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2010 11,04 01:05 |
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この間、新宿の伊勢丹で蜻蛉玉の展示即売をやっていた。
蜻蛉玉で羽織紐作ったら素敵だろうなあと思っていたら、あったよ。好きな蜻蛉玉を選んで羽織紐にできるみたいだったけど、それなりに時間がかかるので待ちきれず、すでに羽織紐になっているのを買っちゃった。 これがその蜻蛉玉。不思議なデザインでしょ?吸い込まれそう。 こういう硝子なキラキラ風なものと、つや消ししたものも素敵だったんだよねえ。 この蜻蛉玉、香川県の工房にのみやあ~とで作られたもの。結構、あちこちのデパートのイベントに出店しているみたい。また、素敵な羽織紐があったら買いたいな。 |
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2010 10,24 23:48 |
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なんとも言えないユーモラスな表情の画と個性的な書は、何度も見ても飽きないし、ずっと見つめていたくなる。 以前、観た書画もたくさん展示されていたが、子供と月を観ている絵は、何度も観ても微笑ましくなり、またその類い稀なセンスに唸らされる。月を取ってくれとせがむ両手を挙げた子供の姿は、父親と一緒にいる嬉しさにまるで踊っているような躍動感がある。 今回は、布袋12題として、布袋様の絵ばかり集めたコーナーもあった。でっぷりしたお腹、なんとも平和なご尊顔は、仙厓らしいチョイスだなあと感服。 なんとなくだらんとして、ゆったりした和やかな人間の一面を捉えたところに、彼の優しさが伺える。 落語好きには、たまらない「堪忍」の作品も今回も展示されていた。 また、仙厓が愛用していた品々も今回も展示されていた。織部焼きの湯飲みとか持っているあたり、やはり粋な人だったんだろなあ。 3年前の展覧会の感想は、こちら。「仙厓・センガイ・SENGAI ―禅画にあそぶ―」 仙厓 -禅とユーモア- 出光美術館 ~11月3日まで |
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2010 10,22 23:13 |
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スタローンが脚本書いているから、台詞のボキャブラリーが少ないよ。こりゃ、多くの日本人が字幕無しで映画を楽しめるんじゃないの? スタローンが脚本書いているから、台詞がぞっとするほどおぞましいよ。恥ずかしくて聴いている方が赤面しちゃうよ。なんなんだろ、ミッキー・ロークの涙の演技。台詞が阿呆すぎて、それを聴いてまた涙ぐむスタローンが輪をかけて間抜けで、涙のシーンも失笑してしまう。 そしてお決まりのこれでもかの、大爆発と人間殺し。 爆発ドカーン、人間の腕がボーン、爆発ドカーン、人間の頭がズボボーン。吹っ飛ぶよー。血が飛ぶよー。 建物が壊れるよー。 馬鹿、馬鹿、馬鹿のオンパレード。でも、ここまで馬鹿だと見なきゃ損かも。 栗一つ。ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン8にて。 馬鹿すぎて、脱力。ここまで馬鹿に徹することができるスタローンって、ある意味すごいかも。 まあ、ジェイソン・ステイサムはかっこいいわ。 何が怖いって、続編があるっぽい終わり方が怖いわー。やめてー。 |
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2010 10,19 23:10 |
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火曜会を予約した時、店主の青木さんから、「名古屋からひとみちゃんという芸人さんが飛び入りするかもよ」と言われた。うーん、なんか聞いたことある名前だなあと思ったら、ぱんださんのmixi日記で読んだことあったんだ。「それで確か、女じゃないんだよねえ?」って青木さんに聞いたら、「というか、おっさんですよ」って返答が・・・。(笑)
