|
2007 10,24 23:08 |
|
|
オープニング・コント こみちさんのほぼ一人舞台。彼女の日常が赤裸々に・・・。ああ、これ以上書けない・・・。 一之輔 「茶の湯」 コントとコントに挟まれた枠。こりゃやりにくそう。くすぐりをたくさんいれ、かなりくだけた「茶の湯」。それにちょっとはしょり気味だったけど、彼の高座は明るく楽しく面白い。 コント 文左衛門、一之輔、こみち3人によるコント。文左衛門師匠のお父さん、こういう人いそう。何といっても一之輔さんの民族踊りに釘付け、というか凍りつく? 見てはいけないものを見てしまった。(笑) こみち 「堪忍袋」 先日の研精会で聞いたばかりだけど、これはすごく楽しく面白い。もうちょっとスムーズに畳み掛けるように進めば最高なものになるね。 文左衛門 「らくだ」 19 時開演だったので、てっきり21時終了かと思っていたが、師匠が高座に上がった時間が21時10分前。でまくらも無く「らくだ」へ。え、今から「らく だ」?と思ったが、なんとたっぷり1時間。怖い男と気の弱い男の表情の対比は絶妙、上半身を大きく使った仕草も上手い。圧倒的な独自の世界観ができていて 惹きこまれる。流石だ。 文左衛門師匠って誰かに似ているなあと思っていたけど、思い出した、力道山。 |
|
|
2007 10,24 21:11 |
|
|
2007 10,24 19:12 |
|
|
大好きな画家ムンクの展覧会。これも平日ゆっくり見たかったのだ。 17年前に出光美術館で開催されたムンク展。その時に見た作品も多く、旧友に再 会するような思いだ。ただ、今回、前回は来ていた「叫び」や「思春期」は来ていなかった。まあ、「叫び」は盗難にあったからね。現在修復中とか。また、 「病める少女」も、今回来ているものは一番新しいもので、死を予期し、それでも毅然とした表情がなんとも美しい前回展示されていたバージョンでなかったの が残念。 しかし、それでも今回の展覧会は、必見だ。絵そのものよりも、ムンクが自己の絵を展示する時のスケッチにあわせた展示や、工場の社員食 堂、大学講堂の壁画のためのデッサンなど空間を作り出す「装飾」にフォーカスされている。絵がどのように展示されるのか、天才画家がどう考えたのか、それ を見せる展示でなかなか面白い。 不安、絶望、嫉妬など人間の内面を強烈に描き出す色彩と描写に戦慄を覚える。 |
|
|
2007 10,24 14:13 |
|
|
会社を休んだんだけどといつもと同じ時間に起きて、朝ちょっと家で仕事をしてから上野へ。9時30ちょと過ぎに入場。平日だけあって会場の外で並ぶということはなかったが、それでも結構な混雑。土日は、こりゃ大変だろうな。まあ、平日も結構団体の入場があるねえ。 展 示物は、どれもため息が出るほど豪華絢爛。歴代将軍の絵画、兜、遺品、調度品などなど。武士のたしなみとしての茶の湯と能の品々も、もううっとりするほど の美しさだ。すべて金の茶道具や井戸の茶碗、婚礼の際のお姫様が乗る駕籠や嫁入り道具は、この世の贅の極みだ。幕府と天皇家の確執と政略結婚、一見何の不 自由もない生活の中にいろんなことがあったのだろうな。江戸時代という意外と近い時代の品々なので、どれも煌びやかで鮮やか。眩い輝きにため息が出ると同 時に、あまりに自分の生活とかけ離れた世界にちょっと寂しくなったりして。 |
|
|
2007 10,21 14:14 |
|
|
2007 10,19 14:15 |
|
|
描かれている人々の表情や着物の柄を凝視してしまう。昔の日本の風景にも心引かれる。関が原の戦いを描いた屏風もすごかったなあ。切腹している武士や殺されて首を切られら者など、本当に細かい。ブリューゲルも真っ青になるくらいの登場人物の多さだ。 残念なのは、期間中かなりの点数を展示替えしていたこと、図録のページをめくると、「えー、こんなの無かったよー」と悲しい叫びをあげてしまう。何度も同じ展覧会に通えれば、それはそれでいいことだけど、やはりままならないよねえ。 |
|
|
2007 10,18 23:16 |
|
|
今日は、喜多八師匠の独演会へ。この会、喜多八師匠の落語会で一番長く続いているもので、今日で55回目だそう・・・。「もうやるネタないよ」と開口一番。(笑) けだるい風情、雰囲気でなく風情、たまらない。
歌ぶと 「道具屋」
基本に忠実でお上手。しかし、喜多八師匠の会に来る客を笑わせるのは至難の業。 喜多八 「三人旅」 この夏、「お菊の皿」に挑戦したけど、毛むくじゃらの手じゃやっぱり幽霊はやりにくいとまくらで・・・。3人の主人公の表情、描写がそれぞれ楽しく、おかしい。田舎の馬子も最高! ひな太郎 「愛宕山」 「ちょっと色白でいい男、落語界の玉三郎・・・」、毎回同じことを言っているんだなあ。どことなく病弱そうな感じ、なよなよっとした幇間があうね。 喜多八 「蝦蟇の油」 喜多八師匠がけだるいのは、いつものことだけど、今日は、客席全般もけだるい雰囲気だった。常連のお客さんが多いと思うが、日によって随分落語会の雰囲気は違うものだ。 まくらの見世物小屋シリーズが面白すぎてちょっとネタが翳んだか。 喜多八師匠、この比類なき個性、麻薬のようにまた聴きたくなる。 |
