2008 03,31 23:25 |
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ボズ・スキャッグズとTOTOのコンサートへ。TOTOは、過去に何度かコンサートに行ったことがあるけど、ボズ・スキャッグスは、初めてだ。TOTOがこのコンサートを最後に無期休養に入るというので出かけた。
ボズとTOTO一緒にコンサートするのかなあと思ったら、第一部がボズで、第二部がTOTOだった。19時開演で、ボズが1時間30分、舞台チェンジのため30分ほどの休憩を挟んでTOTOがたっぷり2時間。終演は、23時で4時間だ。オペラかよ。(笑) 第一部のボズ。オープニングは、「LOWDOWN」だよ。あのイントロが流れ、もうそれで会場は早くもトランス状態。そして、あの声、あの声だよ。レコードと同じだよ、あの声だよ。変わってないねえ。しびれたあああああ。 続 く、「JoJo」、「Slow Dancer」で、もう会場はアンコールと見紛うばかりの熱狂。「WE’RE ALL ALONE」も生で聴けて、もう涙もの・・・。やっぱり来て良かった。デビッド・ペイチは、一部の後半から登場、最後にスティーブ・スカサーも登場して、 ちょっとジョイントっぽ雰囲気に。 第二部のTOTOは、ロッカーというよりお茶目なおじさんたちの同窓会という風情だった。今回、デビッ ド・ペイチが久々にステージに参加。ボズが出ているからか、TOTO不遇の時代も応援し続けてくれた日本のファンへの敬意からか分からないけど、デビッ ド・ペイチが来てくれてことは本当にうれしい。 デビッド・ペイチは、茶目っ気たっぷりでサービス精神にもあふれていた。ジェフ・ポーカロがいないのは寂しいけど、デビッド・ペイチがいるので良かった。 スティーブ・ルカサーは、ギター上手いけど味がないなあ。個性が無いというか、ギターのアレンジもいまいちだよなあ。正直、TOTOの中ではどうでもいい存在。別段思い起こすギタープレイもないな、個人的には。おまけに英語が下手だ。(笑) 大好きなボビー・キンボールは、残念ながらもうかつての声量は無い。本当は、「グッバイ・エリノア」とか「ママ」とか聴きたいんだけどねえ。今の彼の声量では望むべくもなく・・・。 ゲスト参加のジョセフ・ウィリアムスは、素晴らしかった。若さ?で圧倒なのかな。歌、上手い。 サイモン・フィリップスもすごかったなあ。ステージの最後の方で、あのドラム・ソロは、なんと言う体力の持ち主なんだろう。 今回、圧巻だったのは、デビッド・ペイチとグレッグ・フィリンゲインズの「Child's Anthem」のキーボドの饗宴。これは、すごかったなあ。 TOTOは一曲目から総立ち。年齢層がすごく高い観客だったのでびっくりだ。さすがに4時間疲れたよ。 UDOのページにあったセットリスト。 3/31(月)@東京国際フォーラム ホールA <第一部>ボズ・スキャッグス 1. LOWDOWN 2. JOJO 3. SLOW DANCER 4. DESIRE 5. HERCULES 6. MISS SUN 7. HARBOR LIGHTS 8. SICK & TIRED 9. WE'RE ALL ALONE 10. GEORGIA 11. LIDO SHUFFLE - - - - encore - - - - 12. LOAN ME A DIME 13. BREAKDOWN DEAD AHEAD 3/31(月)@東京国際フォーラム ホールA <第二部>TOTO 1. GYPSY TRAIN 2. CAUGHT IN THE BALANCE 3. PAMELA 4. BOTTOM OF YOUR SOUL 5. STOP LOVING YOU 6. FALLING IN BETWEEN 7. ROSANNA 8. I'LL SUPPLY THE LOVE 9. ISOLATION 10. GIFT OF FAITH 11. KINGDOM OF DESIRE 12. HYDRA 13. TAINT YOUR WORLD - - - - encore - - - - 14. HOLD THE LINE 15. AFRICA 16. WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIENDS CHILD'S ANTHEMやったのに出ていないなあ。なぜだろう? |
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2008 03,07 22:17 |
