2006 07,31 17:48 |
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今日のお昼、会社の近所のニコラスへランチを食べに行った。今日で卒業の同僚の送別ランチも兼ねていた。 このニコラス、日本で最初にピザを出した店。日本のピザ発祥の店ということで、いつ行っても混んでいる。 でも、はっきり言おう。この店は、まずい、まずい、まずい。 で、サラダ、盛り付け過ぎ。見た目でゲップ。 ツナの入ったアラビアータ。あ、これは普通だった。 インの豚・牛・鶏のミックス・グリル。 これがまずいんだなあ。なんじゃこの肉、なんじゃこの焼き加減。加減という日本語を知らんのか。 前に来た時、ピザも普通だったので、ピザ以外にしてみたんだけど、まあ、美味しくないねえ。がっかり。 デザート。 なんか普通。 名前ばかり有名で、なーんのメリットもない店。でも、いつも満席。何故?何故?何故? これにパンとコーヒーが付いて、1600円。えらいコストパフォーマンスが悪いねえ。全日空ホテルの炙りの方が安くて、数百万倍美味いよ。 |
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2006 07,30 23:54 |
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夜は、金翔さんの勉強会第2回目を観に荒木町へ。狭い空間に今回もお客さんびっしり。
金翔 「動物園」
この噺は、いろんな噺家さんがいろんなアレンジで演じているので、どれが本来の動物園かよく分らない。短い話だが、それ故、いく様にもアレンジすることが可能なのだろう。 サラリーマンのリストラを扱っているならそうした悲哀が冒頭あるといいし、また、相手の虎の迫力と、それに怯える主人公の描写がもっと丁寧に表現できれば、サゲがいきてくると思った。 ゆず 講談 本当は、あやめさんが登場するはずだったが、やんごとなき理由にて、前回同様ゆずさんの登場。講談は、まだまだよく分からないけど、こうした機会で聴けると嬉しい。 金翔 「ちりとてちん」 「酢 豆腐」の姉妹版。おぞましい料理「ちりとてちん」を食べた嫌な奴の吐きそうな描写が良かった。他のキャラクターにそれぞれ持ち味が出てくると、役どころが 明確になりすっきりとするなあ。まあ、両方ともネタ卸しということで、今後どんな風に進化していくが、ファンとしては楽しみなのである。産み落とされた新 しい噺、今度、また別の所で聴かせてね。 打ち上げにも参加させていただいて、またしても飲んだくれてしまった。金翔さんともいろ いろ話しをしたけど、彼は、ちゃんとした自分の考えを持った人。落語に対する愛情も素晴らしいし、だから応援したくなっちゃうんだよねえ。僕がひねくれ者 だけに、こうした純粋な心の若者を見ていると心が洗われるねえ。 酢豚ならぬ酢豆腐? ここの店主の遊び心か・・・。 こちらも酢豆腐。 豆腐をヨーグルトで和えたもの。 こちらの店主の悪ふざけ? 意外と食べられる。 酒を飲んだ後のメロンは、いいねえ。良い水分補給だ。 |
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2006 07,30 20:51 |
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講演ものを採録したような感じなので読みやすい。また、歯に衣着せぬ表現がひねくれ者の僕には、心地よい。 欧米の論理を全て否定するわけではないが、著者が言うように、日本的情緒や美意識をいつの間にか我々は失ってきている。渋谷の若者、六本木の大人などその代表例。 我々の先祖は、本当に素晴らしい美意識を持っていた。戦後、マッカーサーに愚民にされてしまったのは、非常に悲しい。 読んで面白い本だけど、別に、こういうことを思っている日本人は、腐るほどいるのでは。たまたまこの著者が書いてみただけだね。まあ、早い者勝ちって訳だ、世の中は・・・。 国家の品格 藤原 正彦 (著) 出版社: 新潮社 ; ISBN: 4106101416 |
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2006 07,30 15:59 |
