2007 08,18 20:09 |
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広重、好きなんだよねえ。広重の浮世絵を求めて、行ってきた横浜まで・・・。最近、広重関連の展示会が多いなあと思ったら、今年没後150年なんだとか。この展覧会、前期と後期に別れている。前期が19日までだったので、急いで行ってきた。
今回、「東海道五十三次」が全て展示されている。浮世絵を観ながら日本を旅することができるのだ。初刷りと後刷りの両方が展示しているものもあった。日本橋も後刷りでは、登場人物が増えてごちゃごちゃしていたが、こういうこともするのかとある意味興味深かった。 「近江八景」と「金澤八景」も全て展示されていた。地元だけに「金澤八景」を熱心に観る人多し。「相州江ノ島岩屋の図」など珍しいものもあった。 大正時代に、広重の絵と当時のその場所を並べて掲載した本があり、それの一部が展示されていたが、こうしてみると、広重がかなりデフォルメしていたのが分かる。 風景の美しさもさることながら、何気ない人間の動作も興味深い。 |
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2007 08,18 19:11 |
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2007 08,16 23:12 |
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前半、田舎の家でのおばあちゃんとのバトルは抱腹絶倒、下水を流れて屋根の上から初めて見るパリの街の美しいこと・・・。 屋根裏、下水道、床下などねずみ視点のカメラの動きがとても楽しい。バイクとネズミのカーチェイスも迫力たっぷり。 何よりも圧巻は、料理の手順。実際に取材して作られた料理のシーンは、本当に楽しいし、料理もとっても美味しそう。ディテールの凝り方には感服。 レミーも可愛い。いじわる料理評論家の声がピーター・オトゥール、涙ちょちょぎれたよ。 音楽もセンスがいい。栗4つ。 ユナイテッドシネマ豊洲、スクリーン7にて。 |
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2007 08,16 00:13 |
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どの話もとても良くできていて面白い。古来から変わらぬ日本人の、人間の心理が非常によく描写されている。 英語版を読んだら、また違った面白さがあるんだろうなあ。 後半、話の原拠がそのまま掲載されている。正直言って、原典は、小泉八雲を通した物語より遙かに面白い。耳なし芳一しかり、今昔物語しかり、日本語の持つ美しいリズムと簡潔な描写から得られる想像の世界の方が脳味噌には一層刺激的だ。 怪談・奇談 小泉八雲 / 平川 祐弘 編 講談社学術文庫 |
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2007 08,12 23:15 |
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2007 08,12 17:18 |
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金時師匠の高座がある日を狙って今年も住吉踊りを観に行った。毎年ものすごい立ち見客で超満員だけど、やはりいいねえ。もう自分の中で完全に夏の風物誌の一つになっている。 小んぶ 「小町」 左吉 「堀の内」 志ん太 「ざる屋」 世津子 マジック 金時 「お菊の皿」 小菊 粋曲 右團治 「半分垢」 遊平・かほり 漫才 左橋 「宮戸川」 紅 「お富与三郎」 和楽社中 太神楽 菊千代 「松山鏡」 世之介 「小粒」 まねき猫 動物ものまね 菊春 「初天神」 志ん五 小話 ひろし・順子 漫才 駒三 小話 馬風 小話 美登・美智 マジック 文楽 小話 扇遊 小話 にゃん子・金魚 漫才 伯楽 「家見舞い」 小里ん 「手紙無筆」 小円歌 三味線漫談 金馬 「親子酒」 大喜利:吉例納涼住吉踊り 怒 濤の出演者のため、一人一人の感想は今回省略。しかし、後半の大御所は、皆小話だけ、出ることがファン・サービスなのか・・・。個人的には、落語をやらな いならわざわざ出てこなくていいのになあ。その分出演者を減らして、落語を聴かせてほしいなあ。だいたい前座が二人出ているのに真打ちの時間が少ないって どういうこと? 左吉さんは、超ショートバージョンの「堀の内」をかけていた。前座さんががんばっているのに、何故に大御所は、落語をしないのだ・・・。 