2008 09,06 23:26 |
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チケットぴあのプレリザーブの抽選に当たって入手したチケット。申し込んだことも忘れ、抽選に当たったメールは、スパムメールとして消えていた。でも、ク レジットカードでなにやら引き落とされていたので、ぴあにログインしてみて気づいた。しかし、プレリザーブに当たったといえ席はかなり後ろの端っこだっ た。このチケットが当たっていたから旅行の出発を一日遅らせたんだよねえ。もうぷりぷり。
オープニング・コント
とっても楽しい落語会だが、ホールが大きすぎる。前の方の席だと楽しいのだろうけど、後方だと舞台が遠く、表情も見えず、いまいちのめりこめない。 幕が開くと燃え尽きた喜多八師匠。それを無視して、喬太郎・歌武蔵両師匠の漫才。 毎度、携帯電話を切りましょうの寸劇だそうだが、今日はそうならず漫才メイン。 窓輝 「洒落番頭」 落ち着いていていい味を出していたが、大人数の客席をつかみきれていなかった。 喬太郎 「頓馬の使者」 キャラクター設定、演じ分けが見事。超一級のコメディ映画を観ているようだ。 サゲも秀逸。 歌武蔵 「馬のす」 後半のアドリブのモノローグが最高に面白い。芸達者だ。 喜多八 「千両みかん」 三者三様に芸達者で、実力派。上二人が大胆なアレンジを加える中、正攻法で正統派だ。 外では、大きな雷が鳴っていた。 中野駅までぷーぞ..ozQさんと一緒に帰った。 |
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2008 09,06 15:28 |
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2008 09,01 23:19 |
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予約を取るのが大変という、ひろの亭寄席に行ってきたよ。
駒沢大学駅は、初めて降りた。このお店、ホームページが無いので、住所からGoogleMapで検索して出かけた。それでも一度、店の前を通り過 ぎちゃった。だって、シャッターが閉まっていたの。貼り紙がしてあったけど、どうせ「閉店」だと思い、また外観がとても営業中のお店には見えなかった。歩 いていくと、稲川順二の焼肉屋なんかがあったりして、あれ、こんなに遠くなかったよなあとひき帰す。ああ、やっぱりここだったのかと、開演には間に合った よ。客席には、スリーアミーゴスとしても有名な俳優の斉藤暁さんがいらしてた。ご近所なのかしらん。 素敵な店主の面白いオープニング・トークの後、三之助さん登場。 三之助 「猫の災難」
先日の研精会でも聴いたばかりだけど、会場の雰囲気が違うとまた噺も違って見えるから不思議だよね。三之助の酔っ払いは、可愛くまた憎めない。早く酒が飲みたくなるね。 落語は、一席で宴へ。料理が次から次へと出てくる。これがまたどれも旨い。特に鯖とイサキが最高に美味だった。このお店、本当は(?)ラーメン屋 さんらしいので、締めにラーメンが出てきたが、途中に出された鶏と豚ロースの出汁にトマトでアレンジされた不思議ものだった。イタリアン・パスタのような 太面とからみあって、これがまた美味しかった。 僕が、トウモロコシが苦手と話をしていた矢先にその料理が出てきたので、テーブル一同大歓声、お店の人は、「こんなにもトウモロコシを待ちわびていたのね」ときっと勘違いしたことだろう。 |
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2008 08,30 22:23 |
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上野から日暮里に移動。雨が降ったり止んだりで、本当に面倒くさい天気だ。