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ホテル・オークラの敷地内にある大倉集古館に行ってきた。小さい展示スペースながらも、興味深い展示品満載で、本当に充実した最高の展覧会だった。 メ インは、展覧会のタイトルにもなっている「随身庭騎絵巻(ずいじんていきえまき)」。鎌倉時代のもので国宝。随身とは、貴族が外出する際に警護にあたった 近衛府の官人のことであり、高い教養と優雅な美貌が求められたそう。絵巻を見る限り、しもぶくれでとても現代の感覚では、美男という感じではないのだが、 実存した人物の「似絵(にせえ)」として、大変貴重なものらしい。馬に乗っているその躍動感ある筆さばきは、圧巻だ。 他にも江戸時代の能面や能装束など私好みのものも多く、また江戸時代の絵などは、比較的新しいのか保存状態が良いのか、色鮮やかで驚いた。 そ して、何よりも今回の収穫は、「虫太平記絵巻」(江戸時代)だ。これは、登場する武士の頭上にいろんな虫(他に、蛙やトカゲなど)が乗っており、それがま げみたいで面白く、またその武士の内面を表現しており、とても興味深かった。終盤、首が無くなり虫だけが乗っているものや人物から逃げ出す虫などが描かれ ており、面白かったなあ。 日本人の美意識の素晴らしさを実感すると共に、こんなにも繊細な表現能力を持っていたのに、いったい今は・・・と嘆いかわしい思いにもとらわれた。 |
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2006 07,29 21:05 |
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今回の下席、3回目の池袋。やはり、落語をじっくりに聴くには、ここの寄席が一番やねえ。
一左 「牛ほめ」 落語をよく知っている客が多いので、前座さんには修練の場やね。特徴ある声で、彼が場内アナウンスしているとすぐ分る。 金翔 「初天神」 子供の顔や仕種が可愛く、お母さんの描写も良かったねえ。大人をこばかにした子供の描写が特に可笑しい。流れるような爽快なやり取りが楽しい。明日は、金翔さんの勉強会。 金八 「三人旅」 以前、市馬師匠で聴いた時は、随所に歌を折り込み歌いあげていた。金八師匠も歌うのが好きそうなので、今日もそれを期待していたけど短くまとめられていた感じがした。まあ、持ち時間もあるからね。 途中、大きな声を出しながら席の移動をする爺が迷惑だった。たまに、こういう傍若無人な輩がいるから困るよなあ。 甚語楼 「寄合酒」 いきなり物資調達に走っていってしまうが、もう少し前段を膨らませた方がいいと思った。最初の調達ものが鯛でなく、干鱈だったので、後半のさばくシーンが無く、こういうバージョンもあるのか・・・。 ロケット団 漫才 一つ一つのネタは、全て何度も聴いたことがあるのだが、日によって組み合わせを変えているので、なるほど頻繁に通う人のためにもありがたい。 はん治 「ぼやき酒屋」 まくら、ネタとも先週の土曜と全く同じだった。・・・のに笑える。不思議な存在感が魅力的。 若円歌 「西行」 今日は、まくらも短くネタへ。この噺、どこかで聴いたなあと思っていたら、歌る多師匠がよくやってたなあ。やる人によって随分感じが変わるものだ。 白酒 「鶴」 若手だけど、すでに貫禄すら感じる。こうした軽い噺を軽妙洒脱に演じるなあ。 馬生 「夏の医者」 この噺、寄席ではなかなか聴けないのでは。何しろ、至極退屈なストーリーなのだ。どんなに上手い人がやっても眠くなる。恐縮ながら、ちょっとうとうとしてしまった。 とし松 曲独楽 いつもながらの素晴らしい芸。そして温かい雰囲気の舞台だ。 金時 「抜け雀」 金 時師匠の「抜け雀」を聴くのは、何回目だろう。しかし、何度、聴いても笑ってしまう。絵師が雀を描きあげ、うむしてやったりとほくそ笑むなど、随所の表情 の描写がとても細かい。突拍子もなくインパクトあるアレンジは、1回目は面白いがそれ以後がつまらなくなる。やはり、金時師匠のように落語をじっくり聴か せてくれる方が、何度聴いても飽きないものだ。 |
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2006 07,23 21:08 |
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昨日の池袋演芸場の昼・夜はしごに引き続き、本日も池袋演芸場へ。今日は、下席トリは、金時師匠。いつくかネタのリクエストをしていて、今日、それをやってくれるというので、それを楽しみに出かけた。
今日の池袋もほぼ満席。会場には、小学生が結構いて、今日は、お子様でも分る噺が多かったなあ。池袋らしからぬ雰囲気のネタで、健全な噺が多かったかな。 市朗 「転失気」
