2007 01,14 19:04 |
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2007 01,14 17:07 |
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2007 01,14 13:11 |
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という訳で那覇。国際通りは、観光客向けの土産物ばかりだが、賑やかだった。三越裏のゼファーにある展望台は、まだ営業していた。 しかし、那覇はもう飽きたなあ。行くところがない。 沖縄と言えば、ブルーシール・アイスクリーム。最近は、東京でも食べられるようになった。 あ、でも、昔、渋谷のアービーズの跡にブルーシール専門店がオープンしたけど、今は無いなあ。アービーズも懐かしい・・・。学生の頃、六本木のアービーズで深夜時間を潰していたなあ。 チャンプルーズが出演するライブハウス、もーあしびーチャクラ。一度、ここで観たいなあ。 以前、中野サンプラザでチャンプルーズのコンサート観たけど、全身全霊で踊り狂い、すごく疲れた。 本日の出演案内を見たら21時からチャンプルーズが・・・。どうしよう・・・。 でも、夕方、また前を通ったら、別のグループになっていた。 REDRUMという店。映画「シャイニング」を思い出した。 レッドラム、REDRUM、反対から読むと殺人になるのだ・・・。 |
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2007 01,14 09:15 |
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2007 01,08 21:17 |
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これは、来てみたら開催していたので入ってみたのだけど、素晴らしい展示会だった。
3人の若手写真家の展覧会で、タイトル通りこの地球の美しさを実感できる。(ほとんど日本だけど・・・) 今日は、この3人のうちのお二方が来場していて、写真家自ら自作の説明をしてくれるというラッキーな日だった。 まず最初は、動物写真家の前川貴行さん。木訥で優しげな風貌で丁寧に説明くれた。しかし、写真はワイルドだ。
最 初に紹介してくれたのは、白頭鷲の写真。ものすごいアップの表情や今にも着地する瞬間の姿は、本人も言っていたが「人間が着ぐるみきているよう」だ。言わ れてみるとどの写真も、そこに写っているのは動物なのに、人間が入っているように見える。ものすごく表情豊かで、特に目がさまざまな思いを物語っている。 欠伸する猿、子供にを温かく見守るホッキョクグマ、高山植物を美味しそうに食べるナキウサギ、滝を昇る鮭をまさに喰わんとするグリズリーなど、どれも本当に表情豊か。前川さんは、これら動物たちと友達なんじゃないかと思うほど動物たちを身近にとらえていた。 前川さんは、あまり写真の技術的なことは話さず、動物の生態とか、その時動物がどんな仕草をしたかを話してくれた。 前川貴行オフィシャル・サイト http://www5d.biglobe.ne.jp/~alaska/ トップページのシロクマの写真で優しさにノックアウトされるよ。 一 方、山岳写真家の菊池哲男さんは、どうやって写真を撮ったかをいろいろ話してくれた。太陽や月の位置、露光や構図など、特に多くの写真家が同じアングルで 同じ山をたくさん撮っているため、どのように先人の作品と差別化するかの努力を語った。彼の写真は、四季折々の白馬岳の美しさを追っているのだが、雲海に 浮かぶ山の稜線は、本当に大海の島のようであり、また夜の山とその向こうの街の灯りは、とても幻想的だった。今回、夜の山の写真も半分くらいあり、月の明 かり、星の明かり、街の明かり、その全てを計算して撮った写真は、どれも美しかった。 菊池さんも前川さんも言っていたが、美しい景色を見たら撮影しているのではなく、自分がイメージした通りになるまで待っているというのが共通していた。写真家とは忍耐のいる職業だ。もちろん、確固たる美へのイメージも持っていないとダメなのだ。 山岳フォトグラファー 菊池哲男の世界 http://www.t-kikuchi.com/ いやあ、本当に美しい山々。山に行ったことある人は、また行きたくなるはず。 も う一つのセクションは、林明輝さんの日本の風景。とにかく色がすごい。ここに写っているのは、本当に自分が住む国なのかと目を疑うばかりだ。特に蛍の群生 する森に行ってみたいと思った。雲の流れが雄大な瀑布のような写真も圧倒的だった。彼の写真集は、国際野生写真連盟(IFWP)主催の「ネイチャーフォ ト・ブック・オブザイヤー」グランプリに選ばれている。 もう一つのセクションは、林明輝さんの日本の風景。とにかく色がすごい。ここに写っているのは、本当に自分が住む国なのかと目を疑うばかりだ。特に蛍の群 生する森に行ってみたいと思った。雲の流れが雄大な瀑布のような写真も圧倒的だった。彼の写真集は、国際野生写真連盟(IFWP)主催の「ネイチャーフォ ト・ブック・オブザイヤー」グランプリに選ばれている。 写真家 林 明輝 オフィシャルサイト http://homepage2.nifty.com/rin-meiki/index.html 本当に色が綺麗、旅に出たくなる。 |
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2007 01,08 19:22 |
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続いて、今日のメイン、「球体写真二元論 細江英公の世界」を鑑賞。
