2014 09,03 16:55 |
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トプカプ宮殿の最寄りの駅からトラムに乗ってグランドバザールへ。 グランドバザールは1461年に完成し、4500もの店舗、2000以上の工房、65の通りを持つ巨大屋内市場だ。チュニジアのチュニスのメディナのバザールに行った時は、次々に現れる客引きに辟易してゆっくり買い物ができなかったので、同じことにならないか恐れていた。でも、ここは大丈夫だったねえ。店の前で商品を見ていると話しかけられるけど、歩いているだけで客引きにあったり、勝手に商品を首からかけられたりのようなことは無かった。迷路のようなバザールの中を散歩するのはとっても楽しかった。高級品は、それなりの値段がするけど、ちょっとした小物やお土産品はとっても安かったよー。日本人だと言うと、どこのお店も安くしてくれる。そして、何故か、お店の人がみな日本語がぺらぺら、これには驚いた。ある店でトルコ石とシルバーのブレスレットを勧められ、いらないと言ったら、「あなたはケチですね、この埼玉ぁ〜」って言われて驚いた。 焼きトウモロコシを売る屋台を結構見かけた。札幌の大通公園みたい。 同じような店は、通りごとに固まっているので値段や商品の比較がしやすい。屋内だから暑くないし、またいろんな物が売っているので散策していて本当に楽しい。 歩き疲れたので、バザール内のカフェでアイスティー。船の出航の時間が近かったのであまりゆっくりできなかった。ここもまた改めてゆっくり訪れたいなあ。 再びトラムに乗って港へ戻る。イスタンブール、一日滞在の弾丸だったけど、とりあえず有名どこを網羅でき楽しめたな。 |
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2014 09,03 14:00 |
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イスタンブール旧市街は、ブルーモスク、アヤソフィア、地下宮殿、トプカプ宮殿と、全てが徒歩圏内にあるので効率的に観光できる。しかし、どこもチケットを買うのに大行列。アヤソフィア前で、ペットボトルの水を買った際に、お店の人に日本人かと聞かれ、そうだと答えると、日本人は兄弟だから、いいことを教えてあげようと言う。トプカプ宮殿は、チケットを買うまでに大行列だから、特別にチケットを売ってあげるとのこと。いくら?と聞くと35リラと答える、窓口で買ったらいくらと聞くと、30リラだと言う。その5リラは何と聞くと、手数料だって。それで並ばなくていいから安いでしょ、と言う。うーん、これも親切なんだよね、でもねえ、なんか怪しかったので振り切った。 トプカプ宮殿に着くと、なんと恐ろしいほどの大行列。これは、チケットを買うまでに1時間くらいかかるかしら、先ほどのトルコ人からやっぱり買っておけば良かったかなあと渋々列に並ぶ。並んでしばらくして、見つけたよ「Avoide the queue」の看板。早速、列を抜け出して自動販売機の列へ。案の定、10人くらいしか並んでいない。何故、何故なの?何故、みんな対面販売窓口にしか並ばないの。こちらで数分でチケットを購入、簡単に宮殿の中へ。 現在、宮殿は博物館になっている。屋外はものすごい気温。立っているだけで滴り落ちる汗、博物館はさぞかし冷房完備で快適だろうと期待していたが、屋根はあるものの扉は開けっ放しで、屋外とほぼ同じ気温。暑い、暑い。 有名な短剣など宝物が展示している館は、大行列。これは、もうさすがに諦めた。時間の余裕がないと無理だね。やはり、イスタンブールは宿泊してゆっくり見たいねえ。 トプカプ宮殿内にあるカフェ・レストラン。新市街や海峡の眺めが良い。 屋外も屋内も信じられないくらい暑いので、もうめげてしまって別料金のハマムもパスして宮殿を後にする。ここは、再び訪れた際にまた来よう。 薔薇が綺麗だった。 |
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2014 09,03 13:00 |
