2007 02,22 23:43 |
|
1000回も講演したから、後は映画でねってことなのかなあとも思いながら、いやあ本当にプレゼンは上手だよ。日本の政治家もこれくらいアピールできればいいんだけどね。 内容は、別段、今更驚くようなことは何もなかったけど、よくまとまっていた。まあ、一歩的な視点しかないので、もうちょっとカウンタークレームを出して、それを論破するようでないと、ちょっと気恥ずかしいかな。 驚いたのは、映画館で僕を呼ぶ声が・・・。見ると、映画館にうちの会社の社員が10人もいたこと。環境部門の人たちだった。(笑) TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン5にて。 栗3つ。 |
|
2007 02,21 23:44 |
|
金馬一門の兄弟会。今日もadoさんが来てた。この落語会、二人とも皆勤賞だね。adoさんからいただいた栗のお菓子(すごく美味)をいただきながら落語鑑賞。全編ネタ卸しの会なので、緊張感もある。
歌すみ 「二人旅」 正直、つらかった。がんばってこのネタをぶつけてきたんだろうけど、まだ覚えたてでかなり危うく、また危ういまま池袋の落語会にかけるのはかなり無理があるなあ。でも、がんばれ歌すみ! 金時 「不動坊」 adoさん曰く、「金時さんって観る度、若々しくなっているわねえ」。なるほど、確かに肌の艶もよろしく、何か特別なアンチエイジングのトリートメントでもやっているのだろうか? 綺麗な後家さんを嫁に迎える主人公の子供らしい無邪気さがとても良く、一転、悪口を言われて仕返しをしようとする長屋の住人のちょっとすごみある対比が絶妙。間抜けな噺家が演ずる幽霊も大爆笑で、本当に明るく楽しい高座だった。 金也 「井戸の茶碗」 まくらで高尾山登山の話をしてた。そういえば、彦いち師匠の旅のスライドにもたくさん登場していた金也師匠、意外と(?)アウトドア派。 これ、好きな噺なんだよねえ。武士道の美徳を頑固に守り続ける若侍と浪人の間で翻弄される屑屋がめちゃくちゃ面白い。災難に巻き込まれる屑屋の情けなさそうな描写、こういうの金也師匠は、上手いんだよねえ。観ていて屑屋さんが本当に気の毒になってしまう。 小菊 粋曲 寄席では何度か拝見してる。なんとも優艶な風情で、大人だなーって感じの芸。お座敷で日本酒なんぞ飲みながら聴いてみたい。 金八 「猫の災難」 こういう調子のいい男を演じさせると彼の右に出る者はいないねえ。なんともマッチしたネタ選び。明るく華やかなのが金八師匠の高座。今回は、ちょっとおとなしめだったかなあ。 その後、打ち上げ。予約していたお店のミスで予約が取れて無く、暫し立ち往生。ようやく入れたけど、席は離れたり、注文は間違えたり、しょうがないお店だなあ。こういう時は、金八師匠の交渉術&取り仕切り。お会計かなり安くなったと思うよ。 |
|
2007 02,18 23:50 |
|
今日は、東京マラソンの開催日で、うちの近所も交通規制がされていて、まあ道路の広いこと広いこと。車が無いと、東京がものすごく広くなった感じだよ。晴 海から四谷まで都バスで行ってみた。いやあ、車が少なくてものすごく気持ちがいい。心なしか空気も綺麗になった感じだ。東京マラソン、毎週やってくれない かなあ。
さて、金翔勉強会。最近チラシが無いので、はて今日は、第何回だっけ? 金翔 「堀の内」
