2005 09,02 20:52 |
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1654 年(江戸時代)、中国福建省から渡来された隠元禅師が後水尾法皇や徳川四代将軍家綱公の尊崇を得て、1661年に開創された代表的禅宗伽藍の寺院で、日本 三禅宗(臨済・曹洞・黄檗)の一つだそうです。そのためか、境内は、中国風の意匠があちこちに感じられ独特の雰囲気です。訪れる人もそれほど多くなく、と ても贅沢な空間と時間を感じることができます。 本当は、こちらで普茶料理を味わいたかったのですが、3名以上で要予約ということで、ダメでした。普茶料理は、隠元禅師が中国から伝えた精進料理のことで、高タンパク低カロリーなヘルシー料理です。ああ、残念。 天王殿に鎮座まします弥勒菩薩像は、なんと布袋様です。金キラキンで、微笑むその姿にびっくりやら微笑ましいやらで、なんともここは違うぞ、という期待がふくらみます。 魚の形をした鳴り物、食事の合図を叩いて知らせるものだそうです。 おみくじがだるまでした。白か赤のだるまを掴んで、その中におみくじが入っています。洒落てます。 説法を行う法堂(はっとう)で、寺の一番奥にあります。 法堂正面の匂欄は、卍及び卍くずしの文様になっています。 萬福寺の本堂である大雄宝殿。ご本尊の他に十八羅漢像が安置されています。 中華風な意匠がなんともいいアクセントになっています。 贅沢な空間に和と中が交わったなんとも言えない素敵なお寺でした。また、訪れたいです。 |
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