2010 07,08 14:26 |
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今度の「トイ・ストーリー」は、これまでの2作とは全く違う。チラシやポスターからも分かるとおり、お馴染みのキャラクターの表情は、どこか寂しげだ。今作のテーマの一つ「別れ」を予感させている。おもちゃの側からするとそれは、「遊んでもらえなくなる」「捨てられる」を意味する。
(C)Disney / Pixar. All Rights Reserved. (この画像は、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン株式会社から許可をいただいて掲載しています。) 「トイ・ストーリー3」は、綿密に練られたストーリーが本当に良く出来ていて、大人の鑑賞にも堪えうる作品になっている。そればかりか、ホラー映画チック な場面や「エイリアン3」?と思うほどの破滅的な展開を見せる件もあり、小さい子供にはちょっと刺激が強すぎだろうという場面もある。 そうは言っても「トイ・ストーリー」、オープニングのインディアナ・ジョーンズ真っ青の冒険活劇や「スター・ウォーズ」のエピソード4を彷彿させるゴミ処理坑でのアクション・シーンは手に汗握る展開だ。アメリカ~ンなギャグも満載で、本当に楽しめる作品になっている。 この夏お薦めの映画の筆頭であることは間違いない。「1」と「2」を観ていなくても楽しめるけど、観ているとメイン・キャラクターたちの気持ちに感情移入できてさらに良し。 しかし、ひねくれ者の僕としては、一番魅力的なキャラクターは、今回の悪役のピンクのクマのぬいぐるみ(名前忘れた)。可愛い顔して悪の権化、うーん、魅力的。他のキャラクター達がいい奴すぎて、また悪い奴も最後には改心して良い子ちゃんになっていくなか、このピンクのクマだけは、徹底して悪なのだ。身勝手で我がままで自分さえよければいいというところが、ぬいぐるみのくせにやけに人間的だぜ。 おもちゃに上手に人間を投影しているピクサーのクリエイターたち、奴らやりおるな。 あと、毎度恒例の短編も今回はすごい。「Day&Night」という作品だけど、こちらもウィットに富んでいて、また見せ方が非常に上手い。はっとするような技術も憎いぜ。 栗4つ。 アジャイルメディア・ネットワーク主催のブロガー試写会にて。
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2010 07,06 23:27 |
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1階のエレベーター前で朝太ちゃんにばったり。なんか毎回途中で遭遇するなあ。また一段と膨らんでいたよ。幸せ太りだね。
わか馬 「一目上がり」
あ、ちなみに僕は、マカロンが怖いよ。朝太 「試し酒」 朝太 「饅頭怖い」 わか馬 「質屋庫」 体型が対照的な二人、入ってる内臓の数とか本当に同じなのかなあと余計な心配を・・・。(笑) 昨日は、ちょっとお客さんが少なめだったので、あんまり爆笑系なネタじゃなかったけど、かえってアットホームな雰囲気がお二人のほあーんとした風情とあいまって、仕事の疲れが取れた。 朝太さんの「試し酒」、他の人がやるときより一升を飲み干すまでの時間が長いね。これくらいの方がリアリティーがあるかも。「饅頭怖い」も小粒なネタながら、調子のいい鉄さんがとっても可笑しい。 わか馬さんの「質屋庫」、お化けが怖い番頭さんがまさにぴったしでいい感じ。サゲのためにまくらで菅原道真左遷の話をしていたが、昔はそんなの日本人の常識としてあえてしなかったんじゃないのかなあ。 |
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2010 06,30 23:24 |
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会社の先輩にチケットをいただいたので夜の会へ行ってきた。
菊春・正雀・世之介 寿二人獅子 獅子舞だあ。(笑)正月でもないのに・・・、でもいいなあ。 お客さんが祝儀のお札を出したら、嬉しそうに食べてたよ。 馬治 「牛ほめ」 菊春 小話 馬楽 小話と踊り 前半戦の持ち時間は、一人5分。(笑) 超スーパーサマリー「牛ほめ」に小話だけだったよー。 馬楽師匠は、踊りを披露してくれたので、満喫。 リレー口演 「お富与三郎」 正雀 「(上)木更津見染め」 馬生 「(下)赤間の仕返し」 さて鹿芝居の前半戦は、落語で・・・。正雀師匠は、こういう物語調のが合うと思う。 馬生師匠の仕返しの描写に思わずのけぞった。 世之介 小話と物真似 物真似が腹がよじれるほど面白かったよー。笑いすぎた。芸達者だなあ。 鹿芝居 「与話情浮名横櫛」 面白かったあ。どの役もぴったし。お茶らけた菊春師匠、彦丸さんは綺麗だし、世之介師匠も二枚目だあ。 最高だったのは、なんと言っても馬生師匠と馬楽師匠。馬生師匠は、アドリブをふるふるでそれに切り返す世之介師匠に、舞台奥で顔隠している馬楽師匠が本気で笑って体を震わせていたのが最高に可笑しかった。 途中で舞台真ん前を通って帰っちゃうお客が二人いて、それを引き留める馬生師匠のアドリブが最高に可笑しく、その後もその件で台詞がアドリブだらけ。 後半、さらに意地悪くアドリブを馬楽師匠にふる馬生師匠。馬楽師匠は根をあげ「台詞にないこと言うなー」ってなんかかわいかった。 |
