2013 09,12 02:00 |
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今回の旅は、初のエミレーツ航空。僕は、スターアライアンス系のエリートメンバーなので、何も特典が利用できない。日本航空とのコードシェア便らしいが、今回のチケットの料金体系では日本航空のマイレージにも加算されないとのこと。ドバイは、別途行ってみたいし、せっかくなのでエミレーツ航空のマイレージに申し込む。 以前は、A380で成田便を運行していたが、羽田からも就航することになりB777になった。今回、エミレーツを選んだのは、日程に3連休が二回含まれているので、なかなか空席が見つからず、エミレーツは空いていたのと、料金が他のエアラインに比べて安かったからだ。(結局満席になったけど)また、ヨーロッパ系のエアラインだと乗り継いで最終目的地への到着が真夜中になるのだけど、ドバイ乗り継ぎだと昼過ぎに到着とうことで移動も楽だろうと思ったから。 しかし、ヨーロッパに行くのに南周り。時間はかかる。成田からドバイまでおよそ11時間、それから乗り継ぎの待ち時間が5時間あって、さらに最終目的地まで8時間弱のフライトと、移動だけで24時間と、南米へも行ける時間だった。(笑) エコノミーなのに、機内預け入れ荷物が30キロまでOKというのも太っ腹。 初の中東エアラインだし、ビジネス的に急成長と遂げている航空界社ということで、そちらの興味もあった。 乗ってみると、キャビンアテンダントもパイロットも様々な国籍。皆、奇麗な英語を話し、機内も奇麗だ。しかし、やっぱりエコノミークラスはせまいねえ。 機内食。まあエコノミークラスであれば、どこも同じかな。レモンフレーバーな紙ナプキンがいい感じ。牛フィレ肉のソテー。これとは別にもう一食、到着前に朝食が出た。 機内エンターテイメントも充実。映画も音楽もものすごい数。それも様々な国のものが取り揃えられている。斜め前のインド人のおじさんが、ド迫力エンターテイメント、アクション、ミュージカルなインド映画を観ていて、ついついそちらに見入ってしまった。インド映画ってすごいなあ。 空港に到着すると、バスゲート。バスでターミナルまで40分くらいかかったかなあ。なんでこんなにかかったのか謎。 |
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2013 09,11 18:00 |
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遅めの夏休みということで旅立ち。まずは、成田空港へ。
今回は、初船旅、初めて行く国、初めて乗るエアライン、初めての南回りでのヨーロッパと初めての体験が多数含まれている。 前回の香港旅行で重宝した海外ポケットWiFiを借りにカウンターへ。複数の国を回るので周遊プランのものを借りようとしたら、「既に在庫が無し」とのこと。3連休が間近だったせいか、多数の人が借りていったらしい。次々に後から来る人も、単体の国のものでも在庫無しで借りられない状況だった。その後も海外WiFi会社のカウンターを虱潰しに回ったがどこも無し。最初の店にもどって、割高な「世界周遊」プランを借りる。最後の1つだった。それでも、今回行く国が一国入っていなかった。予約していれば、もっと安く借りられたのに失敗。今後の旅行では、海外WiFiは事前予約して行かねば。 普段は、スターアライアンス系のエアラインを利用しているので成田空港の第1ターミナルなのだが、今日は中東のエミレーツ航空を利用するので第2ターミナルでチェックイン。しばらく和食とお別れというこでターミナルのレストランでお茶漬け。 おぼんdeごはんという店で、鮭イクラ茶漬け。 もうひとつ鶏の黒七味焼きサラダをチョイス。 出国を済ませるとそこには、五番街(笑)と 北海道があった。(笑) 北海道のお土産は、成田でも人気なのかな? |
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2013 09,01 22:45 |
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新宿の伊勢丹のデパ地下でその涼しげな形に魅せられて、思わず購入。水晶月餅だって。水ようかんに代わる夏のお届けものに良いのでは? と思いながら、期間限定の商品らしく、もう売ってないかも。買ったのは、8月中旬。
ようはゼリーなんだけど、形を月餅に似せ、また涼しげな形に惹かれた。そのまま食べても美味しいけど、添付されているソースをかけて、また違う味が楽しめる。来年また買おうっと。 5種類ある。マンゴーは、別にマンゴーソースが。 こちらは、黒胡麻。イチジクのソースをかけすぎちゃった。ちょっと、見栄えが悪くなっちゃった。 こちらは、ライチ。このまま食べてもすごく美味しかったけど、付属の山査子のソースをかけてもこれまた美味。これが一番のお気に入りかも。 このお店円果天というのだけど、ホームページを見てみたら新宿中村屋の新業態だった。だから月餅なのね。同じページに出てる小ぶりの月餅もいろんな味があって楽しそう。こちらも近いうちに食べてみたい。 円果天 伊勢丹新宿、伊勢丹浦和、JR大阪三越のみの出店 |