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開演まで、飲みながら食事。料理もなかなか美味しい。 今夜のステージは、ロバータ・フラック。なんと70歳。客層は、さぞかし年配の人でいっぱいかと思ったら、意外と僕より若い人も多かったなあ。 バ ンドのメンバーが一人づつ登場し、最後に清川虹子が登場・・・、と思ったらロバータ・フラックだった。いきなり「Killing Me Softly with His Song」だ。Eaglesがいつも最初に「Hotel California」を演奏するように、あたしはこの曲だけじゃないのよってことか。しかし、遅れて来た人は大損だ。 70歳と思うと声は良く出ているとは思うが、絶頂期のレコードの声と比べてしまうとやはりパワーダウンは否めない。それでも、時には立って歌い、小刻みに揺れ(もしかして踊り?)、ピアノで弾き語り、スローバラードからアップテンポな曲までバラエティに富んだ内容だった。 度肝抜かれたのは、バックバンドの演奏技術の高さ。一流ミュージシャンの演奏をこうした小さい箱で聴けたのは、なんとも贅沢な時間だった。 「Feel Like Makin' Love」や「Tonight, I Celebrate My Love」などの大ヒット曲やビートルズの「Come Together」、「Here Comes The Sun」などを散りばめ、ラストに珠玉の名曲「The First Time Ever I Saw Your Face」でとどめを刺す。「The First Time Ever I Saw Your Face」が生で聴けた、うっとりと陶酔してしまった。 お酒を飲みながら超一流の演奏を聴く、贅沢だなあ。 でも二人で4万円ほど・・・。(笑) |
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2007 12,19 23:10 |
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数日前、学生時代の数少ない親友の一人から久しぶりにメールが届く。「中島みゆきのコンサートチケット余っているけど行く?」とのこと、即答「行く」。
というわけで本日、行ってきた。友人は、中島みゆきのファンクラブに入っているらしく、Official Fanclub Members Onlyと書かれた真っ赤なチケットで、なんと席も1階の前から11列目だった。 中 島みゆきのコンサート、初めて観たのだけれど、なんともオーラがある人だなあ。真っ赤なドレスで登場し、ただ舞台に立っただけで、ものすごいパワーが衝撃 波になって客席まで届いた。楽しいお喋りの時は、すごく可愛い女性になるが、一旦歌に入ると別の何者かがとりついたように強烈な個性のアーティストに変貌 する。 所謂ヒットチャートを賑わせた曲のオンパレードかと思いきやさにあらず、最新アルバムの曲を散りばめ、間に並ぶ曲は、渋めの選択だったなあ。バンドのアレンジも素晴らしく、こういうのがライブの醍醐味だ。 とにもかくにもコンサートの中盤にして個人的には最大のクライマックスだった「ファイト!」で鳥肌たちまくり、涙腺が切れかかる。白いドレスに着がえ、黄金のスポットライトの中に浮かぶ中島みゆきは、まるで歌の女神が降臨したかのようだった。 興奮冷めやらず。ああ、本当に素晴らしかった。 |
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2007 11,21 23:43 |
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マイミクの”しの様”が明日行かれるので、曲目の詳細は、書かないけど、アンコールでやると思ったあの曲が一曲目だよ。開演に遅刻は、禁物。で、これまたアンコールにやる曲だろうと思っていた曲がどんどん途中に出てくるよ。 さ て、今回のコンサート。前回のフルバンド構成とは違って、武道館のステージにピアノ1台とエルトンのみ。ピアノと歌だけで3時間、1万人をひきつける、な んというエンターテイナーなんだ。ジャズのインプロビゼーションみたいなピアノソロも十分満喫できる。ピアノだけなので、アレンジもオリジナルと違うもの があり、歌が始まるまで何の曲か分からないのもあった。 コンサートでは外せないあれらの曲の他に、今回は、ピアノ・ソロ・コンサートならではの渋い選曲もあった。僕は、大好きな「ロイ・ロジャース」で涙腺が切れたよ。 とにかく毎回、エルトンの東京でのコンサートは、ファン・サービス満点。日本が大好き言っていたのは本当だろうなあ。 たっぷり聴いたのに、まだまだ聴きたい曲がたくさん。どれだけ名曲があるねん。 しかし、ビリー・ジョエルは、すっかり禿げ坊主みたいになってしまったが、エルトンは、いつまでたってもやんちゃな少年みたいだった。 されど60歳、これからまだエルトンのコンサートを観る機会はあるかなあ。 |
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2007 03,09 23:51 |
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し かし、ステージに現れたキリの姿は、眩いばかりの美しさだった。清楚で上品で、それでいてものすごいオーラを放ち自然界の美しさが結晶したような輝きを 持っていた。舞台袖からステージ中央に歩くだけで、そしてピアノの前に立っただけで、それだけでもう美しかった。さりげなく舞台後の客席にも微笑みをふり まいていた。 歌い始めて、もうすぐ歌手生活が終盤にさしかかるなんてまるで嘘のような美しい声にうっとりとしてしまう。スピーカーを通さない生の声は、優しく僕の耳の中でこだまする。 ピアノのジュリアン・レイノルズも美しい旋律でサポートする。後半、ちょっとだけ歌声も披露するサービスもあった。 