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2007 11,17 18:48 |
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2007 11,11 20:50 |
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今年も来ちゃった。もう恒例行事。ものすごい混雑で息苦しく、じっくり鑑賞するなんてことは不可能なんだけど、それでもやっぱり毎年来て良かったと思う。一度出品された作品は、10年は再度外に出てこないので、そう思うとやっぱり毎年通ってしまう。 今 日は、朝10時で入館までに50分待ちだった。まあ、そんなのはどうでもいい、どうせ入館してもすぐには展示室には行かないので・・・。まず、博物館内の 講堂で、ボランティアの説明を聴くのだ。今回の展示作品の見所や経緯を丁寧に教えてくれるので、本当にありがたい。展示品は、小さいものやものすごく時代 がついているものが多いので、説明なく見ていると見逃してしまうことを教えてくれる。とにかく大混雑なので、一つの展示物をじっくり見ることができないの で、事前に説明を聴いていると効率的に周れる。 毎回出品作にはテーマがある。今年は、文房具が多かった。筆、筆入れ、硯、炭など。どれも細かな意匠が見事だった。また楽器は、「 う」というものが展示されていた。笙に似ているが、笙より大きく、低い音が出るそうだ。 金 銀平脱皮箱も素晴らしかった。平脱技法というのを事前の説明で聴いていたので、とても興味深く見ることができた。平脱技法は、金属を花や鳥などの型に抜け 貼り付け、その厚みの分だけ漆で塗りこめる。その後、貼り付けた金属の部分だけ漆を剥がす。漆黒の漆の箱に、金銀の鳥や花が浮かび上がる。本当に見事だっ た。紫檀金鈿柄香炉の美しさや細部の意匠にもため息でうっとり。 今回、租庸調の調である織った麻が展示されており、またその麻から作った当時の着物がたくさん展示されていた。実際、使用されていたもので、かなり汚れているものもあった。 ま た、毎回、たくさんの古文書も展示されているが、これは、漢文だけど読めばまあまあ意味が取れるので、ものすごく面白い。納屋の側で藁を燃やした人の罪状 をお上に訴える手紙、戸籍、手紙のやり取り、また、60歳でひとり身の人、妻を亡くした者、夫をなくした者、親を亡くした子供などへの食料を分け与えた記 録などがあった。誰に何をどれくらいあげたが細かく記録されていた。古文書を眺めているとそれを書いている人の姿や気持ちが浮かんでくる、 1000年前の人と繋がるような気がする。 一転、一字として乱れぬ律文の美しい文字とこれまた漢文だけどだいたい中身が分かるので、その規律の厳しさがちょっと読み取れるのが面白かった。 来年も、絶対行こうっと。 奈良公園は、かなり色づいていた。 |
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2007 11,10 20:52 |
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京都の国立博物館へ「狩野永徳」展を観に来た。 大混雑とは聞いていたので、夕方に行ったのだけど、それでも50分待ちだった。実際は、30分待ちだったかな。しかし、館内は、ものすごい混雑。とても ゆっくり鑑賞という訳にはいかない。絵を鑑賞したのでなく、見たという表現が正しいだろう。特に「洛中洛外図屏風」は、近づくことさえ困難な大混雑。全体 を見ることなどほぼ不可能。 それでも、本当に墨の濃淡で描いたとは思えない精密な水墨画に驚き、一転色鮮やかな肉筆画や屏風絵に鳥肌がたつ。初展示の作品もあり、見ごたえたっぷり。桃山時代の姿を映しとった絵画の数々は、古の日本への旅を体験させてくれる。 元首相の細川護煕さんが会場で鑑賞していた。 18時過ぎには、20分待ちほどになっていた。土日は、閉館時間を20時まで延長している。 そして僕は、夜の街へ消えるのであった。 |
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2007 11,10 16:57 |
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25年ぶりに比叡山に登ってみた。木々は色づいていたが、山は雲に覆われていて、あちこち霞がかかっていた。それがかえって、ここを神秘的で神聖な場所に見せてくれる。 最澄が開いた最も歴史のあるこの寺は、信長の焼き討ちにあい、お堂のほぼすべてを失った。その後も焼失が相次ぎ、境内には新しい建築も多い。その分、朱色が眩しいが。 延暦寺の建築的魅力はそう多くは無いが、この根本中堂は、家光時代の再建とは言え、神秘的な美しさを今も放っている。25年ぶりに、赤い絨毯に座って、住職の話を聴いた。ちょっと若い坊さんで、あんまり話し慣れしていなかった。 それにしても奥の土間の内陣の神秘的な空間には、絶句である。 山の色は、これから京都の街へ下りていく・・・。 |
