2008 12,06 23:50 |
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地域に根ざした寄席。今回で18回目を数える。真打二人二席づつ、飲み物とお菓子が付いて、なんと木戸銭500円。これは、もはや社会貢献だ。
こちらの落語会には、数年前からお邪魔しているのだが、来るたびバージョンアップしている。最初は、座布団だったかが、今は座椅子。それもお江戸 日本橋亭なんかよりずっと良い座椅子。最初は、テーブルに緋毛氈だったが高座が、いつの間にか専用高座になり、その高座も途中から大きくなり、今日行った ら、この間まで天井からぶら下がっていた家庭用の照明器具が取り外され、スポットライトが取り付けられていた。増築、または新築して専用劇場になる日も近 い? 遊雀 「尻餅」
終演後、打ち上げに参加させていただく。遊雀師匠に「AFN2」にサインしてもらった。 女房が面白すぎ、笑った。腹が痛いよー。全く、なんて表情するんだろう。 ひまわり 「徂徠豆腐」 季節柄、忠臣蔵外伝ということで「徂徠豆腐」。結末は分かっちゃいるけど、ジーンときちゃう。情けは人のためならず・・・、実感。 ひまわり 「五貫裁き」 講談は、落語とは違った魅力があり、聞き始めるとはまってしまうな。これは、落語でも有名な噺だが、こうした義理人情物は、講談の方が締まるね。ひまわり先生、とっても魅力的。 遊雀 「紺屋高尾」 これも何度も聴いている噺だけど、遊雀師匠にかかると、全く別の噺かと思うくらい違う印象を得た。久蔵、親方、その女房がかなりユーモラスな味付 けになっており、前半の爆笑度合いがものすごい高い。一転、クライマックスでは、周りですすり泣く人が続出。僕もジーンときちゃった。 帰りは、遊雀師匠、ひまわり先生と一緒にスカイライナーで帰京。車中、遊雀師匠と飛行機話で盛り上がってしまった。(笑) 遊雀師匠が途中下車してからは、ひまわり先生と旅の話をしながら東京に到着。 今日も、笑って笑って楽しかった。 |
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2008 12,05 22:54 |
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2008 12,04 22:55 |
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今日は、会社を定時に抜け出して、国立演芸場へ。18時30分開演と早い時間なのにほぼ満席。今夜は、ラッキーさんと一緒に鑑賞させていただいた。
歌五 「金明竹」 いきなり関西弁登場。これは前段があるともっと面白いのだけどね。 歌五さんは、すごく上手。最近は、上手な前座さんが多いなあ。 金翔 「目黒のさんま」 金翔さんは、憎たらしい小僧さんも良いのだが、そんな子供のような殿様も良い感じ。ちょっと幼稚すぎるきらいもないが、外の世界を知らない殿様を愛嬌たっぷりに演じていた。 金時 「不動坊」 お風呂で三人の悪口を言う場面がなかった。残念。このシーンがある方が、屋根の上でのやり取りが一層活きるのになあ。それでも、間抜けな幽霊の噺家は可笑しい。 時松 「馬の田楽」 時松さんは、ネタ選びが上手いというか無難というか、自分の個性にあったものを選ぶのが上手だ。しかし、今回は、なかなかびっくりな選択。どちらかというと金翔さんの方が挑戦的なネタを選んでいる印象があったが、これは、かなりチャレンジングな感じがした。 このネタは、難しい。正直、中だるみした。でも、この噺で客を惹きつけられたら、すごいと思う。今後に期待。 順子・ひろし 漫才 究極のスタイル。無駄が一切なく、同じネタで何度でも何度でも笑える。至高の芸能。 金時 「お直し」 これは、大好きな噺。究極で歪んでいるが純粋な愛の形。サゲも秀逸。 金時師匠は、滑稽噺も人情物も、こうした粋な噺も自在にこなす。特にこうした人間の深くて微妙な感情の機微を表現するのがとても上手だ。今回も、 クライマックスの女房と客、「直してもらいなよ」と声がけする夫の三人の場面の切り替わりは、まるで映画のモンタージュのように鮮やかで、そして、それぞ れの心の動きがとても表情豊かだ。次から次に現れては消えていく、人間の想い。いや、本当に良いものを観た。 |
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2008 12,01 23:28 |
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師走。早いもので、また一年が空しく過ぎようとしている。
夜の銀座は綺麗だ。ミキモト前のクリスマス・ツリーは、毎年大きな木で華やか。 ニコラス・G・ハイエック センターは、 建築的にも面白い。デビアスビルなど、最近は銀座にも奇抜な現代建築が増えてきた。なかでもここは、別格にすごい。欲しい時計のブランドによって乗るエレ ベーターが違う。ガラス張りのエレベーターの中にもショー・ディスプレイがあり、展示室もろとも上がっていく感じだ。 晴海トリトンスクエア 丸の内パシフィック・センチュリー・タワー |
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2008 11,30 23:41 |
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晴れ渡る青空、すがすがしいほどの良い天気の日曜日。でも池袋の地下2階で、今日も秘密結社の会合は続く。なんのこっちゃ。
ぽっぽ 「真田小僧」
