2012 10,13 15:26 |
|
2012 10,13 14:14 |
|
着物で訪れたくなる町だね。ただ、風情ある町並みのすぐ隣には、現代風の飲み屋が立ち並び意外と雑多なエリアでもある。 小川に架かる橋を渡ってお店や自分の家に行く、お城みたいで面白い。お堀がある家みたいで、ちょっと豪華? この辺りのお茶屋に入って、川沿いの部屋でお酒を飲みながら、着物で川のせせらぎを聴いていたい。 新橋。夜も風情があるんだろうな。夜に来てみたい。 花見小路。四条通りを挟んで北は今風な飲屋街、南のこちら側は風情あるお店が立ち並ぶ。電線が地下化され、石畳も整備されているので一層趣がある。 弥栄会館。京舞、華道、茶道、琴、雅楽、狂言、文楽と7つの伝統芸能が一時間で体験できるという便利というか無茶苦茶というか、修学旅行生や外国人観光客向けな施設?(笑) |
|
2012 10,05 22:25 |
|
会社を休んだのだけど、重たい映画を2本立てで観た後で疲労困憊。でもがんばって新宿の末広亭に出かけたよ。昼席最後のあたりから入場。入れ替わりで最前列を確保。
志ん丸師匠って誰かに似ているなあとずっと思っていたけど、今日分かった。清水アキラが谷村新司の物まねする時にセロテープを鼻に貼った時の顔だ。 仙三郎社中は、仙三郎さんしか出て来なかったよ。寄席で一人というのは初めてかも。 口上 司会は、木久扇師匠。それだけで危うい雰囲気がぷんぷん。志ん陽師匠を紹介する際の学生時代にやっていたスポーツは聞く度に違う。(笑) 順番を間違え馬風師匠を飛ばして、いきなり志ん橋師匠を紹介。その前に志ん陽師匠の師匠菊龍と紹介。とまどう志ん橋師匠にお構いなく、馬風師匠の口上も途中でぶったぎり、なんだかめちゃくちゃだった。まあ観ている観客は笑っていたけど、正直あきれた。演出なのか?本当にグダグダなのか? 文菊 「紙入れ」 クールな老人風情がそこはことなく可笑しい。 こういういやらしい女将さんは、彼の真骨頂だ。 志ん陽 「蜘蛛駕篭」 もはや披露目のプレッシャーは完全にはね除け、トリの高座を楽しんでいる感じだ。次々に飛び出す一癖も二癖もあるキャラクターたちはどれも愛らしく楽しい。ずっと観ていていたくなるほど楽しい高座だった。志ん陽ワールドに観客は惹き込まれたことだろう。 |
|
2012 10,05 14:18 |
|||
キャット・スティーヴンスの歌が全編に散りばめられているが、これも70年代ぽいなあ。「If you want to sing out, sing out」の詞がいいんだよねえ。 狂言自殺を続けて母親を困らせつづける19歳の少年ともうすぐ80歳になる人生を謳歌している老婆とのラブ・ロマンス。友情というならまだ分かるけど、愛情に変わって行く後半は、やっぱりちょっとついて行けないなあ。 天真爛漫、自由奔放でやりたい放題で楽しそうな老婆の過去が明かされる夕暮れの場面の美しさが胸に突き刺さる。ここで終わっていたら栗5つだったんだけどなあ。 残酷一辺倒で終わるかなと思ったら、ラストにはちょっぴり生きる希望が・・・。 ぶっとんだすごい映画だけど、生きることの意味を考えさせられる。70年代のアメリカ映画って本当にすごかったなあ。 栗4つ。新文芸坐にて。
|
|||
2012 10,05 13:19 |
|||
主演はリチャード・ギアだが、存在感・演技で圧巻なのがサム・シェパードだ。静かで理知的だが徐々に抱く疑念がクライマックスの火災のシーンで一気に爆発して燃え上がる。 不況と貧困が招く悲劇ではあるが、愛の形としてはものすごく歪んでいる。 日没から完全に夜になるまでの20分間で撮影された美しい大自然、風になびく麦畑、農場にぽつんと建つ農場主の家、映像と音楽が完全なる調和を奏でるまさにシンフォニーだ。 栗5つ。新文芸坐にて。
|
|||
2012 09,30 18:37 |
|||
