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2007 01,08 18:24 |
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2007 01,08 15:26 |
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ビデオ・アートというからナム・ジュン・パイクみたいのを想像していたが違った。 最 初の展示は、巨大なスクリーンを使った「クロッシング」。スクリーンの両面にプロジェクターで映像を投影、手前が炎、向こう側が水。どちらも人がゆっくり と歩いてきて、一方は燃え、一方は滝のような水に打たれる。このゆっくり、というのがこのアーティストらしさだと気づく。暗い部屋に映像と音の洪水、意味 は分からないがインパクトはあった。 続いての「ベール」は、何枚もの絹のスクリーンを等間隔に置き、これまた両サイドからプロジェクター でビデオを投影。手前からは男、向こう側からは女の映像、どちらも夜と夜明けの森の中を彷徨っている。横から見ると映像が円錐形になっており、正面からみ ると透けているスクリーンの映像の大きさが違うので二次元なのに不思儀な立体感がある。女の側から映像を観ると、時折、遠くに男の顔が浮かぶ。 他には、一見、肖像画のようだが実はビデオでゆっくりと表情が変わっていくものや、ある女の一日を朝、昼、夜のそれぞれの部屋での仕草をじっと見つめているものなど、どれも映像はゆったりとしており、人間の表情の変化の過程を観ることができる。 斬新だし、企画も面白いし、展示の仕方も考えられているが、インパクトがあるのは最初だけで、だんだん飽きてくる。最後の部屋、椅子が置いてあるので腰を掛けたら眠ってしまった。 面白かったけど、心には残らない。 森美術館は、展望台とセットになっている。六本木ヒルズは、周りに高い建物が少ないので見晴らしがいい。 麻布のカトリック教会が見えた。 で、正面まで行ってみた。 |
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2007 01,07 21:28 |
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李香蘭主演の「支那の夜」を近代フィルムセンターで観てきた。溝口の特集以上の混雑に正直驚いてしまった。
映画は、戦時中に作られた国策映画で、中国人に日本化を推し進めるような台詞のシーンがある。軍の依頼のもとに作られた映画だからしょうがないが、正直歯の浮くような台詞にちょっと観ていて赤面。 山 口淑子が、昨年の日経の「私の履歴書」でも書いていたが、長谷川一夫にビンタされるシーンは、本当に頬を思い切り打たれたそうだ。他の船員たちの喧嘩の シーンでは、殴るふりだけで全くかすりもせず、自分から倒れたり、バケツの中に入ったりと見ていて滑稽だったが、長谷川のビンタのシーンだけは確かにもの すごくリアルだった。 脚本は、「生きる」や「七人の侍」の小国英雄だが、ストーリーはたわいもない。しかし、この映画には、見所聴き所が二つある。 一 つは、美しい戦前の蘇州を舞台に李香蘭が「蘇州夜曲」を歌うシーン。戦前、戦中、戦後、いや日本の歌謡史で最も美しいこの曲は、この映画の主題歌だ。西條 八十の詩は、メロディーがなくとも胸を打つ響きがあり、それに服部良一が付けた美しい旋律は、映像と一体となって光り輝く。桃の花が咲き乱れる蘇州の風景 は、まるで桃源郷だ。当時、このシーンを観た観客は、今、戦争していることが嘘のように思えただろう。 もう一つ、上海ホテルのテラスでこれまた李香蘭が歌う「支那の夜」だ。バックの上海の街はセットだが、ネオン煌めく上海の夜に響く歌声とメロディーは、美しい。これも詩は西條八十、曲は竹岡信幸。 この美しい二つのシーンの後、川での戦闘シーンがあり、やはり今は、戦時中だと思い知らされる。 悲恋で終われば映画として良かったと思うのだが、チープなハッピーエンドがいただけない。 大根役者が多い中、戦争中改名させられていた藤原鶏太(戦後、藤原鎌足に戻す)の演技が自然でいい。 そして何よりも李香蘭。この人がどんな思いでこの役を演じていたか、その胸中を察するとこちらの胸も痛くなる。李香蘭の表情は、美しくもいつも悲し気で切ない。こんなものすごい人生・・・、それに比べて自分の人生のなんと退屈なことよ。 名曲「蘇州夜曲」を口ずさみながら、映画館を出ていた。これは、歌を聴き観る映画だ。栗3つ。国立近代フィルムセンターにて。本日は、満員札止めだった。「支那の夜」は、あと1回、1月24日(水)15:00より上映される。 |
