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2011 07,31 22:55 |
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友だちのノートを間違って持って帰ってきた主人公の少年が、それを返しに隣村のどこに住んでいるか分からない友だちの家を探して返そうとする物語。ただ、それだけ。ただ、それだけなのに、スクリーンに釘付けになる。永遠にこの物語が終わらなければいいのにとさえ思う。 すべてが素人の子供たち。どうしてこんなにも芸達者なのか、驚くべき表情と表現力に脱帽。 主人公の少年が村を彷徨う中、出くわすのは身勝手な大人たち。その台詞の節々に、固陋で相手を理解しようとしない、各々の自己中心的な姿を子供の視線からあぶり出す。 夜の村の暗い通りに浮かぶ窓や扉の意匠が印象的だ。 人間への鋭い洞察、自然への畏敬の念、少年の純粋な気持ちが胸を打つ。心が豊かになり優しい気持ちになれるラストシーンが秀逸。 栗4つ。キアロスタミ監督は、すごい! TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン2にて。
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2011 07,29 22:31 |
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アポロ計画とか、スペースシャトルの事故とか、その裏でトランスフォーマーがかかわっていたのよん的な脚本なんだけど、なんともお粗末。もうちょっとアイデアなかったんだろうか。 フランシス・マクドーマンド、パトリック・デンプシー、ジョン・タトゥーロにジョ・マルコヴィッチと脇役がやたらと豪華。だから、もしかしたらって期待しちゃった。でもやっぱり退屈だったねえ。 「ハングオーバー」のケン・チョンが同じような役で出ていたなあ。この人、こういうクレージーキャラやらせたら今一番面白いね。 とにかく退屈。栗1つ。 ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン10にて。 |
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2011 07,24 23:33 |
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長いシリーズがついに完結。主要キャストをほぼ同じ俳優が演じた点は、すごいね。一応、「あら、そうだったのお」的な謎が明かされ、最終作に相応しいクライマックスも用意されている。 ただ、個人的には、最初の二作が一番好きだなあ。人間界で起きるドタバタや魔法学校へ行くまでの道中が面白かったなあ。特に二作目のロンドンの街を行く二階建てバスのカーチェイスは印象深かったな。またほのぼのとしたファンタジーで良かったよ。 空飛ぶ吸血鬼が出てくるあたりから、おどろおどろしくなってホラー映画顔負けの怖さが前面に出て来たよなあ。今作もほとんど夜と暗いシーンばかり。おまけに3D眼鏡をかけているから輪をかけて画面が暗い。3Dって意味あるのかなあ?2Dの方が画面が明るいし、色が奇麗で良いと思うのだが。 名前を言ってはいけないお方との壮絶な戦いということなんだけど、これって8作も引っ張るほど内容が無かったように思えるな。 主役3人もすっかりメジャーになったけど、この映画の魅力は、脇を固める演技派の名優たち。ジョン・ハート、ゲイリー・オールドマン、レイフ・ファインズ、エマ・トンプソンなどそうそうたる面々だ。 そして何と言っても大好きなマギー・スミス。今回久しぶりに活躍してくれるので嬉しくなっちゃった。もうこれだけでこの映画は観る価値ありかな。 ラストは、ちょっと拍子抜け。正直予想通りの展開。栗3つ。 丸の内ピカデリー1にて。最初の2作をまた観たいな。 |
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2011 07,20 23:54 |
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台風が迫る中、そろそろいつもの三之助師匠に戻ったかと思ったら、台風はそれて、本当に雨男の汚名返上な感じになってきたな。 このところ毎回大入り。台風が来るかもしれない天気の中、ありがたいものだ。 ろべえ 「やかんなめ」 なんとゲストが登場。ゲストが出るのは、幻の「三之助をみたかい? vol.1」以来だね。 この噺、喜多八師匠の十八番。ところどころ喜多八師匠の片鱗が現れ、こうやって芸は継承されていくんだねえ。 三之助 「かぼちゃ屋」 超大作まくら「佐世保スナック『なう』潜入ルポ」は、数十分に及ぶ大爆笑巨編だった。(笑) そして夏らしい「かぼちゃ屋」へ。三之助師匠の与太郎は、可愛くて憎めないなんとも言えないキャラだ。 三之助 「欠伸指南」 そこはかとない可笑しみとすっとぼけた味わいがなんとも言えない。こちらも不器用な江戸っ子のキャラが本当に楽しく、ずっとずっとお稽古が続かないかと思ってしまうほどだ。 まだ終わらないで、そう思う中、サゲに入る。これもまた落語に惹かれる落としどころなんだろう。 こんな可笑しくて、親しみやすくて、アットホームな会は、そうないよなあ。 終演後は、打ち上げに。結局終電間近まで飲んじゃうのよねえ。 日暮里サニーホール コンサートサロンにて。 |
