2008 02,23 10:09 |
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ここは、前回パリに来た時は、改修中で閉館だった。モネの連作「睡蓮」を所蔵していることで有名な美術館だ。 館名は、ナポレオン時代にオレンジ栽培の温室だった建物を転用していることに由来している。 壁一面、モネの「睡蓮」。なんとも贅沢な空間だ。天井は、ガラス張りだか、薄い白幕が張ってはり、柔らかな陽が差し込んでいる。 絵は、映画のスクリーンのようにちょっと湾曲している。 モネの「睡蓮」の部屋は、2室あり、こちらは若干暗めで、展示されている絵も1室より濃い絵の具で描かれている。 地下にも近代絵画がたくさんある。 他の美術館で何故かあまり見かけなかったユトリロ、マリー・ローランサンなどがあった。 他にもアンリ・ルソー、ピカソなどもなかなかのコレクションだ。 |
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2008 02,23 09:50 |
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2008 02,22 19:31 |
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2008 02,22 15:34 |
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レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースが設計した斬新な建築。好きか嫌いかと言われたら、僕は嫌い。(笑) しかし、このガラスと骨骨感覚は、ピアノっぽいね。 くねくねとしたエスカレータは、ちょっとした展望台。最上階にオープンエアで眺めの良いカフェもある。下層階には、図書館や映画館、上層階が美術館になっている。 ニューヨークにMOMAがあれば、パリにポンピドゥーありか。 ダリとかルオーだらけの部屋とか、ピカソとかまともな絵もたくさんあるけど、だいたいが変なものばかり。前衛的の言うのか・・・。 カンディンスキーやミロがすごくまともに見える。 マルセル・デュシャンの便器もあるよ。 平面でだったぴろい展示場は、歩くと結構疲れる。 落書き? なーんちゃって。なんか21エモンのコロ助みたい。 これは、椅子だよ。 座りにくそうな椅子だらけ。 赤いサイ これ分かりにくいけど、女の人がお父さんに抱かれながら、お父さん越しに男とキスをしているという像。 ビートたけし? がたくさん。 これ、壁の一見意味の無さそうな色づかいが、真ん中の球体の中を覗くとちゃんとした形になって現れるというもの。 前庭では、さまざまな芸術家が自分のパフォーマンスをアピールしている。面白パフォーマーには、人だかりができている。 僕は、MOMAの方が好きかも。暫く、MOMAも行ってないけど。 ポンピドゥーは、展示が平面で飽きる。 |
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2008 02,22 14:03 |
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「聖なる教会」と名前が付いたこの教会、現在裁判所の敷地内にあるため、荷物検査のゲートチェックがとても厳重。まずは、裁判所の建物に入らねばならず、検査ゲートを抜けるまで30分も並んだ。
裁判所の建物に入った後、中庭に出るとこの教会へ行くことができる。面倒だけど、ここは絶対に行くべき。 ゴシック建築の頂点と呼んでもいい美しさが、ここにある。 教会は、二層になっている。1階は、柱から天井へと伸びる黄金のラインにそって思わず見上げてしまう。 満天の星空のような天井だ。 圧倒的なのは、2階のステンドグラス。巨大なステンドグラスが四方から覆いかぶさってくるかのうな錯覚を覚える。天国に来たのではと思った。 聖書の物語を描いたステンドグラスは、とても巨大でとても上の方の図柄を確認することができないほど。差し込む光にうっとりと陶酔してしまう。 ここまで煌びやかで美しい教会は、今のところ行ったことがない。 |
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2008 02,22 11:11 |
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2008 02,22 10:13 |
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パリ発祥の地シテ島にある大寺院。フランス・カトリックの総本山でもある。 2000年にパリに来た時、真っ先にここへ来たのだが、ちょうど感謝祭の休日期間で、ヨーロッパ中から観光客が来ており、ものすごい行列で入るの断念した。「まあ、いいか、また今度で・・・」ってなわけで、ここも8年ぶりのリベンジ。 さすが大寺院だけあって、ものすごい奥行き。まあ、ヴァチカンのサン・ピエトロよりははるかに小さいけど・・・。(笑) ものすごーく神聖な雰囲気なのだが、観光客は、ここでもフラッシュ焚きまくり。でも注意されていなかった。フラッシュなんか焚いても光は届かないのに無駄なことするよなあ。ノー・フラッシュでシャッター・スピードを遅くして撮らなきゃダメよ。 有名な巨大なバラ型のステンドグラス。 教会は、このステンドグラスの美しさでやられてしまう。 何か儀式?が行われていた。 寺院の二つの塔の上に登ることができる。階段は、400ほどらしい。一度にたくさんの人が上がれないので、まずは、入り口で並ぶ。それから、ちょっと階段を上がったところの土産物売り場で20分ほど待つ。それから、階段をえんえん登って行く。結構、つらい。 最初の展望台に着く。いろんな魔物たちがパリの街を見下ろしているのが分かる。 アンリ・カルティエ=ブレッソン風に撮ってみた。全然違うって? ちょっと曇っていたので、あまり見晴らしがいいとはいえない。 でも、晴れた日にまたここまで登ってくるのは、もう嫌だ。 後方にある尖塔もここらはよく見える。 塔を降りて、また別の入り口からクリプト(地下)へ。ここには、ローマ時代の遺構が残っている。また、ちょっとした資料館になっている。もっとおどろおどろしい地下室とかばかり思っていた。 |