このところ、落語会で誰かが必ずかけるので、正直飽きた。市朗さんの「転失気」もいったい何回聴いただろう。 ロケット団 漫才 英語と四字熟語のお馴染みのネタだったけど、四字熟語に「山本圭一」が登場したりして、常に時事ネタを取り込んでいるのが偉いね。萩本欽ちゃんも出てきたのも時事ネタのようだったけど、欽ちゃんは彼らの漫才に普段から出ている。 小学生にもやたらウケていたなあ。 時松 「粗忽の釘」 昨日も書いたけど、時松さんは、成長著しい。本当に見る度良くなっている。ちょっと大げさな表現も初々しさと若々しさがあって良い。 文左衛門 「夏泥」 文左衛門師匠、素晴らしいぃぃぃぃ。今日は、完全にツボにはまった。お人好しの泥棒のキャラクターが最高に可笑しかった。知っているネタだと、そんなに大笑いできないのだけど、今回は、笑ったなあ。 金八 「源平盛衰記」 五目講釈はじめ、講釈ものは、金八師匠の真骨頂だ。時折混ぜる時事ネタがやたら可笑しい。三平師匠や古い文句は、ちょっと年齢層高めのターゲットだったかな。平家物語がベースの講釈だけど、小学生には、どの程度分ったのだろう? はちゃめちゃで明るく楽しい高座だった。 蔵之助 「ひょっとこ蕎麦 」 観客の小学生との思わぬ掛け合いに大爆笑だった。「今日は、あなたが正解」と、蔵之助師匠の優しい人柄を感じた温かい高座だった。 若円歌 「桃太郎」 今 日、一番会場を沸かしていたかも。老若男女を笑いの渦に巻き込む手腕は、流石。しかし、僕には、就学旅行で聞いた奈良の薬師寺の坊主の説教みたいに感じら れた。まあ、もともと落語の始まりは、説法を分りやすく庶民に伝えるためという説もあるのだから、これって本来の落語の在り方なのかも・・・。でも、 ちょっと説教臭いわー。 吉窓 「一眼国」 夏らしい噺だし、子供も多い観客を意識したナイスな選択かも。 まくらで、とある会場で小走りにやってきたサラリーマンがアデランスの人だったいうのが、笑ってしまった。 馬生 「稽古屋」 馬生師匠やさん喬師匠が寄席に出てくると、なんとも穏やかで、されど粋な落語、大人の遊び場という風情を感じるなあ。 今日も、後半の鳴り物との競演は、素晴らしいの一言。踊っているハナちゃんの姿が脳味噌の中にすぅっとイメージできてしまう。言葉が与えてくれる想像力って素晴らしい。だから、寄席通いは、止められない。 とし松 曲独楽 今日は、小学生のお客さんにも手伝ってもらい、糸の上を独楽が移動する芸を。僕も一度手伝いさせられたことがある。(笑)今日は、後方の席で観ていたので、糸がよく見えず、独楽が空中を滑っているようで、幻想的だった。 金時 「井戸の茶碗」 実 は、今日のネタは、僕がリクエストしていたもの。寄席で、トリが今日何をやるか知っているって優越感のような、本当にやってくれるかなあの不安感と入り混 じった不思議な気分。また、今日のように観客に子供が多いと、廓話をリクエストしていなくて良かったなあとか、他の噺が聴きたいと思っていた客がいたらど うしようとか、なんかいろいろ考えてしまった。(笑) でも、まくらで金時師匠が骨董品の話をし始めたので、心の中でガッツ・ポーズ。あとは、この楽しい噺に酔いしれた。 落語に出てくる屑屋の不憫なキャラクターは、可笑しい。「らくだ」もしかり、迷惑な話に巻き込まれている行くのが本当に面白い。武士道に固執する両侍に翻弄されていく屑屋がたまらなくいいね。 終演後、楽屋に挨拶してから帰った。金時師匠、今日は、リクエストに応えていただきありがとうございました。 |
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2006 07,22 23:10 |
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今日は、池袋演芸場のはしご。三本締めの会へ。会場には、あづまさん、ざびさん、zuruzuruさんと、三之助さんの会、お馴染みの方々がたくさん。
歌ぶと 「転失気」
