栗ッピング
毬栗日記、棘あります


カレンダー

10 2025/11 12
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

カテゴリー

草枕 ( 893 )
落語 ( 534 )
映画 ( 498 )
舞台 ( 48 )
コンサート ( 40 )
書 ( 39 )
日常 ( 35 )
美術館・博物館 ( 259 )
グルメ ( 417 )
散歩道 ( 152 )
ホテル ( 78 )
いがぐり ( 54 )
音楽 ( 36 )
ドラマ ( 8 )
着物 ( 7 )
未選択 ( 3 )
スポーツ ( 2 )
ファッション ( 7 )
スキンケア ( 0 )

最新記事

ブログ移転
(01/29)
ワイキキの夜
(09/04)
Tanaka of Tokyo
(09/04)
オアフ島へ移動 ロイヤルハワイアンへ
(09/04)
朝の散歩とプール
(09/04)

最新コメント

無題
[04/22 NONAME]
コメントありがとうございます
[01/25 栗坊]
ぜひぜひ
[06/15 栗坊]
無題
[06/15 南の国の妖精みなみ]
無題
[06/15 南の国の妖精みなみ]

最新トラックバック

リンク

管理画面
新しい記事を書く
【facebook】柳家三之助推進本部
【噺家】柳家三之助
【噺家】立川談幸
【噺家】三遊亭金時
【facebook】古今亭志ん陽
【噺家】古今亭志ん陽
【落語】らくごカフェ
【友人】B的日常
【友人】元Life in New York
【友人】表も裏も見渡したい
【友人】山本普乃
【友人】みもままさんの育児日記
【友人】半地下の手記
【友人】301号室 ☆別館☆
【友人】極楽日記@上海
【友人】写ぶろぐ
【友人】不思議な花のあるテラス
【友人】Running On Empty
【友人】ふぁびゅらすな日々
【友人】凱 風 -oyaji’s photo-
【友人】瀬戸の島旅
KURI JAPAN
栗坊のつぶやき
栗坊の和のコト

