2007 08,12 17:18 |
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金時師匠の高座がある日を狙って今年も住吉踊りを観に行った。毎年ものすごい立ち見客で超満員だけど、やはりいいねえ。もう自分の中で完全に夏の風物誌の一つになっている。 小んぶ 「小町」 左吉 「堀の内」 志ん太 「ざる屋」 世津子 マジック 金時 「お菊の皿」 小菊 粋曲 右團治 「半分垢」 遊平・かほり 漫才 左橋 「宮戸川」 紅 「お富与三郎」 和楽社中 太神楽 菊千代 「松山鏡」 世之介 「小粒」 まねき猫 動物ものまね 菊春 「初天神」 志ん五 小話 ひろし・順子 漫才 駒三 小話 馬風 小話 美登・美智 マジック 文楽 小話 扇遊 小話 にゃん子・金魚 漫才 伯楽 「家見舞い」 小里ん 「手紙無筆」 小円歌 三味線漫談 金馬 「親子酒」 大喜利:吉例納涼住吉踊り 怒 濤の出演者のため、一人一人の感想は今回省略。しかし、後半の大御所は、皆小話だけ、出ることがファン・サービスなのか・・・。個人的には、落語をやらな いならわざわざ出てこなくていいのになあ。その分出演者を減らして、落語を聴かせてほしいなあ。だいたい前座が二人出ているのに真打ちの時間が少ないって どういうこと? 左吉さんは、超ショートバージョンの「堀の内」をかけていた。前座さんががんばっているのに、何故に大御所は、落語をしないのだ・・・。 志ん五、馬風、文楽の大御所は、踊るわけでもなく、いったいに何しに出てきたのだろう。人寄せパンダなのかなあ? 人寄せのためのサービスだったら、住吉 踊りの時は必要ないけどなあ。出るからには、落語が聴きたい。まあ、大混雑の演芸場、客の出入りも激しいので、落ち着いて落語を聴くという雰囲気に欠ける ということもあるけど。 愛しの金時師匠は、ちゃーんと落語をかけてくれた。主任の金馬師匠の「親子酒」、何度も聴いているけど楽しい。 そ して、住吉踊り。何人出ていたのだろう?40人くらいと言っていたが、楽屋にこんなに人が入るのかとびっくりする。次から次に楽しい踊りが舞台上で繰り広 げられる。そこは噺家たち、随所に可笑しい寸劇を交えながら本当に楽しい。駒三・朝太のからみも抱腹絶倒。本日落語での出演がなく、踊るためだけにたくさ んの芸人が来ているのもすごい。 金翔、時松の住吉デビューもあった。これからの方は、ぜひお楽しみに。 愛しの金時師匠は、結構踊りを間違えていたよ。舌をペロンと出してお茶目にごまかしていたが、笑いをとっていたのでご愛嬌か。 金馬・圓平コンビは、もうたまらなく素敵!フィナーレの全員でのかっぽれは、もうこれは寄席のレビューだ。夏の暑さを吹き飛ばす楽しい舞台。20日までやっているので、ぜひぜひご覧あれ。本当に素晴らしいよ! |
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2007 08,11 23:23 |
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今日も暑かったなあ。上野駅から国立博物館まで歩くだけで汗がどんどん出てきた。博物館の中に入ったら、まあ涼しい。夏は、博物館や美術館がオアシスだねえ。館内のソファで寝ている人がいっぱいいた。
京都五山の禅をテーマにした特別展。南禅寺は、五山の上にある総本山の総本山のようで別格なのね。 仏像や仏画だけでなく、お偉い坊様方の彫像や袈裟なども展示されていた。五山第2位の相国寺ゆかりの寺ということで鹿苑寺や慈照寺の展示もあった。 個人的には、釈迦如来坐像と一緒に並べられていた十代弟子立像に釘付け。表情豊かで身振りも大きく表現された仏教彫刻に驚いた。 9月9日(日)まで。その後、来年1月1日から九州国立博物館に巡回。 |
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2007 08,10 23:24 |
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この作品、チャンドラーの有名なフィリップ・マーロウものだけど、そこはアルトマン、ハードボイルドを期待するとこの緩く不思議なユーモアの作品に良い意味で裏切られる。 ボサボサ頭でヘビースモーカーのマーロウは、うだつのあがらぬ感じだ。 それにしてもまずオープニングからその洗練された音楽でメロメロ。この音楽センスは、70年代の映画史上最高と言っても過言でないほどしびれる。全編音楽にしびれっぱなし。 アルトマン得意のガラスを使った印象的なシーン、夜の海の波のシーンなど映像もセンス抜群で、猫に翻弄されるダサダサ主人公がいつの間にか巻き込まれる事件に自然と夢中になってしまう。 猫、犬の使い方がびっくりするほど上手く、動物アカデミー賞があったらあげたいくらいだ。 抜群の音楽と映像センスに眩いばかり魅せられて、もうくらくら。 栗4つ。 渋谷ユーロスペース2にて。