松幸 「道灌」 このところ明るく余裕も出てきた感じ。 談幸 「野ざらし」 本日、二度目の「野ざらし」(笑)。重なる時は、重なるのよねえ。こちらは、最後のサゲまで。 ところで、この噺は、寄席では釣りのシーンで終わることが多いが、その後って何パターンあるんだろう。今日のは、幽霊が八五郎の家まで訪ねてくるものだったが、以前聴いたのは、幇間がからかいに来るものだった。 同じ噺でも、噺家によって全く変わるのが落語の魅力だね。 談幸 「質屋庫」 今日はねえ、この噺が楽しみだったのよねえ。夏の終わりに聴けてよかった。この噺、あまり寄席や落語会でかからないんだよねえ。 熊五郎のキャラクターがとっても楽しい。 談幸 「子は鎹」 「子別れ」の「上」と「下」。「中」は、さらっとまとめられたバージョン。 うるっとさせながらもそれほど湿っぽくはならず、爽やかな感動だ。 サゲが川の字だった。こういうのもあるのか。 |
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2008 08,30 18:25 |
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なんだか一日中、雨が降ったり止んだりの嫌な天気だった。雨というか、こりゃスコールだよねえ。もう東京も南の島のような気候になってしまったのか。
久しぶりの黒門亭。ああ、やっぱりここは贅沢な空間だ。でも足腰がつらいね。案の定、壁際のロイヤルシートから埋まっていく・・・。 歌すみ 「寿限無」
まくらもちょっと入れながら、長めの「寿限無」。 志ん馬 「三方一両損」 まくらもなく、いきなりネタへ。啖呵を切りながらも、どことなくはにかんだ表情が可笑しい。 八朝 「野ざらし」 フワフワして、常に動いている不思議な個性。はまると抜け出せない魅力。 「野ざらし」途中まで、それも唐突に終わった。(笑) 笑組 漫才 かずおちゃんが目の前に・・・。ド迫力!今日は、スーツの色が尋常だった。 お茶の間で漫才を聞いているみたいで楽しかったな。 八朝 オンステージ 「どうすりゃいいのさ高齢者」、「ふてくされ」の二曲を披露。志ん馬・かずおのほんわかダンサーズも助演。観客にコーラスや合いの手の強要(笑) 楽しいステージだった。 当然、買ったよ。八朝師匠のボーカルも魅力的だけど、ほんわかほんわかするホーンセッションが秀逸だ。 |
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2008 08,29 22:28 |
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金曜日は、在宅勤務の日ということで、18時ちょっと過ぎまで家で仕事。夜は、一之輔さんの落語会へ。会場に入ると、一姫二太郎さん、チナマルさん、ぱん ださんが既に最前列左側にいたので、その隣へ陣取る。ちょっと遅れてあけっち。さん登場。繁昌亭のお煎餅ありがとうございました。
朝呂久 「子ほめ」
政之助さんは、落語会に間に合わず。残念。 今日の前座さん。初めてかなあと思ったら、一度拝見していた。顔を見て思い出した。以前、「道灌」を聴いた。一之輔さんがまくらで言っていたが、確かに元不良っぽいキャラ。 「子ほめ」は、口調が文左衛門師匠ぽかった。 一之輔 「大山詣り」 まくらも楽しく、堂々たる高座だった。多少芝居臭いところがあったが、パワー溢れ、最後まで飽きさせない。 小雪 大神楽曲芸 いつも通り。明るく、華やか。今日は、指名した女性のまり投げ傘受け曲芸が5回?6回?くらいかかっていたかな。 一之輔 「唐茄子屋政談」 ネタ卸しとは思えぬ良い出来。ものすごく稽古しているんだなあというのが良く分かる。ネタ卸でここまで見せてくれるのは、すごい。今後またこの噺に出会うのが楽しみだ。 叔父さんがすごむ場面は、なかなかの迫力と気迫。 吉原田んぼの場面は、ちょっと湿っぽすぎた。吉原での思い出話と呼び声の交互のシーンにもう少しギャップが欲しい。 やっぱり、この男は、目が離せない噺家だ。 でも、その後合流し、6人で新橋の夜へ・・・。 お店で注文した太巻きのあまりの大きさに写真を撮る。今日は、大人しい酔い加減。 |
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2008 08,24 23:01 |
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2008 08,23 23:03 |
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朝太さん、結婚されたそうで、おめでとうございます。
