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2011 05,29 23:07 |
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とにかく脚本が良くできている。いいストーリー、俳優、台詞、音楽があれば、CGとか特殊効果なんか全く無くてもすごい映画が作れるのだという見本だ。 戦時中に作られ、反ドイツ的感情がむき出しなのはわかるけど、てめえも植民地化しちゃっているモロッコで、フランス国家を店の客で合唱して涙ってのはどうかと思うよ。 まあ、戦時中のそうした思いはさておき、名台詞の宝庫であるこの映画、主題歌「As time goes by」の効果的な使い方もぐっときちゃう。 イングリッド・バーグマン扮する女が、本当はどっちの男を愛しているのか分からないのがいい。ラブ・ロマンスとしても戦時下のサスペンスとしても良くできている。本当に脚本の勝利だ。 唯一、気に入らないのはラスト。あんなかっこいい台詞を吐いたんだから、飛び立った飛行機の後、ハンフリー・ボガード演じるリックがどうなったのか分からない結末の方が、心にジーンときて良い余韻に浸れたのになあ。リックを取り囲む警官隊の姿が飛行機の窓から見えるとかねえ。あのほのぼのラストシーンだけがこの映画のいただけないとこなのよ。 TOHOシネマズみゆき座にて。栗4つ。 ラストは嫌いだけど、すごい映画だ。 |
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2011 05,26 23:53 |
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会場には、絶対いると思ったチナマルさん、そしてコハルさんの姿も。落語もおしゃべりも歌も楽しい会だなあ。産経新聞社関連の落語会チケットを買うといつも最前列になる。(笑)僕、優良顧客なのかしら?この間のWomans落語会もそうだったし。
小せん 「動物園」 ほんわか軽~く。ライオン・ショーを紹介する司会の話しっぷりが独特。まるで台詞が音楽みたい。軽妙で洒脱な感じがたまらない。 扇辰 「茄子娘」 これは笑った。そして情景がすごくよく見えてくる。女や娘が本当にすうっと現れるかのよう。お寺や畑のイメージがものすごく鮮やかに浮かび上がった。上手いねえ。 文左衛門 「笠碁」 頑固爺二人のバトルが最高に面白い。頑固だけど可愛気があり、人間味溢れる表情と描写が見事だ。喧嘩の場面も後半の攻防やかけひきも絶妙。場内大爆笑だった。 扇辰師匠は、シニカルなおしゃべりが最高。文左衛門師匠をいじる、いじる、いびる?そして肌が白い。 文左衛門師匠は、他の二人に比べると楽器の演奏に必死感が・・・。(笑)そのひたむきさが見ていて面白いけどね。 三人それぞれがリードボーカルを取る歌の選曲が、そのキャラクターと趣向がよく分かってこれまた興味深い。 そろそろオリジナルが聴きたいな。曲作りはしないのかなあ? それにしても扇辰師匠の肌がやたら白い。 次回もあるならまた行きたいな。楽しいライブだった! |
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2011 05,21 17:11 |
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監督は、ダーレン・アロノフスキー。おお、「レスラー」良かったねえ。そして、「レクイエム・フォー・ドリーム」も・・・。まあ、「レクイエム・フォー・ドリーム」に比べるとおぞましさと悲惨さはかわいいものだが、それでも時折ホラーちっくな展開が体にこたえる。 バレエ団のプリマドンナにかかるプレッシャー、それが並大抵のものでないこと、その座を狙うライバルの存在、神経質で娘をいつまでも子供のように溺愛する母親、自分がトップの座から引きずり落としたかつてのプリマドンナと、取り巻く人間模様と環境は正直言って怖い。 夢と現実の区別が曖昧になり、虚栄、自尊、嫉妬、恐怖など自己に内在する様々感情を表現するナタリーの演技は賞賛に値する。 惜しいのは、カメラワーク。手持ちカメラは、ドキュメンタリー調でなかなか良いが、肝心のバレエのシーンがちょっと陳腐に見える。ただ、ラストの黒鳥の舞は、なかなか良かった。 なんとも寂しく惨めな役で、久しぶりウィノナ・ライダーも・・・。 展開は、予想どうりだけれども、なかなかに魅せる秀作。栗4つ。 かなりえぐいシーンが多々あり、観る側の体には結構こたえる。 TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン5にて。
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2011 05,18 23:59 |
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いやあすっかり雨が降らなくなったねえ。名実ともにそろそろ雨男返上か? そして超満員。ホールの椅子を全部使ってたね。 三之助 「禁酒番屋」