渋い選曲で馴染みのないものも多かったが、歌の調べ、ピアノの旋律ともに美しく、最後のプッチーニで最高に昇華した。 これが最後なのか。もうキリに会えないのね。それだけが寂しい。僕のディーバ、デイム・キリ。 本当に美しい夜だった。 キリ・テ・カナワ ソプラノ・リサイタル サントリーホール ピアノ:ジュリアン・レイノルズ <曲目> モーツァルト ・静けさはほほえみ ・クローエに寄す ・ラウラに寄せる夕べの思い ・私の心は喜びにおどる R.シュトラウス ・夜 ・番霊節 ・私の思いのすべて ・ツェツィーリエ ・セレナード ・あすの朝 ・マルヴェン ・献呈 プーランク ・パリへの旅 ・ホテル ・愛の小道 グアスタビーノ 「アルゼンチンの花々」より ・コルタデラ・プルメリト(ススキ) ・白いクラベル・デル・アイレ(ハナアナナス) ・紫のビナグリージョ ・なんて可愛いマドレセルバ(スイカズラ) ・アルハバ、チルコの花(フクシア) フェッラーリ 歌劇「リスペット」より ・片すみ現れた君を見たとき ・貴方を捨てるなんて、あり得ない プッチーニ ・太陽と愛 ・死とは? <アンコール> グアスタビーノ ・薔薇と柳 バーバー 歌劇「ヴァネッサ」より ・冬はもうすぐそこまでやってきているに違いない プッチーニ 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より ・私のいとしいお父さん |
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2006 12,23 23:18 |
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オープニング、舞台が暗くなると幕の向こうから銅鑼の音が響き、やがて耳元で拍子木の調べが・・・。ふと見ると団員たちが客席で拍子木を鳴らしている。会場いっぱいに響き渡る拍子木の調べは、まるで夏の日の蝉時雨。天上から降り注ぐかのよう・・・。 太鼓と人間の配置、照明の陰影、シンプルながら舞台の視覚効果も大変美しい。太鼓の音は、プリミティブで神聖な響きだ。太古の昔の神聖な儀式を観ているような錯覚に陥る。 横笛の二重奏の美しさにもうっとり。大太鼓もなんと二台で競演。地響き、空気の固まりがズシンと体全体に飛んでくる度迫力の熱演。鍛えあげられた肉体美も強烈な印象を与える。 足を直角三角形にして床置きした太鼓を叩くフォルム、見ているだけでこちらの腹筋もつってしまいそうな屋台囃子太鼓の競演は、どんなミュージカルのダンスさえも超越してしまう驚異の演奏法だ。 まさに神業、美しい音楽の神の降臨、神秘の体験。震えるほどの感動、圧倒的なパフォーマンスだった。 |
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2006 11,20 23:17 |
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ピアノは、イタマール・ゴラン。 レーピンは、これからの人。ああ、今後がとっても楽しみだ。 ドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだらしく、ニューアルバムは、来年の秋に出るそうだ。待ち遠しい。 来日する度に聴きに行きたい! ヤナーチェク 「ヴァイオリン・ソナタ」 この曲だけレーピンは、譜面台を置いていた。確かにかなり難しい旋律の曲だ。まあ、あまり僕好みの曲じゃないけど、彼の卓越した技巧を満喫するにはうってつけだ。 ブラームス 「ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調」 僕好みの選曲。今夜は、これが聴きたかったの。2楽章の優雅な旋律。技巧だけじゃなく、こうした優しい旋律も聴かせてくれるなあ。 グリーグ 「ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調」 ブラームスで満足していた僕だったけど、この曲でボルテージは一挙に最高潮に・・・。なんともグリーグらしい旋律に酔いしれてしまった。2楽章でもう恍惚状態、もう酔いまくり。 ショーソン 「詩曲」 そ して恍惚は、この曲でさらに高まり、もはや天上に昇天してしまったかのような感覚。冒頭のピアノソロの後のヴァイオリンの第一主題の独奏に、鳥肌がたち凍 りついた。地上ある最も美しいものに触れた瞬間。このまま死んでも悔いはないってくらいの素晴らしさ。ああ、美しいものに包まれているというこの至上の喜 びは何ものにも変えがたい。 ワックスマン 「カルメン幻想曲」 なんかアンコールにちょうどよい曲だけど、美しい曲の後には、ポピュラーな主題を持ってきた。馴染みのメロディに心地よくなっているのもつかの間、後半の超絶技巧にもう興奮。 <アンコール> グラナドス(クライスラー編曲) 「スペイン舞曲」 サラサーテ 「ツィゴイネルワイゼン」 ブラームス 「ハンガリー舞曲 第7番」 ショスタコーヴィッチ 「プレリュード」 な、なんとアンコールが4曲。サービス満点だ。ポピュラーな「スペイン舞曲」に、なんと「ツィゴイネルワイゼン」まで。この曲の第2楽章大好き。アンコールでも恍惚・・・。鳴り止まない拍手。ああ、クラシック界の未来を体験した夜だなあ。 コンサートの後、アークヒルズのカラヤン広場のクリスマス・ツリーが綺麗だった。 |
