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2007 03,31 23:22 |
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前半の「日本美術が笑う」は、古代の土偶や埴輪から始まり、時代時代の 「笑い」をテーマにした作品群が並ぶ。岸田劉生の「麗子像」、応挙・若冲・芦雪の動物画、木喰の微笑ましい仏像などお馴染みのものから、放屁合戦の絵巻、 吉原までの道中を描いた絵巻など思わず笑ってしまうものがたくさん展示されていた。最近話題の若冲の簡素な掛け軸などもあり、なかなか面白い展示だった。 後半の「笑い展」は、「笑い」をテーマにした現代美術を集めたもの。前半の古典とは一転、明るい展示室は、一見ふざけた展示物のオンパレードだ。 個人的には、タミ・ベン=トールの「アドルフ・ヒトラーを語る女たち」と「私の名前はアドルフ・ヒトラー」にちょっと度肝抜かれた。 まあ、他は確かに思わず笑ってしまうものがたくさんあるのだが、別段心には残らないなあ。 |
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2007 03,31 20:30 |
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ただ予告編で想像させるストーリーとはまるで違う展開だった。これってデジャヴか? 結局のところタイム・トラベラーものなのね。 ただ、過去と現在の同時進行のカーチェイスは、迫力満点だ。 強引な設定はさておき、2時間飽きないのは、デンゼル・ワシントンの魅力につきる。一つ一つの表情や仕草がとても細やかでとても良い役者だ。 予想通りの結末と強引な設定が突っ込み処満載だが、なかなかに楽しめる娯楽作だ。 大好きな街ニューオーリンズで撮影されていて、ああ、ここはここまで復興しているんだ、ここはハリケーンの傷跡がまだまだものすごいなあと感慨深く見入ってしまった。 栗3つ。 TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン3にて。 |
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2007 03,28 00:31 |
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お昼、温かな陽気の中、同僚とランチへ。久しぶりに古都里に行ってきた。以前ほどの行列はないものの、店内は相変わらず満席だ。ちょっとだけ待ってからカウンター席に。 ラ ンチで一押しは、稲庭うどんのセットで、温かいうどんの「古都里膳」か、冷たいうどんの「水天さん」だね。僕は、冷たい方が好きなので、「水天さん」に。 稲庭うどん(醤油だれ、ゴマだれ)、天ぷら(海老2本、獅子唐、サツマイモ)、かやくご飯のセットで1050円なり。ここの稲庭うどんは、コシがあって美 味しい。天ぷらも良い味だ。 水天宮とロイヤルパークホテルに挟まれた辺りにある。東京駅の地下街・黒塀横丁に支店がある。 |
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2007 03,25 23:33 |
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夜は、しのたかさんとそのまま歌舞伎座へ。義経三本桜の後半を鑑賞。素晴らしい。堪能した。 四幕 木の実 / 小金吾討死 いやあものすごいプロットだなあ。仁左衛門演じるいがみの権太の悪爆発という感じの「木の実」は、いろんな伏線を張り巡らし魅せる。 続 く一大スペクタルの「小金吾討死」は、夜の野原のスピード感あふれる大立ち回りの殺陣に釘付け。特に縄を使った蜘蛛の巣ような演出は、鮮やかで美しかっ た。左団次の弥左衛門を通りかかって何やら考えて刀を振りかざす幕切れも、「えー、これからどうなるの?」と思わず心の中で叫んでしまう。 五幕目 すし屋 四幕とこの幕の最初で張り巡らされた伏線が、一気に結びつき、そしてラストのどんでん返しへ。まあ、あっぱれの脚本! 江戸時代の天才たちのこのストーリーテリングは、素晴らしいの一言に尽きる。 大詰 川連法眼館 / 奥庭 義 経が静御前を預けたはずの忠信が実は、狐だったいう話。本物の忠信が現れて、もう騙せないと正体を現した狐が初音の鼓の縁を語る。狐に豹変する仕掛けは歌 舞伎ならでは。菊五郎の狐の舞も楽しい。本物の忠信が何も知らないと語るシーンの表情も、本当に知らないような顔。なんたる演技派。それに比べて、幸四郎 は、何をしゃべっているのか良く聞き取れないなあ。 ラストの「奥庭」。これから滅び行く人たちの最後の一瞬の輝きが満開の桜のもと放たれて幕。なんという舞台だろう。すごすぎる。 幕間には、地下の食堂「花道」でおでん定食を食べた。昔のデパートの食堂みたいな風情。懐かしや。しかし、30分で食べるのはあわただしいなあ。 |
