2008 04,17 21:23 |
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勝手に自分のスケジュール帳には、”談幸2-Days”と称し、二日続けて落語会へ。
愛宕・真福寺で開催される落語会。会社から歩いても来られるので嬉しい。お堂中に響き渡る大きな声で笑うこちらの住職がとっても素敵! 松幸 「十徳」 今日は、まくらも工夫していて面白かったなあ。本当に最近、表情がとてもいいな。 吉幸 「短命」 以前にも拝見している吉幸さんの「短命」だが、テンポもよく表情もいやらしさ加減も最高だった。立川流の若手実力派の筆頭だろう。 談幸 「抜け雀」 相変わらず今日もブラックなまくら・・・。 談幸師匠の「抜け雀」は、何度も聴いているけど、やっぱり可笑しいなあ。どのキャラクターもものすごくよく人物設定ができていてそれぞれが最高に魅力的だ。 ぜん馬 「肝つぶし」 以前、ぜん馬師匠の「豊志賀の死」を聴いた時、すごく怖かったなあ。今日も、妹を殺そうとするところすごい緊迫感だった。 終演後、恒例の抽選会。談幸師匠のCDが当たりますように・・・と願いは届かなかったけど、雑誌「サライ」が当たった。この落語会、毎回何か当たる。手ぶらで帰ったことがない。 いつもありがとうございます。 |
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2008 04,16 21:25 |
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このところ日程があわずちょっとご無沙汰だった談幸師匠の会にようやく伺えた。談幸師匠の高座は、やっぱり楽しい。
この会は、かける噺の背景や裏話なども聞くことができて本当に楽しく面白い。談幸師匠は、やさしそうな顔して、まくらでする話は結構ブラックだ。それがまた抱腹絶倒だ。 松幸 「饅頭怖い」 久しぶりに拝見。このところ表情とか良くなってきているねえ。 談幸 「指の仙人」 速記録には残っているが、誰がかけたのかは記録がないそうだ。 惚れた花魁が実は木曽の山奥に住む仙人だったという変な話。そして仙境に帰ってしまった愛しの花魁仙人に若旦那と幇間のいっぱちが会いに行くというこれまた変な話。 浦島太郎のような何かすごーい落ちがあるのかなあと思いきや微妙なサゲ。 でも、珍しい噺が聴けて良かった。 談幸 「蚤のかっぽれ」 蚤も可愛し、主人公の男も素敵で憎めない。ほのぼのとして良い高座だった。心が温かくなった。ここには書けないけど、住吉踊りを揶揄したまくらは、強烈すぎた・・・。超ブラック。 談幸 「心眼」 これはそれほど珍しい噺でないが、談幸師匠で聴けたのが嬉しかった。 |
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2008 04,15 23:26 |
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マイミクで落語友達のNAHさんからのお誘いを受けて、高円寺のノラや寄席に行ってきた。この落語会は、以前よりチラシやかわら版で知っていて、気になっていたけど、伺うのは初めてだ。何かきっかけがないと会社帰りに高円寺という発想は、なかなか出てこない。会社帰りに日暮里はあるのに・・・。
学生時代、荻窪に住んでいたので、高円寺は比較的馴染みがある街。15年ぶりくらいかなあ、駅はすごく綺麗になっていたけど、駅前の雰囲気は、昔とそんなに変わっていなかった。 中央線の高架下にあるノラや。こじんまりしているが、ギャラリー風で綺麗だ。今日は、こみちさんの独演会で、ゲストが柳朝師匠だ。どちらも大好きなので嬉しい。 こみち 「紙屑屋」 長ーい、長ーい、まくら。師匠との11日間に渡る九州遠征。可笑しく、そしてほのぼのとした師弟愛を感じる。あまりに長いまくらでこのまま落語やらないのかなあと思った。「湯屋番」かなあと思ったら、「紙屑屋」へ。こみちさんの「紙屑屋」は初めてだったので嬉し。 柳朝 「唖の釣り」 まくらから観客の心を鷲掴み。さすがの貫禄でお家芸の「唖の釣り」へ。与太郎と口がきけなくなる時の表情と仕草がとても可笑しい。 こみち 「不動坊火焔」 主要登場人物は、全て男。