2010 04,18 22:44 |
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早朝寄席に行ってから向かう予定でいたが、朝起きたら昼だった。
ぽかぽかしていい陽気。着物を着てらくごカフェに出かける。 らくごカフェ、随分久しぶり・・・。 金翔 「牛ほめ」
与太郎がかわいい。人をくったような表情がまた可笑しい。 時松 「茶の湯」
僕はねえ、金翔さんの「鰍沢」が観てみたいよ。 駒次さんとの鉄道旅行のまくら、面白かった。 時松さんの定吉は好き。 時松 「桃太郎」 畳み掛けるような展開。テンポの緩急がいいね。(時間を気にしてかもしれないけど) 金翔 「明烏」 この噺は、誰のを聴いても思うのは、源兵衛と多助がどっちがどっちか分からなくなっちゃうところだ。映画俳優がそうしているように、その人物の人格を作る必要がある。まあ、噺家さんは一人で何役もだから大変だろうけどねえ。 師匠の金時さんの源兵衛と多助は、それぞれが別のキャラに見事に演じ分けられていた。だからねえ、金翔さんにも今後期待しちゃうよ。 微笑みの天使金翔さんが、冷たく凍った残酷な世界を表現するのをあえて観てみたいなあ。 いつかやってね。 |
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2010 04,17 23:22 |
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現歌舞伎座最後の歌舞伎鑑賞に行ってきた。
この第三部は、入手困難になっており、僕の知り合いも「取れなかった」という人多数。 にっし君のおかげで僕は、チケット取れたのよねえ。というわけで一緒に行ってきたよ。 本当は、この三部を桟敷で観たかったんだけど、さすがに桟敷は取れず、二階の一等席で。花道の真上だったから役者がよく見えたよ。 実録先代萩 伊達家のお家騒動の題材にしたもの。 悲しい結末の方でなく、その前のほのぼのしい場面。 子役の台詞の応酬がものすごく多く、まさに子役が主役。 芝翫は、82歳とは思えぬ・・・。 宜生の泣く演技が微笑ましい。これも型なんだよねえ? 助六由縁江戸桜 海老蔵の口上に始まり、これでもかのオールスターキャスト。 花魁道中も豪華絢爛。 玉三郎は、やっぱりオーラで他を圧倒。 勘三郎の茶目っ気が歌舞伎ファンサービスだったね。 衣装、蛇の目傘、紫の鉢巻、小道具までが美しい。 歌舞伎らしい型と見得がなんとも現歌舞伎座の最後にふさわしいものだったなあ。 終演後、やっぱりこの劇場がなくなるのが惜しくて、なかなか席を立てず・・・。記念撮影なんかをして、名残惜しく後にする。 ロビーで古今亭菊六さんが、歌舞伎座の外国人スタッフと話をしていた。サイモンさんって言うらしい。 劇場を出てからも、ライトアップされた劇場が外観などを撮影しながら一周してたら、ちょうど楽屋口から團十郎が出てきた。気軽にサインや写真撮影に応じていた。 あーあ、本当に歌舞伎座取り壊しちゃうのが悲しいなあ。 でもいい思い出になったよ。3年後、新しい劇場には、やっぱり行ってみたいと思う。 |
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2010 04,16 23:46 |
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素晴らしい余韻に浸っている。こんな素敵なコンサートは、そうはない。今日、世界中で一番美しい出来事があったのは、東京の日本武道館だ。 70年代を代表するアーティストのジョイントのコンサートだが、一部がキャロルで二部がジェームスみたいんじゃなくて、最初から最後まで二人は出ずっぱり。それぞれの名曲の数々を二人の演奏とコーラスで楽しめたのだ。 そして、ぶったまげるほどびっくりなのが、バックバンド。ギターにダニー・コーチマー、ドラムにラス・カンケル。もうこのままジャクソン・ブラウンも飛び入りかってくらいに豪華。そしてベースがリー・スカラー。もうあまりのゴージャスさに気絶しちゃいそう。 68歳と62歳とは思えぬ声量にこれまたびっくり。途中休憩が入ったのはご愛嬌か。 キャロル・キングは、NHKホール、東京国際フォーラムと今回で3回目で、過去それぞれに既に名曲を堪能していたけれど、今回も素晴らしかった。ただ、ほとんどの曲が「つづれおり」からで、他のアルバムのも聴きたかったんだけどねえ。特に「シティー・ストリーツ」なんかは、ライブ向きの曲が多いのになあ。 ジェームス・テイラーに関しては、もう涙、涙、涙。まさか、「Sweet Baby James」と「Fire and Rain」が生で聴ける日が来るなんてことは想像もしていなかった。武道館という大会場で聴くしっとりとした名曲は、不思議な世界だった。 スピーカーが良くなったのかねえ?武道館で音も声もすごく良く聴き取れた。 そして、そして、そして、やはり圧巻は、「You've got a friend」のデュエットだよー。もう震えるほど感動。 アンコールの「Up on the roof」も素敵だった。本当に何十年経っても美しいものは美しいと実感。 オーストラリア公演では、セットリストに無かった「Sweet Season」や「Natural Woman」がこれまた素晴らしかったよ。 |
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2010 04,11 23:53 |
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三島由紀夫主演の貴重な作品。すっごい昔に大井武蔵野館で観て以来だなあ。
三島由紀夫が裸になるシーンが多いけど、土台が無いところに無理やりボディビルしていて、はっきり言って貧相な体。脚が細すぎ、ヘビメタバンドの兄ちゃんかって感じ。 三島のぎこちない演技は、なんだか笑っちゃうけど、だんだんと見入ってしまうから不思議。 若尾文子は、上手いねえ。自然だし、それでいて当時の強い女を良く演じている。 水谷八重子は、変わらない。バナナの歌に笑っちゃった。 驚きなのは、船越英二。演技うますぎ。超かっこええ。 当時の日本の風景もたまらない。栗3つ、銀座シネパトス3にて。