プロフィール

HN:
栗坊
HP:
Instagram
性別:
男性
自己紹介:
最近、着物に凝っています。

フリーエリア

RSS

RSS 0.91
RSS 1.0
RSS 2.0

ブログ内検索

アーカイブ

2022 年 01 月 ( 1 )
2015 年 09 月 ( 15 )
2015 年 08 月 ( 6 )
2015 年 07 月 ( 1 )
2015 年 06 月 ( 4 )
2015 年 05 月 ( 26 )
2015 年 04 月 ( 6 )
2015 年 03 月 ( 6 )
2015 年 02 月 ( 23 )
2015 年 01 月 ( 4 )
2014 年 12 月 ( 4 )
2014 年 11 月 ( 9 )
2014 年 10 月 ( 5 )
2014 年 09 月 ( 38 )
2014 年 08 月 ( 30 )
2014 年 07 月 ( 7 )
2014 年 06 月 ( 2 )
2014 年 05 月 ( 35 )
2014 年 04 月 ( 32 )
2014 年 03 月 ( 10 )
2014 年 02 月 ( 1 )
2014 年 01 月 ( 7 )
2013 年 12 月 ( 58 )
2013 年 11 月 ( 20 )
2013 年 10 月 ( 3 )
2013 年 09 月 ( 52 )
2013 年 08 月 ( 7 )
2013 年 07 月 ( 4 )
2013 年 06 月 ( 6 )
2013 年 05 月 ( 25 )
2013 年 04 月 ( 14 )
2013 年 03 月 ( 21 )
2013 年 02 月 ( 1 )
2013 年 01 月 ( 6 )
2012 年 12 月 ( 5 )
2012 年 11 月 ( 6 )
2012 年 10 月 ( 26 )
2012 年 09 月 ( 10 )
2012 年 08 月 ( 5 )
2012 年 07 月 ( 9 )
2012 年 06 月 ( 9 )
2012 年 05 月 ( 9 )
2012 年 04 月 ( 3 )
2012 年 03 月 ( 5 )
2012 年 02 月 ( 4 )
2012 年 01 月 ( 3 )
2011 年 12 月 ( 15 )
2011 年 11 月 ( 6 )
2011 年 10 月 ( 12 )
2011 年 09 月 ( 11 )
2011 年 08 月 ( 11 )
2011 年 07 月 ( 11 )
2011 年 06 月 ( 11 )
2011 年 05 月 ( 8 )
2011 年 04 月 ( 15 )
2011 年 03 月 ( 7 )
2011 年 02 月 ( 11 )
2011 年 01 月 ( 16 )
2010 年 12 月 ( 14 )
2010 年 11 月 ( 10 )
2010 年 10 月 ( 15 )
2010 年 09 月 ( 24 )
2010 年 08 月 ( 13 )
2010 年 07 月 ( 19 )
2010 年 06 月 ( 19 )
2010 年 05 月 ( 20 )
2010 年 04 月 ( 53 )
2010 年 03 月 ( 22 )
2010 年 02 月 ( 19 )
2010 年 01 月 ( 32 )
2009 年 12 月 ( 27 )
2009 年 11 月 ( 32 )
2009 年 10 月 ( 19 )
2009 年 09 月 ( 51 )
2009 年 08 月 ( 27 )
2009 年 07 月 ( 23 )
2009 年 06 月 ( 42 )
2009 年 05 月 ( 32 )
2009 年 04 月 ( 22 )
2009 年 03 月 ( 30 )
2009 年 02 月 ( 24 )
2009 年 01 月 ( 38 )
2008 年 12 月 ( 40 )
2008 年 11 月 ( 32 )
2008 年 10 月 ( 23 )
2008 年 09 月 ( 36 )
2008 年 08 月 ( 21 )
2008 年 07 月 ( 27 )
2008 年 06 月 ( 33 )
2008 年 05 月 ( 26 )
2008 年 04 月 ( 27 )
2008 年 03 月 ( 31 )
2008 年 02 月 ( 45 )
2008 年 01 月 ( 26 )
2007 年 12 月 ( 25 )
2007 年 11 月 ( 20 )
2007 年 10 月 ( 21 )
2007 年 09 月 ( 41 )
2007 年 08 月 ( 53 )
2007 年 07 月 ( 31 )
2007 年 06 月 ( 19 )
2007 年 05 月 ( 43 )
2007 年 04 月 ( 15 )
2007 年 03 月 ( 31 )
2007 年 02 月 ( 21 )
2007 年 01 月 ( 30 )
2006 年 12 月 ( 50 )
2006 年 11 月 ( 44 )
2006 年 10 月 ( 54 )
2006 年 09 月 ( 56 )
2006 年 08 月 ( 35 )
2006 年 07 月 ( 27 )
2006 年 06 月 ( 14 )
2006 年 05 月 ( 43 )
2006 年 04 月 ( 14 )
2006 年 03 月 ( 37 )
2006 年 02 月 ( 33 )
2006 年 01 月 ( 40 )
2005 年 12 月 ( 35 )
2005 年 11 月 ( 62 )
2005 年 10 月 ( 36 )
2005 年 09 月 ( 81 )
2005 年 08 月 ( 63 )
2005 年 07 月 ( 43 )
2005 年 06 月 ( 52 )
2005 年 05 月 ( 60 )
2005 年 04 月 ( 39 )
2005 年 03 月 ( 61 )
2005 年 02 月 ( 21 )
2005 年 01 月 ( 26 )
2004 年 12 月 ( 23 )

最古記事

RAKUGOもんすたあず 古石場文化センター
(12/23)
今夜はイブ 川柳
(12/24)
快楽亭一門会
(12/25)
ノスケ第11回 お江戸日本橋亭
(12/25)
噺家とクリスマス?
(12/25)

カウンター

アクセス解析

2010
12,24
19:38
晩春 (★★★★★)
CATEGORY[映画]
o0404030410432929898.jpgもうこの映画は、何回観ただろう。多分、小津の映画の中では一番観ている。 
何度も観ているのに、毎回惹き込まれる。 

娘が嫁に行く。たったそれだけのドラマなのに、エピソードは、日常どこにでも転がっていることなのに、何故にこんなにもドラマッチクで感動的なんだろう。 

この映画の原節子の美しさといったらもう世界一。まるで空から舞い降りた天女のよう。 
七里ガ浜での自転車の原節子の美しさと、再婚しようとする父親を睨みつける厳しく冷たい美しさの対比もとてもいい。日本映画史上、絶世の美女No.1だ。これは揺ぎない。 