写真の威力に圧倒された。被写体がすごい、というのもあるのだけど、何だろう、この緊迫感とまるで脅迫されているようなすごみは・・・。ただただ、圧倒。 三島由紀夫の「薔薇刑」は、とても有名な作品だ。三島は、作家という意味で天才だと思うが、この肉体はいただけない。もともと筋肉の土台のない貧相な体に無理矢理ボディビルしたような感じだ。筋肉に対する劣等感からの抵抗に思えてしまう。 圧 倒的な写真は、舞踏家の土方巽を撮った「鎌鼬(かまいたち)」。東北の農村の自然の中、時に地元の人の中に忽然と存在している不思儀な男は、鍛えられた筋 肉でなく、自然のままの肉体をさらしている。人々の笑いの中に、子供たちの畏敬の念の中に、風の中に、光の中に、いるはずのないような風貌で、まるで最初 からそこにいるかのように存在していた。 同じく舞踏家の大野一雄を撮った一連の作品も強烈だ。観ていると僕の脳味噌の中で誰かが叫び声をあげる。取り憑かれるような、突き離されるような、蛇の前の蛙のように固まって動けなくなる。 被写体がすごいということもあるが、土方は、「細江の写真が俺を有名にした」と言ったそうだ。まあ、どちらも驚異的にすごい。 |
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2007 01,08 18:24 |
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2007 01,08 15:26 |
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ビデオ・アートというからナム・ジュン・パイクみたいのを想像していたが違った。 最 初の展示は、巨大なスクリーンを使った「クロッシング」。スクリーンの両面にプロジェクターで映像を投影、手前が炎、向こう側が水。どちらも人がゆっくり と歩いてきて、一方は燃え、一方は滝のような水に打たれる。このゆっくり、というのがこのアーティストらしさだと気づく。暗い部屋に映像と音の洪水、意味 は分からないがインパクトはあった。 続いての「ベール」は、何枚もの絹のスクリーンを等間隔に置き、これまた両サイドからプロジェクター でビデオを投影。手前からは男、向こう側からは女の映像、どちらも夜と夜明けの森の中を彷徨っている。横から見ると映像が円錐形になっており、正面からみ ると透けているスクリーンの映像の大きさが違うので二次元なのに不思儀な立体感がある。女の側から映像を観ると、時折、遠くに男の顔が浮かぶ。 他には、一見、肖像画のようだが実はビデオでゆっくりと表情が変わっていくものや、ある女の一日を朝、昼、夜のそれぞれの部屋での仕草をじっと見つめているものなど、どれも映像はゆったりとしており、人間の表情の変化の過程を観ることができる。 斬新だし、企画も面白いし、展示の仕方も考えられているが、インパクトがあるのは最初だけで、だんだん飽きてくる。最後の部屋、椅子が置いてあるので腰を掛けたら眠ってしまった。 面白かったけど、心には残らない。 森美術館は、展望台とセットになっている。六本木ヒルズは、周りに高い建物が少ないので見晴らしがいい。 麻布のカトリック教会が見えた。 で、正面まで行ってみた。 |
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2007 01,07 21:28 |
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李香蘭主演の「支那の夜」を近代フィルムセンターで観てきた。溝口の特集以上の混雑に正直驚いてしまった。
映画は、戦時中に作られた国策映画で、中国人に日本化を推し進めるような台詞のシーンがある。軍の依頼のもとに作られた映画だからしょうがないが、正直歯の浮くような台詞にちょっと観ていて赤面。 山 口淑子が、昨年の日経の「私の履歴書」でも書いていたが、長谷川一夫にビンタされるシーンは、本当に頬を思い切り打たれたそうだ。他の船員たちの喧嘩の シーンでは、殴るふりだけで全くかすりもせず、自分から倒れたり、バケツの中に入ったりと見ていて滑稽だったが、長谷川のビンタのシーンだけは確かにもの すごくリアルだった。 脚本は、「生きる」や「七人の侍」の小国英雄だが、ストーリーはたわいもない。しかし、この映画には、見所聴き所が二つある。 一 つは、美しい戦前の蘇州を舞台に李香蘭が「蘇州夜曲」を歌うシーン。戦前、戦中、戦後、いや日本の歌謡史で最も美しいこの曲は、この映画の主題歌だ。西條 八十の詩は、メロディーがなくとも胸を打つ響きがあり、それに服部良一が付けた美しい旋律は、映像と一体となって光り輝く。桃の花が咲き乱れる蘇州の風景 は、まるで桃源郷だ。当時、このシーンを観た観客は、今、戦争していることが嘘のように思えただろう。 もう一つ、上海ホテルのテラスでこれまた李香蘭が歌う「支那の夜」だ。バックの上海の街はセットだが、ネオン煌めく上海の夜に響く歌声とメロディーは、美しい。これも詩は西條八十、曲は竹岡信幸。 この美しい二つのシーンの後、川での戦闘シーンがあり、やはり今は、戦時中だと思い知らされる。 悲恋で終われば映画として良かったと思うのだが、チープなハッピーエンドがいただけない。 大根役者が多い中、戦争中改名させられていた藤原鶏太(戦後、藤原鎌足に戻す)の演技が自然でいい。 そして何よりも李香蘭。この人がどんな思いでこの役を演じていたか、その胸中を察するとこちらの胸も痛くなる。李香蘭の表情は、美しくもいつも悲し気で切ない。こんなものすごい人生・・・、それに比べて自分の人生のなんと退屈なことよ。 名曲「蘇州夜曲」を口ずさみながら、映画館を出ていた。これは、歌を聴き観る映画だ。栗3つ。国立近代フィルムセンターにて。本日は、満員札止めだった。「支那の夜」は、あと1回、1月24日(水)15:00より上映される。 |
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2007 01,07 13:30 |
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