2011 01,27 23:49 |
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今や、飛ぶ鳥を落とす勢いの一之輔さん。日暮里サニーホールでは、客が入りきらなくなって内幸町ホールへ引っ越してきたそうな。ネタ卸しの勉強会を毎月、180人のキャパの会場で行う二つ目だ。こりゃ、相当にすごい。チケットもソールドアウトで、手に入り難い。今回も売り切れだったけど、あづま先生のおかげで、ものすごい良い席で観られた。ありがとうございます!
ただ、落語を聴くのに内幸町ホールってのは、どうかなあ?客の笑いが高座に流れるというのではなく、分散してしまう感じがして、どうも客同士の一体感が感じにくいなあ。 一力 「子ほめ」 いかにも落研出身そうな発声が、上手なんだけど、やっぱりもう一工夫欲しくなる。 一之輔 「普段の袴」 面白い。間抜けキャラは、この人の真骨頂だ。人を食ったような表情も豊かで楽しい。 一之輔 「味噌蔵」 この噺を初めて聴いたのは、25年ほど前、小三治師匠だった。その時は、腹がよじれるほど笑った。その後、いろんな真打の噺家で何度も聴いているけど、つまらない。一度も面白いと思ったことがない。 一之輔は、なかなか良かった。この人が二つ目で、あの人が真打なのかと・・・思ってしまうがっかりな真打が多すぎる。 時間の関係か、教わった師匠のバージョンなのかわからなかったけど、個人的に好きなフレーズがいくつか抜けていた。というかくすぐりが多いんだろうな。(笑) 一之輔 「宿屋の富」 こちらも時間の関係か、教わった師匠のバージョンなのか、個人的に好きなフレーズがいくつか抜けていた。まあ、ネタ卸しだしね。 それでも、噺に飲まれることなく、自分のアレンジで掌で転がす縦横無尽なところがこの人の魅力であり、たくさんの客を惹きつけるのだろうと思った。 5月の会のチケットまで販売していたけど、会場内でそれにも長蛇の列。すごい人気だなあ。 |
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2011 01,20 23:39 |
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何故かあまり宣伝されないこの落語会。お客さん6人なんて時もあったけど、このところジワジワとお客さんが増えてきて、今日は今までで一番賑やかだったよ。 会の名前の通り、テーブルがあってメニューも置いてある。開演前と仲入りは、ぼたんさんが注文とってくれて配膳してくれる。このスタイルをとりたいがために、あえてあんまり宣伝してないのかなあ。 らくごカフェの中国茶セット。急須と茶碗が素敵だわん。この会の時は、お茶菓子がサービスで付くのよ。最初の頃は、ぼたんさんの手作り菓子だったのにな。 急須の中で花が咲く。丸みを帯びた透明な急須の中で広がる感じが素敵。 蓋の取っ手が水晶玉みたいで、高座がひっくり返って映ってる。 この間は、気付かなかったけど、上を向いたら天井は、噺家さんの手ぬぐいギャラリーになってた。 朝太・喬之進・ぼたん オープニング・トーク
毎回楽しいオープニング・トーク。 朝太さん、喬之進さんが同じ色と生地の着物でぼたんさんの両脇に・・・。仁王像みたいだった。(笑) 朝太 「唖の釣り」 朝太さんの「唖の釣り」は、大好き。なんと言っても与太郎さんが可愛い。 あと口がきけなくなるところがブルドッグみたいで面白い。 ぼたん 「転宅」 オープニング・トークで妾の話をしていたので、それがまくらだったのか、即座に話へ。まあ、次の人に時間をあげたんだろうね。 泥棒に入られる家のお妾さん、ぼたんさんとイメージがぴったりだよ。 女性の度胸と怖さ、男の馬鹿さと情けなさがよく出ていた。 喬之進 「文七元結」 熱演。しんみりだけど熱い人情話になっていた。 もう少し笑いを散りばめてもいいかなあと思った。 終演後、お片づけをするぼたんさん。 店主青木さん。終演後、青木さん、ぼたんさん、にっしさん、朝太さんと話しこんじゃった。 ぼたんさんは、iPhoneで写真のエフェクトに凝っていたよ。青木さんを写していろんなことしてた。「一応、保存しておきます」だって・・・。 朝太さん、iPhone4を買ったけど、Skype知らないって言ってた。Twitterもやる気配ないし、何に使うのかしら? いつも着物が素敵だ。 カメラを向けると必ずお決まりのスマイルのこちらのお方。 |
