2015 03,13 23:20 |
|
2014 11,19 23:59 |
|
「ドント・ストップ・ザ・ミュージック」のジェイミーのピアノソロ、良かった。選曲も渋い。ニューアルバムにも入っている「悲しき願い」は、やっぱり尾藤イサオを思い出しちゃう。「誰のせいでもありゃしない、みんなおいらが悪いのさ」がどうしても頭をよぎるよ。(笑) ランディー・ニューマンの「ルージング・ユー」も心に染みたなあ。 ホーンセクションもサービスたっぷり、ソロパートもあり、楽しかった。ラストのピアノの弾き語りでの数曲は、一転静かさの中、一層余韻に残るものとなった。 圧倒的に女性のお客さんが多かったけど、ベイビー・フェイスにあの渋い声が魅力なんだろうな。 こういう楽しいライブを観ると、またライブに行きたいと思うな。 そして、この小さなキャパで生音楽が聴ける機会は、本当に貴重。さて、次は、誰を聴きに行こうかな。 |
|
2014 10,04 23:06 |
|
幕張メッセの展示ホールにパイプ椅子を並べた会場で、全席アリーナ席だった。(笑)一曲目から総立ちなので、ステージはよく見えず、巨大スクリーンを眺めていることが多かったが、スクリーンに映し出される映像が綺麗だったのと、演奏やコーラスも素晴らしかったので、とても楽しめた。マライアが登場した時の観客の熱狂ぶりっがすごかったね。やはり大スターの風格とオーラがあった。 初めてのマライアのコンサートだったので、始まる前にTwitterでファンのつぶやきを眺めていた。「どうせ開演時間には始まらないから遅刻しても大丈夫だよね」とか「今、物販に並んでいます。変なTシャツ買います」とか結構面白かったね。会場でも、開演予定時間の15分後に始まったので、「まだ始まらないと思ったので、食べようと思ってお菓子たくさん買って来たのに・・・。」と驚いている人がいたのに笑ってしまった。 全盛期ほど声が出ていないなど言われていたが、豪華絢爛なショーとして見る価値。代表曲「HERO」の際にスクリーンに映し出される偉人たちの写真にジーンときた。 セットリストと会場の模様の写真が、こちらにあった。 |
|
2012 06,05 23:32 |
|
今井美樹のライブに行ってきた。またしても連れてきてもらったんだけどね。前回は、バンダナがプレゼントされたけど、今回はなんとCD。過去のビルボードライブでの公演からの採録だけど、ヒット曲のオンパレードでベストアルバムみたいだ。 このコンサートの特徴は、ピアノ伴奏のみ。フルバンドの通常のコンサートとは違った選曲、アレンジになっているみたい。ピアノのみかつ小規模なホールなので、バラード中心だけど、シンプルだけに歌声を満喫できる。 選曲は、かなり渋めな感じがして、ヒットチャートを賑わした楽曲が必ずしも演奏されるわけでなく、有名な「PRIDE」も原曲とはかなり違ったアレンジだった。このバージョンが聴けるのもこのコンサートの楽しみなんだろう。 夫婦ともどもロンドンに移住してしまうので、しばらくは日本のファンの前から遠ざかってしまうそうだけど、帰ってきた時にはまたここでコンサートをしたいとのこと。 CDを聴いて、コンサートの余韻に浸るとする。 |
|
2011 12,07 22:25 |
|||
最近の音楽には、めっぽう疎い僕だけど、にっし君が「これ好きなんじゃない?」と紹介してくれたのがNikki Jean。デビュー・アルバムが全曲ものすごいアーティストとの共作になっている。ボブ・ディラン、キャロル・キング、カーリー・サイモン、バート・バカラックなどなど。なんとも羨ましい限りのパートナーたちと共に作られたデビュー・アルバム『Pennies In A Jar』の出来映えに興奮していたら、初来日の情報が・・・。これは是が非にもということで、にっし君と行ってきた。 まだライブの経験ってそんなにないのかなあ?なんか近所のお姉さんがちょっと歌いに来たみたいな感じで、スターのオーラみたいのは無かったけど、その親しみやすさと素人っぽさが初々しかった。 されどやはり歌と音楽はしっかりしている。バンド演奏あり、ピアノのみの弾き語りあり、衣装替えも三度もあり(笑)、とても楽しいライブだった。 自身の作品の他に共作者の大ヒット曲のカバーも披露。一番好きな曲「Mercy of Love」が演奏されなかったのは残念だったけど、今後が本当に楽しみなアーティストの誕生の瞬間に立ち会ったという嬉しさに感慨も一入だ。 次のアルバムも来日も本当に楽しみだ。
Nikki Jean Japan Tour 2011
|
![]() |
ペニーズ・イン・ア・ジャー ニッキー・ジーン バート・バカラック ルーペ・フィアスコ ブラック・ソウト EMIミュージックジャパン 2011-11-16 売り上げランキング : 2209 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2011 11,13 21:56 |
|
