの?でも、その職業が無くなった訳ではないと思うので、はて、今は何と言うのであろう。
ところで、ハウスマヌカンと言えば、ややの「夜霧のハウスマヌカン」 というヒット曲があったな。この曲、確か、テレビ朝日の深夜番組「グッド・モーニング」のエンディング・テーマだったはず。見てたなあ、この番組。真夜中 なのに、「皆さん、お早うございます」で始まる変な番組だった。中村ゆうじがメインで、当時、この人、絶対将来大スターになるよなあと思っていたけど、ダ メだったねえ。テレビ・チャンピョンの司会というイメージだね、今。 でもでも、中村ゆうじは、今でも天才芸人だと思うのよ。この番組には、テンパイポン チン体操というのもあったなあ。 ああ、なんかくだらないことがくだらないことを次々に呼び覚ます。いったい、脳味噌に何を記録しているやら。出世しないはずだ、こりゃ。 |
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2006 06,21 15:17 |
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チャコール・キッチン炙りは、ホテルとは思えぬ低価格で美味しい。カメラを忘れて、料理が撮影できず。 今日の日替わりランチにした。豚肉の網焼きグリルと穴子のベニエ、鮪マリネ、サラダにご飯、味噌汁、漬物が付いて1280円。安い・・・。ご飯もサラダもお替りできる。 ANAのマイルが付いて、全日空ホテルのポイントも付いて、おまけにANAカードで払ったので、その分のマイルも付く。マイルも積もれば、海外旅行。早く来い来い夏休み。 YUKOさんからハワイのお土産にアロハ・シャツを貰った。Thank You。また、ランチ・デートしようね。 |
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2006 06,20 20:18 |
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学生の頃、荻窪に住んでいた。太宰は、遠の昔にいなくなっていたけど、当時、井伏鱒二は健在で、よく家の前を散歩で通った。荻窪の教会通り、太宰もここを歩いたかなあ、なんてもの思いにふけながら、夕暮れ時に通ったものだ。 今では、玉川上水で入水自殺なんて、信じられないほど穏やかな流れだ。写真は、三鷹の禅林寺にある太宰の墓。桜桃忌にかかわらず、いつも花が絶えない。 最近、以前より本を読まなくなったのは、やっぱり昨今の文学では、物足りないからだ。文章云々じゃなくて、同時代を切り取った、今の文学がないのだ。 |
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2006 06,18 23:20 |
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金翔さんの記念すべき第1回勉強会に行ってきた。四谷の荒木町の飲み屋での落語会だったのだが、こんな所にものすごい数の飲み屋が集まっていて驚いてしまった。東京もまだまだ知らないところがあるなあ。
その荒木町の篝火という所で落語会があった。知らなかったけど、こちらを含むこの近辺の飲み屋さんでたくさんの落語会が開かれていたのだ。 金翔 「ぞろぞろ」 勉 強会ということで、ネタ卸し。金翔さんは、前座の頃から知っているけど、本当に良い噺家になったねえ。お爺さんとお婆さんがちょっと若々しい感じがしたけ ど、草鞋が次々に出てくるあたりなど、とても良い表情だった。ネタ卸しの楽しみは、今度金翔さんでこのネタに会う時に、どんな風に変化しているかだねえ。 噺は、生き物、常に変化しているのが面白いのだ。 神田ゆず 「柳沢昇進録・お歌合わせ」 こちらは、講談。まだ入門1年8ヶ月ということだが、淀みなくこなしていた。まくらやくすぐりが少なかったけど、まだ前座さんだからね。とても品が良く、素敵な方でした。 金翔 「紙入れ」 こ れは、金翔さんの真骨頂のような感じがした。おかみさんの色っぽさには、にやけてしまった。良い味。この艶っぽさと主人公の不倫をしてしまう若者の愚かさ とおどけた感じがとっても良い対比になっていて、可笑しさが倍増した。色気と情けなさの表情も抜群で、惹きこまれた。ほう、金翔さんって、色っぽいわあ。 ただの色男じゃなかったのね。皆さん、今後注目の二つ目ですよ。老若男女、この色気にとろけること請け合い! 打ち上げにも参加してきた。なんか酔っ払ってしまった。 金翔さんの開口一番、「栗さん、デブった。」。うーん、先日、成田のお医者さんのあづまさんに言われたばっかり。自分でも良く分っていただけに、返す言葉が見つからない。 打ち上げは、キリンビール様の協賛で、ほとんどただみたいな値段で飲み食いした。キリンビール、最高!キリンビール最高! 料理もいろいろ出たなあ。落語の「青菜」にひっかけて、青菜や鯉のあらいなど・・・。 珍しいお酒ということで、柳陰・・・。飲みすぎた・・・・。 |
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2006 06,17 21:23 |