この映画はまさに、日本人の心の美しさそのものだ。日本的心の美の結晶と言っていい。 

そして、ラストのなんとも言えない場面は、永遠に心の中に焼き付けられる。 

栗5つ。なんでもない日常こそが感動的である。 
神保町シアターにて。
あの頃映画 松竹DVDコレクション 「晩春」 あの頃映画 松竹DVDコレクション 「晩春」

松竹 2013-07-06
売り上げランキング : 31090

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

拍手[1回]


http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/2087/晩春 (★★★★★)
コメント[0]  
2010
12,23
16:32
わが心の歌舞伎座展 @日本橋高島屋
CATEGORY[美術館・博物館]

映画の後、日本橋へ移動して「わが心の歌舞伎座展」へ。入り口で見知らぬお婆さんがにっし君に「チケットをあげますよ」って寄って来てプレゼントしてた。いいなあ可愛いと得だね。

さて、小規模な展覧会だけどなかなか趣向を凝らして面白かった。短いけど花道があり、そこを渡ることができる。横には、歌舞伎座から持って来た椅子が置いてあり、そこに疲れたお婆さんとかが座っていて、花道を歩くとちょっとした役者気分に。(笑)

歌舞伎座にあったさまざま品が展示してあり懐かしかった。

年配のおじさんが『大星由良助と書いて「おおいしくらのすけ」と読むのか?これって漢字が間違っているんじゃないの?』と係員に詰め寄っていたけど、あの歳で『仮名手本忠臣蔵』を知らないのかと、ちょっと驚いた。

混んでいるかなあと思ったけど、意外と空いていてゆっくり観られた。
歌舞伎座の売店で売っていたいろんなグッズも復活販売されてたよ。

ちなみに「わが心の歌舞伎座」というドキュメンタリー映画が来年公開されるんだって。

拍手[0回]


http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/2086/わが心の歌舞伎座展 @日本橋高島屋
コメント[0]  TB[]
2010
12,23
14:28
落語研究会 昭和の名人
CATEGORY[映画]
rakugo_large.jpgにっし君と東劇で上映中の映画へ。と言っても劇映画ではなく、シネマ落語。東劇は、向いにあった松竹のメイン劇場であった松竹セントラルが閉館して以来、ポツンと取り残された感ありで、このところシネマ歌舞伎やMETのオペラ中継などあまり劇映画を上映していない。

そんな中、ネタ切れの苦肉の策でついに落語かと思ったが、これがまた場内ほぼ満席状態で大ヒットみたい。ただ、観客の中心は、60代より上といった感じか。

さて、志ん朝師匠以外は、生で観たことがない方ばかり。テレビやDVDだとどうしても集中できないので、やはりこうした機会はありがたい。

八代目 桂文楽    「明烏」('68)
優しそうで人品良さそうで大人しそうなお爺さん。そんな印象だった先代の文楽師匠だけど、落語に入るや驚くほど芸達者。次から次に見た目のキャラからは想像できない人物が飛び出てくる。人物描写が素晴らしく、人間がいきいきとしていた。

三代目 古今亭志ん朝    「抜け雀」('72)
若いっ。志ん朝師匠は、やはり華がある。いい男はそれだけで得だ。そしてこの人の場合、そこに素晴らしい芸がある。
一切の淀みない語り口は、少々早口に思えるのだけど、それでいて登場人物は、瞬時に現れては消え、現れては消えていく。
風格というか貫禄というか、若くても圧倒的な力が漲っていた。

十代目 金原亭馬生 「親子酒」('78)
なんとなーく漠然と志ん朝師匠がすごいと思っていたけど、今回の4つの作品の中では、この馬生師匠が一番素晴らしかった。こんなすごい師匠がいたなんて、生で拝見できなかったことが悔やまれる。
こんなにも人間の心と感情を表現できる人がいたんだなあ。人間への洞察が鋭いのに、優しい眼差しを感じた。

六代目 三遊亭圓生 「掛取万歳」('73)
人情噺での鳥肌が立つような感情表現が圧巻だが、こうした滑稽ものも器用にこなすんだなあ。
ダレがちになりがちなこの噺を50分、観客をひきつけるのだからすごい。
まさに何でもこなす天才。ここまでできちゃうと自分でやってても気持ちいいだろうなあ。

4人の落語に共通しているところは、無駄なくすぐりが無いことだ。削って削って、あまりにもシンプルだけど、それ故の何度聴いても飽きない、そして揺ぎ無い芸の真髄がある。

拍手[0回]


http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/2085/落語研究会 昭和の名人
コメント[0]  TB[]
2010
12,20
23:12
ソーシャル・ネットワーク (★★★★☆)
CATEGORY[映画]
自尊、虚栄、嫉妬、裏切り・・・、と人間の負の側面がこれでもかとぶつかりあう。期待していたよりオーソドックスな展開だったけど、ぐいぐいと惹き込まれた。時間軸をばらばらにして再構成されている割りには分かりやすい。

