2010 02,21 23:25 |
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壺坂霊験記 登場人物がほぼ二人。舞台らしい台詞のやりとりとなんとも言えぬ間が良かった。 途中、観音様登場の場面は、なんとも微笑ましく。 三場面目の谷底のセットが美しかった。 夫婦の情愛、いいものだねえ。 高坏 「なかなか」という台詞や冠者登場で、狂言みたいだったよ。 後半の下駄を履いての勘三郎の舞は、タップダンスみたいだった。斬新な演出だけど、昔からこうだったのかしら?鼓と下駄のタップのハーモニーが意外と合って楽しかった。 幕間に、歌舞伎座の中を探検した。ベルナール・ビュッフェの歌舞伎の絵を見つけて驚いちゃった。2階のロビーでは、先代・勘三郎の写真展もやってたよ。 一人で観に来るとこの幕間がちょっと寂しいのよねえ。 籠釣瓶花街酔醒 これは見応えあった。 吉原の風俗のいろいろが視覚的に分かってすごく面白かった。落語では、いつも頭の中で想像しているからねえ。 1幕の花魁道中がなかなかに絢爛豪華だったよ。そして、やっぱり玉三郎ってのはオーラがあるね。他の女形とはやっぱり存在感が違うよ。 花魁の玉三郎、最後斬られちゃうんだけど、その時の倒れ方がイナバウアーなのよねえ。すごい体柔らかい。驚いた。 この話、実話をもとにしているらしく、また本当はこの倍ある長い話だそうで。前段の話も調べてみたくなった。 ともあれ絢爛豪華に再現された吉原の世界が興味深く、面白かったよ。幇間も禿(かむろ)も登場してねえ。いやあ、とっても楽しめちゃったよ。 にっしさん、ありがとね。 |
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