2006 10,09 23:08 |
|
隣町にできた豊洲のららぽーとに行ってきた。オープンして最初の週末ということで混んでいた。ついこの間まで石川島播磨重工の造船場があった所で、大きな船がここに並んでいたのが嘘のようだ。 今まで何にも無かった豊洲にいろんなものができた。マンションもたくさんできて、どんどんこの辺り、賑やかになってきている。 キッザニア。 話題の子供向け施設。社会のしくみが学べるらしい。全日空も出資しているのか、入場口は、空港のカウンターのよう。飛行機のコクピットにも乗れそうな感じだった。オープンと同時に当日券は売り切れていた。 船のドックの跡がひとつ残されていた。水上バスの乗り場となっていた。浅草-お台場-豊洲-浅草を結ぶ。あのヒミコが出航するそうだ。 僕の住む晴海を臨む。 しかし、最近のショッピング・モールって、どうしてこんな掘っ立て小屋みたいなんだろう? |
|
2006 10,08 23:12 |
|
気だるい午後は、やはり喜多八師匠。時代に逆行するこのまったりとしてゆったりとした時間の流れ、そして何故か分からないけど淀んだ(失礼)雰囲気がその筋には、たまらないはず・・・。
こみち 「紙屑屋」 もうすぐ二ツ目のこみちさん。今日は、目の覚めるような素晴らしい出来。彼女より下手な二ツ目、たくさんいるよ。前座だからまくらは無いけど、さりげなくちくりとくすぐりを入れるあたり、憎いねえ。素晴らしい噺家さんになるよ、きっと。 喜多八 「笠碁」 もうこういう噺をさせたらたまらない。まあ、なんとも憎たらしい爺と爺の対話が最高に面白い。頑固で強情ですぐに喧嘩してしまうのに、それでもどこか寂しくてお互いが気になるという、なんとも人間的な素晴らしい描写。堪能した。 ところでまくら、親父さんが夜徘徊するが、日本の警察は優秀で探し出して連れて帰るの困っている・・・とのこと。 喜多八 「目黒の秋刀魚」 こういう抜けた殿様も面白いのよねえ、喜多八師匠がやると・・・。 秋刀魚の描写、素晴らしかったなあ。美味しそうだった。秋刀魚、食べたくなった。 はる 都々逸 今日は、おそのさんではなくおはるさん。喜多八師匠に無理矢理やらされているのかなあ。ものすごく緊張されていた。 喜多八 「厩火事」 喜多八師匠、師匠小三治さんを「たけちゃん」って呼ぶのが可笑しい。 超早口だったなあ。時間たっぷりあったのに。 |
|
2006 10,07 23:14 |
|
有名な上巻の応天門の火災の場面は、まるで炎がメラメラと目の前で燃え、生きているかのように踊り狂う。真っ赤の炎と黒煙に追われるように逃げまどう民衆の恐れ怯える表情は、何度観ても体が震える。 犯人にされてしまう源信の女房たちの悲しみの表情と一転無実となり安心する表情、どちらも泣いているのに、明らかにか哀しみと安堵の表情が描き分けられている。 真実を目撃した舎人の子供とその子供を蹴りつける伴大納言の家来の描写もまるで目の前で行われている情景のようだ。 絵巻を眺めながら、いつの間にか古の世界に旅だってしまう。そこにあるのは、いつの世にも変わらぬ、人間の嫉妬、憎悪、喜びと悲しみ。 上巻の火災の部分は、単独で今年の前半も展示されていたが、全巻展示のこの機会、お見逃し無く。 ちなみに、会期中複製と置き換わる期間があるので、本物を観たい方は、要注意。 |
|
2006 10,06 23:20 |
|
毎回、雨が降るこの落語会も早17回。毎度、日本の国土を潤してきた。(笑)