事実に基づいているらしいが、かなり脚色されているんだろうな。主要な登場人物が「モーリス」チックだったよ。

実名で、それも現在進行形どころか最盛期の人間のドラマを作れちゃうところはすごいと思った。

5億人のユーザーを獲得したFacebookの創設者のマーク。この映画だけ観ていると本当の友だちっていないのかな。孤独なのかもね。

映画で一番大事なことは、同時代を反映しているということ。その意味で、まさに「今」を投影しているこの映画は、やっぱり観るしかないでしょ。

圧巻は、オープニングのマークとエリカの二人の会話。この会話にこの映画の全てが、マークの孤独と虚栄が表現されている。この辺り、上手いねえ、フィンチャー。

毎回、新しい映像表現を魅せてくれるフィンチャーだが、今回は、本城直季風のミニチュア・フォーカスを利用したボートのレース・シーンに注目だ。

ラスト・シーンも沁みる。良い出来。
栗4つ。

ソニー・ピクチャーズ本社試写室にて。
ソーシャル・ネットワーク 【デラックス・コレクターズ・エディション】(2枚組) [Blu-ray] ソーシャル・ネットワーク 【デラックス・コレクターズ・エディション】(2枚組) [Blu-ray]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2011-05-25
売り上げランキング : 46117

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

拍手[1回]


http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/2084/ソーシャル・ネットワーク (★★★★☆)
コメント[2]  
2010
12,12
23:45
羅生門 (★★★★★)
CATEGORY[映画]
正直、「七人の侍」や「生きる」、「用心棒」など所謂黒澤の名作と言われている作品は、別にぃって感じで、何で黒澤がすごいのか分からなかった。

けれど、この「羅生門」を観て、ははあって平伏したくなるほどの衝撃と感動を覚えた。やっぱり、黒澤ってすげえ。そう思わせてくれたのがこの作品である。

原作は、芥川龍之介の「藪の中」。それでは映画的なタイトルとしてはどうかということなのか、物語の語り部たちが羅生門に集うという形に脚色されている。

途中まで、原作とほぼ同じ展開だか、原作には無いもう一つの視点が脚本に書き加えられている。それが果たして真実なのか、本当のところは原作同様藪の中で映画として、きちんと答えは出していない。どのエピソードにも、これでもかと人間のエゴイズムと虚栄心が投影され、そのために嘘をつく登場人物たち・・・。超一級のサスペンスさながらの緊迫感張り詰める展開だ。

光と影と風を効果的にとらえた演出は、白黒映画なのに、眩いばかりの色彩を観客に連想させる。

カメラワーク、構図、モンタージュ、クローズアップ、音楽、脚本、演出、演技、その全てが完璧。これを完璧と言わず、何を完璧と言おう。

黒澤が生み出した、そして日本映画界が世界に誇れる奇跡の完成度を誇る世紀の一本。
これこそが映画。
どうしようもないエゴと虚栄の中、ラストの人間に対する希望が魂を揺さぶる感動を生む。

栗5つ。黒澤、そして日本映画の最高峰。
京橋・フィルムセンターにて。

羅生門 デジタル完全版 [Blu-ray] 羅生門 デジタル完全版 [Blu-ray]

角川エンタテインメント 2009-02-06
売り上げランキング : 22287

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

拍手[1回]


http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/2083/羅生門 (★★★★★)
コメント[0]  
2010
12,11
21:15
悪い奴ほどよく眠る (★★★★☆)
CATEGORY[映画]
有名な冒頭の30分は、コッポラの「ゴッドファーザー」に影響を与えたと言われている。結婚披露宴の中で、登場人物の相関関係を見せる手法は、あざやかだ。

前半のサスペンスは、良く出来ているものの、後半は、かなりつっこみどころも多く、コミカルでもある。

圧巻は、森雅之。老け役でメイクしているが、知らないと本人だとは気付かないほど。悪の権現の権力者と家庭では優しい父親というのを見事に演じている。

主要登場人物の誰もが自分のことしか考えておらずエゴが剥きだし、人間の嫌な部分をこれでもかと見せ付けられる。主人公が一見正義かと思えば、やっていることはとんでもない。

