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2009 03,20 21:03 |
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いやはや圧倒された。ワンシーン・ワンショットの身震いするほどのほとばしる演技と、うっとりするほど滑らかでかつ大胆なカメラワークは、とても戦前の作品とは思えない。そして夜の闇に浮かぶ明治の街は、あまりに美しい。 歌舞伎役者の栄光と挫折の影の悲恋、ああ男っていつの時代もダメだなあと思いながらも、逆に今は、こういう女もいないんだろうな。 二人で西瓜を食べる場面、格子越しに流れるカメラワーク、そしてラストの船乗り込みは、映画史上に輝く名シーンだろう。すげえ映画を作ったものだなあ。 とにかく圧倒される。日本映画の誇りだ。栗5つ。 しかし、歌舞伎界ってドロドロしているなあ。(笑) 神保町シアターにて。
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2009 03,19 21:03 |
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久しぶりに愛宕・真福寺のやすらぎ寄席へ。ワンテンポ遅れて大笑いする住職が相変わらず可笑しい。今日は、文都師匠が火傷でお休み。
会場に入ったら、両脇の椅子席にお客さんが群がり、高座ど真ん中の座布団席ががらーん。黒門亭状態だった。まあ、座布団は腰が痛くなるからなあ。 最初は、僕も椅子に腰掛けたのだけど、高座の噺家の目線より高い位置になってしまい、どうも観にくい。それで、やっぱり座布団席に移動。やはり、落語は見 上げていないと落ち着かない。 松幸 「十徳」 ちょっと久しぶりに拝見したら、なんか随分落ち着いていて、とてもいい高座を勤めるようになっていたなあ。(なんて偉そうな、僕・・・) 談幸 「火焔太鼓」 ああ、談幸師匠は、やっぱり素晴らしい。演じている登場人物みんな好きになっちゃうよ。 ぜん馬 「長屋の花見」 ぜん馬師匠のこのネタは、何度か聴いているなあ。枯れた味があるよなあ。 談幸 「時そば」 意外や談幸師匠の「時そば」は、初めてだったりする。まずい蕎麦を食う顔がものすごくて大笑い。 ぜん馬 「宿屋の仇討ち」 たっぷりと・・・。侍の描写が秀逸。 終演後、恒例の抽選会。談幸師匠の手拭いが当たっちゃったあ。 素直に嬉しい。それも前にもらったのと違うデザインだあ。 この会の抽選、いまだハズレたことないの。帰りがけ、住職に「いつも当たってますね」と言われちゃった。えへへ。 |
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2009 03,17 23:55 |
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今週は、月曜と水曜に自分が企画し担当していた大きなイベントがあったので、はさまれた火曜は疲労困憊で憔悴しきっていたのだけど、がんばって行ったよ火曜会。この日は、ぱんださんも来てたし、他にも知人がたくさんいたので、なんかほっとする会だよなあ。
天どん 「長屋の花見」 時期だから確定申告の新作かなあと思ったけど、春らしく直球勝負だった。どことなくまだこの会の雰囲気を掴めていない感じだった。 三之助 「蜘蛛駕籠」 この間、黒門亭に入れず聴けなかったので良かった。 初っ端の「へいかごぉー」からもう可笑しくてたまらない。三之助の世界に入りこんじゃうなあ。 天どん 「反対俥」 最初とは打って変わってまくらでだいぶ会場をなごませて、スピード感あふれる高座になった。 三之助 「時そば」 随分汗をかいていたねえ。照明のせいかな。三之助さんは汗をかいても手拭いでふかないんだよねえ。このネタも随分、自分の噺として定着してきたな。 そして、またしても居残り組で打ち上げ。僕、ちょっと疲れてたかも。 |
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2009 03,15 22:08 |
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久しぶりに馬込の実相寺で開催されるたまごの会へ。今日は、綺麗な青空だったなあ。