僕は、このノスケ、第9回より毎回お邪魔している。ここ数年では、常連かな。 喬之助、三之助ともにまくらが長く、いつも終演時間が遅くなることでも有名な落語会だ。 ネタ卸しの会だが、二人ともしかっりとしたものを見せてくれ、またまくらも最高に可笑しい。この落語会は、絶対来た方がいい。すごく楽しいから・・・。 喬之助 「小町」 まくら30分くらいあったかな。今年、二度も入院、それも大きな病気で・・・。その病床の出来事を元気になった今、面白可笑しく語ってくれた。これが最高に傑作。笑っていいのか、不謹慎なのか、複雑な可笑しさだ。 まくらが長すぎて?、ネタはさらりと「小町」へ。 三之助 「出来心」 ネ タ卸しで後半、ちょっぴり危なげだったが、間抜けな泥棒と調子のいい住人の描写が最高に可笑しかった。間抜けな泥棒の描写は、表情、台詞回しとも本当に可 笑しく、彼の真骨頂だ。調子のいい住人の「裏は、花色木綿」も、何度も聴いたことある話なのに、思わず何度も笑ってしまった。三之助さんの間抜けキャラ は、なんとも可笑しい表情でまた可愛く憎めない描写に魅了されること請け合い。 三之助 漫談「ベトナム土産話」 もうお馴染みとなったこの時期のベトナム土産。さすが、噺家さんだねえ。もう、すごく可笑しい。大笑いしてしまった。こんな面白くて長い話、寄席ではなかなか聴けない世ねえ。貴重、貴重、超貴重。爆笑、爆笑、珍道中! 喬之助 「錦の袈裟」 三之助さんの漫談のネタをいじりながら、ネタ卸しの「錦の袈裟」へ。永遠の少年、35歳児の喬之助らしい子供っぽく愛らしい与太郎だった。 終演後。 この夏も倒れて入院していた喬之助さん、「今日が、お酒解禁日」と大はしゃぎ。飲むは、食うは、三之助さんをいびるはで、もう止まらない。暴走、暴走、大暴走。 今日、分かったが、喬之助さんは、面白い”語感”に反応して一人で笑っていた。不思議、変なの・・・。 暴走する喬之助さんに対して、三之助さんも上手く切り返していたな。笑点だったら、二人にたくさん座布団が運ばれていたことだろう。 この素晴らしく楽しい落語会、次回は、12月5日(火)お江戸日本橋亭。三之助さんが、あの大ネタに挑戦するかも・・・。二人の面白い長いまくらが聴けて、古典落語もたっぷり堪能できる。来ないと損だよー。 |
|
2006 10,03 23:24 |
|
2006 10,03 21:31 |
|
再び、空の上からインターネット。現在、Relianceの上空10363メートル。
今回、この飛行機に乗る前にびっくりすることがあった。JFKの空港のラウンジで「栗坊さんですか」と声をかけられた。なんと同じDoblogerのorioriさ んだった。彼は、ニューヨーク勤務を終え同じ便で日本へ帰るところだった。すごい偶然にびっくりと、まさか外国で声をかけられるとは思わなかったので本当 に驚いた。おまけに知っている人などいるはずないと思っていたから、ポテトチップをボリボリ食べているところだったの。 寄席では、よく声をかけられるのだけど、まさかニューヨークの空港で声をかけられるなんて。またしてもネットの不思議な力を実感する今日この頃。飛行機に乗るまでorioriさんとお話してた。彼は、今僕の3列後ろの席に座っている。(笑) JFKのラウンジ。ANAは、UNITEDのレッドカーペット・クラブでなく、何故かブリティッシュ・エアウェイズのラウンジへ。ここで写真を撮っているところも、しっかりorioriさんに見られてた。(笑) |
|
2006 10,03 04:34 |
|
2006 10,02 23:36 |
|
ニューヨークの最終日、やっぱりこのミュージカル「シカゴ」へ。USHERが出ているので連日SOLD OUT。 このミュージカル、ボブ・フォッシーのオリジナルを愛弟子アン・ラインキングが再現したもの。いったいこのダンサーたちは、間接の場所を自由自在に動かせるのか、それとも間接を消せるのか、なんとも表現できないものすごい動きをする。 舞台には、バンドがいて、その前にあるセットは、椅子だけ。それだけの空間に黒いシンプルな衣装(というか下着)を着たダンサーが人間の肉体美をこれでもかという動きで表現する。シルクハットに屈み気味なあのスタイルがなんとも格好いい。 とにかく圧倒的なダンスに、陶酔、鳥肌、覚醒、恍惚、失神寸前の素晴らしさだ。もう全てが圧倒的、全てが圧巻。