2008 02,10 23:11 |
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古今亭朝太の会に出かける。この会、前から行きたかったのだが、ずっと平日の夕方で行けず、今回は、休日だったので足を運ぶ。
どちらかというとコロコロとしてぽっちゃりしていて三枚目風だった朝太さんだが、昨年のダイエット・レースで29キロの減量に成功し、なんか二枚目のイケメン風になっていた。おでこの辺りで余った皮がチャウチャウ犬のような皺になっていたけど・・・。 志ん坊 「子ほめ」 今日の前座さん。発声が出来上がっている感じ、堂々としている。落研出身かな? 八朝 「権助魚」 会の世話役も勤めている八朝師匠。朝太さん自身が大して宣伝していない会にこれほどお客さんが来るのは、八朝師匠の尽力なんだろうなあ。 ちょっとオーバー・アクション気味の権助だったが、今まで見たことがない感じで面白かった。おかみさんの表現が色っぽい。 朝太 「唖の釣」 与太郎が可愛く、最高に可笑しい。軽快なテンポ、表情も身振りも素晴らしく、このところなんかすごく良いなあ。 いっ平 「井戸の茶碗」 八朝師匠曰く「海老名家で一番良い子」、それはなんとなーく納得。されど、襲名イベントの派手さばかりが先行して、海老名家の落語の出来はいまいちだなあ。「林家は、古典が苦手ですが、今日は古典をやります」と宣言して、『井戸の茶碗』へ。よく動く眉毛は、なかなかなれど、さぐりさぐりの展開はとても怪しく、キャラクターが全然演じ分けられていない。どれも同じ・・・。 最後に何度もお辞儀して舞台袖に帰って行ったが、観客へのお礼というよりお詫びとしか受け取れなかった。 噺家には、いろんなスタイルがあっていい訳で、古典がダメならダメと割り切ってもいいのでは・・・。『井戸の茶碗』、せっかくの良い噺が台無しだった。 でも、三平になってがんばって! 僕はダメだけど、林家がいいという人たちのために・・・。 ホームラン 漫才 ものすごく楽しい、可笑しい。抱腹絶倒だ。「話は変わるけど・・・」と、強引にネタを変えるのもすごく可笑しい。 演芸は、生の舞台で見るに限る。客をいじりながら、本当に楽しい漫才だ。これからもたくさん聴きたい。 朝太 「宿屋の富」 こちらもとても楽しく可笑しい。このところ堂々としていて風格も出てきた。いっ平の落語がかすんでしまう。 主人公が金持ちだという大ぼら吹くシーンも、二等が当たる予定の話のくだりもとてもテンポが良くぐいぐい引き込まれた。 明るく楽しい高座、ずっと見ていたいと思った。 |
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