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2007 01,07 13:30 |
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2007 01,06 21:34 |
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普段は、フランス映画はあまり観ない。世界中、いろんな国を旅したが、今のところフランス人が一番嫌い。特にパリの人は嫌い。で、ついでにフランス語も嫌いなので、フランス映画はあまり観ない。
でも、この映画、評判が良いので観てみた。タイトルの邦題は、意味不明??? ハードボイルドっぽさを出したかったのかなあ。 まあ、飽きずに観れた。 ド・パルデューが悪の象徴みたいだったけど、個人的には、ド・パルデューの生き方の方が好き。主人公のレオも相当悪党だし、どっちもどっちって感じだなあ。映画観ながら、あの娘も殺しちゃえばいいのに・・・、なんて思いながら観てしまった。残酷度が中途半端だ。 警察だろうが、強盗だろうが、悪人だろうが、ムカつけばすぐ殺すというのが、最近の傾向なんだろうね。 展開もラストも予想通りだった。まあこんなものか。栗3つ。 銀座テアトルシネマにて。 |
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2007 01,03 17:35 |
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工芸館の特別展に入場すると、本館での常設展にも入れる。知らなかったけど、行ってみたら「全長40メートルを一挙公開中」とのこと・・・。何が?・・・と思ったら、横山大観の絵だそうで、それなら観ないという選択肢は無いよねえ。 生々流転」は、大気中の水蒸気からできた1粒の水滴が川をなし海へ注ぎ、やがて龍となり天へ昇るという水の一生を、40メートルにもおよぶ大変長い画面に 水墨で描いた作品だそうで・・・、1階の長い展示室を使って、40メートルの絵巻が全部公開されていた。その前にレプリカで予習。要所要所の説明を読み、 どこに何があるかだいたい頭に入れてから、いざ本物へ・・・。 白と黒のみの陰影の世界。水の流れに従って観ていくのだが、ある時は緩やかな流れ、ある時は轟々とし、ある時は落ち、ある時は昇っていく・・・。 水の流れの所々に美しい自然があり、そして人間の営みがある。まるで1本の映画を観るようだ。小舟に乗って大河に身を任す、そんな気分にもさせてくれる。 なんか得しちゃったなあ。こんな展示しているなんて全然知らなかったから、嬉しい! |
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2007 01,03 12:38 |
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2007 01,03 11:41 |
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2007 01,02 15:43 |
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2007 01,02 10:45 |
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近所の銭湯が営業を終えていた。近日中に取り壊すらしい。こうした風情ある銭湯は、だいぶなくなってしまったなあ。あとは、蛎殻町の木村湯くらいかなあ、中央区では・・・。 こ こも何度か行ったことあるけど、いつも空いていたなあ。近所のおじいちゃんおばあちゃんと、若い人は新聞配達の人くらいだったもんねえ。お祭りの日は、銭 湯はいっぱいになるけど、普段は大変だったんろうねえ。特にこのあたり、高層マンションが林立してきて、もはや必要とする人もいなくなったのね。すぐ後ろ に高層のマンションが出来たとき、煙突からの煙がもろにあたるなあと思っていたけど、そのせいもあるのかな。 昭和の街角が、またひとつ消えていく。 すぐにここに何があったか、分からなくなるだろう・・・。 |
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