2005 09,02 22:47 |
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10円玉で同じみの鳳凰堂です。藤原頼通が、父道長の別荘を寺にしたものです。鳳凰堂として有名なこのお堂は、もともとは阿弥陀堂で、鳳凰堂と呼ばれるように なったのは、江戸時代からだそうです。他の伽藍が兵火などで皆焼失したのに、このお堂だけ奇跡的に残りました。藤原時代の貴重な遺構ですね。日本で最も絵 になる建造物の一つですね。大好きな土門拳も、もちろんこの写真撮ってます。 池の中島に建つこの堂は、鳳凰が翼を広げた姿に見えるから、屋根に番いの鳳凰がいることから、鳳凰堂といつしか呼ばれるようになったそうです。古の日本人の極楽浄土のイメージを具現化したものですね。 堂内には、国宝の阿弥陀如来坐像が 安置されています。2日前まで修復中で、中に入れませんでしたが、9月1日より、また中に入れるようになりました。ただ、阿弥陀如来の光背と天蓋は、代わ りに修復に入り、もとの姿を拝めるのは、2年後です。それでも、お堂の中は、色は褪せているものの、ところどころ残る美しい絵やこれまた国宝の雲中供養菩 薩に圧倒されます。雲中供養菩薩は、雲に乗って楽器を奏でる菩薩像群で、全部で52体あります。半分は、この本堂で、もう半分は、隣接する美術館で見るこ とできます。その美しさは、見ているだけで引き込まれ、また音楽の調べが聴こえてくるようです。 いろんな角度から見てみました。 後ろから見た鳳凰堂です。 |
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