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2011 01,17 01:41 |
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たかだか100年前なのに、こんなにも変わってしまった都市って珍しいよねえ。絵に描かれた姿を見て、この街に確かにあった美しいシルエットに想いを馳せる。
明治時代、山手線の外側の新宿や渋谷、池袋は、まだまだ原っぱだったんだよねえ。それが今や東京の3大ターミナルになっており、その変化を明治の人が見たら驚くだろうなあ。 その一方で、両国橋や浅草のかつての賑わいが無くなっているのが、ちょっと寂しい感じがする。 当時の風俗のことも書かれているので、吉原の話とか、落語好きには面白いかも。緻密な絵が見ていて楽しい。
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2011 01,15 23:06 |
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久しぶりの深夜寄席だなあ。馬吉さんと朝太さんに新年のご挨拶。
志ん八 「フォーリンロボ」
この人は、落語がすごく上手なのに、時折かける新作落語のクオリティーが低すぎて残念。こんな話じゃテレビのお笑い芸人と変わらないよ。 馬吉 「紙入れ」 年増の女房色っぺえぇ、新吉がなんともいい男。仕草や目線が艶やかで色っぽい。 人物描写も丁寧で流石だ。やっぱり落語は、芯の部分をきちんとおさえるのが大事だね。上っ面だけで落語をやっている落語家とは一味違うのだよ。 歌扇 「竹の水仙」 大学の落研みたい。荒っぽくて投げやり。わざとやっているのかな? 丁寧で人物描写が良い落語の後に聴くと、雑で大雑把に感じてしまう。 朝太 「片棒」 面白い。惹き込まれる。三人の息子と父親のキャラがとてもよく演じ分けられていて、それぞれが楽しく可笑しい。表情も豊かで見ていて飽きない。ずっと終わらなきゃいいのに・・・と思っちゃうくらい楽しい高座だった。 帰り際、馬吉さんに30日も来てねと言われた。予約しなくっちゃ。 |
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2011 01,13 21:39 |
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お好み焼きは、あまり食べないのだけど、この店はたまに来る。お店の人が全部やってくれるので楽だ。
豚肉を玉子で巻いて焼いた「とんぺい焼き」とジャガ・アスパラ。とんぺい焼きも美味しい、ここで食べたことない。アスパラガスが大好きなので、このメニューも嬉しい。 塩マネヨーズ焼きそば お好み焼きは、いろんな種類があるが、とりあえずいろいろ入った風月焼き に。期間限定サービスということで、料金そのままに牡蠣を入れてくれた。ソースが美味しいのかなあ?小麦粉が少ないのかなあ?ここのお好み焼きは、他と比べて粉粉してないので、美味しいんだよ。 お好み焼きにそばが入ったモダン焼き。こちらもサービスで牡蠣を入れてくれた。 デザートのフローズン・ヨーグルト。酸っぱい。 鶴橋風月 ヨドバシAKIBA店 東京都千代田区神田花岡町1-1 ヨドバシAKIBAビル 8F TEL:03-3526-3614 |
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2011 01,11 22:27 |
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今年の初笑いは、らくごカフェの火曜会。
