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2007 04,14 19:04 |
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このところ忙しくてなかなか聴けていなかった落語へ・・・。なんと@ニフ亭のぽっどきゃすてぃんぐ落語の公開録音無料寄席に当たったの。今まで何度か申し 込んだんだけど、いつもハズレで。今回も、期待していなかったのだけど、当選しちゃった。素直に嬉しい。なんと、大好きな三之助、一之輔、志ん八が登場す るのだ。こんな素敵な面子の時に当たるなんて、神はまだ僕を見捨てていなかったのね。という訳で、同じ三之助、一之輔フリークであるざびさんを誘って行ったきた。
大森にあるベルポートのニフティの本社で公開録音。いずれポッドキャストで公開されると思うので、ぜひ聞いてね。とっても面白かったよー。ビデオも観られるみたい。 歌ぶと 「道具屋」
本日の前座さん。録音する会ということで緊張したのかな。ちょっと固かったね。 志ん八 「水屋の富」 まくらがもうちょっと何か欲しいけど、二つ目になりたてだから、これからに期待。 しかし、落語は上手。表情豊かで、見ていてとても楽しい。お金を盗られないか心配の主人公の気持ちがとても良くでていた。声もいい、表情もいい、仕草もいい、話しも上手い、将来かなり有望。 王楽 「竹の水仙」 初めて拝見した。笑点でお馴染み好楽師匠(ピンク)の息子さん。まくらも面白くて客の心を掴んでいた。登場人物がちょっと若々しくなっていたが、なかなかの出来。同じ笑点の黄色の息子より遙かに上手い。 一之輔 「鈴ヶ森」 期 待に応え、かつそれ以上の出来。面白かった、笑った、笑った、場内も大爆笑だった。テンポも良く、くすぐりが以前聞いた時と変わっていてこれがまた絶妙に 面白かった。観る度に腕をあげ、ネタもどんどん良くなっている。天賦の才能もあるんだろうけど、きっと努力と稽古に勤しんでいるんだろうな。 三之助 「蜘蛛駕籠」 三 之助さんの「蜘蛛駕籠」は、先月ネタ卸しで聴いたばかり。なのに可笑しい。酔っぱらいとの掛け合いのシーンは、大爆笑。これ、何度聴いても笑ってしまう。 小三治師匠の血を受け継ぐ、真の正統派落語の伝承者の一人だろう。師匠ゆずりのすごみのある表情も、酔っぱらいの仕草も素晴らしいが、それだけではない彼 の独自のエッセンスも魅力的だ。 考えてみたら、録音として残るからか、まくらが普遍的なものが多かったね。確かに、時事ネタのま くらだと、あとで聴いた時、ちょっと違和感があるからかな。ポッドキャストを聴いて落語が好きになったあなた、寄席や落語会で、三之助さんや一之輔さんを 聴くと、もっともっと面白いので、ぜひぜひ生で聴いてみて。 |
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2007 04,14 12:06 |
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本日は、大森に出没。 大森と言えば、大森貝塚。東海道線の車窓からも見える貝塚跡、歴史の教科書でもお馴染みのこの場所、実はまだ行ったことがなかったの。 期待に胸をふくらませ、行ってみたら、あら碑だけ? がっかりして駅へ戻ろうとしたら、「この先、品川区にも大森貝塚はあります」の看板が・・・。なるほど、大森貝塚は、大田区と品川区にまたがっているらしい。 さらに大井町方面へ歩くこと300メートル、あったよ、大森貝塚遺跡庭園が・・・。なるほどそれらしい感じがするが、普通の公園のようでもある。 おお、それらしき展示発見。 で、これが本物の貝塚を切り取って展示したものだそうで・・・。 もっとこういうのがずずーぅと延々続いている様を想像していたよ。うーん、こんなものか。まあ、考えてみたらゴミ捨て場の遺跡ってことだからかね。駅至近のこの土地、不動産屋が放っておかないよな。 大森駅から大森貝塚遺跡庭園へ向かう途中にあったガードレール。なんか無駄にすごい。歩行者を何から守るためのものなのだろう? |
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2007 04,08 00:13 |
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先日行ってきた六本木ヒルズの森美術館で開催されていたグレゴリー・コルベールのプレ展覧会、その本展である「ashes and snow」を観にお台場のノマディック美術館へ。この美術館、日本人建築家の坂茂がグレゴリー・コルベールの「ashes and snow」のために設計した移動美術館なのだ。ニューヨーク、サンタモニカに続いて三番目の開催地が東京・お台場となったわけ。 コンテナーをたくさん積み上げた倉庫のような建物。館内は暗く、コルベールの写真のようなデッサン画のような独特な作品に淡い光が当たっている。 この動物の表情、動物の動き、いったいどうやって撮影したのか分からない。CGじゃないことは確かだ。(笑) 最も素晴らしかったのは、鯨と人間のシクロナイズド・スイミングだ。こういう映像をアイマックス・シアターで観たらものすごい迫力だろうな。 プレ展示を観ていると内容の想像がつくので、プレを観ていない人の方が楽しめるかも。 |
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2007 04,08 00:12 |
