2008 04,27 23:01 |
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昨夜に続き、今日もお江戸日本橋亭へ。三之助コミュの皆さんもたくさんいらしていて、今日も楽しい会となった。
今日が第一回目のこの会、まくらをふらずすぐにネタに入るポリシーのもとに展開されるそうだ。 一左 「鈴が森」
打ち上げにも参加させていただく。なんと言っても、恩田えり師匠、今夜の最優秀キャラクター賞決定!今日の前座さん。でも何故か途中の高座返しには現れず・・・。 前半は、テンポがいいものの後半は息切れか。ちょっとダレた。 三之助 「佐々木政談」 ネタ卸し。子供の描写が上手い。今も昔も口の立つ子は生意気に見える。ああ、なんか自分を見ているよう。この理屈っぽい子供、僕がモデルじゃないよね?(笑) 理屈っぽく生意気だけど子供っぽいところが良く出ていた。佐々木信濃守を馬鹿と呼ぶあたりの描写がいい。 馬吉 「文違い」 ネタ卸し。なんとか金をひねり出そうとする女郎がいい。同じようなシチュエーションが3つ続くが、上手く演じ分けられていた。サゲがちょっと息切れ、スパッと決まると更に良いと思った。 馬吉 「幇間腹」 テンポ良くさらりと。幇間の可笑しさの裏にあるペーソスがもっと出るといいね。まあ、これは年季で出てくると思う。 三之助 「大工調べ」 三之助さんの「大工調べ」は、初めて聴いた。5年ぶりにかけたそうで、本人は、自分にちょっと合わないと言っていたが、また聴きたいな。 明日は、しくじれないプレゼンがあるため、二次会はパスして帰宅。ちょっと準備をしなくちゃ。 |
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2008 04,26 22:07 |
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今夜は、気分を変えて上方落語へ。久しぶりにラクゴリラへ顔を出す。いつもとちょっと違う雰囲気、知っている顔が一人もいない客席が新鮮だ。
瓶成 「江戸荒物」 鶴瓶師匠の13番目のお弟子さん。そんなにいたんだあ。「瓶成」と書いて「へいせい」と読む。 「江戸荒物」、先日何故か丈二師匠で聴いたが、やっぱり上方の噺家がやる方が面白い。 花丸 「いらちの愛宕詣り」 江戸では「堀の内」か・・・。噺の骨格は、同じだが、細かいエピソードはかなり違っていて、楽しめた。途中、自分の名前すら忘れてしまうところが大ウケだ。 つく枝 「七度狐」 まくらから大爆笑。食べるの好きなんだねえ。ナボナが出てきたのは、個人的にはとてもタイムリーではまった。食べたものを記録するというレコーディング・ダイエットを何かものを食べながらやっているそうだ。 ネタも最高に面白かった。鳴り物入りで、表情も仕草も最高に可笑しい。自分で言ってたけど狸の風貌で狐・・・、でも尼僧とかも上手だったなあ。 笑った、笑いすぎた。大満足。 生喬 「辻占茶屋」 こちらも鳴り物入りで、掛け合いが最高に面白かった。生喬さんも華がある。茶屋でのお囃子さんとの掛け合いは、今夜の最高の聞き物だ。 辻占いを開けるところや四ツ橋での心中のやりとりも抱腹絶倒。 キューピーちゃんをちょっと不細工にした顔が武器だ。 こごろう 「茶の湯」
それぞれの個性溢れるラクゴリラ。楽しい、可笑しい。また行きたい。こちらは、江戸の「茶の湯」と全く同じだった。関西弁で聞くのも一興だ。風流のかけらも無いのが可笑しい。 あ、明日もお江戸日本橋亭だ。 |
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2008 04,26 16:09 |
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2008 04,25 19:11 |
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展示作品の9割がガラス入りの額縁に入っていて、展示室内の蛍光灯や見ている人の顔、反対側の壁に飾っている絵が映りこんでしまい、全くもって残念な印象。
一 方、数少ないガラスの入っていない額縁の絵は、吸い込まれるような美しさだ。彼の絵は、色数を抑え、一つの絵が単色のグラデエーションで表現されており、 独特の印象をもたらす。描かれた景色は、凍っているようだ。森に風は吹かず、滝は落ちているが止まっている、水面に映った景色は揺らいでいない。本当に本 当に一瞬の静止が切り取られている。音のある景色だが、音はどこかに染込んで消え、凍りつくほどの静かさを与えてくれる。 一点、唐招提寺の御影堂障壁画は、蠢く波がものすごい迫力を持って迫る。でもやはり音はしない。ものすごいパワーで動いているのに静寂だ。この襖絵、何度も見ているけど、その度引き込まれる。なかなか前を立ち去れない。 ガラス入りの作品が多いのが本当に残念だった。 常設展示は、すごく魅力的だった。多くの有名な絵が何気なく並んでいる。 現 在、常設の特集企画で開催されている北岡文雄の版画に魅了された。戦後の焼け野原、日劇のストリップ、廃墟の前の人物など、どれもものすごい迫力だった。 なんというタッチ、なんという冷たいリアリズム、久しぶりに感銘を受けた。カラーの版画もその強烈な色使いに圧倒された。 |
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2008 04,23 15:11 |
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お昼に会社の近所の「鯛ふじ」へ。夜は、一人一万円以上するが、お昼は、リーズナブルな値段で食べられる。おかみさんも料理人もすごく優しく丁寧で、昭和の風情を醸し出す店の雰囲気も最高だ。なので、お昼は、すごく混んでいる。 お昼は、写真の鯛丼や鯛茶漬け、今日の焼き魚や刺身が食べられる。炭火で焼く魚は、お薦めだ。なぜか、味噌カツ丼もある。(笑) 美味しいし、健康的でとってもいい。夜も来たいなあ。 「美味しんぼ」という漫画にも実名で登場したお店らしい。漫画は、ほとんど読まないので、よく分からないけど、「美味しんぼ」って有名なの? 「びみしんぼ」だとばかり思っていた。 鯛ふじ 東京都 中央区日本橋箱崎町14-7 [平日]17:30 - 22:00 ランチ 11:30 - 13:30 |