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2007 03,25 14:36 |
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2007 03,25 13:37 |
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それほど混んでいなく、ゆっくり鑑賞できた。涙がちょちょぎれたよ。オープン記念でサントリー美術館所蔵の至宝をご開帳ってことかな。 大好きな絵巻や素晴らしい器、小物にくわえ、今回一番目を奪われたのが能装束。その美しい刺繍にうっとり。鳥肌がたつほどの美しさだった。いや本当に・・・。なんという細かな作業! 焼き物も面白いものがたくさんあった。あと、江戸時代のガラス製品も美しかった。あんな器で酒を飲みたい。 この展覧会、展示替えするようなので、また行かねば。 |
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2007 03,25 12:38 |
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しのたかさんにお誘いいただいて、東京ミッドタウンのプレオープンに行ってきた。ちょっと雨模様だったけど、たくさんの招待客でごった返してた。 さすがに、できたばかりなので綺麗だ。ガラス張りでブラウンを基調にした内装は、最近の流行なのかな。 ただ全体的には、六本木ヒルズよりカジュアルなお店が多いなあ。特に地下のレストラン街は、どの店も狭くてがっかり。これじゃ、吉野屋に毛が生えたみたいだ。 たくさんお店が入っているけど、どの店も狭い。レストランもこじんまりしていて、おおテーブルにたくさんの人を座らせるという感じで落ち着かないなあ。値段が高めの所はゆったりとした席があるのかなあ? 今日は、内覧会をしていなかったけど、やっぱり最大の話題は、最上階のリッツ・カールトン東京だろうね。ここにもレストラン、バーができるので人気が出ること必至。 |
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2007 03,24 18:23 |
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映像で臭いを表現するのはとても難しい。この映画は、タイトルはパフュームだが、映画には、香りと悪臭の両方が取り上げられる。 前半は、悪臭の中で人々が蠢き、後半は芳しい香りを求めて殺人が行われる。 物語の焦点が主人公だけにあたりすぎていて、殺されていく女たちに何の感情もいだけず、また忍び寄る死の影のスリルやサスペンスが物足りない。 されど、鼻の動きや表情で香りを表現する様は、不気味だが上手い。 ラストのクライマックスの香り饗宴は、ボティチェリとカラヴァッジオとブリューゲルの絵画が一斉に動き出したようで、圧倒的な演出。香水は、まさに媚薬であり、人間の本能を呼び覚ますもの。食欲も臭いによってかきたてられるしねえ。 死にゆく女性があまり魅力的でないのが残念だが、臭いという人間の本能に作用する点を上手く利用し、主人公を単なる猟奇殺人者と一線を画していて面白い。 栗4つ。 サロンパス・ルーブル丸の内にて。 サロンパス・ルーブル丸の内の客席の頭上にあるシャンデリア。バブル時代にできた映画館らしいねえ。昔は、上下していたのに、最近は色が変わるだけで動かない。
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2007 03,24 15:26 |
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可愛いのは子供時代で成長した後の主人公のペンギンは、ちょっといただけない。アデリー・ペンギンのアミーゴたちの方がコミカルで可愛い。 ミュー ジカルのような冒険もののような、また環境問題なんか入れてちょっと教育的なところもあり、散漫な印象はあるが、海の中のペンギンたちが泳ぐシーンや氷の 洞窟を滑りまくるシーンは、迫力満点。スピード感あふれて楽しめる。南極の氷と青い海の世界も美しく、ロジャー・ディーンの絵画を思い出したりした。 固陋な長老派と若者の対立というのがいかにもステレオタイプ的だけど、子供向けのアニメとしては分かりやすくていいんだろうね。 ペンギンを踊らせたアイデアは成功していると思う。 栗3つ。 丸ノ内プラぜールにて。 |
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2007 03,23 18:27 |
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