前座さん。歌武蔵師匠のお弟子さんだそうで。今日、二度目の「転失気」だが、流れもサゲも違うバージョン。この方、前座にしてはよく出来た噺運び。もと落研かしら? 文ぶん 「青菜」 夏らしい選択。ちょっと斜に構えた厭世的な雰囲気がこの人の魅力。後半の暑苦しさがもっと出て入れば前半の涼しげな部分と対比がもっとあったのになあと思った。 弥助 「粗忽長屋」 二つ目になって、ぶくぶく太っていく噺家さんは、たくさん知っているが、この人は、太らないねえ。というか、痩せすぎ。されど、そうした風貌か、この噺には、とても合うねえ。自分が死んだと思い込む情けない男の描写が妙にリアルだ。 仙志郎 太神楽曲芸 仙一から改名。この方は、物腰丁寧でとても好青年の印象だ。スマートなサラブレッドだね。 三之助 「ねずみ」 会の後、三之助さんとも話したのだけど、この噺、甚五郎もののようで、実は、主人公って誰なんだろうって思った。誰に焦点を当てていくのか、その辺の構成が今後の楽しみかな。 聴きどころは、やはり、ねずみ屋の主人のモノローグ。登場人物が少ないこの噺で、このモノローグの回想シーンが一つのクライマックスだろう。ネタ卸しだけど、流石にこのシーンは、聴かせどころだったね。 三之助さんは、とにかく落語に対する真摯な姿勢が素晴らしい。噺をどう自分の中へ取り込み、そしてどう料理していくのか、同じ噺でも次に聴く時がとても楽しみだ。 同じ噺を何度でも聴きたい、三之助は、そういう噺家だ。 この間のノスケの時は、風邪気味だったので、久しぶりの打ち上げ参加。楽しげに飲んでいる噺家と客というより、なんか悪巧みにほくそ笑んでいる輩みたいだなあ。 左の方が落語会一の微笑みの貴公子、柳家三之助さん。落語以外にも、本も書き、インターネット落語会のナビゲートもし、パソコンも自在に操り、各種パンフレット、チラシのデザインから印刷までしてしまうという、とても多才な人なのだ。 |
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2006 07,22 17:14 |
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今週は、仕事が忙しく、昨日、一昨日がそのピークで、今日は、疲れ果てて、ちょっと寝坊してしまった。
慌てて池袋演芸場に向かったものの、前座さんには、間に合わず・・・。今日は、会場に、そばの里・みつまさのご主人とおかみさんがいらしてた。 また、adoさんもいらしてたので、一緒に寄席を堪能した。 時松 「転失気」
二 つ目になったせいなのか、なんかこのところ観る度にメキメキと実力を付けている気がする。時松さんの「転失気」は、何度か聴いているけれど、和尚の表情や 小僧の仕種など、ちょっと大げさなところもあるけれど、格段に進歩している。ものすごく稽古しているんだろうなあ。成長著しい。 金也 「持参金」 この噺は、大好き。単純に楽しく、面白い。貧乏な主人公の部屋の匂いは、まるで客席にも漂うような感じで、また仲人しようとする男が花嫁となる女の描写をするところが大爆笑だった。 さん福 「万病円」 初めて聴く噺。あらゆることにいちゃもんを付ける侍が可笑しい。 夢楽 奇術 これは、手品なのか? 話芸なのか? はん治 「ぼやき酒屋」 爆笑、爆笑、大爆笑。なんとういう雰囲気。まくらから独特な世界にどっぷり。いいお年の師匠だけど、とても可愛く、表現豊かで素晴らしい。 真面目な居酒屋の主人と、変なお客の対比が最高に可笑しい。 菊春 「お菊の皿」 この方も独特な雰囲気。ちょっと気持ち悪いけど、それが幽霊によく合うねえ。 白酒 「転宅」 泥棒に入られる妾の描写が最高に可笑しい。風貌からして、女を感じさせるところは微塵もないのに、何なのだろうこの色気。 横で聴いていたadoさんが、ほっぺた指で突付きたいと言っていたが、確かにプニョプニュしていて気持ちいいかも・・・。(笑) テンポ、表現ともに素晴らしい出来。 馬生 「墓見」 大きな名前を継いでいるだけあって、流石の貫禄。穏やかな口調のなかに、なんとも奥深い笑いがある。こういう雰囲気の噺家さん、最近少ないよなあ。 とし松 曲独楽 渋い。日本刀の切っ先へ移動する独楽を持つ姿、渋い。 金時 「子別れ(下)」 もう、ジーンときちゃう。父、母、子、それぞれの表情、描写が素敵。通しでゆっくり聴きたいなあ。今日は、ちょっと短めにまとめられたような感じだったのが、ちょっと残念。 しかし、子供の描写や、涙が流れんばかりに観客を感情移入させてしまうのは、すごいなあ。 今日は、この後、池袋演芸場のはしご。 次の落語会まで、adoさんとお茶。 |
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2006 07,18 21:45 |