車のライトをいかした夜のシーンは、緊迫感がある。

この映画の全ては、ラストにある。今も昔も悪徳が栄える世の中なのよ。それって変わってない。まあ、言いたいことの全ては、最後の電話にあるんだろうね。

栗4つ。京橋・フィルムセンターにて。
悪い奴ほどよく眠る [Blu-ray] 悪い奴ほどよく眠る [Blu-ray]
黒澤明

東宝 2009-10-23
売り上げランキング : 33209

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

拍手[0回]


http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/2082/悪い奴ほどよく眠る (★★★★☆)
コメント[0]  
2010
12,09
23:12
上席・夜 @池袋演芸場
CATEGORY[落語]
さん市 「金明竹」
お上手。でも、松っちゃんが与太郎っぽくなく普通の少年だった。

時松 「犬の目」
どことなーく元気なさそうに見えたけど気のせいかなあ?
でも高座は、楽しくとっても面白かった。いろんな噺ができる人だよなあ。
目を抜く仕草が面白い。

金也 「親子酒」
酒でしくじった海老蔵と自身の同じような経験から「親子酒」へ。(笑)

ホンキートンク 漫才
クールな感じとハイテンションのギャップが可笑しい。

玉の輔 「生徒の作文」
まくらが長かったなあ。面白かったけど。本編がちょっと短めだった。

文左衛門 「道灌」
まくら無しで本編へ。この風貌で女形は卑怯、面白すぎる。

夢葉 奇術
いつ見ても髪型が変。おばちゃんの失敗したパーマみたい。

さん生 「締め込み」
冷蔵庫投げるまくら好きなんだなね。なんかいつも聴くなあ。(笑)

金八 「近日息子」
こういうすっとぼけたネタがお得意なのよね。

丈ニ 漫談
漫談だけだったけど、笑った。そして、軽い、軽いねえ。他にない個性って感じで貴重だと思う。

紫文 粋曲
今日のネタは、全部知ってたけど、前の席のおじさんが大笑いするのでつられた。

金時 「文七元結」
「文七元結」を聴かずに年を越しちゃうかなあと思ってたけど、今日聴けて良かったよー。
金時師匠の「文七元結」も何度も聴いているけど、やっぱりすごいのよねえ。
登場人物の人物設定が決め細かい。こんなにたくさんの登場人物をそれぞれの想いをちゃんと描いて表現するのがもうびっくり。ぐいぐいと惹き込まれたねえ。

拍手[0回]


http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/2081/上席・夜 @池袋演芸場
コメント[0]  TB[]
2010
12,05
23:14
隠し砦の三悪人 (★★★★★)
CATEGORY[映画]
洋の東西を問わず、あらゆるアクション映画の最高峰。ハリウッドのどんなアクション映画もこの「隠し砦の三悪人」の足元にも及ばない。ジョージ・ルーカスが「スターウォーズ」を作るにあたり、この映画から影響を受けたのはあまりにも有名な話だ。 

とにかく危機また危機、ハラハラドキドキの展開に息もつけない。特に山名の関所を抜けたあたりからは、これこそジェットコースター・ムービー、怒涛の如く押し寄せる見せ場の数々、二転三転するストーリーは驚きの連続だ。 

前半のお城での氾濫、初期黒澤映画のヒーロー藤田進と黄金期のスター三船敏郎の対決、追っ手の銃弾が飛び交う逃避行、火祭りの踊りと映画的な迫力ある見せ場もたっぷり。その中で、妹を犠牲にした姫の哀しみ、欲深い太平と又七のエゴなど人間ドラマとしても奥深いものになっている。 

かつて、こんなにもすごいアクション映画が日本にあったのだ。何度見てもぶったまげる面白さ。これぞ、黒澤映画の醍醐味。映画とは、脚本が命。その代表のような映画だ。 
まったく持って爽快なアクション巨編。大傑作。栗5つ。 
京橋・フィルムセンターにて。
隠し砦の三悪人 [Blu-ray] 隠し砦の三悪人 [Blu-ray]

東宝 2009-12-18
売り上げランキング : 66945

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

拍手[0回]


http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/2080/隠し砦の三悪人 (★★★★★)
コメント[0]  
2010
12,04
23:55
年忘れ落語鑑賞会(夜の部) @府中の森芸術劇場ふるさとホール
CATEGORY[落語]
以前、博物館には行ったことがあったんだけど、ホールに行くのは初めて。
最寄駅は、京王線の東府中。私鉄は、特急とか準特急とか急行とか快速とかなんか種類がいっぱいあって、どれに乗れば目的の駅に止まるのか分からないから困るのよねえ。

府中芸術劇場の前は、航空自衛隊基地。自衛隊基地の前には、ソープランドがたくさんあったなあ。なんだろう、この町の特性は。(笑)
それにしても府中って、自衛隊あり、競馬場ありで、もしかして市民税とかものすごく安いのかしら?