朝太 「たらちね」 朝太さんと言えば、かわいい愛されキャラなイメージだけど、なんか今日は、渋い「落ち着き」があったなあ。隣のばあさんが、なんか良かった。ちょっとしか出てこないけどね。 こみち 「改作・明烏」 (三遊亭白鳥作) 白鳥師匠が、こみちさんのためにアレンジした、女たちの視点から見た「明烏」。 こみちさんの芸達者ぶりが縦横無尽に発揮された超エンターテイメント大作だったよ。それにしても、こみちさんは、本当に何をやらせても器用だ。「女流噺家」なんて言葉は、もはやこみちさんには無意味な表現。男の噺家でこみちさんに蹴散らされ無残に散っている輩は、すでにごまんといるね。芸もいいし、風情もあるし、何より観客を夢中にさせる魅力に溢れている。 お噺の方は、白鳥師匠らしいドタバタに溢れているが、意外や時次郎と浦里が結ばれる件は、真っ当でいい話だったりする。もっと意表ついてすっとんきょうな展開の方がいいと思うけどなあ。ちょっとしめっぽく中だるみな印象を受けた。 しかし、素晴らしきこみちワールド全快で、観客は、大いに楽しんだことだろう。 ひとみちゃん 艶歌シャンソニエ家元 正直、よく分からなかった。まあ、特に今後も分かりたいという欲求も生まれず・・・。 落語の精鋭の火曜会メンバーの中に入れるには、あまりにも芸風が違いすぎだ。 あ、天どんさんの時ならいいかも。 朝太 「らくだ」 この間の朝太の会は、アメリカに行っていて聴けなかった「らくだ」が聴けて良かった。 朝太落語の魅力は、人物表現の多彩さだ。たくさん登場人物が出てきても、一人一人とても個性的で愛すべきキャラで、表情豊かだ。間抜けな奴も怖い奴も威張っている奴もどことなく可愛さと憎めなさを持っている。市井の人間の何でもない日常だけど、それでもちょっぴりドラマチックなのがいい。 つらいことがあったばかりだけど、それを乗り越えてまた一段と成長して良い噺家になると思うよ、この人は。何があっても高座の上では、観客を喜ばす。芸人って、やっぱりすごいなあと感じた。 |
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2010 10,17 17:07 |
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へえ、もう15回目なんだなあ。最初は、原宿だったんだよねえ。
金翔 「短命」 あ、これは、金翔さんが好きそうな噺だと思ったよ。 ちょっと観ていて心配になる時があったけど、隠居とのじれったりやりとりが今後楽しみな予感がしたよ。 時松 「お見立て」 この人は、本当に器用だ。田舎の客がいい味。花魁のいじわるさがもっと出ればさらに良かったなあ。 金翔・時松 トーク 金時師匠は自転車好き。 時松 「替わり目」 これも楽しい。もうちょっと酔っ払いのしつこさが出ればもっと面白くなるなあ。 金翔 「粗忽長屋」 これは、間抜けな主人公の表情が可笑しく楽しめた。登場人物が活き活きしていると惹き込まれるよねえ。楽しさ満載の高座だったよ。 |
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2010 10,17 12:00 |
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その後、にっし君、こぶちゃんと僕でパリ同窓会。5月に一緒にパリで会ってから半年後の再会。 天ぷらを食べようと思ったんだけど、混んでいて入れなかったので、粕漬けの魚屋さんへ。 銀鱈と鮭ハラスを頼む。以前、夜にこの店に来た時より美味しかった。 にっし君とこぶちゃんは、ともに現在MBA取得を目指す学生でもあるので、何やら勉強が大変だみたいな話をしてたよ。 それから浅草をぶらりぶらりして、僕は、神保町へ。 浅草 銀鯱 東京都台東区浅草1-17-5 03-3841-2775 |
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2010 10,17 11:58 |
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2010 10,17 11:46 |
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日曜日、まず午前中浅草へ。