大学の同級生だった三味線奏者であり作曲家である山本普乃の演奏会に出かけてきた。この演奏会は、普乃に門下のメンバー4人を加えた女性ばかり5人のユニットだ。長唄や端唄のような所謂三味線の古典ではなく、山本普乃が作曲した現代曲での構成が中心になっている。 場所は、南青山のMANDALA。バーカウンターもある、幻想的な照明の地下空間だ。 今回は、「粋&息」をテーマに山本の曲に加えて、杵屋正邦の楽曲、古典を交えてのプログラムとなった。 寄席演芸としての三味線は、とても馴染んでいるけど、三味線がメインの演奏は、それほど聴いたことがなく、まあ津軽三味線とかあるけど、これはとても新鮮な体験だった。 オープニングの山本の曲「モーニング」は、沖縄音階の楽しい曲。三味線五重奏のハーモーニーは、幻想的な空間の中で不思議な感覚を呼び起こす。次の杵屋による「巫女」は、戦後間もない頃の作品。時代の持つ色が如実に現れ、知らないのに懐かしい本来人間が持っている何かに訴えてくる調べだった。 後半の聴きものは、山本自作自演の「さち」。三味線一本で様々な調べを奏で、観客を引き込んでゆくその技に驚いた。 寄席でもお馴染みの端唄や新内、長唄の後は、山本の新曲の「SKY」。その名の通り、空に昇って行くかのような調べ、再び三味線五重奏のハーモーニーは、まるでプログレシッブ・ロックかジャズのインプロビゼーションのような素晴らしさだったなあ。 三味線で現代曲、面白かったなあ。また出かけてみようっと。 |
|
2011 10,27 00:50 |
|
久しぶりにビルボードライブ東京に行ってきた。厳密に言うと、連れて来てもらっちゃった。初めての今井美樹のコンサート。これまでそれほど聴いていたわけではないけれど、さすがに耳に馴染んだ曲も多く、また歌手生活25周年だそうだけど、声はすごく出てたねえ。トーク中は、ちょっと咳していたりしたけど、歌い出すとまるで別人。透明感ある高い声で観客を魅了していた。 伴奏はピアノだけ。だからスローテンポな曲が多かったけど、こうしたキャパの会場では、なんともぴったりだ。また、ここはお酒を飲みながら聴けるのがいいよねえ。有名な「PRIDE」もジャズっぽいアレンジだったよ。ここは、観客とステージが近いから、とってもアットホームな雰囲気だね。 事前にベストアルバムを聴いていたんだけど、前半は知らない曲ばかりだったなあ。後半は、ベストアルバムからの曲、テレビ東京のWBSのエンディング曲など馴染みある歌が並んだ。 出た当時は、それほど惹かれなかったけど、改めて聴く「Peace of my wish」は、とても良い曲だったなあ。個人的には、「おもいでに捧ぐ」、「春の日」、「The Days I spent with you」、「愛の詩」、「潮騒」、「半袖」なども聴きたかったんだよなあ。という訳でまた連れて行ってな。 |
|
2011 06,25 19:36 |
|
舞台には、昨年29歳の若さで急逝した渡辺淳さんの遺影が。脊髄損傷者の社会復帰を支援する彼の意志を継ぐ有志によって企画された追悼コンサートだ。その中には、自らも神戸で阪神大震災を経験したピアニストのTEMPEIさんもいた。 コンサートは、ヒップホップ・ユニットのINNER THOUGHTSからスタート。彼らは、故渡辺淳さんの幼馴染みだそうだ。故人の思いを言葉に託した"Know No Limit" が披露された。ラップとかヒップホップとかを聴くのは実は初めてだったので新鮮だった。 次いで、国際せきずい損傷リハビリテーションの代表である 伊佐拓哲さんが自らの協会の活動と渡辺さんの偉業を紹介した。伊佐さんは、脊髄損傷を負っており車いすで生活している。渡辺さんは、親友である伊佐さんのためにアメリカに留学し、脊髄損傷回復スペシャリストの資格を取得した。彼が脊髄損傷者のために尽くしたのは、伊佐さんへの友情がきっかけだったのだ。これがすごい。 続いて、登場した女性は、2006年の渋谷の温浴施設の爆発事故で脊髄損傷を負った人だった。医師からは、「生きているだけで奇跡、一生歩けない」と言われたそうだ。一時は生きていることの意味を失いかけていたが、渡辺さんとの出会いで再び、前向きな人生を歩みだした。 さまざまな人生があって、いろんなことが重なりあり、それが時に不幸で、時に幸福である。時に涙があり、その後で笑顔がやってくる。人生は、その繰り返し。そんなことを思った。 そしてTEMPEIさんの登場。披露した曲すべては、彼が作曲したものだ。優しく、強く、美しい、そんな演奏だった。曲の合間のトークで、彼の穏やかで優しい人柄が伝わってきた。 震災後に作曲した2曲も披露された。圧巻は、「フレイム」だったなあ。もう手と腕がものすごい早い動きで、まるで千手観音の腕の残像のようだった。 そしてラストは、このコンサートのために作詞(初めて作詞されたそう)・作曲された「Miracle is in the Method」をシンガーの梶原ひろみさんをゲストに迎え披露。アンコールでは、出演者・スタッフ全員が舞台に上がり、観客と一緒にこの曲を合唱した。 さまざまな思いと人生が交差したコンサートだった。 このコンサートの実現に尽力されたTEDxSeedsの伊藤さんに挨拶してから会場を出る。 一緒にコンサートに来ていた友人とりんかい副都心線に乗り新宿へ向かう。恵比寿駅に電車が入りかけた頃、車両が二両ほどホームから外れて停車。乗っていた電車が人身事故を起こしたというアナウンスが流れた。窓の外にホームが見えているのに電車から降りることができず缶詰状態。暫くして、電車の一両だけ扉が開いたので、そこから降りる。家に帰ってからWebでニュースを見たら、60〜70歳代の男性が線路に横たわって轢かれたそうだ。自殺だったらしい。ここでも人生というものを考えさせられた。 |