長ーい、長ーいまくら。まあ、これがこの会の名物の一つだからね。楽しみにしている人も多いんだろうね。内緒話もたくさん。(笑)当日あの会場にいた人だけへのプレゼントだね。ろべえさんとの野球観戦(?)の話も場内大爆笑。 そしてネタ卸し。酔っ払っていく番人、してやられる酒屋の店員の対比が鮮やか。どのキャラクターも愛らしく憎めなく可愛い。人間の愚かさと可愛らしさの両方が出ていたねえ。 三之助 「大山詣り」 二席ネタ卸しかと思ったら、これ以前にやっているそう。どちらかというとほのぼの温和な風貌な三之助師匠だが、荒っぽい熊さんみたいなキャラもす ごみがあってとてもいい。それでていてどこかすっとぼけた可笑しさもある。到底1人の人間が演じているとは思えないいろんな個性が次々に出てくるあたりが 落語の面白さであり、三之助師匠の楽しさだなあ。 二席なので前回同様意外と(?)早めに終演したけど、満席の椅子の片付けで結局いつもと同じような時間に。 ロビーに残っていたファンの皆さんと一緒に楽しい打ち上げへ。 次回は、7月20日。「スナック ナウ」キャンペーンは終了し、今度は、「しお」キャンペーンだよ。 http:// |
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2011 05,13 23:06 |
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日本橋公会堂は、会社から歩いて数分なので遅刻せずに行ける。建て直してから日本橋劇場と呼ばせようとしているけど、どうもしっくりこないねえ。ここは、やっぱり日本橋公会堂。
辰じん 「鮑のし」 早く二つ目にならないかなあ。今後もっとも楽しみな前座。 夢吉 「ぞろぞろ」 いつも聴いているものとだいぶ雰囲気が違うな。協会と芸協で伝わっているものが微妙に違うのかな。婆さんが駄洒落好きというのは、誰の型なんだろう。オリジナルなのかな。 市楽 「看板のピン」 上手なんだけど、舌足らずでやはり聴きづらい。これは改善する方法があるのかなあ? 鯉橋 「妾馬」 あまりしんみりせず、終始明るいトーンだったな。 所謂噺家さんらしい口調と発声だ。 志ん吉 「紙入れ」 上手になったなあ。そしてまた堂々としているし、見栄えのいい高座だ。 しかし、髪伸びたなあ。噺家さんは、髪が短い方が好きなんだけど。 身勝手な女房がとてもいい感じ。 こみち 「片棒」 楽しい高座だったなあ。本人も楽しくてのっている感じが高座から伝わってきた。 息子三人の個性もよく演じ分けられていて、どのキャラクターもすごく楽しいものになっていた。山車の人形も場内大爆笑。さすが踊りをやっているだけあって、本当に人形みたいな表現だったなあ。 |
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2011 05,07 23:50 |
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ベルリンって設定が良い感じではあるけど、もう東ベルリンにあった怪しげで冷たくちょっと怖い雰囲気は微塵もないので、いまいちサスペンスも盛り上がらない。 それでも前半は、謎、謎、謎がいい感じに漂っていて、旧東ドイツの秘密警察あたりがからんでくるのは、もしかして面白くなるかもと思わせた。なんせ、その秘密警察役がブルーノ・ガンツだからね。でも、期待するほどの展開は、なかったよ。 そして、クライマックスは、もうハリウッド映画バンザーイの、ド派手なアクションシーンと爆発シーンが盛りだくさんさ。 そして、誰もがそうじゃないかと途中で気付き始まるラストへ向かって一直線。あんた何様?的なハッピーエンドで拍子抜けさ。 栗2つ。ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン1にて。 |
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2011 05,04 23:27 |
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東京国立博物館で開催されている写楽展に行ってきた。ゴールデンウィーク中の祝日だというのに、若冲や北斎の特別展に比べれば混雑はかわいいもの。というか空いてる?って感じだった。人気の絵には多少人が群がっているものの、二重三重に絵を囲んでいるということはなく、普通に鑑賞できた。待ち行列ができるものもあったけど、比較的じっくり観られる絵も多数。