にっし君が作品を出品している勘亭流書道の展覧会へ。昨年に続いて今年も伺う。パリから帰ってきたこぶちゃんと待ち合わせて、会場へ。 書道の展示だけと思いきや、趣向を凝らした作品が多くとても楽しい。 圓朝の作品名を蛇腹な冊子に書いた素敵な作品。知らないタイトルが結構あって驚いた。まだまだあるんだねえ。 短冊を貼る下地の生地の選ぶところからセンスが出るよねえ。 そして、にっし君の作品。歌舞伎座のさよなら公演のタイトルが並ぶ。中には、一緒に着物を着て桟敷席で観たのもあったねえ。 藤娘。絵も文字も細かい仕事。ものすごい集中力だねえ。 将来、歌舞伎座の看板をにっし君が描いているんじゃないかなあ。今のうちに、作品を買い占めておこうかしら。 |
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2010 10,16 12:57 |
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ナショナル ジオグラフィック誌に掲載された傑作ノンフィクションを10篇集めたもの。
どれも極限状態に置かれた人間の生き様、そして死が痛ましい。 タイトルになっているのは、アフガニスタン内戦の英雄マスードの渾名。タリバンの砲弾が舞うアフガニスタンで若き解放のリーダーに密着したルポは、まるで一遍の映画のようだった。マスードが暗殺されなければ、アフガニスタンの現状は、今と変わっていたかもしれない。そして、マスード暗殺の数日後に、9.11のテロがアメリカで起きる。 10篇のうち個人的に興味深かったのは、次の二編だ。 まずは、ナチス統治時代のウクライナで洞窟の暗闇の中に2年間隠れ続けたある家族の物語。ナチス関連のエピソードは、映画になったりして結構たくさん観ているが、これは知らなかった。 人が容易に入って行けない洞窟の奥の奥へ隠れ家を作り、空気穴や逃げ道を用意し、かつその過酷な環境の中でも生きるために料理をして煙を出さねばならない。 男たちは、夜な夜な洞窟の外へ出て、廃品回収などで闇市で食材を手に入れねばならない。洞窟に隠れているとはいえ、毎晩危険な街へ行かねばならないのだ。じゃあ、女性は、安全かというとなんと2年間も陽の光り浴びれないという、これも過酷なものだった。 もちろん彼らだけの力では生きて行けず、生活物資を応援してくれる人の協力があったのだが、一方でやはり密告する人もいて、洞窟の家族は何度も危機に遭う。見つかって連行されてしまった人もいた。 奇跡的に生き延びた家族のインタビューから構成されたこの実話に驚きながらも、人間の生への執着の凄まじさを感じた。 もう一つは、実際に山で遭難した人のエピソードから、人間の行動を科学的に分析したルポだ。遭難した時のパニックから人間が引き起こす奇怪な行動、「なんでそんなことするの?」と思うようなことを、極限状況に置かれた人間はしてしまうのだ。生き残るためにどう行動すべきかも述べられているが、一旦こうだと信じきった人間、こうだと信じたい気持ちが引き起こす悲劇のスパイラルに背筋がぞっとした。 |
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2010 10,15 23:54 |
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アクションも笑いどころも満載で、意外や楽しめる娯楽作になっている。機関銃撃ちまくりなのに、主人公には全く当たらない、眠っている間に物事が進んでいたりと、まあオバカ満載なのはご愛嬌。 オープニングの飛行機のシーンは、なかなか面白い。 ブロンド美人がとんでもない騒動に巻き込まれると言えば、その昔、チェビー・チェイスとゴールディー・ホーンの『ファール・プレイ』を思い出してしまい、ついそれと比べてしまうとやっぱり物足りないのよねえ。奇想天外なストーリー、ゴールディーの演技、突拍子もない笑いのセンス、『ファール・プレイ』が懐かしいなあ。 『ファール・プレイ』とか『大陸横断超特急』とか、ぶったまげて椅子から転げ落ちるような面白い映画を観たいなあ。今の映画に、そんなすごいものを期待するのが無理なのかなあ。 栗3つ。 まあ、楽しめるよ。暇つぶしにはいいかも。 ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン10にて。 |
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