龍玉 「ぞろぞろ」
弥助時代から何度も観ている「ぞろぞろ」だけど、今日はまた格段に面白かったなあ。真打になり、どことなく余裕が出てきた感じ。堂々としていて良かったなあ。

三之助 「棒鱈」
三之助の「棒鱈」も、もう何度となく聴いているけど、何度観ても引き込まれるねえ。そして可笑しくてたまならい。同じ噺、同じ演者、なのにどうしてこんなにも夢中になれるんだろう?

馬生 「笠碁」
途中、相模屋と近江屋がどっちがどっちか分からなくなったけど、強情な大人の意地の張り合いが可笑しくもあり、可愛くもあり、やっぱり上手いなあ。

小三治 「うどん屋」
今日は、まくらも噺もとっても可愛かった。失礼ながら、本当に子供がはしゃいでいるような可愛さだったなあ。
ドーナツとか全然関係無い話をしていたのに、いつの間にか江戸時代へ・・・。
登場人物のキャラクターがどれも可笑しく、最初の客にいらいらし、期待感たっぷりのうどん屋の可愛さに微笑ましくなり、最後の客の細かい描写とあっけらかんとしたサゲにもう夢中。
何でもなーい話なのに、それぞれの人物の人生やら生活感などがにじみでてきて、ああこの奥深さが落語なんだなあって思った。

拍手[0回]


http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/2079/年忘れ落語鑑賞会(夜の部) @府中の森芸術劇場ふるさとホール
コメント[0]  TB[]
2010
12,04
23:09
姿三四郎 (★★★★★)
CATEGORY[映画]
黒澤明のデビュー作。戦時中の作品だが、戦意高揚映画ではなく、アクション映画としても人間ドラマとしても良く出来た娯楽作で、当時の人は、本当に楽しく観ただろうなあ。

僕自身、黒澤作品で最も多くの回数を観ているのがこの作品だ。確かに、この作品よりも映画的に完成度の高い黒澤作品はある。けれども、何度も観ても引き込まれる不思議なパワーがこの作品にはある。

今回上映されたのは、ロシアで発見された散逸部分の12分を加えた現存する最長版。それでもオリジナルには、7分足りない。

この映画の魅力は、とてもよく練られ完璧なまでに役者と一体となった登場人物たちだ。クレジットこそ大河内伝次郎が先に名前が出るが、主役は、完全に藤田進であり、藤田演ずる姿三四郎の朴訥で力強く、無鉄砲で強情だけど心優しい男性像には、憧れてしまう。
宿敵檜垣源之助を演じる月形龍之介の不気味な存在感もなかなかの迫力。寺の和尚役の高堂国典も本当にいい味出している。

美しい日本の町並みにも心奪われる。三四郎と小夜の出会いの印象的な場面は、横浜の浅間神社で撮影されたが、現在との変わりように驚くほどだ。

姿三四郎という男の成長物語としても見ごたえたっぷりだが、黒澤のデビュー作にして驚愕の演出には度肝が抜かれる。特に、子供たちの三四郎の歌とともに街中を流れていくカメラ、そしてそして圧巻は、ラストの決闘シーン。吹きすさぶ強風、なびく薄、生き物のように形を変え流れ行く雲の空の下、歌いながら敵を待つ姿三四郎の場面は、黒澤は自然までも演出したかのような、まるでタルコフスキーもぶったまげの美しいシーンだ。

音楽の使い方も素晴らしく、ものすごく効果的。とても戦時中の作品とは思えぬ完成度だ。

なにはさておき魅力的な藤田の姿三四郎。こんな男になりたいなあ。

ただ、女の人から観たらどうなんだろうなあ。小夜みたいな待つ身の女、現代の女性にはどのように映るんだろう。

栗5つ。
京橋・フィルムセンターにて。
姿三四郎 [Blu-ray] 姿三四郎 [Blu-ray]

東宝 2009-10-23
売り上げランキング : 180332

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

拍手[0回]


http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/2078/姿三四郎 (★★★★★)
コメント[0]  
<<前のページ | HOME |次のページ>>