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2011 07,16 23:45 |
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千葉(せんのは)県出身の噺家による落語会。出演者、裏方、すべて千葉県出身。でも会場だけは東京。(笑)年1回のこの会、今年で4年目。いまのところ皆勤賞。三之助、一之輔、吉幸と個人的には最強の若手が出演する見逃せない会だ。立川流の吉幸さんが入っているというのがいいよねえ。
まめ緑 「道灌」 前座さんも千葉県出身。徹底しているな。(笑) 柳家の基本の話。難しい話なのに結構笑いをとっていたな。 馬治 「茶の湯」 時間の関係でショートバージョン。一番面白い店子のエピソードを抜いてしまったのがちょっと残念。 吉幸 「家見舞い」 まくらから会場大爆笑。 そしてこういうちょっぴり下品な話が最高に面白い。 鏡太 「風呂敷」 残念ながら他の出演者に比べると著しく芸のレベルが低い。会場にいた寄席によく来る落語常連客が一斉に熟睡モードに。 三之助 「片棒」 待ってましたとばかりの拍手喝采。もう前の出演者とは全く拍手の大きさが違う。観客の期待値もこんなに変わるものなのか。 持ち時間の関係で、いつもよりかなり早口だったけど、やはりそれぞれの登場人物の設定の細やかさと表情、表現の素晴らしさは、これぞ落語なんだと思わせてくれる。 日本舞踊 これも毎回、結構楽しい。踊りは観ていて面白いし、照明や衣装が凝っていてこれまた興味深い演出になっている。 全体を通していいアクセントになっており、また着物の柄を愛でたり楽しい。 一之輔 「明烏」 三之助師匠同様に登場人物の一人一人がいきいきとしていて、まったく違う人格になっている。一人の噺家が演じるたくさんの違った人々、これが落語の魅力だ。その全員が個性的でまた、一之輔演じる人物の表情の豊かさは驚嘆もの。会場からどんな顔に見えているのか、鏡を使って稽古しているのかなあ?何度も聴いている同じ話が、毎回違った魅力で楽しめる落語というものはこういうものというまさに見本だ。 国立演芸場にて。 |
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2011 07,15 23:23 |
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江戸時代から変わらぬ形が残っている全国でも珍しい盆踊り。念仏踊りの別名のままに、仏の供養のために踊る。大音響の音楽もなく、太鼓と歌い手の歌と踊り手の間の手のみだ。死者の供養のための踊りで、盆踊りにありがちの露店はいっさい出ていない。提灯の明かりだけで、会場はかなり暗い。 厳かな雰囲気なんだけど、セーラー服やフラダンスの衣装など奇抜なコスチュームの人もたくさん混じっていた。けれど、浴衣姿で踊る風情がやはり美しい。 歌の文句がまたいい。言葉と謡のリズムに聞き惚れてしまい、その場を立ち去れなかった。 |
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2011 07,09 22:27 |
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これまで理知的で真面目な紳士のような役が多かったジェームズ・フランコのぶっとんだ演技は圧巻。野心的で自尊心の固まり、恐れを知らない主人公を見事に演じている。この人、演技派だったんだねえ。見直した。 そして例のシーン。もう、これは思わず目を背けてしまう。下手なホラー映画のグロテスクな場面を超越した痛々しさだ。一緒に観に来た連れは、隣でスクリーンを直視できずもだえ苦しんでいた。今にも叫びだしそうで、そっちを見ている方が面白かった。(笑) 鮮烈な映像表現に酔いしれながら、衝撃の場面へまっしぐら。もうアドレナリンが出っぱなし。映画を観たというよりは、アトラクションで実体験したようなものすごい疲労感だ。 有名な話でドキュメンタリーもあるから、知っている人も多いとは思うし、多分知らなくてもそういう結末に向かうんだろうって思うんだけど、まあ、その決断までの葛藤というか過程がすごいよねえ。それだけで映画を見せちゃうという脚本と演出に乾杯。 栗4つ。TOHOシネマズ シャンテ1にて。 |