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2008 02,21 18:37 |
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今回は、パリに10日間滞在した。冬服を10日分も持ってくるのは重いので、途中で洗濯した。ホテルのクリーニングに出せたら楽なんだけど、何しろユーロが高くて諦めた。
もともとパリ市内は、景観条例が厳しく、洗濯物を干したりできないそうで、あちこちにコインランドリーがある。 当然、フランス語の説明しかなく、きょろきょろしていると地元の人がやり方を教えてくれる。フランス語だけど・・・。ぼうっと椅子に座っていると、地元の人が挨拶してくる。まあ、こんなことも旅の楽しみだったりする。 パリのコイン・ランドリーは、集中管理だ。洗濯機や乾燥機にコインを入れるところがなく、一箇所で操作する。自分の洗濯物を入れた洗濯機の番号を押してお 金を入れる。洗濯機の番号を間違えると、別の洗濯機が稼動してしまうので要注意だ。洗剤もここにお金を入れ、ちょっと離れたところの自動販売機から洗剤が 出てくる。 |
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2008 02,21 13:40 |
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オルセーは、前回パリに来た時にも来た。今回は、いいかなあと思ったけど、やっぱり来ちゃった。 行ってみたら、なんとクールベの部屋が閉室中だった。何でも大改装するのだそう。一番大好きなクールベの「画家のアトリエ」に再会できず、悲しかった。 また、2階がまるごと閉室中だった。 次に好きなマネ。「草上の昼食」。服を着ている人たちの中で全裸って、なんかエロティックなのに、どうしてこの絵はとても普通なことに見えるのだろう? この絵は、上野で開催された「西洋の美術」にも来てたね。 やっぱりマネは、いいなあ。あたしゃ、どっぷり印象派より、やっぱりマネが好き。この色遣い、本当に不思議。 マネの描く人物は、どれも目が何かも語っている。表情がすごいなあ。 もとは駅舎だったオルセーは、建築物としても見ごたえがある。確かに駅のコンコースのような空間だ。そのままギャラリーに利用されている。 ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」 芸術の都だった頃のパリ。芸術家が集まったモンマルトルの広場。 モネの描いたサンラザールの駅。今も現存するパリ最古の駅だ。 モネらしい絵だ。印象派は、それほど好きじゃないんだけど、まあ、いかにも的な作品だ。 セザンヌ。彼の絵は、面白い。 ゴッホは、あまり好きじゃない。何で、日本人は、みんな「ゴッホ、ゴッホ」と言うのか分からない。新宿の某美術館は、なんであんな絵を50億を出して買ったのか、分からない。 ゴッホは、好きじゃないけど、すぐゴッホと観て分かる絵だから、まあ個性的だとは思う。でも、そんなに好きじゃない。別に嫌いじゃないけど、そんなにいいかなあ? ゴッホ・・・。 オルセーの中のカフェ。丸い窓のような部分は、時計だ。 ミレーの代表作は、全てここにあると言っても過言でないほど、有名な作品ばかり。 子供たちも絵を鑑賞中。 |
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2008 02,20 10:54 |
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以前パリに来たとき、休館日だった。また来ればいいやあ、と思いながらも8年ぶりのリベンジ。 そう言えば、北京に行った時も故宮へ行けなかったあ。 ルーヴルで一番観たかったもの。ミロのヴィーナス。 このくびれ、本当に美しい。無くなってしまった両腕もまるで最初から無かったかのような完璧さだ。 両腕がどんなポーズだったのか、想像力もかきたてる。いつまで観ていても興味は尽きない。 昔、 向田邦子のエッセイで、彼女のミロのヴィーナスとの出会いを読んだけど、そんなことも思い出した。向田は、ルーヴルにミロのヴィーナスがあると知らず、何 気なく館内を歩いていて、いきなり白いお尻が目の前に、うっとりして回りこむとなんとそれがミロのヴィーナスだったという話。彼女のエッセイ「反芻旅 行」、お薦め。 もう一つ絶対に会いたかったもの。サモトラケのニケ。 石なのに風になびき、まるではためいているように見える。 首が落ちているのに、これまた最初から無かったような完全性で僕の心をとらえて離さない。 で、これはお約束。 とても広い館内。全部見るのは到底不可能。目的を決め、それを中心に。 「モナリザ」以外にもレオナルドの作品がいくつか展示されていた。 「洗礼者ヨハネ」 大学の美術の講義でも説明されたが、この黄金比の構図がやはりすごいなあ。 レオナルドの絵は、小さいものばかり。見つめているのはこちらなのに、不思議だ、見つめられているが僕のよう・・・。 そして、ラファエロ。 聖母子<美しき女庭師> ダヴィッドの「ナポレオンの戴冠」。ものすごく大きい絵だ。 昔、お灸のCMでこの絵をモデルに作られたものがあったなあ。 アングルの「横たわるオダリスク」 展示されている美術品の美しさばかりでなく、建物自体が美術品。 天井も美しい。あちこち見上げないとね。 これも必見。ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」 観てすぐそれと分かる、カラヴァッジオ エル・グレコの壁だあ。 広い空間がさすがの貫禄。 オリエント考古学が一番好きな、僕。ギルガメッシュの像には、もう感涙・・・。 しかし、ハムラビ法典が書かれた石碑は、次の展覧会の準備のため展示されていなかった・・・。 |
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