たまごの会。今日で32回目。前座さんは芸術協会、立川流から吉幸さんも出演しており、協会を超えた交流が素晴らしいね。 雷太 「狸札」
今日の前座さん。すごく上手でびっくり。芸協ももっと観た方がいいかなあ。 志ん輔 「愛宕山」 表情がたまらなく面白い。まらくといい噺の運びといい、これが二つ目と真打の差というか余裕というか、懐の広さを感じる。 朝太 「茶の湯」 もう最近は、何観ても可笑しいなあ。定吉が可愛くて魅力的。そして、手習いの先生の引越し理由を否定する短い一言と表情が秀逸。細かいところもとにかく可笑しい。一見ぽわーんとした風貌を見せておいて、実はこの人すごく稽古していると思うよ。古今亭の未来を背負っていく人だと思う。 駒次 「鉄道戦国絵巻」 こうした噺は、最初の一回は面白いのだが、二回目以降はきつい。今回は、地元の人が池上線ネタで大爆笑だったが・・・。まあ寄席ネタとしてはいいのだろうし、こういうのが好きな人もいるんだろう。 鉄道の特性と沿線の属性を面白おかしくネタにしているのだけど、これではテレビのお笑い芸人と何ら差はない。ここには、噺家の所以たる、落語の所以たる人間の普遍性が欠如している。 吉幸 「らくだ」 まくらを一切振らずネタへ。まあ、前があれではやりにくかろう。 怖い表情とすごみのあるらくだの兄貴分、気の弱い屑屋の対比が鮮やかで引き込まれた。何より個性があり、この人の落語というスタイルがある。 |
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2009 03,15 22:05 |
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2009 03,14 20:00 |
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昨夜の風や雨も昼頃には大分止んだので、歩いて隣の区の古石場文化センターへ。ここに来ると毎回、小津安二郎の展示を見入ってしまう。
オープニング・トーク
出演者4人によるトーク。でもいつも朝太さんだけあまり喋らない。 他の3人も今日はそれほど話すことが無かったのか、これからの寄席や落語会の出演情報など・・・。 朝太 「元犬」 変わった奉公人が欲しいという旦那が元犬の変わり者を見た時の爛々とした眼の表情が秀逸。最前列の子どもにもバカ受けだった。 右太楼 「転宅」 岐阜の小学校の落語会で高座でお辞儀をしたが、拍手が全くなく顔を上げたら、観客全員がお辞儀をしていたとまくらで・・・。ぜひ、次の朝也さんの時にやってみてと。 これは好きな噺なのだけど、ずいぶん聴くのは久しぶり。起承転結が良く出来た噺だ。 朝也 「崇徳院」 仲入り後、誰一人お辞儀するのを覚えておらず。(笑) スピード感溢れる落語だ。淀みない。 喬之進 「死神」 いろんなサゲがあるなあこの噺。またやる人、やる人で全く雰囲気が変わるのが面白い。クライマックスで舞台の照明を消したりして、効果を出していた。 その後、恒例の抽選会でお開き。
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2009 03,13 16:18 |
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フィルムはかなり粗いものだったけど、「あくび指南」をオープニングにもってくるのはニヤリ。映画の始まりが「退屈で、退屈で・・・」とはなんともシニカルだ。 たんたんとしたドキュメンタリーだが、なんと言っても小三治師匠の魅力に溢れていて楽しく可笑しい。 扇橋師匠とのやり取りは、男って永遠に少年なんだよなあとしみじみ。なんともいい関係だ。 三三師匠の名前に対する返答が秀逸だった。「いい名前だねと皆が思うのは、その当人がそれだけのことをしたってことなんだろうね。クソみたいな奴がつけるとクソみたいな名前になる・・・。」 楽屋での三之助さんやこみちさんの姿が微笑ましかった。 客席にラッキーさんも映っていたし・・・。(笑) 挿入されている高座の場面では、部分的なのにぐいぐいとひきこまれる。高座を降りた師匠の話は、これまた素敵だ。それでも人間小三治の片鱗しか観ていないのだろうなあ。 同時代に噺家 柳家小三治がいる。これは、なんとも素晴らしいことだと再認識した。 栗4つ。 映画を観た後、せっかくここまで来たのでとらくごカフェへ。今日は、青木さんはいなかったけど、女性スタッフの方とお喋りし、いつものカフェオレとホットサンドを注文。ああ、もうちょっと軽食メニューが充実しないかなあ。 |