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有 名なキャパの「東京駅」は、一人として顔の全面が映ってなく、後頭部か横顔かまた顔の一部である。なのにとても表情豊かだ。消えてしまった懐かしい東京の 街角、スーパーヒーローの長嶋茂雄、通勤電車、葬式、学生闘争、オリンピック、豪華なショーウィンドウの前で寝ているホームレスなどなど、東京の様々な一 面が切り取られている。 毎度毎度、思うのだが、一瞬を切り取った写真から、どうしてその前後の物語が聞こえてくるのだろう・・・。 |
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2007 04,08 00:10 |
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ガラスに焼き付けられた150年前の町や人物、大切に桐の箱に収められ金縁の枠までついた写真など珍しい展示物も多かった。 人物については、それほど昔の人という印象は無かった。確かにそこには、侍や和服姿の人ばかりなのだけれど、その表情は、今の時代と変わらない気がした。 写真を見ながら、その前後にある物語を想像するの好き。眺めていると写真は、物語を語りだす。 人物はさておき、この国の風景は、本当に今僕らが住む所と同じなのかと疑ってしまうほど変貌している。遠くまで空がある景色は、なんと美しいものなのだろう。 この展覧会、4月10日に展示替えするらしい。総出品数310、うち常時展示は180らしい。また行かなくちゃ。 |
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2007 04,07 23:15 |
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東西ドイ ツに分かれていた頃の東側の物語。それほど遠い昔ではない。抑圧された環境で虐げられる人々、そこからの解放を促す人々、それを監視し罰する人々、自分が 安全でいるために罪なき人を裏切る人々・・・、どれも人間的だ。どんな時代でも人間は、生きていかねばならず、時代時代に生きるための選択を行う。 この映画に描かれているのは、人間の弱さと強さと狡猾さ。どれも人間そのもので、どれがいけないという訳ではない。そんな中で、この映画がもたらしてくれる感動は、言葉や音楽が持つ力、人間に与える大きな影響だ。 つまらない日常に与えてくれる、魂を揺さぶる感動。ウルリッヒ・ミューエの寡黙な演技に圧倒される。 栗5つ。満点。これこそが映画だ。 チネチッタ川崎にて。
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2007 04,01 23:18 |
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2007 04,01 23:17 |
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よくよく考えると思慮のない若者が何しやがるという感じだが、若く、インテリで、野心的で冒険好きという主人公の設定は、なかなかにそそられる。それは、嫌悪感でもあり憧憬でもある。拮抗するこの思いに共感できるとこの映画はすんなりと入ってくる。 圧巻は、やはりウィティカーで、こんなにすごい演技を観たのは、「クライング・ゲーム」以来だ。とにかく最初の登場シーンから畏敬のパワーを彷彿させる。 悪名高いアミンの恐ろしい側面の中に、時折見せる人間味に、最初主人公が熱狂してこの大統領を迎える。オープニングからアミンの狂気じみた本性を見せ出すまではなかなかの迫力。 後半、アミンの正体に気づいてからの展開は平凡なのが残念。 監督は、アラン・パーカーの「ミッドナイト・エクスプレス」を、原作者は、コンラッドの「闇の奥」あたりを目指したのかもしれないけど、較べちゃうとねえ・・・。 まあ、昔の秀作と較べてしまうとちょっと消化不良だが、今年観ておきたい映画であることには間違いない。 栗3つ。 有楽町スバル座にて。 |
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2007 04,01 22:19 |
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2007 03,31 23:24 |
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静かで暗い展示室に人間と動物の触れ合いの一瞬をとらえた巨大な写真 が圧倒的な美しさで迎えてくれた。続く、人間とオランウータンの映像は、本当に美しさにうっとり。人間と動物がこんなにも心を通わせることができるのかと しみじみとしながら、いやいやかつては、同じ地球の住人として対等の立場にあったのだろうと実感。決して人間が特別な存在でなく、地球の一構成員なのだと いう当たり前のことを気づかせてくれる。 砂漠の豹と人間の映像は、創世期のサイレント映画を観ているような美しいアングルとフォーカスにハッとする。今回上映されている短編映像は、どちらもゆったりとした流れで、心の膿を出してくれる。 本編であるお台場の展覧会が楽しみだ。 |
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