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2010 04,11 23:49 |
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2010 04,10 23:42 |
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でもねえ、予想通りの展開に予想通りの結末だったよー。あほかーって感じ。 もうバレバレの展開じゃないかあああああ。 「タクシー・ドライバー」や「グッドフェローズ」で魅せた眩いばかりのスコッセッシ流映像表現は、見る影もなく、キューブリックの「シャイニング」の出来損ないみたいな映像だったよ。 こんな映画観るくらいだったら、「エンゼル・ハート」とか「ビューティフル・マインド」を観なおした方が遥かに有意義で素晴らしいよなあ。 がっかりっす。 謎解きも陳腐。というか謎解きなの? ホラー映画みたいだよ。 栗2つ。ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン10にて。 あ、でも音楽の選曲のセンスは抜群だねえ。 エンドクレジットで流れるThis Bitter Earthが最高にクールだぜ。 |
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2010 04,10 21:00 |
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ニュース映像やドキュメンタリー風の前半の展開がいやらしくなく、リアリティーがある。有名な俳優が出ていないところがまた臨場感があっていい。 エイリアンが来た理由などはあきらかにされないが、最初は人道(?)支援でその後、異なるものへの排斥の感情が人間っぽくていい。 しかし、高度な知的レベルとものすごい武器があるのに、ゴミ箱をあさる動物的なエイリアンがなんだかなあ?エイリアンの親子愛にも笑っちゃう。 後半は、ありきたりのアクション満載だったけど、迫力もあり、見応え十分。 SFのようなコメディのような社会派ドラマのような、ラブロマンスのような、それでいてやっぱり最後はコメディのような変な映画。 栗3つ。 ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン8にて。 |
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2010 04,07 22:25 |
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2010 04,04 23:11 |
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最近ここはお気に入りでよく来る。完全分煙がいいし、また静かでゆったりした空間でとても落ち着く。料理も美味しいし、置いてある酒の種類が豊富だ。
お通し。鮟肝のジュレ。 熊本産 塩トマト。味が濃厚。 筍と若布。 山菜の天婦羅。蕨、たらの芽など。この苦味がたまらんね。 つくね。奥はタレ、手前は塩。塩焼きは、柚子胡椒で・・・。 旬のお薦めのぼたん海老。身がぷりぷり。 頭は素揚げにしてくれる。パリパリして、また海老味噌がばかうまだよ。 京風の焼き麩。柚子味噌を塗り、海苔で巻いて食べる。麩がこんなに美味しいだなんて。 ここは、豆腐も自慢料理の一つ。鮫肌のおろしで山葵をすって食べる。 また、十割蕎麦もコシがあって美味しかった。 ここ、本当にお気に入り。客層も品がいい。 日月火 東京都中央区銀座3-3-1 ZOE銀座6F 03-3538-7788 |
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2010 04,04 18:51 |
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さて、二部は、桟敷に移動して鑑賞だ。やっぱり桟敷は観やすい。もっともっと桟敷で見とけば良かったよ。舞台までさえぎるものは無いし、ちょっと優雅な気分だ。
二部は、食事時間が無いので、入れ替えの間に三越のラデュレに行ってマカロンを買ってくる。おやつ代わりにパクパク頬張る。マカロン、美味しいし、音はしないし、観劇のおやつに最適だ。 今日は、桟敷ということで着物で出かける。三部は、桟敷が完売だったので、これが現歌舞伎座最後の桟敷だなあ。あー残念。 菅原伝授手習鑑 寺子屋 これも以前に観ているなあ。 前半のちょっとユーモラスな場面から、後半の悲劇への展開が魅せる。二部の「熊谷陣屋」同様、主君への忠義が幼い子供を殺めてしまう。そのために殺されてしまう子供の母親役の玉三郎がすごい。本当に子供が殺されたかのようなものすごい表情と感情表現に圧倒された。この人の冷たい美しさは、もう鳥肌もの。すげえものを観た。 三人吉三巴白浪 大川端庚申塚の場 冒頭殺されてしまう梅枝が色っぺえ。何この役者、女より女っぽいよ。驚いた。 菊五郎と吉右衛門の大活劇に團十郎が加わって、豪華絢爛の大絵巻。途中、手拭を菊五郎に巻くのを忘れた團十郎に、菊五郎のアドリブが大爆笑。芝居を壊さず、粋なアドリブ。すごいなあ。 藤娘 真っ暗闇から一転、藤の花が咲き誇る美しい別世界が・・・。もうそれだけでうっとり。 美しい舞台、美しい衣装、美しい舞、これぞ歌舞伎の醍醐味。 ああこれが玉三郎だったら良かったのに・・・。 藤十郎は、顔を見ると、うーん美しくない。体の線も太すぎ。うーん。 でも、歌舞伎座最後の桟敷を満喫した! にっし君、チケット取ってくれてありがとね。 |
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