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2006 06,15 21:25 |
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愛宕のお寺で開催している落語会。入船亭、円楽一門、立川流が順番に落語会を開いている。でも、立川流の時しか、行ったことないの。毎度、抽選会があるのがお楽しみ。
吉幸 「洒落小町」
吉幸さんのこのネタは、もう何度も聴いているかな。本当にお上手。毎度ですが、いつまでこの人前座なの?お願いしますよ、家元! 志遊 「湯屋番」 文都師匠の代演。文都師匠の上方落語は、いつも良いアクセントになっていたので、ちょっと残念だが、志遊さんは、楽しく若旦那を演じていた。志遊さんも、正統派の噺家だなあ。 談幸 「佃祭」 世 の中、季節感を失いつつある今日この頃、落語にそれを求めてしまうね。夏の噺、これは、とても良い噺。人生とは、塞翁が馬、この主人公にようにあれこれと あたふたしてはいけないのだ。談幸師匠の演ずる江戸の市井の人々は、表情豊かで素晴らしい。災難に巻き込まれながらも怒れず流されていく主人公や可笑しな 与太郎と、どれも面白く惹きこまれた。 ぜん馬 「真景累ヶ淵・豊志賀」 こちらも夏を感じさせていただいた。お寺で聴くとまた怖いね。結構ユーモアを交えて楽しい噺になってはいたけど・・・。 いつか、通しでこの噺、全部聴いてみたいなあ。 恒例の抽選会。また当たってしまった。まだ、この会でハズレたことないの。エヘヘ。 |
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2006 06,11 21:32 |
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し かし、謎が明らかになってから正直退屈。驚くようなどんでん返しも、意表つく邪悪な展開もなくひたすら普通。もしかしたら、実は、この主人公、とんでもな い曲者かもしれないとか、精神病院での実験にとんでもない謀略が潜んでいるのではとか、観客の高い好奇心への期待は、見事に裏切られ、ただのタイム・トラ ベラー物のラブ・ロマンスになってしまっている。タイムトラベル・ミステリーの傑作「タイム・アフター・タイム」の足元にも及ばない。 し かし、ストーリーを重視している点、ジェニファー・ジェイソン・リーという演技派を脇に置いたところ、クリス・クリストファーソンの起用など、オールド映 画ファンへのサービスはたっぷり。特に、ジェニファー・ジェイソン・リーは、大好きな女優なので、久しぶりに観られて良かった。この人、演技力は抜群なの に、いまいち大スターになれなかったよなあ。 また、音楽のブライアン・イーノも秀逸。キーラ・ナイトレイは、清楚なキャラだけじゃなく、こういうダーティーなのもやるのね。その辺が、やっぱりハリウッド女優でプロなのね。 設定は良いし、伏線もよく敷いてあるのに、肝心のミステリー部分がお粗末。ただの、タイム・トラベラー&ラブ・ロマンス。「時をかけるおじさん」の物語。栗2つ。 銀座・東劇にて。 |
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2006 06,09 21:35 |
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2006 06,08 23:36 |
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4月にハワイでお世話になったGlennさんが来日しているということで、YUKOさん、ウッチーと食事をしに永田町の黒澤へ。どこがいいか迷ったけど、すこしでも日本の雰囲気をということで、蕎麦屋にした。 黒澤は、その名の通り名匠黒澤明監督ゆかりのお店。店構え、店内とも、そこは映画「用心棒」の世界、黒澤監督直筆の絵画もかかっていて、僕のような映画ファンには、たまらない場所だ。 ちなみに、1階が蕎麦席、2階が肉席。2階は、豚や牛のしゃぶしゃぶが食べられる。 料理、いっぱい頼んだのに、すぐ食べてしまって、気づいたら写真は、これだけだった。 蕎麦は、忘れず写真を撮った。こちらは、せいろ。なかなかコシがある。汁は、辛目かな。 こちらは、田舎蕎麦。やはり、田舎蕎麦の方がいいなあ。 コシも一段と強く、歯応え、食べ応えあり。 Glennさんからハワイのお土産をもらった。ありがとう。 でもって、YUKOさんを引き連れ、明日、ハワイへ戻る。YUKOさんは、ほぼ毎月ハワイに行っていて、毎回、イミグレーションで捕まっているらしい。何で、そんなにハワイにやってくるんだと・・・・。 Glennさんは、ハワイアン・ジュエリーのデザイナー。日本にも商用でよくやってくる。東京の地下鉄にめちゃくちゃ詳しい。 ちなみに、ウッチーは、僕の会社の先輩。元同じ部署の仕事仲間で、超優秀な女性技術者。 デザートは、忘れずに写真に収めた。 蕎麦の実入り杏仁豆腐、抹茶ティラミス、フランポワーズのアイスクリーム。 |
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