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2007 11,21 23:43 |
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マイミクの”しの様”が明日行かれるので、曲目の詳細は、書かないけど、アンコールでやると思ったあの曲が一曲目だよ。開演に遅刻は、禁物。で、これまたアンコールにやる曲だろうと思っていた曲がどんどん途中に出てくるよ。 さ て、今回のコンサート。前回のフルバンド構成とは違って、武道館のステージにピアノ1台とエルトンのみ。ピアノと歌だけで3時間、1万人をひきつける、な んというエンターテイナーなんだ。ジャズのインプロビゼーションみたいなピアノソロも十分満喫できる。ピアノだけなので、アレンジもオリジナルと違うもの があり、歌が始まるまで何の曲か分からないのもあった。 コンサートでは外せないあれらの曲の他に、今回は、ピアノ・ソロ・コンサートならではの渋い選曲もあった。僕は、大好きな「ロイ・ロジャース」で涙腺が切れたよ。 とにかく毎回、エルトンの東京でのコンサートは、ファン・サービス満点。日本が大好き言っていたのは本当だろうなあ。 たっぷり聴いたのに、まだまだ聴きたい曲がたくさん。どれだけ名曲があるねん。 しかし、ビリー・ジョエルは、すっかり禿げ坊主みたいになってしまったが、エルトンは、いつまでたってもやんちゃな少年みたいだった。 されど60歳、これからまだエルトンのコンサートを観る機会はあるかなあ。 |
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2007 03,09 23:51 |
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し かし、ステージに現れたキリの姿は、眩いばかりの美しさだった。清楚で上品で、それでいてものすごいオーラを放ち自然界の美しさが結晶したような輝きを 持っていた。舞台袖からステージ中央に歩くだけで、そしてピアノの前に立っただけで、それだけでもう美しかった。さりげなく舞台後の客席にも微笑みをふり まいていた。 歌い始めて、もうすぐ歌手生活が終盤にさしかかるなんてまるで嘘のような美しい声にうっとりとしてしまう。スピーカーを通さない生の声は、優しく僕の耳の中でこだまする。 ピアノのジュリアン・レイノルズも美しい旋律でサポートする。後半、ちょっとだけ歌声も披露するサービスもあった。 渋い選曲で馴染みのないものも多かったが、歌の調べ、ピアノの旋律ともに美しく、最後のプッチーニで最高に昇華した。 これが最後なのか。もうキリに会えないのね。それだけが寂しい。僕のディーバ、デイム・キリ。 本当に美しい夜だった。 キリ・テ・カナワ ソプラノ・リサイタル サントリーホール ピアノ:ジュリアン・レイノルズ <曲目> モーツァルト ・静けさはほほえみ ・クローエに寄す ・ラウラに寄せる夕べの思い ・私の心は喜びにおどる R.シュトラウス ・夜 ・番霊節 ・私の思いのすべて ・ツェツィーリエ ・セレナード ・あすの朝 ・マルヴェン ・献呈 プーランク ・パリへの旅 ・ホテル ・愛の小道 グアスタビーノ 「アルゼンチンの花々」より ・コルタデラ・プルメリト(ススキ) ・白いクラベル・デル・アイレ(ハナアナナス) ・紫のビナグリージョ ・なんて可愛いマドレセルバ(スイカズラ) ・アルハバ、チルコの花(フクシア) フェッラーリ 歌劇「リスペット」より ・片すみ現れた君を見たとき ・貴方を捨てるなんて、あり得ない プッチーニ ・太陽と愛 ・死とは? <アンコール> グアスタビーノ ・薔薇と柳 バーバー 歌劇「ヴァネッサ」より ・冬はもうすぐそこまでやってきているに違いない プッチーニ 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より ・私のいとしいお父さん |
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2006 12,23 23:18 |