さすがにこなれていてテンポが良い。粗忽ものには傑作が多いが、演ずるのはかなり難しいと思う。トントンとたたみかけかつスムーズな噺の運びで笑いを誘っていた。 あやめ 「おていの般若の面」 講談は、あまり馴染みがないのだが、まくらは普通の漫談のようで笑える。一転、ネタは微笑ましく、一途なおていさんの可愛らしさがよく出ていた。 金翔 「禁酒番屋」 随 分久しぶりにかけたらしい。僕は、昨年頭、金時寄席で聴いた以来かな。演者と客席がとても近いので表情が良く見えた。僕のように噺の筋を知っていてあまり 笑わない客が見えるところにいるのは、噺家としてやり難いとは思うのだが、他のお客さんは大爆笑。池袋演芸場や黒門亭では笑いが起きないところで笑いが起 こるのは、逆に新鮮で、単純に落語を聴いて幸せそうな顔で笑っている観客を見ていると、僕も嬉しくなる。 「控えておれ」と命ずる番人の表情や台詞がとても面白かった。久しぶりにかけた割には、洗練されていてテンポも良く、番人たちの可笑しさと人間性が良く出ていた。 落語会の後、打ち上げ。 いろんな落語会の打ち上げに参加させてもらっているが、ここの打ち上げほど盛り上がる打ち上げはない。すごい盛り上がりというか、大爆発。「大晦日から新年のカウントダウン・パーティーか?」と錯覚すらしてしまいそう。(笑) あやめさんの強烈キャラと金翔さんのお友達のはち切れんばかりのヤングパワーに圧倒されっぱなしの夜だった。すっかり老け込んだ僕は、ちょっとばかり場違いか?と言いつつもまた参加させていただくよん。 |
|
2007 02,17 19:51 |
|
2007 02,14 13:57 |
|
2007 02,12 20:01 |
|
歌舞伎座がもう少しで建て直しのため取り壊されるためか、久しぶりの「仮名手本忠臣蔵」の通し公演だ。来月もやはり通しで「義経千本桜」だから、やっぱり今の歌舞伎座で最後にもう一度ということなのかな。 さ て、「仮名手本忠臣蔵」は、ご存知のようにもともとは人形浄瑠璃の話で、四十七士の赤穂浪士の話を「太平記」の時代と人物に置き換えて作られたものだ。そ のせいか、オープニングは、人形が登場人物の配役を説明、大序は、眠ったように舞台に座っている役者たちが、義太夫に合わせて首を上げ、人形に命を吹き込 むような演出だ。 高師直に富十郎、若狭之助に吉右衛門、塩冶判官に菊五郎、由良之助に幸四郎というスターキャスト。特に富十郎と吉右衛 門、富十郎と菊五郎のそれぞれ一騎打ちの火花散る演技のぶつけ合いは見物だった。派手な立ち回りより、台詞と演技での駆け引きと葛藤は、なかなかの迫力で 引き込まれた。菊五郎の切腹の場面も、ものすごいすごみでぐいぐいと観客を虜にする。菊五郎は、やっぱりオーラがあるなあ。 一方、幸四郎は、歌舞伎役者というよりは、やっぱりラ・マンチャの男の方があっているなあ。後半の由良之助は、吉右衛門だから、そっちに期待しようっと。 シンプルなセットの「忠臣蔵」のサイドストーリーとして展開される勘平とお軽の「道行旅路の花聟」は、富士山に桜に菜の花畑という明るく華やかで歌舞伎らしい舞と立ち回りで湿っぽさを吹き飛ばす。 後半は、25日に観に行くのだ。 通し狂言 仮名手本忠臣蔵 大序 鶴ヶ岡社頭兜改めの場 三段目 足利館門前進物の場 / 松の間刃傷の場 高師直 富十郎 桃井若狭之助 吉右衛門 足利直義 信二郎 塩冶判官 菊五郎 四段目 扇ヶ谷塩冶判官切腹の場 / 表門城明渡しの場 塩冶判官 菊五郎 薬師寺次郎左衛門 左團次 大星由良之助 幸四郎 浄瑠璃 道行旅路の花聟 早野勘平 梅 玉 鷺坂伴内 翫 雀 腰元お軽 時 蔵 |
|
2007 02,11 20:03 |
|
アンソニー・ホプキンスは、ものすごく魅力的なるも映画としては普通の出来。 ロードムービー風だが、旅の途中出会う人とのエピソードが薄っぺらく全く心に残らない。 最後のレースシーンは、なかなかの迫力なので、なるべく大画面で堪能したい。東京だったら、銀座でなく新宿のテアトルタイムズスクエアで観るのがいいだろう。 アンソニー・ホプキンスが上手すぎて、周りの人々が退屈。彼の演技を楽しむ映画でそれ以上のものはない。 いくつになって夢をあきらめず、ああいうジジイになりたいものだが、苦労した部分は全く描かれず、人生の楽しい部分だけ見せるというのはどんなものか。 マンローのドキュメンタリーが観たくなった。 単純明快な映画なので、多くの人は、まあ楽しめるのだろう。 栗3つ。 新宿テアトル・タイムズスクエアにて。 世界最速のインディアン、展示中。 |