まくらでちょっとオノロけ風だったけど、嬉しそうだったねえ。 歌ぶと 「桃太郎」
仲入りでこぶちゃん発見。嗜好が僕色に似てきたね。(笑) 今日の前座さん。11月11日から二つ目昇進で歌太郎さんになる。 今日は、まくらも長めだった。(笑) 松幸 「寄合酒」 歌ぶとさんが引っ込んでから、何故かまた前座の出囃子が・・・。 登場したのが松幸さんでびっくりした。なんで?なんで? そういえば、吉幸さんもたまごの会に出ているなあ。談幸一門と古今亭の交流なのかな? 八朝 「千早ふる」 志ん朝師匠のおかみさんのまくら、笑った。 ぽわーんとしたダメキャラを演じたら落語界で右に出る者がいない八朝師匠だが、すごみのきいたキャラクターも上手いなあ。なんかそのギャップが楽しい。 朝太 「かぼちゃ屋」 朝太さんの与太郎も、かわいくて楽しい。この人の風貌と雰囲気は、江戸の長屋にとても合う。 文楽 「替り目」 先日、病気で入院してらしたが、元気に復活。若者を労ういいまくらだった。 寄席では、途中で切られることが多いこのネタ。最後までやって初めてネタのタイトルが活きる。 マグナム小林 バイオリン漫談 着物姿で洋楽器を持っていると、なんかそれだけで怪しい。 バイオリンでいろんなものを表現。 タップダンスしながらのバイオリン演奏は、ばかばかしくて大笑い。 朝太 「抜け雀」 間抜けでお人好しだけど憎めない宿屋の主人、こういうキャラも朝太さんの真骨頂だ。これは、もっともっと稽古して、高座でかけてもらってぜひさらに洗練してもらいたいな。朝太さんでまた聴きたいなあと思うネタだ。 終演後、となりの築地本願寺本堂内でなにやらライブをしていたので、覗く。本堂内で幻想的なイルミネーションの中、コンサートが開かれていた。題して「本願寺LIVE他力本願でいこう!2008」。お坊さんが司会をしていて、不思議なステージだった。 |
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2008 08,22 23:05 |
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これは以前からずっとスクリーンで観たかった映画だ。 前半、男女の裸の交わりの中に挿入される広島の原爆関連のシーンは、まるでドキュメンタリーのよう。ドキュメンタリー出身のアラン・レネ監督らしさを感じる。 喫茶どーむでのフランスでの戦時下の悲恋が交差する告白シーンからは、もう息も付かせずのめりこませる。構成、台詞、脚本、カメラワーク、構図、ライティング、音楽、その全てが圧倒的で陶酔しながらも、頭を後ろからハンマーで殴られたような衝撃もある。 戦後間もない頃の夜の広島は、まるで別の惑星のような異空間だ。そこをさすらう男と女。狂おしいまでの恋の炎は、戦争の生々しい傷の記憶に揺らめき、また燃え上がる。 彷徨う人間の魂が広島とフランスの農村を行き交うなんとも鮮烈な映像にただただ圧倒される。これこそ映画だ。こんな作品を一本撮れたら死んでもいいと思った。 傑作。栗5つ。 早稲田松竹にて。
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2008 08,22 21:06 |
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カラー映像の現代のアウシュビッツから、モノクロの冷たい当時のフィルムへ。人間を生き物でなくモノとして扱うその行動には、今を持って何故こん なことを信じがたい。戦時下における人間の感覚の麻痺とは恐ろしいもので、死体の山、生首の山、中途半端に焼けた焼死体などが周りにゴロゴロしていても平 然と作業をしている。 人間とは何者なのか。そしてまたこういう行為を繰り返すことはないのかと考えさせられる。今もこの地球上で起きている紛争。人類は、何も学んでいないような気がする。 短いドキュメンタリーでたんたんとした記録映画だ。栗3つ。早稲田松竹にて。 ところでヴィクトール・フランクルの「夜と霧」は、みすず書房から出ているんだけど、学生の頃は、みすず書房の本が高くてねえ、あまり買えなかったよ。 |
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