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2011 02,26 22:44 |
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コリン・ファースの演技は、良かったね。吃音の悩みと次男なのに王にならなきゃいけない葛藤とが素晴らしくよく滲み出ていた。 ただ、僕は、淫らなアメリカ人女性と結婚するために王位を投げ出した兄の話の方が面白いんじゃねえかと思ったよ。 まともな役のヘレナ・ボナム・カーターを久しぶりに観たよ。 ジェフリー・ラッシュも巧いねえ。 という訳で演技は、楽しめる。 でも、お話はというと、これまたありきたりの展開で、ところどころ微笑ましいエピソードはあるものの、それほどすごいってものは無かったねえ。 クライマックスのドイツへの宣戦布告のスピーチだけど、やはり自国民が聞くのとはそれほど思い入れが違うのか、それほど感動的でもなかった。それに、なんでドイツへ戦線布告しているのに、バックに流れる音楽がベートーヴェンなんだろう?あえて? きわめてオーソドックスな作りで新しさもなく、これといってすごいところもなく、淡々としている。まあ、奇抜な設定ばかりが目立つ昨今の映画の中では、まともに見える大人の映画なのかもしれない。 個人的には、「ソーシャル・ネットワーク」の方が見ごたえあったなあ。二度目も観た時も面白く最後まで釘付けだったし。この「英国王のスピーチ」は、もう別に観たくない。 栗3つ。普通の出来。期待しすぎると拍子抜けかも。 TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7にて。 |
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2011 02,25 22:16 |
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内容は、いかにもアメリカ人が好きそうなお下劣ネタのオンパレード。下品で、いやらしくて、馬鹿馬鹿しくて、とんでもない。とにかく品がない。 超下品だけど、脚本はそれなりに練られており、二転三転するストーリーは、最後まで飽きさせず魅せる。まあ、消えた花婿のオチがいまいちだけど。もっととんでもない結末があるのかと期待しちゃった。 へんてこりんな危ないキャラとしては、マイケル・マクドナルド似のアラン役の太っちょが面白い。この配役は、秀逸。ただ、昔のジョン・ベルーシなんかと比べるとまだまだパワー不足かなあ。 あと、やっぱり、ゴールディー・ホーンの「ファール・プレイ」のような奇想天外で抱腹絶倒のコメディを知っている世代からみると、まだまだ物足りないよなあ。 結局二日酔いの理由がドラッグというオチがちょっと残念。 それでも2時間、楽しく過ごせる。最高の暇つぶし。 アメリカでのヒットを受けて、今年続編が公開される。舞台は、ラスベガスからタイのバンコクになるらしい。あのボクサーもまた出ているらしい。 栗3つ。エンドクレジットのデジカメ写真が一番面白かったりする・・・。 ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン6にて。 |
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2011 02,20 21:39 |
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身勝手で我侭で自分のことしか考えない人間、そんな中で人間の素晴らしさを気付かせてくる魔法のような映画。映画や芸術が素敵な時間と温かい心を与えてくれる、こういう映画があるから、それを求めてたくさん映画を観てしまうんだよなあ。 監督は、「第三の男」のキャロル・リード。こんなロマンティクなラブ・コメディも作れちゃうのねえ。脚本は、「ブラック・コメディ」、「エクウス」、「アマデウス」など歴史に残る傑作戯曲をたくさん世に出したピーター・シェーファー。これで面白くないわけがない。 「屋根の上のヴァイオリン弾き」で有名なトポル、学が無いけど可愛い女を演じさせたら右に出るものがいないミア・ファロー、この二人の演技は最高。 妻が浮気をしているのではないかと探偵を雇う夫、その疑いの心が招くとんでもない出来事・・・。もうこの脚本が秀逸。 孤独の人間の中に人間の素晴らしさを芽生えさせる台詞の無い10日間の追跡劇は、なんともロマンチックでユーモラス。これぞ映画の魔法。食材の名前の通りを導く場面、ホラー映画から「ロミオとジュリエット」へと導く場面、追う側からいつの間にか導く側に入れかわるその演出の手腕には、脱帽だ。 映画って本当に素晴らしい。映画の魔法にかかって幸せな気分になる。多くの人にとって忘れられない映画になっているのが頷ける。 栗5つ。これが映画というものだ。 TOHOシネマズみゆき座にて。
