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2006 12,10 09:43 |
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金沢に来た。全国にたくさんあるユニークな美術館の中でも、出来た当初から来たいと思っていたのが、ここ21世紀美術館だ。 実は、今年2回目の金沢。今年の正月に来たのだけど、その時は、正月だから休館だった。それで、どうしても年内にリベンジをと思い、今日やってきたのだ。 と、思ったら、明日まで休館だと・・・。 小松空港からバスで香林坊に降り立ち、真っ先に向かったらこの結果。そして降り出した雨がだんだんと強くなる。うーん、ついてない時は、とことんついていないものだ。 か なりへこんだけど、くよくよしてもしょうがない。もう一つの目的であった、金沢能楽美術館へ。能面とか衣装観るの好きだけど、あまりに小さい美術館。1時 間も時間がつぶせなかった・・・。来ていた他の客が「え、ここお金取るの?」と受付で聞いていたが、確かに、あまりに少ない展示物・・・。入館料300円 だから、しょうがないか。しかし、わざわざこのために、石川県外から来るのは、やはり意味がないなあ。(笑) |
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2006 12,09 22:49 |
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当 時の身分制度の中での悲しい女の一生を追うが、溝口の手腕というよりも、原作の西鶴の人間を見る冷静な視点に圧倒される。波瀾万丈な人生の浮き沈みは、男 と女の違いを見せつける。この時代、女が一人で生きていくことは無理だった。悲しく、残酷で、切ないが、それが今と比べてどうこうということではなくて、 その時代の人間の生き方だったのである。蔑みと体裁ばかり気にする人間の虚栄心は、いつの時代も変わらぬものなのか。 落ちぶれた主人公が自分の息子に偶然遭遇するサイレント・シーンは、とても印象的だ。また、田中絹代の存在感は、日本映画史上もっとも圧倒的な女優だろう。 栗4つ。 国立近代フィルムセンターにて。
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2006 12,09 22:48 |
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ただ映画の出来はというと、硫黄島関連の文献やドキュメンタリーと比べると薄っぺらい。まず、洞窟だが、文献では、ものすごい温度と硫黄の臭いで、あんなに涼しい顔で兵士たちが会話をしていたとは信じがたい。中村師童演じるステレオタイプ的な日本軍人の配置が、今までの戦争映画と変わっていない。 戦争シーンや、若い兵士が死んでいく場面も、例えば今井正の「海軍特別少年兵」などの昔の日本映画と比べてしまうと、全然人間が描けてない。 栗林の手紙のシーンもアメリカにいた頃の話が中心で、あれでは彼の細やかな配慮と気遣いが浮かんでこない。梯 久美子の『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』を読んだ時以上の感慨と衝撃がこの映画には無い。 あの悲惨で残酷な硫黄島戦の片鱗を見ることができるが、栗林の人間像が描き切れていない。というか主役は、二宮演ずる少年兵だ。 中途半端な描き方をしているのは残念だが、やはりこの映画を作ったということに意味がある。 栗3つ。 丸ノ内ピカデリー1にて。 |
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2006 12,04 22:51 |
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劇場は、非日常的なところであるけれど、こうも落語を頻繁に聴いていると、もしかしたら落語が僕にとっての日常で、窮屈な通勤電車に揺られたり、会社で仕 事をしているのが非日常なのではないかと思えてくる。ふと気づくと、僕は、江戸の長屋に立っている。次に気づくと吹雪の野中で震えている。
小きち 「つる」 間違えも前座のうちは、初々しい。こういう場をたくさん持って大きくなっていくんだなあ。 時松 「家見舞い」 時松さんの「家見舞い」何度も聴いているけど、後半の食事のシーンは笑えるなあ。今日も、焼き海苔のシーンで吹き出してしまった。 金翔 「権兵衛狸」 まくらで「落語通検定」の話をしていた。金翔さんや三之助さんが問題を作っていると聞くと、僕が受けて合格しても、答えを教えてもらったんだろうと疑われそうだ。(笑) 「権兵衛狸」は、落語のショートショート。サゲは味があって面白いが、地の文が多くまたそれほど笑いを誘う描写がない落語で結構難しいネタだ。金翔さんのネタ選びって結構興味深い。憎らしさと可愛らしさが同居しているサゲの飄々とした狸の台詞が良い。 金時 「粗忽の釘」 粗忽ものは大好き。落語の王道であらゆる噺家が演じるだけに、実はこうしたメジャーな噺が一番難しいと思う。時間の関係からか、主人公が箪笥を背負って引っ越しをする描写が無かったのが残念。そこから始まった方が、釘を打つ前に一服したい主人公の気持ちが良くでる。 何 はともあれ、それでも金時師匠の落語は面白い。ちょっときついおかみさんやのろけ話をする主人公の描写と表情は、爆笑。今日気がついたけど、顔をくしゃく しゃにした時の金時師匠ってチャウチャウ犬みたいだった。(笑) しかしまあ、いろんな表情を瞬時に切り替えるものだなあ。 笑組 漫才 パ ワー全開で爆笑、爆笑、爆笑だった。今日は、ばっちりお客さんを掴んでいた。笑い声の波が行ったり来たり会場が海のように揺れた。日本一がんばっている ファスナー、無理矢理連れてこられて「鰍沢」を聴かされるいたいけな子供、何度も見ているネタだけど、笑っちゃう・・・。 それにしてもかずおさんの衣装ってどこで売っているんだろう? 家の衣装ダンスを開けたら、蛍光色で目がつぶれそう・・・。 金時 「鰍沢」 吹 雪の中、野中の一軒宿に辿り着いた主人公が出会った女は、昔吉原で一夜を共にした花魁だった・・・。夜の黒と雪の白、炎の向こうに肌の美しい女が浮か び・・・と相変わらず金時師匠の描写力に一気に寒々と体も凍りつく。冷たく、美しく、時に恐ろしく、時に優しい謎の女の仕草がたまらない。エロティックな 雰囲気になるかと思いきや、物語は背筋も凍るサスペンス・ホラーへと金時師匠が連れて行ってくれる。 銃声の音と共にそしてまた僕は、日常だか非日常だか分からない世界に戻ってくるのだ。 |
