2006 09,17 13:50 |
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当時のNHK日曜美術館の懐かしい映像、著名な作家の展示している絵にまつわるエピソードなど、展示方法もとても凝っていて優れている。 高橋由一の「鮭」は、こんなに大きな絵だったのね。黒田清輝の「読書」は、以前、国立博物館で観たなあと感慨深く、小川芋銭の河童の絵も懐かしく、その他、学校の美術の教科書に出ていた絵のオンパレードは、懐かしくも新鮮な邂逅だ。 展示映像での登場人物も、白洲政子、司馬遼太郎、武満徹、手塚治虫、遠藤周作、東山魅夷などなど、多くの人が懐かしい顔に見入っていた。 日本画以外では、ルオーの「たそがれ あるいはイルド・フランス」になんとも惹きこまれて足が止まってその絵の前で動けなくなってしまった。ゴヤの連作「戦争の惨禍」の版画も強烈だった。 日本中から集まった傑作の数々を一同に展示した素晴らしい展覧会。見逃さないで。 図録も読み応えたっぷり、買った方がいいかも。 |
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