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2009 03,10 23:13 |
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6回目のらくごカフェに火曜会。そのうち4回来ている。(笑)
今回は、わか馬さんの「静」と朝太さんの「動」のコントラストが絶妙だった。 わか馬 「新聞記事」
クールな中にも時折見せるニヒルな笑顔。チナマルさん、これにやられちっまったのね。 朝太 「三方一両損」 今年三回目の朝太さんの「三方一両損」。「この糞ったれ、大家ぁー」のところがたまんない。 朝太 「強情灸」 すごい表情だったねえ。いやはや驚き! わか馬 「長屋の花見」 失礼ながらちょっと貧相な風貌がこの噺に合うわー。 そして、またしても居残り組の宴。
チナマルさんがわか馬さんを前に終始、お顔がポー。かわいい。 おばちさんともやっとちゃんとお会いできた。 わか馬さん、おばちさん、僕ともう一人のお客さんで田酒一升空けちゃった。 今度、らくごカフェにお酒持っていくよ。 色紙をもらっちゃった。いろんな言葉を書いていたけど、僕は、 「がんばらない 鈴々舎わか馬 同じく 古今亭朝太」 をいただく。 色紙執筆中の朝太さん。横にたくさんのパン。(笑) 食べ物と一緒の構図がものすごく合うなあ。 |
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2009 03,08 16:01 |
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湯島の辺りをぶらぶらしていたら、洒落た庭のあるイタリアン・レストランを見つけた。店内を窓から除いてみると洒落たインテリアで内装や空間が素敵だったので入ってみた。窓は、道に面しているのだが、入り口は庭を入ったその向こうにあり、ちょっと入りにくかったけど・・・。
オーナーシェフの女主人が出てきて、席へ案内してくれた。 僕「メニュー見せていただけますか?」 主「今日は、トマトのパスタです」 日替わりメニューがそうなのかと思い、 僕「あ、それもいただきますが、お腹空いているので、他のメニューも見たいのですが。」 主「今日は、トマトのパスタを食べなさい。それで美味しかったら、また来て、その時は違うものを食べたらいいじゃない。」 僕「ええと、今日はパスタだけ?」 主「今日は、トマトのパスタを作りたいのよ。私の店では、私の作りたいものを作って食べてもらうの。私と感性が会わない人は、来なくていいのよ。」 それで、トマトのパスタを頼んだというか、強制的にそのメニューになった。されど、待てども待てども料理が出てこない。ずいぶん、待ったよなあ。 それでやっと出てきたのがこれ。 予想したものとは、ずいぶん違った。トマトソースベースのパスタなんだけど、いろんなものがのっている。水菜、モッツァレラ・チーズ、大根、シメジ、蚕豆、パプリカなど。どれも手の込んだ味付けがされていた。 主「まずは、混ぜずに上にのっている食材を味わって」 と、それぞれの食材の産地とどうしてそれを使っているかを説明してくれた。 まあ、とにかくこの女主人が喋る、喋る、喋る。 それでまた、他のテーブルの客のところに行っては、 「あなたの家の玄関マット、あれ良くないわー。これに変えるべきよ」と力説している。(ほとんど喧嘩腰) なんでも、本業はインテリア・デザインとブティック経営らしい。レストランの隣は、ブティックだ。 レストランのテーブルや壁には、メニューはなく、インテリア・コーディネートの宣伝ばかりだ。 まあ、料理は美味しかったので、素直に美味しいと言ったら、洋梨のリキュールやデザートのパイをサービスしてくれた。 値段も高くなく、酒の種類も豊富な店だった。でもサービス料を取っていた。女主人のお喋りがサービスなのかしら。 夜もお任せ料理のみだそう。お客の食べたいものは聞いてくれないらしい。 なんか笑っちゃった。 湯島天神のすぐ近く Bar Due という店。 |
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2009 03,08 14:18 |
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