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2006 12,04 19:57 |
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2006 12,03 23:28 |
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ただ、映画の手法やストーリー展開、結末は、なんと も古くさく、今更何が言いたいの?と思ってしまう。煙草業界のロビイストがこんなことしているなんて、百も承知だ。まあ、それでも、煙草業界とアルコール 業界と銃製造業界の3人のPR担当者が集まって「一番国民を殺しているのは俺だ」と自慢しあったりする会合シーンは面白い。銃や酒で死ぬより、圧倒的で煙 草で死ぬ人が多いのね。 お決まりの展開で進んでしまうのが残念だが、喜劇としてはとても良くできている。まあ、何せ手法が古いのよ。 し かし、今やアメリカで煙草を吸うのは、映画スターとルンペンだけと言われているし、この映画、日本やアジアの方が身につまされるかも・・・。本当にニュー ヨークとかサンフランシスコとかってどこで煙草が吸えるの?と思うくらい煙草吸う人を見かけない。東京より煙草の被害が少ないという意味でアメリカは住み やすい国だ。 そう言えば、以前、CBSの「60minutes」で、アメリカの煙草会社の社長が「アメリカ人は利口になったので、アジア 人をニコチン中毒にして儲けよう」みたいなこと言ってたなあ。個人的には、煙草とサリンって差はないねえ。一瞬で殺すか時間をかけて殺すかの違いだけや ね。 煙草業界への批判というよりは、メスが入れられているのは広報部門だね。広報とは、嘘はつかないけど、真実を言っているとは限らない・・・。うーん。 アーロン・エッカードが素晴らしい演技しているの初めて観たよ! 栗3つ。 日比谷シャンテシネ1にて。 |
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2006 12,03 23:26 |
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拉致被害者のつらく悲しい30年を振り返るドキュメンタリー。拉致被害のことを知らない外国の人には訴えるものがありそうだが、このことをよく知っている日本人には、「何これ?」って感じ・・・。
だ いたい既存のニュース・フィルムがつぎはぎされているだけ。ちょこっと家族のインタビューがあるけど・・・。この内容だけなら、テレビのニュースやワイド ショーで誰もが知って、見ている。新たな証拠の提示も今後の展開もなく、ただただつらい30年でしたねと確認しているだけのひどいドキュメンタリー。それ に実際は、想像もできないくらいの悲しみだと思うのに、こんなドキュメンタリーで何をしたいのだろう? 何か新しいこと取材しろよと、観ていて腹がたってくる。これでこのドキュメンタリー完成なの? どうりで朝と夜しか上映しないと思ったよ。 栗一つ。 銀座テアトルシネマにて。 |
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2006 12,02 23:30 |
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それにしても、人間の恋愛における嫉妬心というのは、今も昔もなんら変わってないんだなあ。 さ て、あまりに有名な序曲に始まり、「もう飛ぶまいぞこの蝶々」「恋とはどんなものかしら」などのこれまた超超有名なアリアに、映画「ショーシャンクの空 に」でも印象的に使われた「手紙の二重唱」など、音楽が素晴らしすぎて、どんなに普通の楽団がやってもそれなりのものになってしまうねえ。 ワル シャワ室内歌劇場のオケは、ちょっと音が弱いし、衣装もオーソドックスだったけど、やはりソプラノの独唱と二重唱の旋律にはうっとりしてしまう。舞台セッ トも、シンプルだけど、少ない小道具の配置が良かった。特に二幕のオープニング、ベッドを真ん中に左手袖の窓からの陽の光、窓辺の伯爵夫人は、美しかっ た。 4幕もあり長いオペラで終演は22時30頃だったが、カーテンコールの途中でぞろぞろと帰りだす客に辟易。いつもそうだが、カーテン コールの途中で帰るのは圧倒的に年配の人が多い。最近は、年寄りより若い人の方がマナーが良い。途中で席を立つのは、拍手している他の客にも迷惑だ。 |
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2006 12,02 16:31 |
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最近、日本橋では、新たな再開発が始まっており、これから100年、また変貌していくんだろうなあ。とりあえず、日銀本店と三井本館、三越本店だけは、変わらずにこの街のランドマークとして残っていくんだろうなあ、きっと・・・。 貨幣博物館は、初めて入った。古代から現代までの貨幣の歴史、世界の貨幣の展示が面白い。特に和同開珎や中国銭、江戸時代の小判は面白い。落語に出てくる「一分」ってこれかあ、なんて思いながら・・・。 伊藤博文や岩倉具視、聖徳太子の紙幣がもはや、すごーく昔に思えてしまった。 |
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2006 12,02 13:33 |
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円谷の特撮映画に使用された戦闘機や戦艦のモデルや原画、当時の「少年サンデー」など雑誌も多数展示されていた。また、逓信総合博物館らしいのが、彼が手がけた切手やその原画が展示されていたこと・・・。 客 層は、ここは秋葉原?と思わせるオタクチックな人が大多数だった。想いの深い人が相当多いらしく、展示場内の机に座って、熱心に小松崎への想いをアンケー トに書き綴っていた。そうした想いのアンケートが壁にたくさん貼られていた。どれも紙一面にびっしり文字やイラストが・・・。 少女は、すぐに女になるが、男はいつまでも少年のままなんだなあ。 |
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