2008 06,16 08:18 |
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2008 06,15 23:50 |
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こ れまでで一番喜劇的で、アクション・シーンも予告編で観た以上のものがない。物語の構成は、既に前3作で使われたものの焼き直しで新しいものは何もない。 ロズウェル事件、ネバダの核実験、赤狩り時代と背景は、興味深いものを入れているが、どれも結局おちゃらけてしまっている。呆然として開いた口が塞がらな い。 まあ、こういうものとして観れば楽しいかもね。「レイダース」は、面白かったけどねえ。 アクション・シーンもパワー不足だし、シャイア・ラブーフはド下手で浮いているし、あいかわらず先住民族の扱いは差別的だし困ったもの。 ケイト・ブランシェットは、面白かったけどね。この人何でもできる、いえ、やるのねえ。 邦題は、絶対「インディ・ジョーンズ 未知との遭遇」にすべき。 老いぼれの同窓会に付き合うのは、そろそろ厳しい・・・。栗2つ。 ユナイテッドシネマ札幌 スクリーン11にて。 |
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2008 06,15 12:59 |
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札幌市郊外にある北海道開拓の村に行ってきた。昔の建物大好きなので明治村にも行ったけど、できれば普通に町中で現役として使われているのが一番いいね。でも、やっぱりこういう施設があると足が向いてしまう。 明治村よりはるかに小規模、それでもってお客さんがほとんどいない。シニア・ボランティアの人がいろいろと説明してくれるが、行く先々でつかまってしまいちょっと疲れた。説明してくれるのはありがたいのだけど、そうそう長い話を聞くのは、ちょっと大変。 メインエントランス。明治41年の札幌停車場を再現したもの。 開拓使札幌本庁舎。これも再現したもの。中は、ビジターセンターになっている。 有島武郎が住んでいた家の書斎。こんな風情の部屋に住んでみたいものだ。 こういう電線、好き。 青山家漁家宅。これは当時の漁師の生活がよく分かる展示だった。親方と普通の漁師の住まいの差、漁師から見えないところ(便所の天井とか、彼らが入ってこれない奥の部屋)に贅を凝らした意匠がある。蔵や船なども面白い展示だった。 昔の建物は、とても絵になる。 交番の前には、それらしき人が・・・。 小樽新聞社。この建物はすごい。老朽化が激しく、中には入れなかった。 当時の写真館の再現。 鏡を使って自分撮り。うまくできないなあ。 開拓の村のメインストリート。人っ子ひとりいない。 日曜の午後だよ。 農村の風景。家の前には、リンゴ畑。 園内は起伏もあり、自然もある。 北大(旧札幌農学校寄宿舎)恵迪寮を再現したもの。 毎年作られる寮歌を館内で聞くことができどれも叙情的でいい歌だった。解体時のフィルムや貴重な写真や資料がたくさん展示されていた。 |
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2008 06,14 23:12 |
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二次会。まだ飲むのだ。しかし、本当に値段が安いなあ。それでいて美味しいんだよねえ。いかに、東京では場所代にお金を払っているかってことなんだよねえ。食は、こちらの方が豊かだねえ。 一次会の店はアスパラがなく、僕が「アスパラが食べたい」と言っていたので、今度はアスパラの料理をたくさん頼んでくれた。北海道の人は優しいねえ。もう思わず「うまいっ」と唸ってしまった。本当に美味しいとそれしか言えなくなる。 アスパラの天ぷら だけど僕が、「とうもろこしが食べられない。あれを食べると鶏になった気分になる」と言ってから、四面楚歌。(笑) でもねえ、とうもろこしは、苦手なんだよねえ。 それにしても、三之助さん、ずるずるさん、ぷーぞさんに僕、いっしょにいるとここは札幌でなく日暮里に思えてしまうねえと4人で苦笑した。(笑) |
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2008 06,14 20:16 |
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2008 06,14 19:21 |
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三之助さんの遠征落語会。なんと東京からも追っかけが3人も参加(笑)。
