2005 11,23 21:21 |
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地雷に囲まれた危険な土地でも明るく生きる子供たちを時にユーモラスに描写するが、だんだんと悲劇的な結末に向かっていく。 ハッとする美しくも悲しい映像は、観客の心に棘そ突き刺す。子供たちは、演技なのか日常通りにしているのか分からないくらい自然で圧倒的な印象を残す。どこの地域でも、いつの時代でも、どんな境遇でも、子供たちは精一杯生きているという現実が、ひしひしと伝わってくる。 主人公が恋心を抱く少女の過去が明らかになり、驚愕の結末に向かっていく。少女の行動には、理解し難いところもあるのだが、クルド人の抱える思いも、やっぱり僕らには、分からないのだろう。 バカ平和な日本、同じ地球の上で、こんな世界が存在していることを知らしめてくれるだけで、この映画を観る価値がある。 圧倒的映像美、子供たちの演技、クルドの抱える運命に多くの観客がすすり泣いていた。栗4つ。岩波ホールにて。 |
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