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アヤソフィア、ギリシャ語でハギアソフィア。その歴史は、360年まで遡れる。当時は、まだ東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルだった。コンスタンティノープル、ああなんという響き。歴史好きにたまらないね。 火災による焼失、反乱による倒壊を経て、現在の建物は537年のものだ。1400年以上経っているんだねえ。ブルーモスクと呼ばれるスルタンアフメト・モスクの青に対して、こちらは朱色がかっている。もともとはキリスト教寺院として建てられたが、1543年にオスマントルコの時代に壊されずにイスラム教寺院に改修された。その際に建てられたのが尖塔であるミナレット。不思議と、最初から設計されていたかのように違和感がない。まあ、現代人はこの姿しか見たことがないわけだが。 現在は、博物館になっている。こちらも大行列。すると日本語ペラペラのトルコ人がやってくる。今は大行列で午後には空くからそれまでうちの店で涼もうと言う。親日的トルコだから、あまり邪険にしたくないけれど、絨毯屋だった。日本で買うと90万円の絨毯が、今ここで買うと20万円。せっかくトルコに来たのだからと、記念に何か買って行くべきと、ものすごくしつこい。iPhoneで日本に行った時の写真を見せる。そこには、日本の家族と写ったもの、日本の有名人と写った写真がたくさん。それを見せれば信用すると思ったのかな。本当に親切で90万円の絨毯を20万円で買えることを知らせたかったのかもしれない。でもねえ、観光旅行で来ているんであって、いきなり何十万円もする絨毯なんていらないよねえ。そんなお金持っていないと言っても、クレジットカードも使えるから大丈夫とか、ものすごく商売熱心。買う人がいるから熱心なんだろうねえ。観光で何十万もする絨毯はいらないよねえ。 で、アヤソフィアの行列に並ぶ。ふと横の看板を目にすると「Avoide the queue, use KIOSK」とある。列の側に入場券の自動販売機があった。そこには、2、3人しか並んでいない。対面販売の窓口は、何百人って並んでいる。とっても不思議だったけど、自動販売機に行ってチケットを買う。なんと、自販機の前にも係員が居て操作の説明をしてくれた。 クレジットカードも使えて便利。あっと言う間にチケットが購入でき、大行列の人たちを不思議そうに眺めながら館内へ。 内部は修復中だったけど、何百年と時を経ても色あせない意匠の素晴らしさに圧倒された。 いろんな色の石、マーブルな石と円形を配したデザインも秀逸。 塗られた漆喰の下から出てきたキリスト教の絵画。 ステンドグラスも美しい。 いかにも中世っぽい回廊。この右横にある入り口に階段があり2階に上がることができる。 2階も天井が高くそして広い。ここは博物館らしい展示がある。 キリスト教的世界とイスラム教的世界が共存している、とても不思議な空間だ。 2階からの眺め。人々が小さく見える。かなり高いんだね。 出口付近にあるモザイク画。出口の背面にあるため、気づかずに出て行ってしまう人が多いため、出口上に鏡が取り付けられており、それを見て後ろを振り返れるようになっている。 |
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2014 09,03 12:09 |
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ここもイスタンブールに行ったら入ってみたいと思っていたところ。宮殿と呼ばれているが、ビザンチン帝国時代から続く地下貯水池。しかし、宮殿とはよく名付けたなあ、確かに柱が宮殿っぽい。これが地下にあるんだから、古代の宮殿が発掘されたと言われたら信じてしまいそう。 入場料は、20トルコリラだった。外貨やクレジットカードが使えないのであらかじめ換金が必要。窓口で、ユーロしかないと言ったら、近くの両替屋を教えてくれた。 外は、ものすごい暑さで、それをしのぐにもちょうど良いと思ったけど、湿気がものすごく自分自身に一気にカビが生えるとさえ思えた。天井からは水の雫が滴り落ち、観光客用の歩道も濡れていて滑りやすい。 柱を怪しく照らすライトが、幻想的な雰囲気を醸し出し、宮殿らしらを演出する。池には魚も泳いでいる。 宮殿奥の2本の柱を支える土台には、メデューサの頭部の彫刻が、一つは逆さま、もう一つは横向きに置かれている。見つめられると人間は石になってしまうという伝説の恐ろしい力を封じ込めるという願いだったのか。なんか江戸の職人のような粋なユーモアを感じた。 繰り返されるシンメトリーの美しさに、人は何故惹かれるのだろう。 地下宮殿内にカフェがある。来る前は、カフェでこの幻想的な景色を見ながらお茶したいと思っていたけど、あまりの湿気に退散。ここで出される食べ物、大丈夫かなあ? |