|
|
2007 10,17 23:18 |
|
|
年2回開催の会で今回が第35回、すごいなあ。
先日、談幸師匠の落語会に下北沢まで行ったのだけど、それに対する来場のお礼の葉書が届い た。それも宛名も本文も全部手書き。ネットで電子メールのデジタルなこの時代に、自筆の手紙は、すごく嬉しい。談幸師匠から、こうした心のこもった手紙を 今まで何度もいただいた、談幸師匠、素敵! というわけで、毎回楽しみなこの会。タイトル通り今ではなかなか寄席でかからない噺が聴けるの だ。この会でしか聴いたことがないものも多い。どこから持ってくるかというと、昔の寄席の速記録から起こすのだそう。それにしても、この会でせっかくネタ 卸しした珍しい噺、他ではそうかけられないと思うと、この1回の会のため・・・。すごいなあ。 松幸 「狸の札」
談幸 「姫かたり」 談幸 「稽古屋」 談幸 「帯久」 「姫 かたり」と「帯久」がネタ卸し。「姫かたり」は、傲慢な医者を色仕掛けで陥れるちょっといやらしい噺。昔は、この手のものでちょっと興奮しちゃったりした のだろうか?最後のどんでん返しが、おいおいそりゃないだろうと突っ込みを入れたくなるが、なんともあっけらかんとした小品だ。 「帯久」は、経営 不振の帯屋の久七が同業で繁盛している和泉屋与兵衛にお金を借り、返した後に泥棒して逆に大繁盛する噺。一方、和泉屋与兵衛は、落ちぶれて久七にお金を借 りに行くが無碍に断られる。この時の久七が、本当に憎たらしい。もう演じている談幸師匠を嫌いになりそうなほど嫌な奴だった。後半、大岡裁きになるのだ が、一方的な人情裁きは、お慰み。(笑) |
|
|
2007 10,16 23:19 |
|
|
研精会の裏バージョンなんだそうである。で、表の研精会とどこが違うのかと言うと出演者も観客もよく分からない。おまけに、奇数月でのレギュラー化が決まったそうで、ますますよく分からない。月によっては、研精会が2回あるというのは、若手噺家には良い話だ。
お、違う点が一つ。恒例の抽選フルーツ・プレゼント。今日は、全員当選だった。今日は、苺。え、この季節にと思ったが、カリフォルニアのストロベリー。帰って一つ食べたけど、甘くて美味しい。 今日は、箱崎で会議があったので、そのままとどまり開演ちょっと前に日本橋へ。会場には、雪乃さんとぱんださんが・・・。ミニ三之助コミュとなった。(笑) 市朗 「道灌」
今日の前座さん。いい味出ている。 三之助 「千早振る」 なんか最近風格する感じる。堂々としていて、観客の心を掴み大いに笑わしてくれる。オーソドックスなネタだし、何度も聴いているのに笑ってしまう。知ったかぶりの隠居の表情がたまらん。 遊一 「たちきり」
これは難しいネタだ。蔵に100日閉じ込められるという馬鹿馬鹿しさと、後半の情緒あふれる粋な展開の絶妙なバランスと演技力が求められる。 落語の稽古と場数を踏んで、かつ人生経験を積んで、がんばってほしい。 こみち 「堪忍袋」 二つ目になってまだ一年たっていないとは思えぬ逸材。まくらも面白く、また女流噺家とかそんなこと関係なく素晴らしい。はきはきした声、ときおり見せる可愛らしさが独自の世界を築いている。 遊馬 「佐野山」 もとは講談・浪曲の「谷風の情相撲」か。大きな体をいかした展開は、まさにぴったり。 一之輔 「猫久」 これも難しいネタだと思う。さしたる盛り上がりもなく、展開もオーソドックスだ。後半、夫婦のやりとりが絶妙。めまぐるしく変わる何気ない表情の変化にひきこまれた。 会の後、雪乃さんとぱんださんと飲みに行く。ミニ・三之助コミュは続くのだ。(笑) |
|
|
2007 10,14 15:22 |
|
|
全日空ホテル時代に貯めたポイントを宿泊券に交換していたのだけれど、その期限が今月末ということで、意味もなく目的もなく品川のストリングスホテル東京インターコンチネンタルに宿泊した。ここ泊まったことないし、まあ、いいか。 品川駅港南口のビルの上層階にある。ロビーも26階なので、用の無い人があがってこないので静かだ。 眺めはいいねえ。平日なら夜景が綺麗かも。真下は、品川駅と車両基地なので、電車ファンにはたまらぬ眺望だろう。反対側のクラブサイドからは、レインボー・ブリッジが見えるそうな。 朝食のブッフェ。卵料理は、オムレツを調理してくれる。 茸サラダ、サーモン、トマトなど。 フルーツ。ああ、また食べ過ぎた。 |
|


