2007 11,22 23:42 |
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特にバルベのファンというのではなく、この映画の音楽を担当しているのがピンク・フロイドということで観にいった。そう、ピンク・フロイドのアルバム「雲の影」は、この映画のサントラなのだった。 期待していたほどピンク・フロイドの音楽は、映画全編にかかっていたわけではないけれど、なんとも映像に溶け込んであたかも音楽など鳴っていないようにも思えた。それくらい溶け込んでいる。 金 持ちの美人マダムが、パプア・ニューギニアのジャングルで性と生に目覚めていくという、今となってはちょっと古めかしいテーマだが、映画ともドキュメンタ リーともとれる不思議な感覚と映像は一見の価値あり。言葉を発しない占い師と主人公がテレパシーで会話するシーンには、美しい戦慄を覚えた。 青山・シアターイメージフォーラムにて。 栗3つ。 |
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2007 11,21 23:43 |
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マイミクの”しの様”が明日行かれるので、曲目の詳細は、書かないけど、アンコールでやると思ったあの曲が一曲目だよ。開演に遅刻は、禁物。で、これまたアンコールにやる曲だろうと思っていた曲がどんどん途中に出てくるよ。 さ て、今回のコンサート。前回のフルバンド構成とは違って、武道館のステージにピアノ1台とエルトンのみ。ピアノと歌だけで3時間、1万人をひきつける、な んというエンターテイナーなんだ。ジャズのインプロビゼーションみたいなピアノソロも十分満喫できる。ピアノだけなので、アレンジもオリジナルと違うもの があり、歌が始まるまで何の曲か分からないのもあった。 コンサートでは外せないあれらの曲の他に、今回は、ピアノ・ソロ・コンサートならではの渋い選曲もあった。僕は、大好きな「ロイ・ロジャース」で涙腺が切れたよ。 とにかく毎回、エルトンの東京でのコンサートは、ファン・サービス満点。日本が大好き言っていたのは本当だろうなあ。 たっぷり聴いたのに、まだまだ聴きたい曲がたくさん。どれだけ名曲があるねん。 しかし、ビリー・ジョエルは、すっかり禿げ坊主みたいになってしまったが、エルトンは、いつまでたってもやんちゃな少年みたいだった。 されど60歳、これからまだエルトンのコンサートを観る機会はあるかなあ。 |
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2007 11,18 23:45 |
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今回は、甲乙丙丁の全場面を展示する。ただし、2回に分けて・・・。後半は、11月28日からだ。前半を見ておきたい人は、26日までに行くべし。(27日は、休館日だよ) 今 回ばかりは、並んで、最前列のガラスへばりつき牛歩戦術でのぞんだ。もうじっくり観たよ。甲巻が良く知られている蛙、猿、兎、狐が遊び興じる場面が描かれ ている。当時の遊びが興味深い。また動物の人間のような表情が面白い。乙巻は、動物の動物らしい描写で牛や鶏など家畜系が描かれている。丙巻は、人間と動 物が、丁巻は人間のみが描かれている。各巻タッチが違うため、別の人物、別の時代に描かれているものだとされている。細かく生き生きした描写の甲巻と ちょっと投げやりな丁巻の対比が面白い。 今回、特筆すべきは、摸本の数々。摸本だけれども侮るなかれ。オリジナルからは失われた場面が残っていたり、その時代時代のアレンジで追記されている場面も面白い。 男根のオンパレードの「勝絵絵巻」、ケツの穴だらけの「放屁合戦絵巻」、雛鳥を失った雀が出家する「雀の小藤太絵巻」、鼠が人間の姫と結婚しそして失敗し出家する「鼠草紙絵巻」など風変わりな展示も満載で楽しめる。 |
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2007 11,18 20:46 |
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2007 11,17 20:47 |
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ただちょっとボーンが強すぎなのと、ボーンの正体とCIAの秘密というのが予想の範囲内だったので、もう一ひねり欲しかったなあ。 それでもCG使ったくだらん映画に比べると、遥かに素晴らしく心躍るアクション大作だ。 栗3つ。とにかく迫力満点!こりゃ、絶対映画館で見なきゃ。 ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン8にて。 |
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2007 11,17 18:48 |