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今月は、ものすごく忙しくて、もう平日の就業後は、絶望的に予定が立てられないのだが、今日は、愛する師匠の落語会なので、同僚にごめんねと可愛く挨拶し て会社を出る。会社の最寄駅から目的の駅までは、一駅。でも、雨。迷わずタクシーに乗る。それでも前座さんには、間に合わず。前座さんのサゲのところで、 着席。
市朗 「出来心」
サゲしか聴けなかった。(笑) 金翔 「ぞろぞろ」 弟 弟子に時間を譲る兄心か、まくらも早々に切り上げネタへ。今日、タクシーに乗ったのは、金翔ちゃんの高座に間に合わせるためだったのよ。「ぞろぞろ」、ウ ケてたねえ。これは、なかなか不思議な話で面白くよくできているので、初めて聴く人にはいいだろうね。僕は、何度も聴いている噺なので、表情や仕種を前回 の勉強会の時と比較しながら観てた。 金八 「たがや」 夏らしい噺。こうした季節感あるネタを出してくれるのは、嬉しい。途中途中にいろんなエピソードを交えながら楽しい高座だった。 金時 「蛙茶番」 意外や金時師匠で初めての「蛙茶番」。楽しい高座だった。まくらも面白かったねえ。 口上 祝・時松二つ目昇進 金馬一門の口上長こと金八師匠、まあ、本当にお上手。しかし、時松さん、金時師匠に直に稽古をつけてもらっている時に眠ってしまうというすごいエピソードの持ち主だった。やるねえ、将来大物になるんでないかい? 金時師匠も、そん時はすごく怒ったと口上で言ってたけど、やっぱり師匠と弟子って愛を感じるねえ。がんばれ、時松! 元九郎 津軽三味線 金八さんともう一人のゲストは、これまた愛しの元九郎さん。あー、こんな風な粋な親父になりたいなあ。ちょいローカルだけどね。(笑) 毎度お馴染みの素敵なネタだけど、分っているのに笑ってしまう。今日は、結婚式の歌とか無かったなあ。ちょっと短めだった。 時松 「粗忽の釘」 彼は、前座時代から安心して聴ける噺家さんだった。今日は、口上後でいくぶんか緊張していたような感じだったけど、堂々としたとても良い高座だった。粗忽者の主人公、とっても良かったよ。これからも大いに期待! 金時 「唐茄子屋政談」 あー、やっぱり金時師匠は、素敵。惚れるわー。 た くさんの登場人物が、それぞれ見事に切り替わる、その表情に現れるそれぞれの想いがよく滲みでていたなあ。あの笑顔と真面目な顔と涙で潤んだ悲しい顔と次 々の現れる憎めないキャラクターのオンパーレドにぐいぐい惹きこまれてしまう。ちょっと噛んだところもあったけど、なんだろう、あの流れるような噺の運び と、艶っぽい表現力。あー、まだ誰も言わないけど、実は、志ん朝の抜けた穴を埋めてくれるのは、金時師匠なんじゃないかって、今日の高座を観て思った。 今日は、マイミクさんのちょうかんさんにお会いできた。彼女が、最前列中央の席を取られていたので、途中でちゃっかりそちらへ移動しちゃった。おかげさまで、金時師匠の「唐茄子屋政談」堪能できたよー。 終演後、これまたマイミクさんのラッキーおじさんさんにお声がけいただきました。今日は、私服でしたね。このために会社をお休みになったようで、今日は、奥様とご一緒でした。夫婦で落語鑑賞なんて、素敵! |
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2006 07,17 21:53 |
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写真とは、構図と瞬間の記憶だというのは、至極納得だ。彼の写真は、どれも構図が素晴らしく、あまりに出来すぎているので、本当に瞬間の記憶なのか、そういう構図になるよう配置したのか、よく分らんねえ。でも、配置と構図の美しさは、絶品。 個人的には、マリリン・モンローの写真が一番素晴らしかったなあ。やはり、写真は人間が写っていた方が面白い。たった一瞬を切り取っているだけなのに、いろんな思いを見ている人に抱かせるのだから不思議だ。 でも、僕は、土門拳の方が好きだなあ。このお爺ちゃんより・・・。 アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真は、美しいが、この映画、ドキュメンタリーとしては至極退屈。アンリの素敵な一面をとらえてはいるが、つまらん出来だなあ。最近は、素晴らしいドキュメンタリー映画が多いので、この程度でお金を取ろうだなんてふざけている。 家族や仲間内に見せるホームビデオのような出来、栗一つ。 ライズXにて・・・。おまけにこの映画館、冷房が効いてないぞ、観客を殺す気か? |
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