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2006 05,03 21:54 |
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ヴィーナスフォートは、ゴールデン・ウィーク中、ハワイ一色。ハワイに関するショップや催しものが沢山なのだ。 それで、今日ここへ来た目 的は、ウクレレの妖精タイマネ・ガードナーさんのコンサートを観ること。なんと、タイマネさんは、17歳の高校生。ジェイク・シマブクロに師事した腕前 は、素晴らしいの一言。ウクレレって、なんとなーくほのぼのとゆったりした音楽だけかと思っていたが、彼女のウクレレは、スピード感があって迫力満点。 タイマネさんは、先月ハワイで開催した、うちの会社のイベントにもメイン・パフォーマーとして来てくれたの。何人かの同僚が彼女と仲良くなっていたので、今度日本に来たら必ず行くねということになっていたのだ。 今日演奏した曲は、 Moloka'i Slide Surfin' Medley For Elise あと何があったかなあ。 結構、動き回るので、なかなか写真が撮れなかったなあ。 しかし、動き回るから、素敵な笑顔をたくさんの観客に振りまいていたなあ。 コンサート終了後、CDの即売会&サイン会。こんな風に写真も撮れます。サービス満点。 先月の写真やお土産などを渡した。 タイマネ・ガードナー、今だから、こんなことできるんだよなあ。もうすぐ、ビッグ・スター確実・・・、だと思う。 この写真は、タイマネちゃんのお母さんの撮影。お母さんも素敵な人。 タイマネちゃん、また、どこかで会おうね。ビッグになっても、僕らを忘れないで・・・。 |
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2005 12,10 23:00 |
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大学時代の友人が下北沢でライブをすると言うので、出かけた。昨年の同じ頃も出かけたが、結局1年ぶりになってしまった。せっかくだから、これに合わせて同窓会でもしようかということになった。 大学時代の友人、山本普乃と上原潤之助さんの邦楽ユニット三糸は、民謡、長唄、小唄、端歌の古典から現代的新曲までいろんなジャンルに挑戦している。寄席で粋曲や俗曲、長唄、小唄を三味線で聴いている僕は、結構とっつきやすい。 上原さんは、とってもいい声で、「民謡=爺臭い」のイメージを払底してくれた。その場にいながらにして、その土地その土地に旅をしているようだ。 普乃が作曲した曲「早春」もまた秀逸で、三味線の二重奏が素晴らしかった。 分かる人だけが分かるミニ同窓会の写真。 このうち、4人が同じ大学の同窓生なのだ。また、会おうね! |
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2005 10,15 23:15 |
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行ってきましたキース様のコンサート。予想通り、会場は、親父の園です。キース様も61歳ということを考えると妙に頷けますが、キース様は、本当に若々しかったです。
開演ギリギリに会場に入ったので、けけけさんがどこにいるのか分かりませんでした。終演後もものすごい人で会えませんでした。 オープニングは、「Karn Evil 9 1st Impression Part2」でした。詩の内容もオープニングに相応しい。今回は、レースクィーンみたいなお姉さんが、曲の始まりと同時に曲名を書いた看板持って、ステージを横切るのが笑えました。 セットリストは、ほぼ大阪公演と同じような気がしましたが、アンコールが1曲、多かったでしょうか。 キース様、全盛期と比べるのは酷な話ですが、いやあ、それでも大変、大変、大変素晴らしかったです。途中のピアノ・ソロに、とろけました。 個人的には、「悪の教典」全曲、「展覧会の絵」全曲が聴きたかったですが、「Hoedown」と「Tarkus」を演奏してくれたので、満足です。 ギターの人、なんかヘビメタっぽい感じでしたねえ。「Tarkus」の途中にクリムゾンの「Epitaph」を挟んだりしてましたが、グレッグ・レイクがやるならまだしも、お前が何でだと、ちょっと違和感でした。アンコールのツェッペリンの「Black Dog」も、すごく違和感でしたねえ。観客は、少なくとも僕は、この曲やるくらいなら、他にやるものがあるだろう、と思いましたねえ。 しかし、キース・エマーソンが日本に、いや目の前の舞台で演奏しているというのは、なんとも至福の時間です。現実なのに夢みたいです。多分、来日公演もこれが最後かなあ? でも、前回の中野サンプラザでのEL&P再結成コンサートより、今夜の方が満足度が高かったです。聴きものは、やっぱり「Tarkus」でしたね。 |
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