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2007 11,11 20:50 |
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今年も来ちゃった。もう恒例行事。ものすごい混雑で息苦しく、じっくり鑑賞するなんてことは不可能なんだけど、それでもやっぱり毎年来て良かったと思う。一度出品された作品は、10年は再度外に出てこないので、そう思うとやっぱり毎年通ってしまう。 今 日は、朝10時で入館までに50分待ちだった。まあ、そんなのはどうでもいい、どうせ入館してもすぐには展示室には行かないので・・・。まず、博物館内の 講堂で、ボランティアの説明を聴くのだ。今回の展示作品の見所や経緯を丁寧に教えてくれるので、本当にありがたい。展示品は、小さいものやものすごく時代 がついているものが多いので、説明なく見ていると見逃してしまうことを教えてくれる。とにかく大混雑なので、一つの展示物をじっくり見ることができないの で、事前に説明を聴いていると効率的に周れる。 毎回出品作にはテーマがある。今年は、文房具が多かった。筆、筆入れ、硯、炭など。どれも細かな意匠が見事だった。また楽器は、「 う」というものが展示されていた。笙に似ているが、笙より大きく、低い音が出るそうだ。 金 銀平脱皮箱も素晴らしかった。平脱技法というのを事前の説明で聴いていたので、とても興味深く見ることができた。平脱技法は、金属を花や鳥などの型に抜け 貼り付け、その厚みの分だけ漆で塗りこめる。その後、貼り付けた金属の部分だけ漆を剥がす。漆黒の漆の箱に、金銀の鳥や花が浮かび上がる。本当に見事だっ た。紫檀金鈿柄香炉の美しさや細部の意匠にもため息でうっとり。 今回、租庸調の調である織った麻が展示されており、またその麻から作った当時の着物がたくさん展示されていた。実際、使用されていたもので、かなり汚れているものもあった。 ま た、毎回、たくさんの古文書も展示されているが、これは、漢文だけど読めばまあまあ意味が取れるので、ものすごく面白い。納屋の側で藁を燃やした人の罪状 をお上に訴える手紙、戸籍、手紙のやり取り、また、60歳でひとり身の人、妻を亡くした者、夫をなくした者、親を亡くした子供などへの食料を分け与えた記 録などがあった。誰に何をどれくらいあげたが細かく記録されていた。古文書を眺めているとそれを書いている人の姿や気持ちが浮かんでくる、 1000年前の人と繋がるような気がする。 一転、一字として乱れぬ律文の美しい文字とこれまた漢文だけどだいたい中身が分かるので、その規律の厳しさがちょっと読み取れるのが面白かった。 来年も、絶対行こうっと。 奈良公園は、かなり色づいていた。 |
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2007 11,10 20:52 |
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京都の国立博物館へ「狩野永徳」展を観に来た。 大混雑とは聞いていたので、夕方に行ったのだけど、それでも50分待ちだった。実際は、30分待ちだったかな。しかし、館内は、ものすごい混雑。とても ゆっくり鑑賞という訳にはいかない。絵を鑑賞したのでなく、見たという表現が正しいだろう。特に「洛中洛外図屏風」は、近づくことさえ困難な大混雑。全体 を見ることなどほぼ不可能。 それでも、本当に墨の濃淡で描いたとは思えない精密な水墨画に驚き、一転色鮮やかな肉筆画や屏風絵に鳥肌がたつ。初展示の作品もあり、見ごたえたっぷり。桃山時代の姿を映しとった絵画の数々は、古の日本への旅を体験させてくれる。 元首相の細川護煕さんが会場で鑑賞していた。 18時過ぎには、20分待ちほどになっていた。土日は、閉館時間を20時まで延長している。 そして僕は、夜の街へ消えるのであった。 |
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2007 11,10 16:57 |
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25年ぶりに比叡山に登ってみた。木々は色づいていたが、山は雲に覆われていて、あちこち霞がかかっていた。それがかえって、ここを神秘的で神聖な場所に見せてくれる。 最澄が開いた最も歴史のあるこの寺は、信長の焼き討ちにあい、お堂のほぼすべてを失った。その後も焼失が相次ぎ、境内には新しい建築も多い。その分、朱色が眩しいが。 延暦寺の建築的魅力はそう多くは無いが、この根本中堂は、家光時代の再建とは言え、神秘的な美しさを今も放っている。25年ぶりに、赤い絨毯に座って、住職の話を聴いた。ちょっと若い坊さんで、あんまり話し慣れしていなかった。 それにしても奥の土間の内陣の神秘的な空間には、絶句である。 山の色は、これから京都の街へ下りていく・・・。 |
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2007 11,08 23:00 |
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