2005 07,03 22:29 |
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最近は、TBSのつまらんドラマのおかげで寄席が混んでいる。それは、それで噺家さんや演芸場にとっては、良いことなのだろうけど、あまりにマナーが悪い客が増えたので、ちょっと行きにくくなった。このブームのほとぼりが冷めるまで、黒門亭と池袋演芸場が落語ファンのサンクチュアリかな。
黒門亭に行くと前で金翔さんがお出迎え。なるほど、僕くらいのVIPとまでなるとこうでなくっちゃね。って、普段も誰かしら前にいるんだけどね。金翔さん、お出迎え&ニューカラー、ありがとう。 今日のプログラムは、ちょっと不思議。噺家二人に講談と太神楽だ。こうした小さいスペースでもバラエティーに富んでいて、いいかも。 いろは 「子ほめ」 はじめて拝見した。どなたのお弟子さんだろう。はきはきして良かった。 金翔 「堀の内」 色男参上って、自分で言うか?まあ、色男ってことは、認めてあげよう。で、将来は、日本武道館での独演会が約束されているらしい・・・。忘れないようにここに記しておこう。 さて、「堀の内」、途中ちょっと噛んだが、この間よりは、格段に良かった。流れもスムーズで表情も間もGOOD。二つ目になり、噺家としての自信で高座にあがることで、こんなにも良くなるものなのね。まあ、二つ目になってもダメな人もいるので、やっぱり金翔ちゃんは、エライ。 茜 「牡丹灯篭 -お札貼り-」 牡丹灯篭のお札はがしと言えば、怖ーい、怖ーい有名な怪談話だが、なんとこちらは、自作の新作「牡丹灯篭 -お札貼り-」でござーい。元ネタを知らないと楽しみは、半減するが、知っていると、笑いも倍増だ。あんまり、台を叩かなかったのと、講談風な説明が少なかったので、不思議な感じだった。幽霊だって、速くしゃべれるわよ、には大爆笑。 この方、彦いち師匠の奥さん。こんな夫婦なら普段の会話も楽しそう。明るい家庭なんだろうな。 仙三郎・仙花 太神楽 以前も仙一さんが黒門亭に登場した時に、見ているが、今回は、お二人。この低い天井と限られたスペースで大丈夫かと心配だったが、見事にこなされていた。僕は、一番前に座っていたので、至近距離(20センチ先くらい)で繰り広げられる曲芸に迫力満点だった。師匠と弟子の微笑ましい会話のやりとりも、心が和みました。 亀蔵 「子別れ(下)」 自らの両親の離婚の話(結構ブルーな内容)をまくらに、「子別れ」。巨体を揺るがしながら文字通り体当たりの熱演だった。黒門亭なんだから、通しでやっちぇばとも思った。まくらも異常に長かったし・・・。 |
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