|
2011 03,06 21:04 |
|
イーグルスのコンサートに行って来た。結成40周年なんだと。 土曜はいっぱいみたいだったけど、日曜のスタンドは結構ガラガラだったよ。 近所でも有名なませがきだった僕は、小学生の頃からイーグルス聴いてた。さすがに「ホテル・カリフォルニア」はリアルタイムじゃないけど、「ロングラン」が発売された時は覚えているねえ。 イーグルスは、アメリカのバンドで一番好き。 メンバー全員がソングライターで、リードボーカルできて、楽器が弾ける。一つ一つの楽曲のクオリティも驚くほど高い。そして、ビートルズとはるほど、美しいコーラスを持つグループだ。 そのコーラスは、今も美しく生きていて、オープニングのアカペラの「Seven Bridges Road」でもう心を鷲づかみだ。 イーグルスの魅力は、メロディと編曲のアンサンブルもさることながら、詞がとても魅力的だ。韻を綺麗に踏みながら、隠し言葉や掛詞が多分に取り込まれ、単なる歌の歌詞というよりは、文学的な詩のように美しく、そして哲学的な奥深さも兼ね備えている。 特に「ホテル・カリフォルニア」は、まるでアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」や安部公房のシュールレアリズムの眩い世界のよう。音楽業界の批判にもとれ、金と欲望に執着する現代社会人への揶揄にもとれ、神秘的で暗喩に富んだ不思議な詞は、今も多くの人の心を掴んで離さない。 富も名声も手に入れたのに、それでも空しい成功者の切なさが心に染みちゃうんだよなあ。 正直、ドン・ヘンリーは、歌を歌うのつらそうだったなあ。でも、ティモシーやグレンの声は良かったよ。一番のりのりだったのは、ジョー・ウォルッシュだねえ。ドン・フェルダーとのツイン・ギターの「ホテル・カリフォニア」は聴けなかったけど、スーパー・パフォーマーだったなあ。ジョーがリードした曲が一番、ライブ・パフォーマンスぽかったなあ。 個人的には、「Take it to the limit」が良かったなあ。でも、これランディ・マイズナーの曲なんだよねえ。 しかし、メンバー全員が曲作りでき、ボーカルもとれると、本当にバラエティに富んだ楽曲に溢れるよなあ。 今回、「New Kid in Town」や「After the thrill is gone」が聴けなかったのが残念だけど、やっぱりイーグルスは最高だなあ。 Set list 01. Seven Bridges Road 02. How Long 03. I Don't Wanna Hear Anymore 04. Hotel California 05. Peaceful Easy Feeling 06. I Can't Tell You Why 07. Witchy Woman 08. Lyin' Eyes 09. The Boys Of Summer 10. In The City 11. The Long Run (Intermission) 12. No More Walks In The Woods 13. Waiting In The Weeds 14. No More Cloudy Days 15. Love Will Keep Us Alive 16. Best Of My Love 17. Take It To The Limit 18. Long Road Out Of Eden 19. Walk Away 20. One Of These Nights 21. Life's Been Good 22. Dirty Laundry 23. Funky #49 24. Heartache Tonight 25. Life In The Fast Lane (Encore) 26. Take It Easy 27. Rocky Mountain Way 28. Desperado |
|
2010 09,24 21:47 |
|
METでオペラを観たかったんだけど、今シーズンは、来週からだそうだので行けず。
で、オペラ座の隣のAvery Fisher Hallでニューヨーク・フィルのコンサートへ。ヴァイオリンの客演でイツァーク・パールマンが出てた。 ニューヨークのセレブに負けないよう、着物で出かけたよ。着物でクラシック、優雅な気分だ。 最初の曲は、R.シュトラウスの「ドン・ファン」、二曲目がメンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」でパールマンが登場。杖を付いて出てきた。 座って演奏なんだけど、弾きだすと急に別の人格になったようで、ストラディバリウスから奏でる旋律には、うっとり。曲が終わるとスタンディング・オベージョン。全員総立ちだった。 あと、二曲、現代音楽的なのやったんだけど、どうも苦手なんだよねえ。 終わったら、観客がわれ先にと出口へ民族大移動。舞台では、まだ指揮者が楽団が拍手を受けているのに・・・。全世界的に、こんなになっちゃったんのかねえ? |
|