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2008 04,21 23:14 |
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コラアゲンはいごうまんのライブに行ってきた。新宿のライブハウス、もうお客さんギュウギュウ。コラアゲンさん、汗と唾液をまき散らし、パワー全快のライブだった。
彼のネタは、数十分ある。体験ドキュメンタリーとでも言おうか、ノンフィクションお笑いだ。これだけ長時間のネタを淀みなく、面白く、そしてちょっぴり人生の悲哀を感じさせるさまがすごい。 コラアゲンはいごうまん 「沢田マンション」 高知に実在する伝説のマンションの潜入ルポ。建築資格を持たないとある夫婦が建てた不思議な不思議なマンション。奇妙な形、ところどころにある思わず笑ってしまう不備の数々、それでも多くの住人がこのマンションと大家を愛している。 笑って、笑って、最後にホロっとさせる感動巨編だ。大家のおかみさんの魅力的なキャラ、彼女を慕う多くの愛すべき住人たち、落語の人情話にも似た、こんなお笑い芸があったのだなあ。 旅先での出会い、後日談、彼のネタは今も続いているのがすごい。聴く度に話が変化していく。 コラアゲンはいごうまん 「教科書問題?」 ネタのタイトル分かりませーん。(笑) 彼のブログに書いてあった図書館に通っていたというのはこのためだったのね。東陽町に日本の教科書を集めた図書館があるという。そこに通いつめ、ここ10 年、小学6年生の算数の教科書に現れる子供の名前で一番多いのは誰かを数えたのだそう。「太郎さんは、八百屋で50円リンゴ4つと60円のみかん 3つを買いました。合わせていくらでしょう」のような文章問題に出てくる子供の名前で一番多いのは誰か・・・。 時代によって変わるその名前、果たして一位は・・・、というどうでもいいランキング発表の裏に隠された、戦前・戦後の日本の教育の歴史の謎も明かされるという、こちらはミステリー巨編? こちらも面白かったなあ。 楽珍トリオ ラップ ゲストの楽珍トリオは、ラップ?を披露。かみ合わない不思議な魅力。 コラアゲンはいごうまん 「クレーム処理」 自らテーマを決めのぞんだ最新作。面白かったけど、前半の2編に比べると完成度がまだまだかな。これからまたさまざまに変化していくのだろう。 後半は、観客が事前に記入した「コラアゲンに対するクレーム」に彼自身がクレーム処理していく・・・。客席には、コラアゲンに弟子入りを希望した小学生の男の子もいて、そのやりとりも微笑ましかった。 僕のクレームも読まれちゃった。(笑) |
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2008 04,20 21:18 |
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2008 04,20 18:20 |
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2008 04,19 22:21 |
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まずは、United Artistsの復活に、僕のような古い映画ファンは涙もの・・・。 上院議員とジャーナリストの会話、アフガンの戦場、カリフォルニア大学の教授と学生の会話の3つのシーンから構成されている。それぞれに絡み合うのだが、戦場の緊迫感がない。ただ、テレビゲームのような現代の戦争を思い起こさせる。 この映画がアメリカで受けない理由は、おそらくこの映画は、問いかけだけをしており、答を示していないところだろう。答は、見る側にある。 また、アメリカの恥部、嫌な部分を見せつけられている点だろう。 惜 しいのは、ジャーナリストとしての苦悩の部分の焦点のあて方だ。メリル・ストリープ演じるジャーナリストが何故議員の呼ばれたのか、壁の貼られた記事で表 現し、その後の「風見鶏」の台詞から、ジャーナリズムですらビジネスになってしまっていると言いたかったのだろうけど、ちょっと視点が古い。これだけでも 映画が1本撮れるほどのネタだから、逆に映画全体に散漫な印象を与えてしまう。 教授と学生の会話が、最も観客に挑戦的だ。実体験の無い輩どもの空論が世の中を動かしていることの痛烈な批判になっている。映画の宣伝は、トムとメリルの会話にフォーカスしているが、この教授と学生の会話こそが、耳が痛く、切なくなる。 70年代の奥深い映画を作っていた頃のハリウッドを彷彿とさせる秀逸なラストシーンが心に染みた。 栗4つ。 多少、気恥ずかしく、古めかしい作りが残念だが、やはりこういうアメリカ映画が観たい。 ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン10にて。 |
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2008 04,19 18:22 |
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写真展を観に、東京駅の大丸へ。新しくなってから初めての大丸ミュージアム。デパートの中ということもあり、昔からそれほど大きくなかったが、新しくなってもかなり狭い。混んだら、かなり窮屈だ。
マン・レイ、ロバート・キャパなど20世紀というか、写真の歴史を代表する写真家の展覧会だ。ただし、日本人写真家は無し・・・。 そういう瞬間に出くわすというのも重要なのだが、どこを切り出すか、どこに焦点をあてるかが、重要なのだなあといつも思う。 個人的には、ユージン・スミスの写真に固まる。あと、アンセル・アダムス。アンセル・アダムスの写真は、モノクロとは思えぬ、なんだろう、この光は・・・。アンセルの写真は、印画の手法がすごいのらしい。 |
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