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2010 06,26 23:21 |
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でも、なんともありきたりな脚本。 ・かつてのスター、今は落ちぶれてアル中 ・酒と煙草に溺れる日々 ・若い新しいスターに抜かれて寂しい日々 ・シングルマザーとの恋 ・かつての妻との間にできた疎遠な子供に会いたい これって、ミッキー・ロークの「レスラー」がカントリー・シンガーになっただけじゃん。だったら、「レスラー」の方がずっとずっと心に染みるわあ。 まあ、ラストがいいので、観終わった後は、素敵な気分になるけどね。 栗3つ。TOHOシネマズシャンテ2にて。 ジェフは、とってもいい。 |
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2010 06,22 23:34 |
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会社を早く抜けられたので、らくごカフェへ。当日券有りとのことで、ワールドカップもやっているし空いているかなあと思ったら、結局開演にはほぼ満席に。落語ファンとサッカーファンってかぶってないのね。
馬吉 「子ほめ」
最前列に座っていた外国人のお客さんを軽くいじって本題へ。 随分と短くさっぱりとまとめた「子ほめ」だった。テンポ良くて面白い。 一之輔 「子別れ(上)」 「馬吉アニさん」だなんて、あら一之輔さんの方が後輩だったんだあ。なんか新鮮な驚き。 市松模様の帯が素敵だった。 なかなか聞く機会のない上段。なんだろう?どこかで通しでやるのかな。 芸達者だから何やっても卒なくこなすね。 一之輔 「長短」 短の方は、最高に面白い。イライラ度がこれでもかと伝わってくる。 長の方は、会場はウケてたけど、僕は、ちょっと不満。ゆったり度や穏やかな風情があまり感じられなかった。長の方の時間の流れがもっともっとスローになれば、かなり僕好み。 まあ、結局好みの問題なんだろうね。一之輔ワールド満載で楽しい「長短」だったよ。 馬吉 「死神」 噺家によっては、しんみりじっとりジメジメしちゃうんだけど、随所に笑いを散りばめ、あっけらんとした明るさがあり、とっても良い出来。 特に死神は、まるで闇からぬうっと現れてくるかのような不気味さと不思議な可笑しさを持っていた。とても見応えがあったなあ。 で終演。家に着いたのが21時55分。なんだ、三之助じゃないとこんなに早く帰れるんだ。(笑) |
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2010 06,20 21:32 |
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久しぶりに来たなあ、日本橋亭。キャパといい、家からの近さといい、実はここは好きな小屋だ。
同期三人組の会、アットホームな雰囲気がいいね。 特に大々的に宣伝するでもなく(もっと宣伝すればいいのに・・・)、毎度のお馴染みさんがたくさん来ている会だなあ。 こみち 「辰巳の辻占」 面白いわー。こみちさんって、馬鹿な男も性悪な女も絶品だよ。 表情も楽しく、テンポもいいので、ぐいぐい惹きこまれる。こみちさんは、何でも器用にこなす逸材だねえ。 さん若 「粗忽の釘」 明るくすっとぼけたキャラクターの噺はとっても合うね。 あえてシリアスなものも見たくなったりして。「死神」とか観てみたい。 こみち 「鰻の幇間」 まだこなれていない感じがしてうまくテンポにのれきれていなかったけど、店のババアの描写は秀逸。 後半、店の悪口を言う幇間がテンポ良くトントントンって行ったら最高に面白くなるね。また近いうちに観たーい。 志ん八 「抜け雀」 表情豊かで描写も上手。二つ目の中では文句なく素晴らしいんだけど、今回の主人公の画師のキャラクター設定が惜しいなあ。もうちょっと貧相で薄汚れてダメダメそうな感じが前半伝わってくればさらに良いのになあ。 宿屋の主人は、最高に良い出来。 |
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2010 06,19 21:27 |
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ぎりぎりでも大丈夫だろうと高をくくっていたら、ありゃあ大混雑。みつまさのご主人の隣が空いていたので、一緒に鑑賞させていただく。
