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2008 01,14 22:44 |
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豊洲で映画を観て、ふらっと銀座へ寄って、それからふらりと電車に乗って、やっぱり足が向いてしまった寄席。どこに行こうか迷ったけど、鈴本が出演メン バー数が少なく、落語が聴けるだろうと思い上野へ。それに、金時・市馬・喜多八となんともそそられる顔付け。年末に行ったお笑い師走会とほとんど同じだけ どね。
鈴本の木戸口で並んでいたら、僕のすぐ前に会社の同僚が並んでいて驚いちゃった。 会場には、錦糸町の蕎麦の里みつまさのご夫婦がいらっしゃったので、新年のご挨拶、そして一緒に観覧させていただいた。 はな平 「たらちね」 一番新しい前座さん。 金兵衛 「初天神」 正月らしく・・・。 ぺぺ桜井 ギター漫談 いつもの通り。でもハーモニカ若者たちが聴けなかったわ。 市馬 「普段の袴」 やっぱり素敵。華がある。高座が明るくなる。歌声も聴きたかったなあ。 小金馬 「転失気」 住職の憎たらしい感じの表情が最高に可笑しい。 ひびきわたる キセル漫談 す、す、すごーい久しぶりに拝見したよ。最近、落語協会に入ったのね。 キセル、懐かしい。不思議な間の漫談も面白い。 白酒 「短命」 後半の夫婦のやりとりが可笑しい。 金時 「唖の釣り」 今やテレビでは絶対にかけられないネタなんだろうなあ。放送禁止用語のまくらからネタへ。 今日は、前から2列目で観ていたので、表情がよく見えた。もう表情が可笑しくって可笑しくって、なんであんな面白い顔ができるんだろう。 テンポも登場人物のキャラクターも最高に可笑しい。 ゆめじ・うたじ 漫才 この間聴いたネタと全く同じだったけど、やっぱり笑ってしまうなあ。 喜多八 「噺家の夢」 喜多八師匠のこのネタ、10年ぶりに聴いたなあ。いやもっとかなあ。 ふざけた噺だけど、もう大笑いしちゃった。喜多八ワールドにはまると抜け出せない。 それにしても出てくるだけで場内爆笑、ネタが終わって舞台袖に戻るだけで場内大爆笑、すごい噺家だ。 小菊 粋曲 高座が一転、お座敷に・・・。(笑) 金馬 「品川心中」 これも久しぶりに聴いたなあ。今日は、舞台にかぶりつきで観ていたので良く見えたけど、金馬師匠の女性のしぐさって、笑えるなあ。表情、口調、髪を掻きあげるところとか大笑いしちゃった。 し かし、大ハプニング発生。噺が佳境に入ろうとする頃、携帯電話のベルが。それが鳴り止まない。それどころか呼び出し音がだんだん大きくなる。もう、誰だよ と思っていたら、「はい、もしもし、今寄席だから・・・」なんて言って電話に出やがんの。そんなの落語のまくらの話と思っていたら、本当にいるんだねえ。 そればかりでなく、どうどうと舞台の前をかがみもせず、電話で話しをしながら横切っていく始末で、唖然、呆然。かなりヨボヨボのおじいさんだったから、多 分、携帯電話のスイッチの切り方も呼び出し音の止め方も分からず、もう出るしかなかったのかもしれないが・・・。しかし、あまりに傍若無人な態度に、仏の 心の栗坊様も殺意を抱いたよ。あんなジジイにはなりたくない。 前も「ねずみ穴」の時に携帯電話を鳴らしっぱなしのババアがいたけど、本当に頭に来る。本当に老人の携帯電話、どうにかしてほしいなあ。 |
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2008 01,14 12:46 |
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「ディープ・ブルー」、「WATARIDORI」などこの手の映画は、寝てしまうことが多いのだが、今回は、ナレーションがあるので眠くはならなかった。
美 しい地球というよりは、温暖化で壊れ行く地球、もしかしたらもうすぐ絶滅してしまう動物たちをとらえたドキュメンタリー。地球温暖化の進行を止めなきゃい けないよという教育啓蒙的な内容の映画だ。映像は、きれいだし、動物たちは可愛いけど、別段ハッとすることもなく、うっとりすることもなく、ただただ大画 面できれいだなあ程度。 地球の生態系が壊れつつあることはよく分かる。 栗2つ。 子供は、500円で観られるためか、館内子供がいっぱい。子供は、喋る喋る。夜の遅い回で観れば良かった。 ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10にて。 |