歌唱力、ダンス、音楽、歌、ジャズ・バンド、もうたまらない。何度も鳥肌が立ち、感動と興奮で胸が熱くなる。 そして今、USHERがビリー・フリント役で出演中。登場するやいなや熱狂的な歓声。また、USHERが良い声をしているんだなこれが。また笑顔が最高にニヒル・・・。ダンスは、他のメンバーに比べるとちょっと浮くがそこがまた味。フォッシー・ダンスを彼流に披露した。 全員総立ちの拍手喝采。これこそがブロードウェイ・ミュージカルの真骨頂。エロティックでセクシーで、人間の極限の動きをこれでもかとひけらかすダンスには、もう狂気爛漫。この素晴らしさ、大声で叫びたーい。 これこそ、ブロードウェイ。素晴らしい。傑作。何度観ても興奮! USHERが出てくるのを待つ人で、劇場前は大混雑。宝塚状態。何人かサインを貰っていた。ブロードウェイってこんなにオープンなのね。他の役者も気軽にサインに応じていた。 もう、またニューヨークに来たら、また「シカゴ」観ちゃう・・・。 感動と興奮がいつまでたっても冷めやらず・・・。 最高のミュージカル。最高、最高、全てが最高。文句なくミュージカルの最高傑作。 あえてフォッシー色を排した映画「シカゴ」にがっかりだった人は、この本物の「シカゴ」をブロードウェイで体験すべし。オープニングで即ノックアウト、確実! |
|
2006 10,02 19:37 |
|
プッチーニのオペラ「蝶々夫人」をメトロポリタン・オペラで観た。いつかは、この劇場で観たいと思っていたので感動も一入。 今回の演出は、映画「イングリッシュ・ペイシェント」で有名なアンソニー・ミンゲラ。彼は舞台の演出経験も多く、「蝶々夫人」の演出でローレンス・オリビエ賞はじめ数々の賞を受賞しているそうだ。 舞台には、障子だけというシンプルなセット。ただ、舞台背面から天井に向け斜めに巨大な鏡があり、障子の向こうの様子も鳥瞰することができる。 1幕目の蝶々さんとピンカートンの愛の日々を描くシーンは、美の極致で、溜息がでるほど美しい照明と色彩に酔いしれる。煌びやか衣装や多くの提灯、はらはらと舞う桜の葉が、天井の鏡に移るとまるで万華鏡を覗いているようで、プッチーニの音楽とあいまって観客が酔いしれる。 2幕、「ある晴れた日に」を見事に歌い上げ、蝶々夫人の死まで、1幕とは対照的に簡素だが、やはり障子を効果的に使い、心に秘めた感情を見事に表現していた。蝶々夫人の死に、血を意味する赤い帯が舞台に斜めに広がる様は、圧倒的表現美だ。 今回の面白い試みは、蝶々夫人とピンカートンの子供が文楽の人形だったこと。日本人には馴染みのある黒子と生きているかのような動きの人形。ニューヨークの人にはどう写ったのだろうか。 シンプルながらも新しく美しい演出に酔いしれた。素晴らしい。 隣 に座った老婦人が飴の缶を開けられずにいたので、開けたあげたら、ずっと話かけてきた。劇場のことをいろいろ教えてくれ、また幕間に地下のギャラリーも案 内してくれた。とても親切で面白いご婦人だった。ロングアイランドから来たらしい。ずっといろんな話をしてた。こういう出会いも旅の醍醐味だね。 |
|
2006 10,02 18:40 |
|
死ぬほど退屈だった。完全にファミリー向け。ヴィジュアルや舞台のしかけは派手で視覚的には楽しめるのだが、ディズニーランドのアトラクション程度。 登場人物が仮面や着ぐるみ、小道具(時に大道具)を抱えて登場するので、基本的な動きは揺れているだけ。とてもダンスとは言い難い。ただ、歌がエルトン・ジョンの作曲なので聴くに値する。 しかし、もう巨大な人形劇か拡大版「お母さんと一緒」を観ているみたいで、もう退屈で退屈で退屈で・・・。ちょっとこれは、僕の嗜好とはかなりかけ離れている。ディズニーのミュージカルはダメかも。 この程度のものだったのなら、日本で劇団四季でも良かった。つまらん。もうどうしようもなく退屈。ただ退屈。 ファミリー向けが少ないブロードウェイでは、良い暇つぶしになるのだろう。 |
|