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2007 11,08 23:00 |
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2007 11,03 16:01 |
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2007 10,29 14:03 |
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先週の金曜くらいから調子が悪かったのだけど、どうやら風邪をひいたらしく今日は、会社を休んでしまった。喉がすごく痛い。鼻水も出る。でも、ついつい会 社のメールを見てしまい、結局結構家で仕事をしてしまう。会社でも家でもパソコンさえあれば、ほとんど同じことができるねえ。静かで電話がかかってこない 分、かえってはかどったりして・・・。
毎月楽しみなウルトラセブン。今月も2本観た。今回の二話は、子供の頃から何度も再放送で観ていてとても記憶に残っている作品だった。 第9話「アンドロイド0指令」 冒頭のクレジットで、協力 松屋と出た。ロゴは、昔のものだったけど、あの銀座のデパート松屋だ。金髪の不気味なアンドロイド少女とこれまた怪しいおもちゃ売りの爺さんのペアが今では、笑いを誘うけど、子供の頃は怖かった。 松屋デパートの館内、当時のファッションモードが懐かしい。おもちゃ売り場での大戦闘は、すごい迫力だ。テレビ番組というかこりゃ映画だよ! 敵は、チブル星人。ウルトラセブンって、こういう頭でっかちのタコ系宇宙人多いような・・・。 第10話「怪しい隣人」 四次元という言葉を最初に知ったのは、この作品だ。(笑) 今も昔も僕にとっての四次元は、ぶおーんと変な音がして周りがくねくね酔っ払っているようなイメージ。ほんでもって黄色い風船がたくさん転がっている・・・。 足を骨折してギブスの少年が部屋の窓から隣の怪しい人物を観察するのは、ヒッチコックの「裏窓」へのオマージュか・・・。 敵は、イカルス星人。ちょっとグレムリンっぽい可愛い動物系なキャラクターだ。 別荘の隣に四次元がある、ああ、やっぱりウルトラセブンの設定って素敵。 |
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2007 10,28 20:05 |
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2007 10,28 14:05 |
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2007 10,27 23:06 |
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すごい台風が来ている中、がんばって池袋演芸場へ。今日は、お客さん少ないかなあと思ったら、ほぼ席が埋まっていて驚いた。こんな雨模様で台風が迫る中、皆、落語好きなのねえ。(笑)
やえ馬 「子ほめ」
今日の前座さん。初めて見た。馬風師匠に弟子入りしたらしい。落研出身かな、お上手。 金時 「駒長」 こういう噺、好き。どことなーく近松門左衛門の浄瑠璃に出てくるようだよね。夫婦のかけひき、男と女のさぐりあい、金時師匠、こういうの上手いよねえ。女房を叩きすぎる場面、笑ってしまう。 金也 「抜け雀」 お人好しの宿屋の主人は、さすがに上手いねえ。絵師がどんな雀を描いたのか、どんな風に飛び出すのか、観客の想像力に訴えかけなばならず、なかなか難しい噺だ。 金時 「水屋の富」 今回ゲストがなく、金時師匠が2席、ラッキー。こちらもネタ卸しだったそうだが、くすぐりも入ってずいぶん伸び伸びとしていた。莫大な富を得た庶民の喜びと悲しみがよく出ていて面白い。 金八 寄席の踊り 立ち高座のまくらから、寄席の踊り。深川から吉原の踊りを披露。 金八 「木乃伊取り」 まくら無く、ネタへ。なるほど、寄席の踊りが大いなる序章だったのね。なかなか考えている。 この噺、難しいと思う。タイトルから容易に展開が想像できるし、場面も少ない。そんななか田舎者の清蔵が大活躍だ。しっかりしているようで抜けている清蔵が楽しい。 終演後、打ち上げにも参加。ラッキーさん夫妻、adoさんと同じテーブルで楽しい時間を過ごした。またこの会でお会いしましょうね。 |
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