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2013 08,28 20:21 |
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今回、初展示(国内初?この美術館で初?)とされている絵巻物が複数あり、個人的にはとっても面白かった。江戸時代、今より夜はずっとずっと暗く、もののけを身近に感じることができたと思う。さらに昔の古典に材を取ったものもあったけど、彼らの想像力と創造力には脱帽。空行く鬼の表現も靡く風、不気味な姿、どれも驚くほど秀逸。江戸から明治の浮世絵と絵巻、能面が圧倒的に素晴らしく、後半展示されていた水木しげるの原画は正直言って霞んだ。 おぞましい化け物達は、時にユーモラスであり、それはまるで人間の心の陰陽を表しているかのようだ。 古の人々のイマジネーションに脱帽。 大妖怪展―鬼と妖怪そしてゲゲゲ― 三井記念美術館 |
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2013 08,27 23:19 |
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らくごカフェに火曜会のOB会。火曜会卒業生のOB会なんだけど、月一回もあるんだねえ。(笑)
OB会は初めて来た。 三之助 「のめる」 今夜は、三之助ということで、あわや帰りは日付が変わってからかと思いきや、まくら短めに噺にすうっと入った。むむ、真打になって少しは反省したか。(笑) すっとぼけて間抜けな江戸の市民、こういう愛すべきキャラクターは柳家の真骨頂だねえ。三之助師匠の繰り出す輩も間抜けだけど憎めない。これが人間なのだよ。 龍玉 真景累ヶ淵より「豊志賀の死」 久しぶりに拝見する龍玉師匠。長い物語を聴かせる。湿っぽくなりすぎず、時折笑いを散りばめながらの展開で良い。お久が豊志賀になる場面や叔父の家にいるシーンは、もっともっと怖く表現できるとさらにいいなあ。 三之助 「備前徳利」 あれ、またしてもまくらが短いぞ。それも噺に合わせたオーソドックスなまくらだぞ。 疲れてるのか時折怪しいところもあったが、流れは初演のみたかいの時より淀みなく、またそこはかとない笑いがたまらないね。この噺は、なんとも説明できない不思議な笑いが醸し出せられるところが魅力だ。演じる噺家も少ないので、ぜひこれは継承の第一人者になってほしい。 らくごカフェの天井は、噺家さんの手ぬぐいでいっぱいだよ。何で貼ってあるんだろう。落ちてこないね。 |
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2013 08,18 21:33 |
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毎年恒例。これを観に行かないと夏は終わらないよね。正直、登場する人が多いので、漫談が多くなりまともな落語はあまり聴けないけど、それもまあご愛嬌。そして、毎回前座が二人出てくる。(笑) あまりにたくさん出てくるので、個別の感想は割愛。 歌りん 「子ほめ」 緑太 「狸札」 粋歌 「紀州」 ちよりん 「本膳」 和楽社中 太神楽曲芸 志ん陽 「強情灸」 笑組 漫才 菊之丞 「初天神」 金時 「馬のす」 にゃん子・金魚 漫才 圓王 「やかん」 小菊 粋曲 小文治 梅福 講談 遊平・かほり 漫才 歌る多 「替り目」 歌之介 漫談 世津子 手品 菊春 「浮世床」 川柳 いつもの ホンキートンク 漫才 圓丈 漫才 雷蔵 まねき猫 動物ものまね 馬風 漫談 志ん弥 小円歌 三味線漫談 駒三 「後生鰻」 住吉踊り 今年で35周年だそうで。ここ数年、毎年観に来ているけど、少しずつメンバーが代わっており、そして若手もだんだん目立って来たよね。特に、志ん陽、時松は、将来中心メンバーになるんだろうね。まあ、日によって出番が違うみたいだから、今日は二人が目立ったのかもしれないけど。 オープニングの女性陣の歌声にいきなりしびれたたねえ。感動的なオープニングだったよ。ぼたんさんは、凛としたクールな美しさがあったねえ。 笑いたっぷり、特に時松さんはお笑い担当として重用されていたけど、踊りも素敵。 志ん陽師匠は、小文治師匠と舞台中央の襖の中から登場。波の絵を背景にサラシを振りながら華麗に舞っていた。 オーラスのかっぽれは、もうずっとずっと観ていたいほど。 笑いと楽しさ、これが寄席の踊り。粋だよねえ! |