子供の頃は、分からなかったけど、そうそうたるメンバーが作品にかかわっている。製作は、ウォルター・ヒル、当初自分で監督するつもりだったそうだけど、新人のリドリー・スコットにやらせることに。そしてこれが、彼の代表作となる。脚本は、ダン・オバノン、その後も「バタリアン」とか「ブルーサンダー」とかアイデアがいい作品を書いているけど、これがやっぱり傑作だよね。そもそも脚本では、リプリーは男性をイメージしていたとか。 音楽は、ジェリー・ゴールドスミス。この人は天才だよなあ。すごく心に残る美しいメロディーというよりは、チャールトン・ヘストンの「猿の惑星」とか、不思議な旋律で異空間を作り出すのがすごい。演出もあるけど、彼の音楽が一層映画を怖くしている。 そして、なんと言ってもエイリアンをデザインしたH.R.ギーガー。映画史上最も恐ろしく、そして最もクールなクリーチャーを創造した。 シガーニー・ウィーバーがこの映画でスターの仲間入りをしたけど、すごいのはイアン・ホルムだね。「炎のランナー」より、断然こっちの演技がすごいわ。なんかずっと優しげなおじさんのイメージがあったけど、この作品ではクールでちょっとかっこいい。そして実は恐ろしい。 とまあ、当時無名な人もいたけど、それぞれにその頃の最高の才能が集まって、ものすごい映画ができたよな。宇宙空間の宇宙船という閉塞感がいいんだろうな。エイリアンが飛び出す食事のシーン、蒸気と光と闇が交錯する中に現れるメタリックなエイリアン。何度観ても惹き込まれるし、何度観ても怖い、怖い、怖い。すごい映画を作ったものだ。 その後、何作か続編が作られたけど、どれもこの第一作を越えられないね。栗5つ。 もう何度でも映画館で観たいよー。 午前10時の映画祭、TOHOシネマズみゆき座にて。
|
|||
2012 09,25 23:49 |
|
ぷーぞさんとおかちゃんと一緒に今日も最前列。
こみち 「兵庫船」 講釈部分のアドリブが楽しい。 三之助 「悦っちゃん」 これ、まくらだったんだけど、一つの作品にしていいくらい可笑しい。羽田から名古屋に行く途中に立ち寄った(笑)沖縄での出来事なんだけど、以前の佐世保の「『スナックなう』潜入記」に匹敵するミステリアスでミラクルな爆笑巨編だ。三之助師匠が言っていたように、悦っちゃんの人物像が伝えきれないとのことだが、この話を聞いて、この写真を見るとものすごーく頷ける。笑いがどんどんこみあげてきてニヤニヤしちゃう。これ、今日来た人しか分からないねえ。 結局まくらでは名古屋空港まで辿り着けず、那覇の夜のエピソードで終わっちゃったのねえ。(笑) 三之助 「かぼちゃ屋」 長いまくら「悦っちゃん」の後、過ぎ行く夏を惜しむように「かぼちゃ屋」。三之助師匠の与太郎は、可愛さNo.1。 こみち 「姫の鴨」 玉川スミ師匠が亡くなったまくらから、スミ師匠に言われた場内大爆笑の言葉、普通に言われたらへこむ内容だけど、おスミさんに言われると憎めないよねえ。僕が最後に拝見したのは6年前の浅草演芸ホールだったなあ。 「姫の鴨」は、白鳥師匠の新作落語。「目黒のさんま」のパロディーだ。こみちさん、白鳥師匠のWOMAN's落語会に出ているから、いくつかヘンテコリンな新作落語を持っているよねえ。その落語会で「長屋の花見」の老人バージョンを観たけど、その時と同様、婆様と醜女の表情が秀逸だねえ。 三之助 「転宅」 間抜けな泥棒がいいねえ。表情が素敵。目がきょろきょろ自由自在に動く、なんだかからくり人形みたい。気の強いお妾さんもいい味だよねえ。落語の風情がある高座だよな。 帰りがけに三之助師匠がヘアピンをくれた。なんでヘアピン?かと思ったけど、違う、これ、衿止だね。ありがとうございます。 |
|
2012 09,23 23:48 |
|
朝起きたら雨。結構強く降ってたねえ。普段なら家から出るのが嫌になっちゃう。そんな中、上野の鈴本演芸場へ出かけた。正直、日時指定券じゃなかったら挫折してたかも。(笑)
今日も早めに行ったら、雨だから鈴本のロビーの中で待たせていただけた。 並んでいたら、番頭の志ん八さん、そして志ん陽師匠が今日もスーツで現れたよ。 今日は、木久扇師匠のものまねが面白かったねえ。談志、田中角栄が似てたなあ。しかし、声は変わらないけどやっぱり見た目は年取ったよなあ。圓歌師匠は、全然変わらないのになあ。 本日の口上は、司会の市馬師匠はじめ初日と同じ師匠方。でも木久扇師匠の志ん陽師匠の紹介コメントは、初日と違っていたぞ。初日よりは間違いが修正されていた。(笑) それにしても文菊師匠は、寸分たりとも動かないし、汗一つかいていない。舞台で微動だにしない歌舞伎役者みたい。 文菊師匠のネタは、「欠伸指南」。夏の欠伸にも歌舞伎のテイストが。煙草の場面が無かったりと、普段聴いているのとは違うバージョンだったけど、師匠が美人の独身女性だと思い込んでいるところに重きが置かれていたね。クールな表情と低いトーンの声が不思議なミスマッチで、そこがまた魅力だ。 志ん陽師匠は、十八番の一つ「お見立て」。杢兵衛と喜助は、どちらも絶品のキャラクター設定で、表情や身振り手振りの表現も秀逸。大げさすぎず可笑しい。愛すべき人物で、また会いたいなと思う。 美しい姿を想像できないが、喜瀬川花魁もいい味出しているな。 トリ2回目にしてすでに高座を楽しんでいるように見えた。まだまだ寄席のトリで聴きたいネタがたくさんあるな。楽しみだ。 今日は、正楽師匠の紙切り絵をゲット!志ん陽師匠の相合い傘だよ。 |
