2008 01,27 15:15 |
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二つの祖国の間でゆれる家族の人生を描いたドラマ。物語の主軸となる主人公の名前にちなむエピソードは、それほど大したものでなく、ここまで引きずるのは、どうかと思う。もうちょっとすごい裏話があるのかと思った・・・。
素晴らしいのは、前半の中心人物であるアショカとアシケだ。二人ともとても印象的な演技でしみじみとした余韻を残す。一方、子供たちを演じる役者は、それほど魅力的でない。 映画も全体を通して観るとどこに焦点があたっているのか分からず、物語は散漫だ。 それでも、ある家族の何でもない一生をしみじみと描き、切なくもちょっと幸せな気分にさせてくれる。とりわけ根底にインドの文化や宗教が流れていながらもアメリカという土地に染まっていく若者たちが興味深い。 ちょっと散漫な印象で、名前にちなむエピソードが拍子抜けだが、家族や人生について考えさせられた。なんとも言えない味わいのある余韻を残す。 栗4つ。 日比谷シャンテシネ3にて。 |
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