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オープニング、舞台が暗くなると幕の向こうから銅鑼の音が響き、やがて耳元で拍子木の調べが・・・。ふと見ると団員たちが客席で拍子木を鳴らしている。会場いっぱいに響き渡る拍子木の調べは、まるで夏の日の蝉時雨。天上から降り注ぐかのよう・・・。 太鼓と人間の配置、照明の陰影、シンプルながら舞台の視覚効果も大変美しい。太鼓の音は、プリミティブで神聖な響きだ。太古の昔の神聖な儀式を観ているような錯覚に陥る。 横笛の二重奏の美しさにもうっとり。大太鼓もなんと二台で競演。地響き、空気の固まりがズシンと体全体に飛んでくる度迫力の熱演。鍛えあげられた肉体美も強烈な印象を与える。 足を直角三角形にして床置きした太鼓を叩くフォルム、見ているだけでこちらの腹筋もつってしまいそうな屋台囃子太鼓の競演は、どんなミュージカルのダンスさえも超越してしまう驚異の演奏法だ。 まさに神業、美しい音楽の神の降臨、神秘の体験。震えるほどの感動、圧倒的なパフォーマンスだった。 |
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2006 11,20 23:17 |
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ピアノは、イタマール・ゴラン。 レーピンは、これからの人。ああ、今後がとっても楽しみだ。 ドイツ・グラモフォンと専属契約を結んだらしく、ニューアルバムは、来年の秋に出るそうだ。待ち遠しい。 来日する度に聴きに行きたい! ヤナーチェク 「ヴァイオリン・ソナタ」 この曲だけレーピンは、譜面台を置いていた。確かにかなり難しい旋律の曲だ。まあ、あまり僕好みの曲じゃないけど、彼の卓越した技巧を満喫するにはうってつけだ。 ブラームス 「ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調」 僕好みの選曲。今夜は、これが聴きたかったの。2楽章の優雅な旋律。技巧だけじゃなく、こうした優しい旋律も聴かせてくれるなあ。 グリーグ 「ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調」 ブラームスで満足していた僕だったけど、この曲でボルテージは一挙に最高潮に・・・。なんともグリーグらしい旋律に酔いしれてしまった。2楽章でもう恍惚状態、もう酔いまくり。 ショーソン 「詩曲」 そ して恍惚は、この曲でさらに高まり、もはや天上に昇天してしまったかのような感覚。冒頭のピアノソロの後のヴァイオリンの第一主題の独奏に、鳥肌がたち凍 りついた。地上ある最も美しいものに触れた瞬間。このまま死んでも悔いはないってくらいの素晴らしさ。ああ、美しいものに包まれているというこの至上の喜 びは何ものにも変えがたい。 ワックスマン 「カルメン幻想曲」 なんかアンコールにちょうどよい曲だけど、美しい曲の後には、ポピュラーな主題を持ってきた。馴染みのメロディに心地よくなっているのもつかの間、後半の超絶技巧にもう興奮。 <アンコール> グラナドス(クライスラー編曲) 「スペイン舞曲」 サラサーテ 「ツィゴイネルワイゼン」 ブラームス 「ハンガリー舞曲 第7番」 ショスタコーヴィッチ 「プレリュード」 な、なんとアンコールが4曲。サービス満点だ。ポピュラーな「スペイン舞曲」に、なんと「ツィゴイネルワイゼン」まで。この曲の第2楽章大好き。アンコールでも恍惚・・・。鳴り止まない拍手。ああ、クラシック界の未来を体験した夜だなあ。 コンサートの後、アークヒルズのカラヤン広場のクリスマス・ツリーが綺麗だった。 |
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2006 05,03 21:54 |
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ヴィーナスフォートは、ゴールデン・ウィーク中、ハワイ一色。ハワイに関するショップや催しものが沢山なのだ。 それで、今日ここへ来た目 的は、ウクレレの妖精タイマネ・ガードナーさんのコンサートを観ること。なんと、タイマネさんは、17歳の高校生。ジェイク・シマブクロに師事した腕前 は、素晴らしいの一言。ウクレレって、なんとなーくほのぼのとゆったりした音楽だけかと思っていたが、彼女のウクレレは、スピード感があって迫力満点。 タイマネさんは、先月ハワイで開催した、うちの会社のイベントにもメイン・パフォーマーとして来てくれたの。何人かの同僚が彼女と仲良くなっていたので、今度日本に来たら必ず行くねということになっていたのだ。 今日演奏した曲は、 Moloka'i Slide Surfin' Medley For Elise あと何があったかなあ。 結構、動き回るので、なかなか写真が撮れなかったなあ。 しかし、動き回るから、素敵な笑顔をたくさんの観客に振りまいていたなあ。 コンサート終了後、CDの即売会&サイン会。こんな風に写真も撮れます。サービス満点。 先月の写真やお土産などを渡した。 タイマネ・ガードナー、今だから、こんなことできるんだよなあ。もうすぐ、ビッグ・スター確実・・・、だと思う。 この写真は、タイマネちゃんのお母さんの撮影。お母さんも素敵な人。 タイマネちゃん、また、どこかで会おうね。ビッグになっても、僕らを忘れないで・・・。 |