それも女性への下心や男のいやらしさが出ている人物ばかりだが、それでも違和感が全くない。可愛らしいこみちさんだが、意外と男っぽい? 打ち上げにも参加させていただく。お店の方が、「この後、テキヤが来ます」というので誰が来るのかと思ったら、文左衛門師匠がやってきた。それもかなり酔っ払った感じで・・・。「最近、使っていた扇子を君にあげよう」と文左衛門師匠が扇子をくれた。開くと”三遊亭神楽”と書いてあった。 その後、文左衛門師匠のオンステージ。文左衛門師匠の独演会のチケット販売コーナー(決して叩き売り風でなく・・・)の始まり始まりぃ。せっかくなので、5月5日のチケットを買った。GWの予定が一つ決まった。 会場には、こみちさんの社会人時代の上司とその同僚の方も見えていた。こうして観に来てくれるのは、すごく嬉しいのではないかな。 NAHさん、お誘いいただき、ありがとうございました。 |
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2008 04,13 21:43 |
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インターコンチネンタルホテル東京ベイの「分とく山」へ。夜のメニューは、お任せ会席の「御山」コース13,860円の一種類のみ。配膳される品数を考え るとかなりリーズナブルな値段だ。店内の雰囲気も静かで綺麗で落ち着く。カウンター席にしたので、料理人の仕事を見ながら楽しめた。
先附 白魚 筍 菜の花 梅肉掛け 花弁百合根 筍が甘く、梅肉の酸味がアクセントだ。 前菜 花見団子 鰆山椒焼き 蕗白和え 山椒の味噌がとても美味。鰆の旨みが引き立つ。 凌ぎ 桜肉飯蒸し 桜肉の載ったご飯を蒸したもの。蒸篭の中には、桜の葉が敷いてありものすごおく香りが高い。 椀 美吉野しんじょう 花びら独活 花びら生姜 吉野山の桜をイメージした桜色した海老のしんじょう。 造り 桜鯛 帆立 青柳 赤貝 中皿 白子東寺揚げ たらの芽 桜塩 進肴 鮑磯焼 分とく山の名物の一つ。磯香りたっぷり 組肴 蛸柔煮 稚鮎寿司 蛤利休焼 うすい豆豆腐 うるい荘胡麻掛 強肴 鮟肝山菜鍋 筍 こごみ 芹 うるい 地芽 鮟肝が柔らかくとろけた。 食事 桜鯛飯 香り付けに小豆を使っており、ほのかに甘い香りが・・・。 香の物 留椀 おこげがたまらんよー。 甘味 蓬ぷりん これ、美味しかったなあ。 |
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2008 04,13 12:55 |
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2008 04,12 22:59 |
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主人公が正義感あふれる善意な人間でなく、借金あり、ギャンブル好きという設定がいい。 出たがりシドニー・ポラックがまた俳優している。(笑) 人間のエゴと悪、結局自分が可愛い人たちの中で、パンドラの匣の最後に残ったものが「正義」という、その作りがやはりいい。 しかし、企業が不祥事隠蔽のために人を殺すかなあ。アメリカってそんな国なのか・・・。 ラストのジョージ・クルーニーの表情の演技が、心に染みる。 アメリカもたまにこういう良い映画を作るから、目が離せないんだよなあ。 栗4つ。展開が平凡だが、深い映画だ。 ユナイテッド・シネマ豊洲 スクリーン10にて。
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2008 04,12 13:02 |
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2008 04,09 13:03 |
