2008 07,21 20:56 |
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さて、いよいよ大銀座落語会のオーラスだ。フェニックスホールへ向かう途中、仕事を終えた金也師匠、三之助さん、小駒さんの一行で出っくわす。金也師匠に「金時兄さんの会だね」と言われ、うっ、図星・・・。
ホールのロビーでは、ばったり金時師匠に遭遇。「何かリクエストある?」と聞かれたのだけど、とっさのことだったので「何でもいいですよー」って答えちゃった。でも、リクエストしておけば良かった。おかげで、今日は、死神デーに・・・。(笑) 金翔 「初天神」 素晴らしい出来だった。親父、子供、奥さん、どれもキャラクター設定がよく出来ていて、またよく演じ分けられていた。台詞、言い回し、何気ない細かいしぐさまでとてもよく表現されていて、洗練された芸になっていた。 何度も聴いたことある噺なのに、笑っちゃったなあ。楽しかった。 金兵衛 「冨士詣り」 この人は、ゆったりとした不思議な色気がある。艶のある噺は、とてもあうね。 金時 「死神」 というわけで本日二度目の「死神」。とりつかれたか?(笑) 金時師匠の「死神」は、以前も拝聴したことがあるが、ダークなテイストの中にあるそこはことない可笑しさ。今日のまじないは、「アジャラカモクレン紙パルプ」(笑) 冒頭、死のうとする主人公の表情には鬼気迫るものがあり、赤く滲んだ眼に涙もたまる。いきなりどうしてこんな表情ができるのか本当に不思議。 細かい描写はないけど、どことなく渋みのある死神は、時に優しく、時に恐ろしい。まるで一本の映画を観ているようで、幕切れと同時に重みのある余韻が残る。 |
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