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2011 02,19 23:20 |
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映画の後、有楽町イトシアにある響へ。残念ながらこの店は、ほとんどが喫煙席。禁煙席は、オープン・キッチン前のカウンターだけだった。また、仕切りが無いので禁煙席もあまり意味がない。
響21年。旨いねえ。本当は、30年が飲みたかったけど、一杯4800円じゃ、やっぱり躊躇しちゃうよなあ。 ペリエ インゲンの白和え カウンター席の前は、オープン・キッチン。もう閉店間際だったので、あんまり調理してなかった。 この店のお通しは、いつもグレードが高い。 京野菜のサラダ さつま揚げ 肉じゃが。ここの肉は、塊みたいで好き。じゃがいももすごく美味しい。 響 有楽町店 Dynamic Kitchen & Bar 東京都千代田区有楽町2-7-1 有楽町イトシアプラザ3F 0120-55-7805 |
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2011 02,19 23:09 |
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友人が演出したドラマ。一見、迷子になった中国人のお婆さんの話かと思いきや、現代日本人が抱える孤独や閉塞感が伝わってくる。何故ここにいて、何のために生きているのか、よく分からずに惰性で毎日を過ごしているような、ここからいつか抜け出せるんじゃないかと漠然と希望を持っているけど、一方でそんなのは無理と打ち消している自分がいるもどかしさが切なく思えた。
中国のお婆さんをきっかけに、それまで交わらなかった人たちが交差する一晩の物語は、現代人の寂しさがよく出ていた。 されど、実際は、お婆さんが困っていても助けないのが現代人のような気がする。 あと、貧困層よりの話なので、現代日本ではちょっと感情移入がしにくいかな。 心が通っているようでどこかぎこちない。そんな現代の若者たちが切ない。 レッツゴー三匹のジュンちゃんが驚きだった。 |
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2011 02,19 22:23 |
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並行して進む3つのストーリーは、ありきたりで、予想通りに展開していき拍子抜け。ロンドンの子供のとのやりとりは、まさに「シックス・センス」の二番煎じで苦笑。 唯一、セシル・ド・フランスは、いい感じだったけど、それ以外の俳優陣は退屈だったなあ。 どうでもいいエピソードばかりで、話は冗長。あまりに中身が無い展開には辟易してしまう。 エンターテイメントとしても失敗、人間ドラマとしても見所無く、残念な映画。 栗2つ。観なくていいと思う。 丸の内ピカデリー1にて。 |
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2011 02,16 23:50 |
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今回から「in 東京」が付いた。本家は、無い方がいいと思うけどね。三之助をみたかい?が日本各地に広がっていることはいいことだと思うね。本家の東京だけは、ネタ卸しががある。
三之助 「二番煎じ」 三之助 「唐茄子屋政談」 今回は、二席だったけど、長講二席なので満足。ネタ卸しの「二番煎じ」の前のまくらは、ちょっとシンプルだったけど、二席目のまくらは飛ばしまくりで大笑い。 「二番煎じ」いい感じだったけど、節分過ぎてこの噺をネタおろすなんて、今期あと何回できるのよ?(笑) 「唐茄子屋政談」は、前回の「馬吉と三之助」の時の方がいい出来だったね。でも、これは、今後三之助ネタとして、良いレパートリーになる予感がするよ。 終演後、打上げ。なんと、21時30分に終わったので、ゆっくり飲めちゃった。 |
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2011 02,14 22:56 |
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大学時代の友人が演出しているドラマが放映されます。「迷子」というタイトルです。前回もこの脚本+演出で「お買い物」というドラマがありまして、知人に紹介したところとても好評でした。その同じ作家、前田司郎さんの作品です。