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2011 07,05 23:47 |
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このところ忙しくて火曜会も久しぶり。今日は、三之助・こみちのゴールデン・コンビなのでがんばって出かけたよ。
こみち 「成田小僧」 これはなかなか聴けない珍しい噺。まるでいろんな落語のパロディな感じ。サゲまでパロディだからね。しかし、こんな噺覚えてどこでかけるんだろう。(笑) 三之助 「棒鱈」 もはや三之助師匠の十八番の一つ。鉄壁なネタだね。 三之助 「黄金の大黒」 こちらも市井の人々の右往左往が本当に楽しい。羽織を借りて口上を言うだけの噺だけど、その中にいろんな人間模様が見える。これが落語の楽しみであり、醍醐味だ。 こみち 「厩火事」 今回は、かなり勉強って感じかな。まあここはそういう場所だし、そういう小屋だし、そういうキャパだし、そういう客だしね。次回以降に期待だね。 他の噺家さんももっともっと勉強会的な場所として、いろんなネタをぶつけて来て欲しいね。そういった意味で今日のこみちさんはチェレンジングな感じだった。 |
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2011 07,04 16:36 |
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忠臣蔵の塩冶判官じゃなけど、思わず「待ちかねたぁ〜」と叫んでしまう。待ったよー、待った。だって、最初は、北京オリンピックの時に飛ぶはずだったのにねえ。 ボーイング787の日本初飛来メディア・イベントに行ってきた。ANAがローンチカストマー(初号機の発注者)ということで、日本らしいこだわりが随所にあるんだよ。何が日本的かって、そりゃトイレにウォシュレットが装備されていることさ。 この日は、プレス向けお披露目イベントだったんだけど、アジャイルメディア・ネットワークさんがブロガー用に30席確保してくれて、申し込んだら当選しちゃったのだ。 以前、ANAの整備上を見学した時、隣で787用のハンガーを建設中で、今回そちらがプレスお披露目会場となっていた。ハンガーの扉が開くと音楽ともに787が入ってきた。わくわくするねえ。やっぱり男は、いくつになっても少年なんだなあ。飛行機は、かっこいいし、ロマンがある。 そして、飛行機の中から登場したのは、全日空社長の伊藤信一郎氏とボーインCEOのジム・オルボー氏だ。ボーイングのCEOが来日しちゃうんだからねえ。すごいねえ。やっぱり新型機種のローンチ・カストマーになるべきだねえ。新型機種が最初にアジアに来るというのも珍しいんだって。 いやあ、新しい飛行機ってかっこいいよなあ、奇麗だよねえ。中に入りたかったけど、これはテスト機だから内装とかされてないんだろうね。 早く乗りたい。お客を乗せての初飛行は、羽田ー岡山または羽田ー広島になる予定だそう。まあ、いずれは国際線に導入されるんだろうね。 本当に待ち遠しい! ANAは、787を50機発注してるけど、いつまでの全部届くのですかね?しかし、やっぱりジャンボも好きなんだよなあ。747がなくなって行くのは本当に寂しい。B747-800は買わないのかなあ? お土産もたくさんいただいちゃった。 真面目版ブログの記事も見てね。 |
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2011 06,26 22:35 |
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こんにゃくえんまから神保町まで歩く。意外と近くて時間がつぶせず、三省堂書店へ。土門拳の写真集が欲しいなあと思いながらもチラ見だけして、らくごカフェへ。
今日は、落語のはしご。この会は、池袋で開催している時から結構来ているなあ。ほぼ皆勤賞かな? 金也 「お菊の皿」 季節もの。(笑)お菊さんのキャラが太々しくも可愛い。 金時 「粗忽の釘」 意外やネタ卸し。引っ越してくる前の段から聴きたかったなあ。 リレー落語 「子別れ」 金八 「 強飯の女郎買い」 金也 「子は鎹」 「子別れ」の前段は、なかなか聴けないから、かかると嬉しいなあ。個人的には、前段の方が人間的で好き。後半は、お涙ちょうだいのいい子いい子ちゃんしちゃうから、ひねくれ者の僕は、ちょっと苦手なの。 そして、この分け方は、いい感じだったねえ。飄々とし金八師匠と熱演の金也師匠のバランスがとても良かった。金也師匠、登場人物にものすごい感情移入していたなあ。客席のおばさんがすすり泣く姿も・・・。 金時師匠に「ずいぶん久しぶりじゃない」って言われちゃった。このところ仕事がすごく忙しくてねえ。実は、らくごカフェも久しぶりだった。次回のゴールドラッシュは、12月だって。ずいぶん先だねえ。 |
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