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2005 12,10 23:00 |
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大学時代の友人が下北沢でライブをすると言うので、出かけた。昨年の同じ頃も出かけたが、結局1年ぶりになってしまった。せっかくだから、これに合わせて同窓会でもしようかということになった。 大学時代の友人、山本普乃と上原潤之助さんの邦楽ユニット三糸は、民謡、長唄、小唄、端歌の古典から現代的新曲までいろんなジャンルに挑戦している。寄席で粋曲や俗曲、長唄、小唄を三味線で聴いている僕は、結構とっつきやすい。 上原さんは、とってもいい声で、「民謡=爺臭い」のイメージを払底してくれた。その場にいながらにして、その土地その土地に旅をしているようだ。 普乃が作曲した曲「早春」もまた秀逸で、三味線の二重奏が素晴らしかった。 分かる人だけが分かるミニ同窓会の写真。 このうち、4人が同じ大学の同窓生なのだ。また、会おうね! |
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2005 10,15 23:15 |
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行ってきましたキース様のコンサート。予想通り、会場は、親父の園です。キース様も61歳ということを考えると妙に頷けますが、キース様は、本当に若々しかったです。
開演ギリギリに会場に入ったので、けけけさんがどこにいるのか分かりませんでした。終演後もものすごい人で会えませんでした。 オープニングは、「Karn Evil 9 1st Impression Part2」でした。詩の内容もオープニングに相応しい。今回は、レースクィーンみたいなお姉さんが、曲の始まりと同時に曲名を書いた看板持って、ステージを横切るのが笑えました。 セットリストは、ほぼ大阪公演と同じような気がしましたが、アンコールが1曲、多かったでしょうか。 キース様、全盛期と比べるのは酷な話ですが、いやあ、それでも大変、大変、大変素晴らしかったです。途中のピアノ・ソロに、とろけました。 個人的には、「悪の教典」全曲、「展覧会の絵」全曲が聴きたかったですが、「Hoedown」と「Tarkus」を演奏してくれたので、満足です。 ギターの人、なんかヘビメタっぽい感じでしたねえ。「Tarkus」の途中にクリムゾンの「Epitaph」を挟んだりしてましたが、グレッグ・レイクがやるならまだしも、お前が何でだと、ちょっと違和感でした。アンコールのツェッペリンの「Black Dog」も、すごく違和感でしたねえ。観客は、少なくとも僕は、この曲やるくらいなら、他にやるものがあるだろう、と思いましたねえ。 しかし、キース・エマーソンが日本に、いや目の前の舞台で演奏しているというのは、なんとも至福の時間です。現実なのに夢みたいです。多分、来日公演もこれが最後かなあ? でも、前回の中野サンプラザでのEL&P再結成コンサートより、今夜の方が満足度が高かったです。聴きものは、やっぱり「Tarkus」でしたね。 |
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2005 05,29 23:00 |
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今日は、うちの会社のオーケストラの 演奏を聴きに行った。会社のオーケストラと言っても、会社が作ったのではなく、社員の呼びかけで集まった自主運営楽団。所属も勤務地もバラバラなので、一 度に集まってやる練習は、そんなにできないはずなのに、これがなかなかの演奏なのだ。ちょっと手前味噌で恐縮だが、日曜の午後のひと時をクラッシックを聴 きながら過ごすのは、やはりいいな。
演奏会の場所は、蒲田にある大田区民ホール・アプリコ大ホール。まあ、立派な施設で驚いた。音もすごくいい。税金がかなりかかってそう。 本日の曲目 ブラームス 交響曲第4番 ホ短調 Op.98 ドビュッシー 小組曲(ビュッセル編曲版) ワーグナー歌劇「タンホイザー」序曲 指揮は、円光寺雅彦さん。 |