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何故か、子供の頃、手土産でよくもらったのがこのナボナとひよこだったなあ。 しばらく、存在すら忘れていたけど、先日、東急の電車の中でナボナの広告を見て、「あ、まだあるんだあ」と思い、なんか懐かしくなった。 で、急に食べたくなって、亀屋万年堂のホームページを見てびっくり。なんと都内のデパ地下には一軒も出店していない。どうもしばらく忘れていたはずだ・・・。しかし、デパートで売っていないだなんて、本当に驚いた。 本店が自由が丘だからなのか、東急線沿線には、たくさんお店がある。今日、中央林間に用があって、帰りに駅前のとうきゅうを覗いたら、亀屋万年堂を発見。早速、懐かしくてナボナを買ってきたよ。 パインクリームとイチゴクリームを食べたのだけど、美味しかったなあ。(笑) クリームは、子供の頃食べた記憶より格段に美味しくなっているなあ。風味も香りもあった。 外側のスポンジケーキみたいなのが、変わらぬ味で懐かしかった。 でも、なんでデパートで売っていないんだろう? |
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2008 04,07 13:05 |
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この世で歌手を一人選べ、この問に答えるのは簡単だ。僕の場合は、ジャクソン・ブラウン。彼の歌は、僕の青春そのもの。彼の歌ほど、心に響くものはない。
メ ロディーと歌声も素晴らしいのだが、何と言っても胸が締め付けられるのは、その歌詞だ。もともとはメロディーで聴いていたのだが、さすがに何年も英語を やっていると、ある日、その歌詞が意味として耳に届く・・・。「Late for the Sky」 の「Further On」や「Before the Deluge」を聴いて、涙が溢れた若い頃が懐かしい。 そんなジャクソンのアコースティック・バージョンの第二集が届いた。前作 は、所謂彼の代表曲のオンパレードだったが、今作は最近の曲で構成されている。ヒットしたわけでもないのに、コンサートでは大喝采が起こる珠玉の名曲 「Sky Blue and Black」。ジャクソンのファンがやはり歌詞で歌を聴いていることがよく分かる。 そして今回、日本版に は、ボーナス・トラックとして「Shadow Dream Song」が入っている。それも日本のコンサートでの録音。この曲は、ジャクソン初期の幻の名作で、彼自身のオリジナル・アルバムには入っていない。これ は、日本のファンへのプレゼントである。リクエストした人の声も入っており、なんとも羨ましいかぎりだ。 観客と対話をしながら進められる彼のアットホームなコンサートの雰囲気も楽しめる粋なアルバムになっている。
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2008 04,06 20:08 |
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李香蘭こと山口淑子の人生は、まさに波乱万丈。動乱の時代の数奇な運命に導かれて、人間の想像を絶する壮絶な人生だ。 このミュージカルの語り部であるもう一人の「よしこ」こと川島芳子も李香蘭と同じような境遇だが、こちらは銃殺されてしまう。実在の人物と当時の流行歌を交えた構成は、ミュージカルという楽しさの側面と戦争の悲しみと憎しみという重い側面を上手に繋ぐ。 オープニング、「殺せ、殺せ」と歌い踊るシーンは圧巻。(振り付けがジェローム・ロビンスのぱくりっぽいけど・・・) 伝説の日劇レビューのシーンは、もっと華やかなものを期待していたけど、美しく印象的だった。他にも軍艦の甲板でのシーンや群集コーラスは、鳥肌もの。 何度も李香蘭を演じている野村玲子は言わずもがなだが、何と言っても川島芳子役の濱田めぐみが素晴らしい。この舞台は、川島芳子役がキーだ。 ちょっとあまりに日本が「悪」で中国が「正義」というのが強調され過ぎた感はあったが、日本の戦後処理は、ドイツに比べると確かに罪悪よりも、原爆投下による被害者的な側面からの平和の訴求であることは否めない。 まあ歴史の解釈はさておき、翻訳でないオリジナル・ミュージカルとして、また李香蘭こと山口淑子の物語として、永遠に記憶に残る作品であろう。 山口淑子の人生は、戦後もかなり波乱万丈だ。この人ほどものすごい人生は、近年他に思い当たらない。 |
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