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2008 01,13 23:47 |
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会社の先輩の知り合いが席亭の落語会に行ってきた。かわら版にも載っていないし、どこにも宣伝されていなかったのクローズドな会だったみたい。お寿司屋さんの2階の座敷でそう広くはないので、席亭の知人とその知人までに案内していっぱいになってしまったとのこと。
誘ってくれた先輩は、今日が落語初体験。好二郎さんの落語を聴いて、落語の素晴らしさに気づいてくれたようだ。 落語は、三遊亭好二郎さん二席で、その後、お寿司を食べるという美味しい会だ。もう皆さんご存知だが、好二郎さんは、9月に真打昇進が決定している。 好二郎 「だくだく」 好二郎 「壺算」 表現力、話術、身振り手振り、表情、テンポも素晴らしく、何度も聴いたことがある噺なのに大笑いしてしまった。席亭も、「円楽一門を背負って立つのは、この人しかいない」と言っていたけど、同感。 打ち上げで。 それでもってお寿司屋さんだけあって出るわ出るわの皿と皿。全部写真に撮らなかったけど、伊勢海老の大皿以外は、全て一人分。お酒も飲み放題なんだけど、会費1万円は、ちょっと懐が痛い? 鰤大根に鮭、他にも茶碗蒸しやお椀など。 昨日に引き続き、今日もいっぱい食べちゃったよ。 牡蠣 いっぱい食べて、そろそろお腹一杯だようと思ったら、最後に握りが。これも一人分。 美味しゅうございました。 すし屋の馬太郎 品川区東五反田1-15-4 TEL:03-3449-0462 |
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2008 01,12 23:53 |
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さて、落語会の詳細は、いず れポッドキャスティングとして音声・動画が聴けるようになるので、詳しく書かないけど、三之助さんの「替り目」、場内大爆笑だった。昨日は、フジテレビの ハピふる!というテレビ番組の取材も入っていた。落語ブームの一環の取材だそうで、1月18日放送予定とのこと。 歌ぶと 「権助魚」 司 「羽織の遊び」 三之助 「替り目」 鯉橋 「時そば」 好二郎 「明烏」 一次会は、大森の鳥良。 二次会は、魚民。 詳細は、mixiの三之助のコミュにて |
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2008 01,09 23:57 |
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このところ前売りでソールドアウトしてしまう研精会。今日は、当日売りも無し。
当日のお昼ごろに「三之助ちゃん、今日お願いねえ」ってメールすれば入れた昔が懐かしい。 とにかく平日の18時15分開演は、サラリーマンにとっては、間に合うかどうかの賭け。賭けで前売りを買わねばならないのは厳しいねえ。 市朗 「やかん」
こうして並べて聴いてみると、三之助と一之輔の力量は、他を圧倒している。落語をがんばっている若者をみんな応援したいのは、やまやまなのだが、こうして並べて聴いた時にその実力の差は歴然と出るなあ。正直なので、自分に嘘がつけない。今日の前座さん。未来の研精会メンバーか。 遊一 「ねずみ」 なんか品のいいおばさまみたい。プラスの光る個性が欲しいところ。 こみち 「湯屋番」 まくらも面白く、落語も上手。こみちの世界というか、個性的で存在感がある。前半の遊一、喬四郎は、完全にこみちに負けている。女性なのに男らしい。 今日から、研精会の正式メンバー。 喬四郎 新作 鏡餅のネタ この人は、噺家なんだろうか? クラスのお調子者が休み時間にふざけているのを金を取られて見せられるのは、どうかと思う。人間的にはいい人なんだと思うけど、あまりにプロフェッショナル意識にかける。 一之輔 「鷺とり」 一転、高座がぱあっと明るくなる。会場全体が一体となり落語を楽しんでいるのがよく分かる。軽快なテンポ、豊かな表現力と表情は、本当に素晴らしい。 三之助 「芝浜」 研精会のメンバーの中で、風格もオーラも貫禄も群を抜く。この噺は、落語を崇高なレベルまで高めている。こうした魅力的な作品があるからこそ、いつまでも落語は死なないのだろう。 三之助も表情と表現力は素晴らしく、また三之助の噺を聴きたいと思うし、三之助の演じるあのキャラクターに会いたいと思う。 |