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2005 04,18 23:25 |
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ノラは、時折客席を見ては、微笑み、小話で笑わせ、また観客に問いかけて、「Yes」と腕を引くポーズは、もう可愛いやら、美しいやら、綺麗やら、もう、言葉がない。
コンサートは、もう最高で、ここ数年のベスト・パフォーマンスと言ってもいいくらいだ。アルバムと違ったアレンジ、インプロビゼーション、ザ・バンドのカバーなど聴きどころもたっぷり。照明も眩いばかりの魅惑的世界を演出していた。
バンドの演奏も最高で、ギター、ベース、ドラム、もうどれも素晴らしく、自然と体が動き出した。
うー、明日も、明後日も行きたい。でも、全てソールドアウトらしい。ダフ屋は、持っているんだろうけど。因みに、20日の日本最終公演の武道館は、立見席6,500円のみ買えるみたい。
今日は、前から4列目で、大ホールなのに、すぐそこにノラがいて、なんか小さなジャズ・クラブで演奏を聴いているような雰囲気だった。ノラは、ナチュラル・メイクで美人なのに、今日は、結構化粧がケバかったなあ。でも、綺麗。美しい。もうノラ最高。
ノラのバックバンドは、ザ・ハンサム・バンド。うん、次の目標は、このバンドのメンバーになることだな。ザ・ハンサム・バンド、うん、僕にぴったり。(自己欺瞞)
<セット・リスト>
ターン・ミー・オン
ゾーズ・スイート・ワーズ
ナイチンゲール
ホワット・アム・アイ・トゥ・ユー
アイヴ・ガット・トゥ・シー・ユー・アゲイン
She (グラム・パーソンズのカヴァー)
イン・ザ・モーニング
カーニバル・タウン
ペインター・ソング
ハンブル・ミー
ロング・ウェイ・ホーム
ドント・ノー・ホワイ
クリーピン・イン
アバヴ・グラウンド
Rosie <--- 新曲!
サンライズ
カム・アウェイ・ウィズ・ミー
Life Is A Carnival (ザ・バンドのカヴァー)
《アンコール》
ローンスター
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2005 03,15 23:37 |
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しのたかさんの記事に触発され、どうしてもエリアフ・インバル指揮のベルリン交響楽団のコンサートに行きたくなり、会社を定時に抜け出してサントリー・ホールへ当日券を買いに行った。サントリー・ホールは、会社から歩いてすぐ、それも理由の一つなのだが、やはり、ここサントリー・ホールは、東京一、いや僕の知る限り日本一のコンサートホールだ。音響の素晴らしさもさることながら、場所から着飾った観客も多く、雰囲気もゴージャスだ。ここなら、開演前にロビーでワインを飲むのも頷ける。
良いホールでも東京芸術劇場は、コンサートの余韻もつかの間、池袋の街の雰囲気に全てが台無しだからねえ。
今夜の目的は、マーラーの交響曲第5番だ。これ、久しぶりに聴きたかったの。第一楽章、高らかに歌うトランペットのいきなりの旋律にもう心はすぐに虜。一瞬にして、マーラーに囚われの身になる。全ての楽器が我も我もと様々な旋律を奏でるが、それが不思議に調和し、まるで天上に誘うがごとく、響き渡る。
そして、何よりも何よりも、4楽章のアダージョには、メロメロ。もう魂も捧げてしまってもいいほどの恍惚感に溺れてしまう。これは、哲学のエクスタシーだ。この世に存在する最も美しいものの一つにあげられよう。
久しぶりに生で聴いてみて、有名な1楽章と4楽章以外も、それぞれに聴き惚れてしまった。音楽が素晴らしいのか、インバルの成せる技なのか、とにかく、やっぱり生はいい。そして、やっぱりサントリー・ホールは素晴らしい。
もう一曲は、(こっちの方が演奏は先だったのだけど)メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調」だった。誰もが知っている有名な旋律。今日は、ポピュラーなプログラムだった。それは、それで楽しい。ヴァイオリンは、川久保賜紀さん。とても、いい音を出してたなあ。
コンサートは、満足であったが、アンコールが無かったのが残念だった。なんか、軽く聴きたかったのに・・・。マーラー5番の後じゃ、やっぱり疲れ果てるのかなあ。
それにしても、ピチカートの音もとても良く聴こえたなあ。流石、サントリー・ホール。
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