2009 10,03 23:19 |
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8時過ぎに新宿に着く。15分ほど前に末廣亭の前に行ったら、にっしさんも丁度来ていたので一緒に並ぶ。その後すぐに、scrap-prisonerさんも到着。
こみちさんが僕を見つけて出てきて、「今日、三之助アニさんが休演ですけど、帰らないでくださいね」だって。(笑) こみち 「堀の内」
「悲しいお知らせがあります、三之助アニさんが・・・」と言いかけて、高座の上の巨大ゴキブリを発見し大騒動に・・・。コックローチでゴキブリが無残に高座から落ちて死に、手伝いに来ていた喬の字さんがティッシュで摘んで、「じゃ、500円から」とオークションに。(笑) 場内大爆笑のハプニングがあったが、その後もなんとなくまくらが唐突だったけど、楽しい高座だった。ただいつものこみちさんらしい、人物描写や噺の展開がちょっと荒っぽかったねえ。 わさび 「純情日記 横浜編」 初わさびさん。個性があり、他の噺家とは違う路線を目指しているのを感じた。 そもそもこういう噺は苦手なので、あまりのめり込めなかったけど、客席は大いにウケていたので、若くて純情な人は大丈夫なんだろうね。もう僕は、若くないし、そもそも純情じゃないので。 ろべえ 「仏の遊び」 この噺、喜多八師匠で聴いているので、どうしても比較してしまう。ところどころいいのにやっぱり模倣にとどまってしまっている。全体的に口調や描 写がそっくりなので、まあ弟子が師匠を真似するのはいいのだけど、模倣から自分なりの個性にまで昇華させないと、いつまでたってもオリジナリティが出ない よなあ。ろべえらしさを期待したい。ただ、見る度、この人は進化している。 朝太 「お見立て」 何度聴いても朝太さんの「お見立て」は可笑しい。それぞれの人物設定がきちんとできていて、表情や仕草・口調が見事に演じ分けられている。普通に これができていて、当たり前の噺家なのだが、これを普通にできない噺家が多い。3人のそれぞれの登場人物を好きになってしまう、そんな朝太さんの落語が好 きだ。 終演後、改めて末廣亭の内部の意匠をにっしさんと凝視。うーん、なかなか細部に渡り、面白い。高座上の欄間彫刻や昔の寄席文字、年代もののエアコンなど見入ってしまった。緞帳は、ちょっと安っぽいね。(まあ、歌舞伎座と比べちゃだけだけど) 三之助さんが休演で残念だったけど、大いに満喫した。 |
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