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2008 01,06 22:59 |
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夜は、久しぶりにホテルオークラへ。このところ次々に出来る外資系ホテルやマイル目当てでANAホテルばかり利用していたけど、やっぱりこのホテルはいいなあ。静かで落ち着いていて、それでいて「和」のなんとも言えない風情がある。 今日は、カジュアルにテラスレストランへ。 生ハムとフルーツ。ハムの塩味とフルーツの甘さが不思議と合うのよね。 テリーヌ。バルサミコのソースがこれまた良いアクセント。 メインのローストビーフ。今夜は、ローストビーフが食べたい気分だったの。 デザート。ケーキもフルーツも美味しい。 サービスも料理もオークラはいいねえ。 都会にありながら、静かで落ち着いたロビー、好き。 ホテルオークラ テラスレストラン |
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2008 01,06 16:04 |
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最 近の美術展は、とてもよく考えられていて、見せ方がとても凝っている。単に和服や和小物を並べているのではなく、絵巻、屏風、浮世絵を展示することでその の中の当時の人々の暮らしの中の和装も見ることができる。面白かったのは、サントリーミュージアム[天保山]から持ってきた明治・大正時代の様々な宣伝ポ スター。美人の和服女性の絵と宣伝文句がなんとも素敵な広告になっていた。 心奪われたのは、櫛や簪などの髪飾り、当時の携帯用化粧度具の細かい意匠の素晴らしさ。あまりに素敵なデザインにみな欲しくなる。 クリスマスやキリスト教のデザインを取り入れた和洋折衷のグラスや調度品。当時の人々の一年の生活を描いた屏風絵に魅了された。 |
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2008 01,06 13:06 |
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2008 01,03 22:15 |
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午前中に行こうと思っていた美術展に夕方出かける。思ったほど混んでいなく、ゆっくり観られた。 「宮廷のみやび 近衛家1000年の名宝」展は、藤原道長の直系の嫡流である近衛家の名宝を集めたもの。鎌倉時代以降、武家政治になってから政治の表舞台からは遠ざかったが、宮家と公家がその後の日本文化へ与えた影響の大きさを感じることができる。 平安時代は、藤原氏を名乗っていたが、鎌倉時代以降は、藤原の姓は公式文書以外で使われず、近衛、鷹司、九条、二条、一条の五摂家に分かれていく。近衛家は、その五摂家の筆頭で、それ故の膨大な名宝、資料に圧倒される。 昨 年、京都国立博物館で開催された「藤原道長」展にも展示されていた、道長直筆の日記「御堂関白日記」や道長が金峯山に参詣し法華経などの経巻を山頂に埋納 したときの金銅こ経筒が、展示されていて、あれもしかして同じ内容?と思ってしまったが、展示量と規模は遥かに圧倒していた。こちらの方が広い分、ゆった り見られる。 昨年「道長」展で観たものは、初めて観た時ほどの感動はなかったけど、もう一度観られて良かった。 今回、最 も圧倒されたのは、茶具や御所人形、そして美しい和紙に書かれた倭漢抄などの古筆。天皇や紀貫之など著名人のものらしい手も残っており、驚いた。また平安 時代に完成された美しいひらがなにはひきつけられる。もともと男子は漢文、女子はかなだったが、男も女性に手紙を出すためにかなを使い始め、また和歌の情 感を表現できるようにと緩やかでそして伸びやかな「かな」を美しく表現するようになったそう。そう思って眺めていると、一見くねくねしているだけの墨のラ インから言葉の調べが聞こえてくるようだ。 平安時代、そしてそこから今日まで続く日本の美を巡る旅に出かけてみてはどうだろうか。 |
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2008 01,01 17:17 |
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