らくごカフェでたくさんの仲間に新年の挨拶ができた。気の置けない仲間たちに会えるらくごカフェは、やっぱりいいよなあ。 三之助 「堀の内<初席バージョン>」 三之助 「厄払い」 菊六 「二番煎じ」 三之助 「千早振る」 今日は、三之助のまくらが面白かったねえ。そして貴重な話だった。師匠と弟子っていいよなあって思ったわん。三之助ちゃん、師匠に可愛がられているのねえ。 三之助の「堀の内」は、堀の内に行かない初席バージョン。でも、寄席の落語って、実は、そういうの多い。替わり目のこない「替わり目」、六文銭が出てこない「真田小僧」、寝床まで行かない「寝床」などなどあげたら切がないよね。 菊六さんの「二番煎じ」は、前半が長く感じたなあ。夜回りの場面も惹きつける何かが欲しい。鍋のシーンは、とっても良かった。 「厄払い」の与太郎は、とても魅力的。「千早振る」ももはや貫禄だね。 という訳でやっぱり楽しいらくごカフェ。今年もたくさん通いたいな。 |
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2011 01,10 21:02 |
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この日は、着物を着ていたので和風な風情を求めて夜は蕎麦屋へ。新宿タカシマヤにある永坂更科布屋太兵衛へ。このお店は、麻布十番に本店がある。どちらかというと更科より田舎蕎麦の方が好きなんだけど、まあいいか。
蕎麦の前におでん。 そして玉子焼き。やっぱり蕎麦屋に来たら玉子焼きだよなあ。 期間限定のセットを頼んでみた。 玉子とじ雑炊。茸もいっぱい。 天ぷらは、蟹と茸。茸づくしという感じ。ただ、天ぷらは揚げすぎ、固かった。 更科と季節の蕎麦。季節の蕎麦は、薄っすら朱色。一味唐辛子の蕎麦だった。ちょっぴり辛い。 ここの特徴は、辛口の汁と甘口の汁をお好みで食べるところ。ブレンドしてもいい。 永坂更科布屋太兵衛 新宿タカシマヤ 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 タカシマヤ タイムズスクエア14F TEL:03-5361-1873 |
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2011 01,10 17:17 |
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上野の博物館を出た後、昼飯を食べて新宿へ。今年の初映画は、「バーレスク」に。にっし君はアギレラ目当て、僕はシェール目当てとここでもジェネレーション・ギャップが・・・。
上映している映画館の中で一番スクリーンが大きいところで観ようと思い新宿ミラノ1へ。かつては、新宿一の映画街だった歌舞伎町、バルト9や新宿ピカデリーのシネコン化に押され、大劇場の新宿プラザが閉館、ミラノの周りの中小映画館も軒並み閉館していた。映画もエロも全体的に歌舞伎町からパワーが無くなっている感じがした。 日劇、テアトル東京、日比谷映画、有楽座、日比谷スカラ座とかつての映画館らしい大劇場が姿を消し、ついこの間まで東京で一番の収容人数とスクリーンの大きさを誇るのがここ新宿ミラノ1だった。昔は、新宿ミラノ座と言われていたね。キャパシティは、単独映画館としてはいまだ東京で一番大きいが、スクリーンの大きさでは、ワーナーマイカル海老名、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、ユナイテッドシネマ豊洲に抜かれた。 されど、新宿ミラノ1には、スクリーンの前に幕があるのだよ。映画ファン感涙。そして映画館ではろくなものが食べられないけど、ここは館内にモスバーガーがあるという貴重な映画館なのだ。 でも、今時座席指定じゃなく、入場に並ばせるのはちょっと不満。 と映画館の話が長すぎた。 肝心の本編だけど、音楽ファンなら楽しめるが映画ファンには消化不良という感じか。お決まりの展開となんのひねりも無い脚本は、退屈きわまりない。陳腐の台詞のオンパレードやありきたりのラブロマンスには、辟易してしまう。 されどどうせ観るなら映画館をお勧めする。大音量の音楽とアギレラ、シェールの歌声を度迫力のボリュームで聴けるのは価値がある。アギレラは、顔と体からは想像できないほどパワフルな歌声とダンスを披露。 声量や迫力で圧巻のアギレラだが、シェールの存在感はまた別格で、歌って技量じゃなく心なんだなあと思わせてくれる。 このところすっかりレディGAGAにお株を奪われたが、エロ奇抜衣装の元祖は、シェールだよねえ。 ドラマを期待していくと肩透かしだけど、豪華なレビューを観たと思えば楽しめる。 栗3つ。新宿ミラノ1にて。 にっし君が「シェールって男だと思ってた」と言っていた。違うよ。違うよねえ? あ、それからLAのセレブは、やっぱりルブタンの靴を履いているんだということが確認できたことが収穫か?(笑) |