志ん五、馬風、文楽の大御所は、踊るわけでもなく、いったいに何しに出てきたのだろう。人寄せパンダなのかなあ? 人寄せのためのサービスだったら、住吉 踊りの時は必要ないけどなあ。出るからには、落語が聴きたい。まあ、大混雑の演芸場、客の出入りも激しいので、落ち着いて落語を聴くという雰囲気に欠ける ということもあるけど。 愛しの金時師匠は、ちゃーんと落語をかけてくれた。主任の金馬師匠の「親子酒」、何度も聴いているけど楽しい。 そ して、住吉踊り。何人出ていたのだろう?40人くらいと言っていたが、楽屋にこんなに人が入るのかとびっくりする。次から次に楽しい踊りが舞台上で繰り広 げられる。そこは噺家たち、随所に可笑しい寸劇を交えながら本当に楽しい。駒三・朝太のからみも抱腹絶倒。本日落語での出演がなく、踊るためだけにたくさ んの芸人が来ているのもすごい。 金翔、時松の住吉デビューもあった。これからの方は、ぜひお楽しみに。 愛しの金時師匠は、結構踊りを間違えていたよ。舌をペロンと出してお茶目にごまかしていたが、笑いをとっていたのでご愛嬌か。 金馬・圓平コンビは、もうたまらなく素敵!フィナーレの全員でのかっぽれは、もうこれは寄席のレビューだ。夏の暑さを吹き飛ばす楽しい舞台。20日までやっているので、ぜひぜひご覧あれ。本当に素晴らしいよ! |
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2007 08,11 23:23 |
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今日も暑かったなあ。上野駅から国立博物館まで歩くだけで汗がどんどん出てきた。博物館の中に入ったら、まあ涼しい。夏は、博物館や美術館がオアシスだねえ。館内のソファで寝ている人がいっぱいいた。
京都五山の禅をテーマにした特別展。南禅寺は、五山の上にある総本山の総本山のようで別格なのね。 仏像や仏画だけでなく、お偉い坊様方の彫像や袈裟なども展示されていた。五山第2位の相国寺ゆかりの寺ということで鹿苑寺や慈照寺の展示もあった。 個人的には、釈迦如来坐像と一緒に並べられていた十代弟子立像に釘付け。表情豊かで身振りも大きく表現された仏教彫刻に驚いた。 9月9日(日)まで。その後、来年1月1日から九州国立博物館に巡回。 |
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2007 08,10 23:24 |
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この作品、チャンドラーの有名なフィリップ・マーロウものだけど、そこはアルトマン、ハードボイルドを期待するとこの緩く不思議なユーモアの作品に良い意味で裏切られる。 ボサボサ頭でヘビースモーカーのマーロウは、うだつのあがらぬ感じだ。 それにしてもまずオープニングからその洗練された音楽でメロメロ。この音楽センスは、70年代の映画史上最高と言っても過言でないほどしびれる。全編音楽にしびれっぱなし。 アルトマン得意のガラスを使った印象的なシーン、夜の海の波のシーンなど映像もセンス抜群で、猫に翻弄されるダサダサ主人公がいつの間にか巻き込まれる事件に自然と夢中になってしまう。 猫、犬の使い方がびっくりするほど上手く、動物アカデミー賞があったらあげたいくらいだ。 抜群の音楽と映像センスに眩いばかり魅せられて、もうくらくら。 栗4つ。 渋谷ユーロスペース2にて。
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2007 08,08 23:26 |
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2007 08,05 23:27 |
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結局、行ってしまったこのお祭り。今年から名称が変わった。しかし、暑かったよ。写真撮ったりするのもどうも億劫になってしまった。まあ毎年そうなんだけどねえ。 暑い、暑い。それなのにやっぱりすごい人。 三之助さん、自作の公式プログラムの売り子をやってたねえ。 全部売れた? 毎度お馴染み、歌い終えた市馬師匠。 こちらも熱唱の正朝師匠。曲は、「愛しのエリー」。 毎度楽しいゴミ隊のパフォーマンス。 本日の戦利品 玉の輔師匠の本とくじを引いてもらった圓朝時計。 落語小皿。こういう粋で洒落たの大好き。金也師匠のお店で入手。金也師匠の奥様は、陶芸家。素敵! 福扇のくじは銅賞で末廣亭の招待券、恒例の一九師匠の落語絵手紙を予約。今年は、「らくだ」にした。 |
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