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2013 08,13 18:10 |
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ペストが万延している中世ヨーロッパのその暗黒時代とこの主人公一団に纏わりつく死神がなんとも時代を象徴していて秀逸だ。 中世にタイムスリップして、その場で物語を体感しているのではと錯覚する。 こういう映画を観ると、映画ってモノクロの方がいいなあと思ってしまうなあ。光と影がもたらす効果が強烈に脳に焼き付く。 生と死、そして神の存在を考えさせられる。 栗4つ。ユーロスペースにて。
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2013 08,13 15:35 |
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公開当時は、衝撃的過ぎてカットされたレイプシーンも今となってはもっとえげつない映画がたくさんあるし、復讐の殺戮もおとなし目な感じすらする。 それよりも何よりも、レイプされ殺される少女になんの哀れみも感じない。過保護で育てられた我が侭で嫌な性格の女で、こんなの酷い目に遭えばいいのにと思ってしまう。敬虔なクリスチャンと思いきや感情のおもむくままに何の葛藤もなく復讐に走る両親にも共感できない。 唯一感情移入できるのが下女だ。ずる賢く正直なところがいい。 あえて考えてみると、死んだ少女や娘を溺愛している両親の身勝手な姿が、これが人間の愚かさだよと見せられていたのかもしれない。 それでも、神の存在を云々するにはお粗末な内容だと思うねえ。そもそも中世で、少女だけで森に行かせるその設定が納得がいかないなあ。 公開当時は、衝撃的な作品だったんだろうけど、時代を超えられなかったと思うよ。 後味悪いし・・・。あ、ピレ・アウグストが好きそうだな、こういう映画。 傑作とは、とても思えない。 栗3つ。ユーロスペースにて。
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2013 08,13 13:38 |
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主人公の老医師が大学の名誉博士授与式のため、ストックホルムから大学のある街まで車で移動する。今で言うところのロードムービーなのだが、道中出会う人々と自身が見る夢の中で出会う過去・現在の人々との会話が可笑しくもあり、切なくもあり、時に辛辣で胸に突き刺さる。喜劇と悲劇は紙一重、些細な出来事と決断が人生を変えて行く。 冒頭すぐの最初の夢の場面でもう鳥肌が立つ。初めて安部公房の「壁」を読んだ時のような衝撃だ。死を予感するイメージと圧倒的な映像表現は強烈だ。 その後の老医師と家政婦との短い会話の中で、この主人公の固陋さ、身勝手さ、プライドの高さ、そして孤独を数分の場面で人物像を焼き付ける手腕は流石だ。 夢と現実が織物のように紡がれるストーリーの中で、人生、宗教、家族とは何だろうと考えさせられる。自分を見つめ直すというか、自分を初めて発見する旅のようだ。車中、主人公が一緒に旅する息子の嫁に「昨夜見た奇妙な夢の話をしようか」と問いかけると、彼女は「あなたの夢に興味なんかないわ」と応える。こういう台詞の応酬も憎いよなあ。 いつか自分が死ぬ時に、何を振り返るのだろう? 栗5つ。ユーロスペースにて。
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2013 08,10 10:43 |
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いきなりおぞましい殺人事件で始まる。映画のようなスピーディーな展開であっという間に読める。もともと弁護士だった作家だけに、裁判シーンはしっかりと書かれているが、文学的表現の楽しみはそれほどない。淡々と進むサスペンスだ。 舞台はベルリン。老齢の名士が殺される。加害者は黙秘を貫く、そして最後に驚愕の事実が・・・。ということなのだが、背景から容易にナチス・ドイツがらみと予想がつく。そして、その通りなのだが、一点この小説がユニークなのは、法律の扱い。えっ、ドイツにそんな法律あったの?とびっくりする。実際、ドイツ国民も知らなかった法律で、この小説が出てから、ドイツ国内でも論争が起きたそうだ。 暗殺や虐殺の場面は、ものすごく残虐。主人公の弁護士が、被害者とその娘と関係があるところが小説的に面白いところ。その関係と真実との間で揺らぐ主人公の葛藤が興味深い。 簡易な文章でさらっと読める。 |
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