|
2007 02,11 14:06 |
|
2007 02,10 18:09 |
|
有明は、ビッグサイトで催し物でもないと閑散としている。それでも、最近、Panasonicセンターや癌研究所の病院ができたり、再びいろんな開発が始まったようだ。 まだまだ更地だが、ホテルサンルート有明ができるらしい。有明には、ワシントンホテルしかない。東京ビッグサイトがあるのに宿泊施設は、少ないなあ。まあ、ちょっと行けば台場にメリディアンと日航のホテルがあるけれども・・・。 もともとは、有明には、JWマリオットができるはずで、先行して東京ビッグサイトにJWグリルが先行オープンしていたが、都市博の開催中止に伴って、この辺の開発計画が見直されて、マリオット進出はあえなくなくなってしまった。 まあ、普通のマリオットならいざしれず、JWマリオットができる場所じゃないわな、ここは。 以前、葛西のロッテゴルフ場を壊してロッテワールドを建設する計画があったが(今も計画中なのかな?)、そこにリッツカールトンを誘致しているという噂がたったが、あんなところにリッツが進出するはずもなく・・・。バブルの時代の笑い話やね。 TOCと言えば、五反田だが、いつの間にか有明にもTOCがあった。TOCは、東京卸売りセンターの略。レストランがビルの中にいくつか入っていたが閑散としていた。こちらも、何かイベントをやっていないとねえ・・・。人通りは、ほとんどないので・・・。 リゾートトラストの新しい施設も大分できあがってきていた。上層部で二つのビルが連結しているというなかなか奇抜なデザイン。この東京ベイコート倶楽部は、会員制でかなりゴージャスな施設になる模様。全室スイートルーム、館内にはスパやプールもできるそうだ。 貨物列車のコンテナをたくさん積み上げた臨時の施設が東京テレポート駅の隣に建設中。これは、3月11日から開催される展覧会「グレゴリー・コルベール」のための移動美術館。どんな展示になるのだろう。今から楽しみだ。でも、こういうイベントものって混むんだよねえ。 ノマディック美術館 @台場 グレゴリー・コルベール ashes and snow 2007年3月11日(日)-6月24日(日) |
|
2007 02,09 23:14 |
|
最終日ということで監督と土方巽研究者の方とのトークショーがあった。とりとめないトークショーで何とも尻切れ蜻蛉的だったけど、監督の生の声を聞けてラッキーだった。 冒頭に寺山修司の詩が引用されていたが、映画の雰囲気も寺山の映画を彷彿させるどことなく懐かしい感じがした。 プロットは、とても好き。死への扉は、市井の何気ないところに口を開いている。そんな死の世界への玄関口に迷い込んだ少年の物語。 舞踏家の監督作品だけあり、随所に盛り込まれた舞踏のシーンは圧倒的。特に劇中死んだままのカケラの舞は強烈だった。 人間の生きる理由はよく分からないのだが、一方死ぬ理由というのもよく分からない。ただ、人間は死すべき運命であるということは分かっている。生きる理由も死ぬ理由も分からない僕は、ただ生きているのだろうか。なんてことを考えた。 劇中、少年に向かって女が「死んではダメ、死んだらもう美しい夕焼けも見られなくなるのよ」というような台詞があったが、案外生きている理由というのは、そんな些細なことなのかもしれない。 生きることの喜びに溢れているはずの少年が一番人間味がなく、死にゆく大人たちがとても人間的だった。 終映後、映画館の階段を昇っていると踊り場に死者が二人いた。一瞬ハッとしたが、劇中死にゆく人物を演じた俳優さん二人が笑顔で観客を見送っていたのだ。 戦争の影を引きずる登場人物への感情移入が、ちょっとできなかったが、生と死の鮮烈のイメージが刻まれた映像に酔いしれた。 栗4つ。 ポレポレ東銀座にて。 |
|