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2007 05,21 23:27 |
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2007 05,21 15:58 |
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2007 05,21 14:01 |
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2007 05,21 13:02 |
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若冲を鑑賞した後、東山の金地院へ。ここは南禅寺の塔頭だが、一つの寺としてもなかなかの見応えがある。 拝観料400円だが、プラス700円で方丈の裏の部屋や茶室も見学できる。丁寧に説明してくれた。説明があると嬉しい。何度もここに来ているけど、気づかなかったことや見過ごしていたことばかりだ。 方 丈の襖絵は、狩野探幽・狩野尚信の襖絵。金箔が貼ってある。正面から見ると側面がくすんで見えたが、通常入れない位置から襖を開けてくれそこから見ると見 事に金箔が見える。襖絵も電灯の下で見るのと電気を消して、自然光で見るのとでは全然違う。当時は電気もなく暗かったから、襖に金箔を貼るのは、なるべく 部屋を明るく見せるということらしい。光取りの窓の意匠も技が細かい。 方丈の裏手にある八窓席の茶室は、見事だった。客人用の茶室と家人 用の茶室が背中合わせに配置されている。窓の障子の格子の数は、窓それぞれ違い、床柱やその他の部屋の柱や梁も全て異なる木が使われている。多くの凝った 意匠を説明してもらい、いろんなことに頷きながらとても興味深く聞くことができた。 長谷川等伯の有名な襖絵「猿猴捉月図」と「老松」は、力強く素晴らしかった。特に、池に映る月を捕まえようとする猿の描写とその手を伸ばす猿の腕と平行に描かれた隣の襖絵の松の枝のシンクロが素晴らしかった。力強いタッチに思えたのは、竹筆で描かれたせいかな。 方丈の枯山水の庭は、鶴亀の庭。現在は、庭園の周りの木の丈が高くなったせいで見えなくなったそうだが、庭の向こうに丘の上の東照宮が見えたらしい。写真では見にくいが真ん中の木々の元に長方形の大きな平面石があり、そこが東照宮の遙拝の場となっている。 開山堂の側から見ると東山を借景としている。 東照宮前の灯籠 東照宮。京都に残る唯一の権現造りで、天井の鳴龍は、狩野探幽の筆による。 それほど広い敷地ではないが、起伏に富み自然も豊か。 |
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2007 05,21 10:06 |
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今回、京都へ来た目的はこのため。会社を休んだ。平日朝9時から並んだおかげで、ゆっくり若冲の傑作群を鑑賞することができた。 現在、宮内庁蔵の動植綵絵30幅は、若冲が相国寺に残したもの。昨年、東京でプライス・コレクションが開催されていた時、宮内庁の三の丸尚蔵館で数回に分けて展示されていた。 今回は、相国寺に残った釈迦三尊像と動植綵絵の33幅が一堂に介して展示されるということ。相国寺承天閣美術館の第二展示室は、この33幅が一度に展示できるように設計されたものらしく、展示室の中心に釈迦三尊像、その左右に15幅づつ動植綵絵が並ぶ。 展示室に入ったとたん、視界いっぱいに広がる鮮烈な色の洪水は、まるで錦の滝。眩いばかりの色に全身が包まれ、鳥肌がたった。 平日休んで朝早く並んだかいがあって、ゆっくりと鑑賞することができた。まずは、一通り釈迦三尊像と動植綵絵を間近でゆっくりみて、展示室の入り口あたりに戻って全体を見渡して、また気に入った絵の前に行ってじっくり鑑賞。もう夢のような時間だった。 絵の動物や植物は、止まっているのに動いて見え、とても動的なのに静止している一瞬が切り取られている。色褪せていない鮮やかな色彩とモダンなセンスは、江戸時代のものとはとても思えなかった。 鶏の羽の一本一本、孔雀の目の回りの突起や、鳥の足のぶつぶつの模様までまるで写真、いや本物をそこに貼り付けたような精密さだった。 釈迦三尊像も色鮮やかで、じっと見つめているといろいろな細工やデザインが見えてくる。 釈迦三尊像と動植綵絵ばかりが注目されいたが、第一展示室の鹿苑寺の襖絵にも圧倒された。水墨画なのだが、黒と白の濃淡だけでこれだけの表現ができるなんて、驚嘆、驚愕、鳥肌、失神、失禁(失礼)・・・。葡萄の葉の腐りかけた表現にも脱帽。 釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりに再会中。次ぎの再会は、また100年後という噂。 プライス・コレクションより遙かに素晴らしい。必見。 相国寺 並んでいる間、見つめていた風景。 |
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2007 05,20 20:35 |
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2007 05,20 20:28 |
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今度来るときも、また同じ姿でいてほしい。 松坂屋。名古屋に本店があるあの松坂屋の呉服の外商部? こんなお店で買い物してみたい。 町屋を改装した洒落たレストランが多い。 迷い込んで、どこか違うところに行けそうな小道。 街は、夜の姿が好き。 街は、夜の姿が好き。ネオンが揺らぐ川面、夜の底に浮かぶ灯、知る人もいない雑踏。 東京の繁華街にはないアーケード。デザインが京都風。 明るく賑やかなアーケード、修学旅行生が多いのは、今も昔も変わらないんだなあ。 新京極、若い人が多い。古い映画館は減り、ここでもシネコンの波が・・・。 寺町。 新京極と平行して走るアーケード。一本隣の道なのに、こちらはちょっと照明が暗く落ち着いた雰囲気。若くない人がたくさん歩いている。空いていて、こちらの方が歩きやすくて好き。僕好みは、こちら。 地元の学生たちの会話。 「宮本むなしに先に行って待っているから・・・」 なんのこっちゃ?と思っていたら、あった。 |
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2007 05,20 16:21 |
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2007 05,20 15:26 |
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旅籠、寺田屋。幕末歴史ファンにはお馴染みね。坂本龍馬が襲撃された船宿だそうで。今もほぼ当時の佇まいを見せる。館内見学可で、丁寧に説明してくれる。 僕は、歴史好きなんだけど、幕末の海援隊とか新撰組とかあんまり好きじゃないんよねえ。あとサラリーマンのおっさんが好きな戦国武将がたくさんでてくるあの辺も実は苦手。古代史から室町あたりまでが好きなんだなあ。飛んで大正、昭和の近代史も好き。 幕末の倒幕運動あたりは、あまり馴染みなく、坂本龍馬と言われても、ふうーんて感じだった。好きな人にはたまらないんだろうね。 部屋の一つ一つは、狭いけど落ち着く。通りに面した部屋からは、当時は川の流れが見えたのだろうな。 龍馬が襲撃された部屋だそうで・・・。 弾痕。 柱に付いた刀跡は、見学者が触るのでツルツルになってしまい、今は、訳が分からんと説明してくれた人が言っていた。 宿の養女お龍さんが、襲撃の日入っていたお風呂。危険を知らせるためここから2階へ裸で駆けた。「裸お龍の風呂」と張り紙があった。 |
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2007 05,20 14:30 |
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