始まる頃には、超満員。立ち見も出てたあ。 はら生 「やかん」 仕草や口調が圓丈師匠そっくり。前座にしては動きが仰々しい。 なんか変わっていて面白いかも・・・。 金翔 「初天神」 ついつい子供の描写に目が行ってしまいがちだが、この噺の肝は、父親だね。あれだけ子供に厳しくしてても、やっぱり折れちゃう父親像ってのが今も昔も変わらず可笑しいのだろう。そんなやるせない、でも時に厳しく、そして優しい親父がいい味出てた。 アサダ二世 奇術 赤と黄色の紐の手品、人前でやってみたい。 歌武蔵 漫談 今日は、漫談だけだったけど、今話題の角界の裏話が大爆笑。 権太楼 「代書屋」 高座が明るくなるね。観客をつかむオーラがある。 にゃんこ・金魚 漫才 金魚ちゃんの頭が紫陽花だった。これが噂の梅雨バージョンか・・・。 圓蔵 「道具屋」 正直見ていてつらい。かつての輝きは影を潜め、もうネタはボロボロ。ところどころ何言っているか聞こえないし、話はループするし、とにかくグダグダ。「噺家に定年は無い」なんて言うけど、人間引き際が肝心かもって思ってしまう。 さん生 「親子酒」 まくらの小話が権太楼師匠とかぶった。というか酒の小話は、こちらでやるべきで、「代書屋」でやってしまった権太楼師匠がちょっといじわるに思えたよ。 小円歌 三味線漫談とかっぽれ いつだって素敵、いつだって楽しい、いつだって美しい。 踊りは、もうカッコいいっす。 さん喬 「天狗裁き」 まくらでの小話は、ステレオタイプな見方だなあ。噺家なら普通の人と同じ視点じゃダメだと思う。 以前ほどの魅力が感じられないなあ。慣れちゃったのかなあ。 順子 漫談 ひろしさんが怪我でお休み中なので、漫談と踊りを披露。 例の踊りは、前座のはら生さんと。 白酒 「つる」 完全に時代は、この世代に来ているな。特にこの人は、すごい。 ご隠居がつるの由来を話した後の不思議な言語が面白い。 喜多八 「旅行日記」 この師匠のために書かれたような噺だね。 和楽社中 太神楽曲芸 最近、ちょっとやってみたくなった。(笑) 金時 「かんしゃく」 正味25分くらいだったなあ。もっと聴いていたかったよ。 金時師匠の落語に出てくる登場人物は、みんな活き活きしていて好きだなあ。 笑いが少ない噺だけど、中盤の里帰りする場面は、樋口一葉の小説みたいで好きよ。 |
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2010 06,17 19:15 |
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館内は、随分綺麗になっていたねえ。この美術館、20時まで開館しているので、会社帰りに美術鑑賞できるねえ。仕事の疲れを癒してくれるかもね。空いてるので、ゆっくり観られる。 久しぶりに来てみたけど、ああ、これ前に観たことあるって絵にたくさん再会できた。ものすごい有名な絵というのはないけど、展示されている作品は、有名な作家のものばかり。 印象派大好きな日本人向けの展示になっているけど、藤島 武二、藤田 嗣治、安井 曾太郎など日本人画家の作品も充実している。 ルオーの作品もよかったなあ。絵だけじゃなく、エジプトやギリシアの出土品も展示してあった。 仕事帰りに美術鑑賞。近辺に勤める人がちょっと羨ましいな。 |
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2010 06,17 16:58 |
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平日だったのでゆったりゆっくり観られた。さすが徳川将軍の遺品だけあり、豪華なラインアップ。(笑) 特に時計は、びっくり。江戸時代にこんなすごい時計を持っていたとはねえ。ヨーロッパの難破船を助けたお礼に王様からもらった時計というのもあった。 地図や家康愛用のコンパスなんかも展示されており、日本地図を見ながらコンパスで距離を測って何を思っていたのかなあ? 現存する日本最古の鉛筆ってのもあったよ。 家康は、香木も愛していたようで、こちらもたくさん展示されていた。ガラスの展示ケースの中にあったので香りは分からなかったけどね。 活版印刷の版木?もあった。活字が皆、木で出来ていた。これ、一本一本彫るの大変だったろうなあ。 |
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2010 06,17 14:34 |
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JR千葉駅からちょっと離れたところにあるPARCO。初めて千葉に来た時には、この近くにセントラルプラザや扇屋ジャスコなんてのもあり、昔は、この辺りが千葉の中心市街だったのだよねえ。今は、結構ガラーンとしていた。オフィス街としてもイメージも最近は、海浜幕張地区を思い浮かべてしまうしなあ。 赤い瓦の長ーい、商店街があった。昔は、さぞや賑わっていたんだろうなあ。人口約96万人の千葉市だけど、JR千葉駅周辺以外は、本当に寂れていた。 レトロな風情が素敵な商店街なんだけどね。 大きな呉服屋さんもあった。 さて、千葉が寂しいところかと言うと、JR千葉駅の至近の巨大な百貨店そごうと駅ビルのペリエは、賑やかでお客さんがたくさん。しかし、これまた駅から歩いて数分の移転前のそごうがあったビルと隣の三越は、ガラガラだ。東京の池袋と同じで、ターミナル駅に直結した巨大なデパートや駅ビルが人の流れをそこで止めてしまい、街としての広がりがなくなっている。 千葉駅近くの交番。 |
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