演出している友人は、当ブログにも「のんだくれ」さんとして、よく映画の記事にコメントしてくれる人です。しばらく会ってないけど、学生時代からパワフルで可笑しくてアクティブでしたね。あ、「のんだくれ」というハンドルネームですが、女性ですよ。で、当時のミス慶應でした。ハンドルネームの「のんだくれ」そのままに、輝かしい伝説もたくさん持ってます。(笑) ドラマとか映画とか、なるべく事前の予備知識が無い方がいいたちなので、中身についてはよく知りません。でも、このおばあさん、不安げで、そして何かを秘めたその表情は、どこかひきこまれます。 という訳で、普段はあまりテレビを観ませんが、これは楽しみです。 良かったら、観てくださいね。 ドラマスペシャル 迷子 2011年2月19日(土) NHK総合 21:00-22:13 |
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2011 02,11 13:14 |
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にっし君から電話。「ソーシャル・ネットワーク観にいきましょうよー」と言うので、すでに観ているけど、試写室だったし、面白かったから映画館でも観てもいいなあと思っていたので、行くことにする。
窓を開けると外は、雪が舞っていた。それほどひどい降りではなかったので、出かける。公開からだいぶ日が経っていたのでシネコンではすでに小さいスクリーンに移っており、久しぶりに松竹のメイン館である丸の内ピカデリーへ。電車がちょうどいいタイミングでやってきて、家から映画館まで16分という最短記録で到着。 丸の内ピカデリー1(2も・・・)は、スクリーンが大きくて、2階席は観やすくて好きだ。 2回目の「ソーシャル・ネットワーク」。2度目でも面白かったねえ。全然飽きなかった。 やはり、オープニングの二人の会話のシーンは、秀逸。畳み掛ける台詞の応酬がかみあわず、それでいていやそれこそが登場人物の性格を浮き彫りにさせることに成功している。この映画、このファースト・シーンが全てだと言っていいほどだ。 前回は、全く気がつかなかったけど、アイデアを盗用されたと訴える双子、一人で演じてたんだよねえ。そう知って観ると、確かに「あ、ここ合成っぽい」ってところがあるんだけど、びっくりするくらい演じ分けられていて面白かったな。 BARの外の寒い環境での会話の場面やボートレースのシーンなど映像表現も面白い。オープニングの会話の後、広いハーバード大学構内を走り抜けて寮に戻っていくカメラワークもいいよなあ。 演技もいいから、見入っちゃうね。 という訳で、二度目もものすごく楽しめた。 丸の内ピカデリー1にて。栗4つ。
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2011 02,05 13:24 |
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以前、銀座の東芝ビルにあったクルーズ・クルーズがビルの建て替えのため新宿に移転してきていた。でも、また銀座コアの上の方に返り咲くみたいよ。
お昼は、野菜を中心にしたプリフィックス・メニュー(2,500円)のみ。数百円プラスするとメインの料理とデザートがそれぞれグレードアップできる。健康志向なのか全席禁煙は、嬉しい。 前菜は、ブッフェで食べ放題。 バーニャ・カウダ。最近、よく耳にする料理名だな。Wikipdiaによるとイタリア・ピエモンテ州を代表する冬の野菜料理であり、ピエモンテ語で「バーニャ」は「ソース」、「カウダ」は「熱い」を意味するんだと。 パンは、焼きたてのが頻繁に運ばれてくるが、それほどグレードが高くない。でも、右のコロンとしたパンは、トマトパンで、中は真っ赤で面白い味だった。 ピンクの色水は、大根とリンゴにジュース、黄色いのはマンゴと生姜のジュース。どちらも野菜が入っていない方が美味しいと思う。 食べ放題の前菜は、野菜と魚介類が中心で、これはとっても良いと思った。 メインは、500円プラスして、「特選牛カイノミのステーキ さっぱりとしたレフォールソースで」にした。全体的に量は上品だが、美味しい。 デザートも300円プラスして、「福岡県産あまおうとサクサクパイのミルフィーユ」に。丸ごとあまおうのホワイトチョコレート・コーティングから、あまおうのソルベ、ミルフィーユとあまおうづくし。これは大満足。 店内は、こんな感じ。 クルーズ・クルーズ新宿 東京都新宿区新宿3-5-4 レインボービレッジ8・9F TEL:03-5485-3900 |
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