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2014 09,03 10:35 |
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トラムで旧市街の中心スルタンアフメトまで。そこで降りるとすぐ目の前が公園。なんとここにもエジプトのオベリスクがあった。歩いていると、「日本人か?日本人大好きだ。モスクの入り口はあっちだよ」とトルコのおじさんが教えてくれる。 尖塔であるミナレットがでーん。スルタンアフメト・モスクが目の前だ。入り口を抜けるとそこには大行列。さすが世界的な観光地は、午前中からものすご人だ。クルーズ船がたくさん着いたのだろうか、クルーズ船のツアーらしき団体がたくさんいた。 通常モスクの尖塔ミナレットは、1〜4本だそうだが、このスルタンアフメト・モスクは6本建っている。(5本しか見えていないけど・・・)これは、世界で唯一なんだとか。 モスクは、宗教施設なので入るにはいろいろと決まりがある。特に服そうは重要だ。女性が頭を隠すショールは入り口で貸してくれる。男性も短パンで来てしまった場合は、腰に巻く布を借りる。 朝は曇っていたけど、だんだんと青空が見えてきた。モスクは、光を浴びてその美しさがいっそう引き立つ。 中庭。信者の入り口はここにある。観光客用の入り口は、この外側に延々と長い行列ができていた。 手足を清める場。石けんと水道が設置されていた。 行列に並んでいる際に、ニュージーランドから観光で来ていた女性に話かけられる。日本の学生をホームステイで受け入れたこともあり、日本が大好きだとのこと。並んでいる間、ずっとお喋りをしていたので、待っている間も楽しかった。外国の人とお話するのは楽しいね。 ようやく中へ。ドーム型の天井の模様が美しい。窓からさす陽の光がまた幻想的だ。内壁を覆うのは、イズニックタイルと呼ばれるもので2万枚以上も使われているそうだ。 絨毯も素晴らしい意匠。 手前が観光客が入場を許されているエリア。柵の向こう側がお祈りの場だ。内部が見学できるのは、お祈りの時間以外。 とにかく天井が美しいので、ずっとずっと見上げていた。 モスクを出るとその正面にアヤソフィアが・・・。 振り返るとスルタンアフメト・モスク。やはりこの姿には圧倒された。美しいし、そして古いのだけど、どこか新しい見たことのない斬新なデザインだ。そして周りに近代建築がなく、空が広がっているので、その美しさも際立つ。 なんかとっても不思議。心奪われる建築だなあ。 |
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2014 09,03 07:58 |
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早朝、イスタンブールの旧市街が部屋から見えてきた。この景色、ずっと憧れてた。実は、昨年の夏休みに来ようと思っていたんだけど、トルコでデモがあったので、反対側の西地中海の方にしてしまった。 有名な二つのモスク。アジアとヨーロッパを繋ぐ地で融合したキリスト教とイスラム教の建築は、どこにもない景色だ。 アヤソフィア。子供の頃は、ハギアソフイアと習った。 こちらは、 スルタンアフメト・モスク 。通称、ブルーモスクと呼ばれる、美しいモスクだ。 トプカプ宮殿。船からは、このように3つの有名な建築が次々と視界に現れてくる。 こちらは、新市街側。そびえるのはガラタ塔。 港に入港。まだ朝早いので、朝食を食べてから出かける。今回は、クルーズ船のツアーを利用せず、自力で旧市街まで行ってみることにした。余計な土産に連れて行かれて時間を浪費するのは嫌だし、せっかくのイスタンブールの街をゆっくりと歩きたかったからだ。港のすぐ近くに旧市街とつながっているトラムが走っている。 このトラムに乗って旧市街まで。 トラムに乗るには、Jetonと呼ばれるTokenを買う。昔は、ニューヨークの地下鉄もコイン風のTokenだったよね。Jetonは、券売機で購入できる。ただし、トルコリラしか使えない。それも20トルコリラ以下の紙幣。このことは、事前に調べていたので、イタリアでトルコリラを少し換金しておいた。 券売機は、言語選択ボタンがあるので英語で購入できる。料金は、どこまで行っても一回一律4トルコリラだから、買うのも簡単。 これがJeton。改札機に投入して、ホームへ。港近くの駅から10分ほどで旧市街の中心地へ。便利! |