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2007 08,08 23:26 |
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2007 08,05 23:27 |
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結局、行ってしまったこのお祭り。今年から名称が変わった。しかし、暑かったよ。写真撮ったりするのもどうも億劫になってしまった。まあ毎年そうなんだけどねえ。 暑い、暑い。それなのにやっぱりすごい人。 三之助さん、自作の公式プログラムの売り子をやってたねえ。 全部売れた? 毎度お馴染み、歌い終えた市馬師匠。 こちらも熱唱の正朝師匠。曲は、「愛しのエリー」。 毎度楽しいゴミ隊のパフォーマンス。 本日の戦利品 玉の輔師匠の本とくじを引いてもらった圓朝時計。 落語小皿。こういう粋で洒落たの大好き。金也師匠のお店で入手。金也師匠の奥様は、陶芸家。素敵! 福扇のくじは銅賞で末廣亭の招待券、恒例の一九師匠の落語絵手紙を予約。今年は、「らくだ」にした。 |
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2007 08,04 23:33 |
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舞 台は、いたってシンプル。ベンチと柵があるだけだ。それを囲むようにステージ客席があり、まるで裁判の傍聴席のように観客もステージの一体となって舞台を 見つめる。そのステージ客席にはいくつか空席がある。舞台の登場人物が登場するとその空席に座り、出番がくるとそこから舞台の中心に向かう。 ベンチと柵と役者、舞台上はそれだけだが、時空を超越した物語展開は、現代と過去、夢と現実、記憶と嘘を巧みに絡ませものすごい迫力がある。 直訳調の台詞がちょっとがっかりだが、不思議な音楽と馬をイメージさせる面と人間の体、光と影の印象的な陰影は圧倒的だ。脳味噌の中を探検しているようだ。馬と少年の関係に神と人間の立場を投影し、哲学的に深いテーマを投げかける。 現代舞台芸術の一つの到達点を観ることができる。 |
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2007 08,03 23:27 |
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シェリー・デュバル、シシー・スペイシク、有名な映画スターなのに絶対に恋に落ちたくない女優陣が魅せる不思議な映画。もうなんて表現していいのか分からん。ガラスを爪でひっかく時のあの嫌な心持ちの感じ・・・、それが映像と音楽になったよう。 シシーは、ある意味「キャリー」より怖いし、シェリーもそれに輪をかけて不気味。 それにしてもアルトマンって変な女優が好きだよなあ。 いや全く何と表現していいのか本当に分からん映画だ。でも見入ってしまう。アルトマン、いろんな映画を作っていたんだなあ。 栗4つ。 渋谷ユーロスペース2にて。
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2007 08,03 19:36 |
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2007 08,03 19:10 |
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2007 08,03 18:43 |
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土日は混んでいると聞いたので会社を定時に出て行ってきた。空いてたなあ。ゆっくり見られた。 見たことある有名な写真がたくさんあった。一枚一枚は、完璧すぎる構図にハッとするものの、これだけ完璧すぎる構図が並ぶと写真というより絵画を見ているようで途中でちょっと飽きてきた。 面白かったのは、アンリ自ら焼いたヴィンテージ写真。焼き方、撮影されてからの時間の経過によってここまで写真の印象が変わるのかと驚いた。 著名人のポートレートも興味深い一瞬が捉えられていた。 別の階で木村伊兵衛の写真も展示されていたが、木村の写真の方が好きだなあ、僕は。 まあこれだけ一堂に介する機会もないので見て損は無い展覧会だと思う。 でもなあ、木村伊兵衛や土門拳の方が遙かに素晴らしいと思うなあ。 |
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