元気があってお上手。人気なのも分かるなあ、この前座さん。 時松 「手紙無筆」 二つ目の中では、かなりの実力者。無筆の兄ぃがとっても面白い。パワフルで若々しい良い高座。 菊志ん 「だくだく」 炎がなびいている仏像のような髪型は、ちょっと昔の書生さんっぽい。多少、早口だが、テンポ良く、いつの間にかひき込まれている。 金八 「源平盛衰記」 こういうブチブチ途切れるネタは、あまり好きではないのだが、時事ネタが取り入れられており飽きさせない。全体の中では、良いアクセントになっていた。 笑組 漫才 かずおさんが何色のスーツで出てくるかが毎回楽しみ。(笑) ゆたかさんのババアネタは、いつも大爆笑。かずおさんの進化して人間のくだりも、大爆笑。 帰りがけ、階段の前でゆたかさんとすれ違ったら、「いつもありがとうございます」と声をかけてくれた。素敵。 市馬 「厄払い」 笑ったなあ。こうした軽めのネタでも確実に大爆笑。すごい。 与太郎キャラもいいねえ。なんか馬鹿なのか利口なのか分からず、憎らしいけど可愛げもある。それにしてもちょっとした売り声ですら、本当に良い声だ。 小金馬 「棒鱈」 途中挿入される「カマキリの歌」と都都逸は、小金馬師匠のオリジナルだそうだ。秀逸。 圓十郎 「宮戸川」 度迫力の「宮戸川」。大人な風情はないのだけど、ジェットコースターに乗ったような楽しさがあった。 志ん橋 「熊の皮」 いやあ、笑った、笑った。なんなのでしょう、この弱気な亭主。ものすごく魅力的なキャラクターになっていた。また、表情がたまらなく可笑しい。 元九郎 津軽三味線 今日は、いつもの世界旅行博ネタがなく、「弥三郎節」ネタと、あとは三味線を満喫でき、個人的にはいつもより興味深かった。 元九郎師匠、喋らないで黙って三味線弾いていると、超かっこいい。 金時 「鰍沢」 寄席は、いっきに冬の銀世界へ。囲炉裏の炎の向こうに浮かぶ女が怖いよー。誤って毒を飲んだ亭主に向かって、「もう死んじまいな」・・・、怖いねえ。囲炉裏を挟んでの男と女の会話が緊迫感があっていい。 終演後、打ち上げに誘っていただいた。志ん橋師匠がぶっとびすぎ。赤線の話から淋病、毛じらみの虐待法までパワー炸裂だった。志ん生師匠の話もめったに聞けないエピソード。 焼酎のお湯割り作りに忙しく働く時松さん。お疲れ様でした。 楽しいひと時でした。金時師匠、ご馳走さまでした。 |
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2008 11,29 23:45 |
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談幸師匠の独演会のため、王子へ。北とぴあって、ずっと「きたとぴあ」だと思っていたら、「ほくとぴあ」だそうで・・・。つつじホール、会場入口への導線は、かなり悪いねえ。 松幸 「手紙無筆」 最近は、このネタが多いね。まあ、都合のいいところでいくらでも切れるから、便利なネタだ。 吉幸 「山号寺号」 左談次師匠とのエピソードのまくら、笑った。 ネタも軽妙で淀みなく楽しい。 談幸 「天狗裁き」 談志師匠がらみのエピソードのまくらは、とにかく断トツにブラックで可笑しい。夢で相撲取りになったまくらも死ぬほど笑った。腹が痛い。 「天狗裁き」、もう耳にタコができるほど聴いているのに、なんでこんなに可笑しいんだろう。演じているというより、次々に登場人物が本当にそこに現れてくる感じ。もう可笑しくて可笑しくてたまらない。 東京ボーイズ 歌謡漫談 六郎さんは、立っているだけで可笑しいなあ。動くとまた可笑しくて・・・。 レパートリーの古さがたまらない。みんな知っている自分も笑っちゃうけど。 しかし、三人だった頃が懐かしいねえ。 雨が降ろうと、風が吹こうと、楽しいねえ。 談幸 「柳田格之進」 義理と人情の美談。この噺は、大好き。主人公と万屋の源兵衛だけだとただの美談だが、物語を面白くしているのは、徳兵衛だ。長く奉公している店の 主人が柳田ばかりもてはやすのが気に入らず、あらぬ疑いを勝手に柳田に向け行動し、してやったりと自慢気に主に報告するこの人間の嫌らしさ、でもその気持 ちがよく分かってしまう。この作者恐るべし。 この噺も何度も聴いているけど、やっぱりクライマックスのシーンでは、ジーンときちゃうなあ。 |
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2008 11,29 14:48 |
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こちらは、新国立美術館でやっている展覧会。ちなみに図録は、二館共通。ぱらぱらと見て、あれこんな作品展示されていたかなあ?と思ったら、きっともう一方の方に展示しているから。
ピカソは、天才だと思うし、一つ一つの作品はすごいと思うのだけど、こうピカソばかり並んでいると、もう途中でお腹いっぱいモードに。ニューヨー クのホイットニー美術館に行った時もたまたま「ピカソ展」をやっていて観たのだけど、やっぱり次から次にピカソだと何だか飽きちゃうんだよねえ。なんかみ んなピカソだと、ピカソが目立たないっす。当たり前だけど・・・。 今回の展示、彫刻やオブジェもある。デッサンも展示されているので、まあ、普通に絵を描いてもやっぱりすごいなあと思うのだけど、飽きる。 個人的には、青とピンクの時代が好き。ピンク時代のあのぶっとい手足がたまらんね。 抽象画になってからのピカソは、一点一点は、すごいのだけど、たくさんあるとゲップがでちゃう。 |
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2008 11,29 13:49 |
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2008 11,27 23:50 |
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2008 11,25 10:52 |
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