今回の展示は、東京国立博物館の平常展示でたまに陳列される所蔵の作品と世界中から集めた作品と並べて観ることができる。同じものでも保存状態や刷った時期などによって微妙に変わっているところが面白い。 同じ役者を写楽以外の当時の絵師が描いたものと並べて展示してあり、なるほど同じ役者は顔や雰囲気がそっくりだ。浮世絵の顔って皆同じと思いがちだけど、よく見ると個性が出ているなあ。 同じ写楽作品を国内にあるものと海外所蔵のものとを並べて展示されていた。同じ絵が何度も何度も展示方法を変えて登場するので、これまた面白い。 今回の収穫は、写楽が描いた役者絵の全身もの。上半身で顔のアップのものばかりが有名だけど、全身や背景が入ったものもたくさん描かれていることも知った。これがまた結構の数が展示されており、見たこともない写楽の絵がたくさんあった。 彗星のごとく登場して忽然と消えた写楽。活動時期は、およそ十ヶ月、謎が多いのも魅力の一つなんだろう。 写楽以後の絵師が写楽の手法を真似した描いた下手くそな絵も展示してあって笑っちゃった。 相撲を描いた絵もあって、その中心がマスコット風な太った子供だったりするのが写楽らしいなあ。 特別展「写楽」 @東京国立博物館 |
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2011 05,01 23:12 |
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フィギュアスケートを観ににっし君家に行く。すごい大きな液晶テレビがあるし、おまけにホームシアター付き。大迫力でスケートが観られちゃう。
その前に新宿の伊勢丹へ。にっし君が椅子を買うというのだ。椅子に張る革を選び、土台の木材を選び、色を選び、ノルウェーで制作するんだって。おまけに船便だから、注文した椅子が届くまでに数ヶ月かかるんだと。1脚35万円だよ。すげえ。ホームシアターがまた豪華になるんだね。 なんだか知らないけど「償って」って言うから、銀座のマルキーズでケーキを買って行く。 指定のケーキを購入。 マリアージュ フレールのさくらのお茶を入れてもらう。これが、なんとも良い香り。 お茶とケーキを愛でながら、ホームシアターで「フィギュアスケート世界選手権エキシビジョン」を観る。 安藤美姫の演技は、どれも素晴らしかったねえ。エキシビションも優雅で、またレクイエムは本当に美しかった。 大好きなシズニーがアップテンポだったけど、やはり優雅な曲で黒じゃない衣装で美しく舞う姿が観たかったかなあ。シズニーは、もう何から何まで美しい。生で観たいよー。 驚いたのは、ペアで金メダルのアメリカのコンビのフリーのダンスだなあ。観ながら思わず「すげえ、すげえ」って声を上げてしまったよ。エキシビションの演技も面白かったなあ。 あと、スーパーマリオを演じてたやつもエキシビションらしくて面白かったなあ。 しかし、最近のエキシビションは、昔ほどはじけてないよなあ。もっと奇抜なものもみたいなあ。フィリップ・キャンデロロみたいな人、出てこないかなあ。 |
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2011 04,30 23:44 |
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mixi&facebookの三之助コミュのオフ会。昼の部は14時から、夜の部は19時からと久しぶりにたくさんの仲間が集まって盛り上がった。
昼の部は、14時からで、特に事前の参加表明は無し。Twitter、mixi、facebookに1時間毎に出されるヒントを元に集合するというもの。ヒントは、下記の4つ。 1.「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢わんとぞ思う」。ここでお待ちしています。 2.「帰れませんよ。これ縞物の着物ですよ。今日帰って来る時にはこの縞目が判るようにって・・・」。ここでお待ちしています。 3.「花見だ、花見だ。夜逃げだ、夜逃げだ。」 ここでお待ちしています。 4.集合場所は、広重の浮世絵にも描かれています。 http://bit.ly/kbeYlU ここでお待ちしています。 落語ファンならすぐにピンと来ると思ったけど、急に言われて来る人いないよなあと思ったら、たまたま近くにいた、浅草にいた、夜の部参加で昼から参加したかったと計5人が集合。 正解の場所は、上野の清水観音堂。 三之助師匠を入れて6人で上野を散策に・・・。 不忍池に浮かぶ弁天島には、ふぐ塚、鶏塚、包丁塚など料理に関する供養塚がたくさん。 中には、訳の分からないものも。 不忍池のほとり出ている屋台でおでんを食べた。 その後、アメ横をひやかし、レトロな喫茶店で夜の部までまったり。 そして夜の部は、昼の部に飛び入り参加した2名も加わって14名で、三之助師匠のバースデー・イブを祝ったよ。 続いて、一人も脱落することなく2次会へ。大いに盛り上がって夜は更けた。 ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。今回も静岡、長野、大阪からも参加があり! 次回は、また日本中、いや世界中からのご参加もお待ちしておりまーす。 |
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2011 04,29 18:11 |
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