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2011 01,10 12:49 |
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上野は、落ち着いて食事ができるところが少ないので、ついついここへ来てしまう。
丘の上に建っていて、反対側は不忍池の眺めがとてもいい。暖かいとテラス席が人気で、寒くてもやはり窓側が人気だ。いつもそこそこ混んでいるので、まあ座れればいいやという感じ。全席禁煙で静かな雰囲気は、上野界隈では貴重。 メインダイニングのグルリフクシマは、高いけど。レストラン ランドーレは多少カジュアル。まあ、上野の他の店に比べると随分高いけどね。 サラダを別に注文。800円。 ランチのセット・メニュー(2100円)を注文 コーン・ポタージュ・スープ。粒々が入ってないのは飲めるの。 メインは、「豚肩ロースのソテー クレソンソース 川スズキのポワレ 香草風味焼き」。このコースのメインは、季節によって変わる。これにパンかライスが付く。 食後のコーヒーも付いてる。 上野精養軒 レストラン ランドーレ 東京都台東区上野公園4番58号 TEL : 03-3821-2181 |
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2011 01,10 11:59 |
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今日は、にっし君と東京国立博物館へ行って来た。本館がリニューアルされ、それを記念して常設展示がすごいことになっている。まるで特別展のようだよ。でも通常展示の扱いなので入場料は、600円だし、特別展のような大混雑もない。
まずは、尾形光琳の「風神雷神図屏風(重要文化財)」がデーンと。前回、宗達のオリジナルと並んで展示されていた時は、あまりの人ごみでじっくり観られなかったけど、常設展示なら視界いっぱいに観られるよー。おまけに常設展だから、写真も撮れちゃうの。 という訳で「風神雷神図屏風」の前で記念撮影。そうそう、今日は着物で博物館。 その隣には、伊藤若冲のこれまた屏風が・・・。 他にも円山応挙の「雪中老松図」などもあり、もうびっくり。 浮世絵のコーナーは、北斎の「冨嶽三十六景」。これまた特別展では大混雑だけど、常設ではじっくりゆっくり。 そして写真も撮れちゃう。 一番好きな絵はこれ。風が描かれた秀逸な作品だ。 絵巻も素敵だったなあ。 これもド迫力の狩野永徳の「檜図屏風(国宝)」。これも特別展は、二重三重に人垣ができとても観られない。 にっし君がうっとりしていた「古今和歌集(元永本)」。仮名序から巻二十まで全てがそろっている現存最古の遺品。全ページ、観たいよー。 そして雪舟の「秋冬山水図(国宝)」(写真は、冬)。 これは、もう美術の教科書でお馴染み。この絵は、何度も観ているけど、山水図画として、なんとも斬新な構図だ。 正月なので、あちこちに正月風な生け花が飾ってあったよ。 何故か、マツコ・デラックスも・・・。 こちらも溜息が出た香木を愛でる為の道具。 博物館の前で、今年の書初めの記念撮影。今年の文字は、【歸】。 こっちのブログも見てね。 http://blogs.itmedia.co.jp/marron/2011/01/20111-d33f.html 驚愕の展示は、1月16日まで。必見! http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=8145 |
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