小ぢんまりした会などと言っていたが、100人近くお客さんいたような。落語を初めて聴くという方も多かったようだが、どんどん笑いの渦に飲み込まれ、落語の噺の魅力にとりつかれ、本当に皆さん楽しそうだった。ここまで観客をわかせる三之助のパワーはすごいと思う。 三之助 「初天神」 まくらが1時間ほど。(笑)落語入門ダイジェストなどあり新鮮だった。子供の描写は上手で、最高に面白い。 三之助 「片棒」 札幌は、ちょうど祭の最中だった。意図したわけではなかったそうだが、二席ともタイムリーな感じ。 場内大爆笑。サゲの後、「落語って面白ーい」という声があちこちであがる。 このネタが終わった時点で終演予定の16時。確かにチラシにも終演「予定」と書いてある。まあ、三之助ファンならこんなの慣れっこ。はじめから16時に終わるなんて思っていない。 三之助 「粗忽長屋」 ネタ卸の際、遅刻して最初から聴けていなかったのでラッキーだった。 今回、舞台と垂直にテーブルがあり、飲み食いできるようになっている配置で、観客同士向き合って座っていたので、観客の表情が手に取るように分かった。落語を聴いて、本当に楽しそうな人々、江戸を遠く離れて活躍する三之助の姿を観られて、札幌まで来た甲斐があった。 |
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2008 06,14 13:22 |
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2008 06,11 11:24 |
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数年前、チャン・イーモウの映画の試写会に行った時、隣の席に水野晴郎さんがやって来て、いきなりいびきをかいて寝始めた。あまりに豪快な寝姿に驚いた が、映画が始まったとたんむくっと起き出し、もう映画に夢中。可笑しいシーンでは大声で笑い、悲しいシーンではしょんぼりしていた。
この人ほど映画を楽しんでいる人はいないなあ、とその時思った。 僕は、映画を観て悪口ばかっり言っているけど、水野さんは「どんな映画にも何か一つくらいはいいところはある、それを水曜ロードショーで話しているんです」と言っていた。 あとは、ハリウッド100年の時、日劇に「ベンハー」を観に行った時も、水野さんがプレゼンターだったなあ。 存在感がある映画評論家、これでもういなくなっちゃたなあ。 |
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2008 06,07 23:25 |
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20年ぶりにこの映画をスクリーンで観た。学生の頃、吉祥寺のバウス・シアターで初めて観た時の衝撃はもう無かったけれど、この映画は今も僕の中で引っかかり続けている。
こ んな村は、自分の記憶には無いのだけれど、何故かまるで自分の生い立ちを見ているような不思議な郷愁がある。保守的な伝統に縛れている村、他所から来てそ こから逃れようとする美しい人妻、怪しいサーカス団、父なし子を産んだ悲しい女、どれも自分の知らない人たちなのに、何故か知っている気がする。 時間と空間の概念を投げ捨て、虚構と現実の境もなく、圧倒的な映像美と短歌と詩と音楽で幻惑させる。かなり前衛的な手法がたくさんとられているが、物語の骨格はきちんとあり、一本の映画として完成されている。 私と20年前の私が出会い、美化し現実としていた過去が実は虚構で、20年の時を経た二人の主人公が母親殺しをたくらむ、そして有名なラストの青森の山村が一転新宿になるシーンは、これまた映画への辛らつなアンチテーゼだ。 八千草薫は美しすぎ、春川ますみは切なく可愛い、主人公の母親役の高山千草も強烈で、俳優陣も前作「書を捨てよ・・・」より層が厚く楽しめる。 誰かの過去であるこの作品、しかしそれは誰もの過去である。本当の自分探しの旅に出たくなる、そんな映画だ。 栗4つ。 早稲田松竹にて。
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2008 06,07 20:27 |
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舞台を映画化したということとあまりに多い登場人物がきちんとした群像劇になっていなく、かなり唐突で散漫な印象を受ける。舞台ならこれでOKと思うが・・・。 音楽は、圧倒的に素晴らしい。プログレシブなサウンドが脳みそを刺激する。「健さん愛してる」や「1970年8月」がずっと耳に残るなあ。 映画に対するアンチテーゼとも思えるオープニングやエンディングは、なかなかだが、今となってはちょっと古めかしい表現だ。エンドクレジットがなく、全て出演者の顔のクローズアップというのは面白かった。 あえて素人俳優を前面に押し出しのが、今となってはかえって自主制作映画のように思え、また、台詞のとちりや延々続く同じショットは、かなりダレル。 それでも人力飛行機の燃えるシーンやモノクロ、セピア、カラーをふんだんに融合させた眩いばかりの映像には、クラクラした。 栗3つ。早稲田松竹にて。
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