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2014 09,02 23:00 |
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前菜。サーモンの中にチーズが入っていて、美味しい。 レストランの奮起はこんな感じ。客も給仕する側もさまざまな国籍。船の中には、シアター、美容院、ショップ、プール、フィットネス、医療機関、ダンスホール、ゲームセンター、カジノ、レストランがあり、5000人の人がいる。もはや洋上の町だ。 ムール貝とトマトのパスタ。 メインの魚。メインなんだから、もうちょっと盛りつけ方を工夫してくれないかなあ。 デザートのシャーベットは、ライチ。 夜のシアターは、フレンチカンカンだった。これがもう大盛況。フレンチカンカンってものすごいパワーだね。観客も異常な盛り上がりでアンコールの嵐。むむむ、これは、パリのムーランルージュで本場のものを観たくなったぞ。 |
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2014 09,02 16:42 |
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クルーズ船の用意したツアーだったので、帰りに革製品の店へ。ファッション・ショーを見せられる。革製品の店というから、財布とか小物を連想していたけど、ファッション・ショーに出てきたモデルが着ていたのは、革のブルゾンやコート。モデルが慣れているというか、とってもプロフェッショナル。歩き方、ポーズ、リバーシブルのコートをひっくり返してまた着る様もいかしてる。モデルが着ているコートには、番号の札が付いており、観客席には鉛筆と番号が書いた紙があり、マークしておけば同じ製品が買えるという仕組みだ。 ショーが終わったら、問屋のような店へ。たくさんたくさん商品が並んでいる。革のコートが400ユーロくらいだから、多分かなり安いのだとは思う。でも、2000ユーロとかそういうクラスのも置いてある。そして、ルイ・ヴィトンやシャネルの鞄も置いてある。多分、偽物だと思うけど、観光客をつれていく店に置いていていいのか?「海外高級ブランドの革素材は、トルコ製が多い」って店の人が言っていたけど、だからって偽物置いていいのか? 買っている人がいたけど、それも日本人。僕は、買わないよ。冬ならまだしも、今日は気温38度だし。海外旅行の土産で革のコートって・・・。 船に戻る。 部屋から海を見ている。ぼうっと見ている。それだけでなんか幸せだ。 |
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2014 09,02 14:04 |
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遺跡好きの僕としては、ここエフェソスは随分昔から憧れていた場所だ。世界遺産は、意味付けに重きが置かれているので、例えばチュニジアのカルタゴは、その歴史的重要性の意味はあるけれど、遺跡としてはほとんど残っていないに等しい。だから、ギリシャでも同じく世界遺産だったオリンピアには行かなかった。それに比べるとエフェソスは、街の形として遺跡が残っているので心躍る。 それにしてもすごい人の数。ここが放棄された古代の遺跡とは思えぬほど。 歴史は、紀元前1000年まで遡ることができる古い街。往事は、港湾都市だったが、街が放棄され土砂がたまり、今は海からは遠い。 これがとても保存状態がいい図書館の遺構。当時、アレキサンドリア、ペルガモンと並び、世界三大図書館の一つだった。 本体は焼失してしまったのだが、柱やレリーフ、像、門構えの外観はとてもよく残っていて、当時の建築の様式を知ることができる。随分大きな図書館だったのだと古の知識人たちに思いを馳せる。 優れた音響効果を誇った大劇場も綺麗に残っている。観光客が皆、舞台の中央で手を叩いてその反響を実感していて。2万5000人を収容できたそうだ。大都市だったことが伺える。 かつてこの道の先に港があり、海が広がっていた。 港へ続く道から劇場を振り返る。本当に大劇場だ。 |
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2014 09,02 08:41 |
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