2006 11,10 18:07 |
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国立博物館の常設展示へは、頻繁に出かけている。混んでいる特別企画展よりも実は、充実していて空いているのでゆっくり観られる。企画展に出品される時は混雑している中で観ることになるが、頻繁に常設展示に通えばそうした展示をゆっくりじっくり観ることができる。
2階国宝室は、11月19日(日)まで「観楓図屏風」が展示中。京都の人々が紅葉を愛でている日常が生き生きと描かれている。美しい色、飛ぶ鳥の優雅さ、楽しげな人々の当時の風俗がとても興味深い。 観楓図屏風 紙本着色 狩野秀頼筆 室町時代 国宝 賑わいの声、自然の音、静けさが伝わってくるようだ。絵巻の流れを負っていくと、都会から田舎へと散歩している気分。 何気なく窓から外を物憂げに観ている老婆、戯れている子供、碁を打つ人、とにかく細かくて、各家々を覗いている気分が楽しい。 昭和20年代末から30年代にかけて国によって工芸技術の記録保存が行われた。それによって作られた工程見本などを手がかりとして陶磁、漆工、金工などのさまざまな分野の伝統の技を展示していた。 九谷焼技術記録、螺鈿技術記録に見入ってしまった。日本の伝統技術ってすごい。圧倒された。こういう展示も面白いな。 常設展示もものすごく充実していて、学芸員の方の企画力が素晴らしいのだろうな。 単に並べるだけじゃなく、見せ方が本当に凝っている。 特集陳列 旅と街道(本館16室 ~2006年12月17日(日))にも狂気乱舞。細かいところまで正確に作られた大名行列人形にはびっくりした。
「東 海道分間延絵図」の当時の景色の美しさ、江戸時代の「旅行用心集」には、温泉の入り方、疲れた時にお灸する場所、地方での心付けの額など思わず微笑ましく なってしまった。「懐中持薬入」は、東急ハンズや無印良品などで売ってほしいくらい洒落たデザイン。潮の干満ダイヤルが付いた本など、江戸時代のアイデア に感動してしまった。十返舎一九の「東海道膝栗毛」も楽しい挿絵入りの本が展示されていた。 江戸時代の旅への想いに耽ってしまった。 |
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2006 11,10 17:12 |
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2006 11,10 16:14 |
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2006 11,10 14:15 |
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2006 11,07 23:16 |
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今日は、大好きな二ツ目さん3人による落語会。今日は、出演者全員がお目当てだ。こんな贅沢なラインアップは、そうはないよね。
さん作 「鶴」
今日の前座さん。なんか貫禄あるなあ。(笑) とてもお上手。表情もいい。ちょっと間違えたりしてたけど、前座の頃は、それが初々しい? 金翔 「目黒の秋刀魚」 舞台のライトがすごく熱いのか汗ダクダク。気の毒なほど・・・。 ネタ卸しの時より余裕があり、くすぐりもいろいろ入っていた。この噺、地の文が多く難しい。ちょっと細切れの印象だったが、世間知らずの殿様は、とても可愛く可笑しい。 一之輔 「口入屋」 こちらは、いつもながらの流れるような噺の運び。もう流石の貫禄の域。本願寺を挿入するあたり、くすぐりも余裕な感じ。 男のいやらしさ、でてたねえ・・・。まくらもネタととても良く合っていた。 三之助 「出来心」 ノスケのネタ卸しでも最高に面白かったけど、今日も笑った、笑った。登場人物のキャラクターがとてもよく出来ており、その切り替わりも鮮やか。もう可笑しくてたまらない。間抜けなキャラ二人も別の人格で演じ分けられている。 長い噺だが中だるみせず、最後まで大笑い。これ何度でも三之助ちゃんで聴きたい! 会場が築地だったので、家まで歩いて帰った。終演時間が9時、家に着いたのが9時20分。ああ、この会場だと近くて楽だなあ。 |
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2006 11,06 23:18 |
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般若寺へ向かう途中の小道、ふと横を見ると何やら遠くに素敵な煉瓦建築の面影が・・・。も、もしかてこれが奈良ドリームランドかしらなんて思いながら、ルンルン気分で向かってみると、「奈良少年刑務所」だった。 しかし、なんとも煉瓦マニアの心を鷲づかみにする門なのだろう。こんな刑務所なら何とかして入所したいもの、なんて不謹慎な考えが一瞬よぎるが、そうだ僕は、もう少年ではなかった・・・。 |
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2006 11,06 22:20 |
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2006 11,06 21:25 |
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2006 11,06 20:31 |
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2006 11,06 19:35 |
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