2005 07,10 09:52 |
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エイズで最初に死んだ有名人、クラウス・ノミのドキュメンタリー。関係者のインタビューと当時のフィルムで構成されているが、ドキュメンタリーとしては、普通の出来。ノミの人物像は、浮かんでこない。それは、異星人としてノミを扱うため、あえてそうしているのかもしれないが、ノミの野望や孤独、挫折がうまく描けていないのが残念だ。
しかしながら、ノミのクラブでのライブ映像は、圧巻で、本当にこの人は、宇宙から来た異星人のようだ。独特のメイキャップと奇抜な衣装、天上の声と称えられたカウンター・テナーには、鳥肌が立つ。 サタデー・ナイト・ライブでの、デビット・ボウイとのパフォーマンスも一興だった。しかし、ボウイの前では、流石のノミもちょっと霞んで見えた。まあ、この頃は、まだ売れ始めだけどね。 このドキュメンタリーは、ノミの周りの人間が、どのようにノミを作り、売っていったのかに焦点があたっており、異星人ノミの人生が描けてなく、消化不良気味だ。 映画の出来は、栗2つだが、貴重なライブの映像は、必見! シアター・イメージ・フォーラムにて。 |
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