|
2012 09,21 22:36 |
|
いよいよ始まった。落語協会真打昇進披露興行が上野の鈴本演芸場を皮切りに50日間の大興行が始まるのだ。今回昇進した朝太改め志ん陽、菊六改め文菊の両師匠は、交代でトリを務め50日間出演する。 やっぱり真打昇進披露興行は、独特の雰囲気があっていい。高座の後には幕、左右にはお祝いの飾り。登場する師匠方も新しいライバルの誕生を喜んでいた。最前列かぶりつきで拝見したけれど、圓歌師匠は本当に若いなあ。80歳とは思えぬ肌の艶だ。何か特別ことをやっているに違いないぞ。アンチエイジングの化粧品メーカーは、圓歌師匠の秘密を探ってほしい。 口上は、会長の小三治師匠がいなくて残念。代行の木久扇師匠は、ちょっとグダグダだったねえ。圓歌師匠に「ちゃんとやれ」と突っ込まれていた。(笑)まあ歌舞伎のように真面目一辺倒じゃなく、笑いも交えた口上が落語界ならではだね。 文菊師匠は「七段目」。飄々としていて面白いなあ。クールで理知的、それでいて本当に可笑しい。歌舞伎ネタはまさに真骨頂。 志ん陽師匠は、大初日トリで登場。拍手喝采、やっぱり寄席のトリはいいよなあ。志ん陽師匠も嬉しそうだった。ネタは、「らくだ」。志ん陽師匠の落語との出会いは、志ん生師匠のカセットテープ。その中に入っていたのが「らくだ」だ。新しいスタートを自身の落語の原点となったネタで切った。気の弱い屑屋さんが、酒で変わっていき立場逆転する様に場内大爆笑。大きなプレッシャーもあったと思うが無事に大役を成し遂げたね。 終演後の志ん陽師匠。大役を終え、ひとまずにっこり。スーツ姿も珍しいね。 怒濤の50日間。ぜひ下記リンクよりスケジュールをチェックして、志ん陽の晴れ舞台をご覧あれ。 落語協会 真打昇進披露興行チラシ 古今亭志ん陽 応援facebook |
|
2012 09,21 13:40 |
|||
ずっと行きたいと思っていた美術展に行ってきた。夏休み中は、大混雑で入場券を買うまでに長蛇の列ということだったので、9月になり落ちついたかなということで平日に出かけてきた。それでも最初の展示室は、混んでたな。あと、平日は修学旅行生が結構いるね。
CGは好きではないのだが、昔の特撮は大好きで、グラフィックソフトなどに頼らない手描きのデザインの美しさに惚れ惚れする。子供の頃に夢中になって未来世界を想像させてくれた小松崎茂のイラストは、いつみてもワクワクするぜ。そして、ウルトラマンをデザインした成田亨。六本木ヒルズの展覧会でも感激したが、彼のデザインは本当に素晴らしい。単に子供向けの特撮テレビドラマという枠を超え、美術品だと思った。この頃のヒーロー特撮ものは、飛行機や車のデザインもかっこよかったなあ。
いろんなヒーローの生首(笑)も展示されていたが、個人的に涙ちょちょぎれたのが、「トリプルファイター」、懐かしかった。
様々な展示を見ながら進んで行くと、次は映像のコーナー。この展覧会のために制作された「巨神兵東京に現わる」で最新技術を駆使した映像を体験する。
続く展示は、特撮美術倉庫。映画スタジオの美術倉庫が再現され、戦後昭和の特撮映画で活躍した様々な小道具、大道具が陳列されている。
そして最後に用意されているのは、映像コーナーで観た映画の撮影に使われたミニュチュアセット。このコーナーだけ撮影可で、かつセットの中に入っていくことができる。
細部に渡って綿密に作られたミニュチュアセットは、ビルの看板の文字まで再現されていた。電話番号まで入っていた。(笑)これには、大人も子供も夢中になって写真撮影。
展示、映像、美術倉庫、ミニュチュアセットと順々にいろんな工夫がされた展示室をめぐるのは、まさにテーマパークのようだ。そして、テーマパークのお約束、出口の所にはお土産ショップが。プラモデル、キャラクター・グッズ、書籍、玩具など本当にたくさん売っていた。
買わなかったけど、気になったのが、「ウルトラセブン」の有名な場面を模したフォトフレーム。ちょっとそそられねえ。アマゾンでも売っているみたいなので、やっぱり買っちゃおうかなあ。(笑)
|
|||