2016 08,10 12:17 |
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滞在中、ザルツブルクはずっと雨か曇り。ウィーンへ移動する日、少しでも晴れたら、青空の旧市街をカメラに収めようと思ったのだけど、朝起きたら今日も雨。昼過ぎの列車でウィーンに向かおうと思っていたけど、雨なので午前中の列車で移動することにした。 宿泊したクラウンプラザは、旧市街にもザルツブルク中央駅にも徒歩圏なので選んだのだけど、近いとは言え雨の中スーツケースを押しながら歩くのは大変なので、ホテルをチェックアウトしてタクシーを呼んでもらう。以前にも利用したことがあるザルツブルク中央駅。ものすごく綺麗になっていて驚いちゃった。 オーストリア国鉄の列車のチケットは、ネットでも買えるけど、スケジュールをチェックしていたら、それほど混んでいないようだったので、現地で買うことにしていた。駅でも自動券売機で購入できるけど、窓口もそれほど並んでいなかったので、窓口に向かう。パリでは、英語対応の窓口が限られていて(今は、どうなのかな?)、そこはいつも混んでいたので自動券売機で買ったけど、ザルツブルクではいまのところどこでも英語が通じるなあ。駅の窓口も英語で問題なかったので、本当に旅行者には助かる。 無事にチケットを買うことができホームに向かう。そう言えば、ヨーロッパの駅は改札がないから、チケットを機械に挿入してバリデーションをするんだっけ?と機械を探し、それっぽい機械にチケットを挿入しようとしたら、おじさんがやってきて「必要ないよ、そのまま電車に乗って大丈夫」と多分それっぽいことをドイツ語で話してくれて、そのままホームに向かう。言われてみれば、以前ザルツブルクに来た時は、ネットで予約して、チケットを紙で印刷してきてバリデーションしなかったと思い出し、列車に乗り込む。 普通列車にIC(Inter City)、そして特急のRail Jetと複数あり、一番早く着くRail Jetを利用した。ウィーン中央駅まで2時間20分。途中、オーストリア第3の都市リンツでIBMのビルが見えた。へえ、ここにもあるんだ。リンツは、工場からの煙が立ち上り、工業都市という感じだったね。 ウィーン中央駅に到着。以前、ザルツブルクからの列車は、ウィーン西駅に着いたそうだが、中央駅が綺麗に改修整備されてからは、こちらに止まるようになった。乗ってきた列車の半分の車両は、途中の駅で切り離されウィーン空港に向かったようだけど、ということはウィーン空港から直接列車でザルツブルクに行けたんだよねえ。 中央駅は、新しいだけにモダン。ヨーロッパの駅の感じがないなあ。綺麗でお店もたくさんあった。地下に大きなSPARがあった。街中では見つからなかったPEZがここにはたくさん売ってた。 タクシー乗り場に行って、タクシーを拾いホテルに向かう。 |
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2016 08,09 22:36 |
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7月8月は、オペラやコンサートのオフシーズン。音楽の都ウィーンでは、オペラ座もウィーン・フィルもお休みだ。その時期、逆にオンシーズンになるのが、ザルツブルクだ。訪れた時は、まさに有名なザルツブルク音楽祭の真っ最中。人気のチケットは、年初早々に売り切れてしまうほど。されど、僕が旅行を決めたのは出発の2週間前。でも、きっと当日券もあるよねえ、なんて甘い考えで劇場に行ってみる。 メイン会場のザルツブルク祝祭劇場に行き、そのショップの中にある窓口で、当日券があるか聞いてみた。お目当てのグリゴリー・ソコロフのピアノ・リサイタルは売り切れ、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」は一番高い席420ユーロだけ残っていた。ちょっと高いなあと思い、もう一つ当日券があった「歌の夕べ」にすることにした。どんなプログラムと係の人に聞くと「ブラームスの歌曲」とのこと。うーん、馴染みがないなあ。(笑)まあ、でも劇場に入れるだけもいいかな。この時期にザルツブルクにいるんだからということで購入。劇場の場所を聞いたら、新市街とのこと。それなら宿泊しているホテルに近いからなおいいか。そっけない感じの受付の人だったけど、地図を印刷してくれ渡してくれた。 夕食を食べてから、もらった地図を持って劇場に出かける。あれ、なんか劇場ぽくない。受付の人に聞いたら、「ここじゃない、川の側、マペット劇場の近くだよ」とちょっと冷たく言われる。どうやら間違って来ている人が多くて、同じ質問にうんざりしている感じ。同じ間違いをしているちょっとフォーマルな人たちの後を付けていくけど、彼らもやっぱり迷って違うところに向かっている感じ。開演時間に間に合わなくなっちゃうとあせって、ホテル・ザッハーに飛び込みベルボーイにチケットを見せて聞いてみる、ようやく場所が分かり、そこから至近距離だったので間に合った。 ロビーは、フォーマルな出で立ちの人で溢れている。カジュアルな服装は、おそらく観光客。現地の人にとっては、とっても格式高い演奏会なのね。 今回は、雨だったので一応ジャケットは着たけどカジュアルな装いになっちゃった。シャツは、ジョルジオ・アルマーニだけどジップ・シャツだし。(笑)ジャケットは、クルチアーニの麻ジャケ、ボウタイは、トム・フォードだけどにっし君からの借り物。 本当は、「サウンド・オブ・ミュージック」のクライマックスの音楽祭が撮影されたフェルゼンライトシューレに入りたかったんだけど、今宵の演奏会は、Stiftung Mozarteum Salzburgの大ホール。実は、近くにMozarteumという教育施設があり、皆そこの地図を渡された模様。受付の人、適当すぎる。 まあ、無事に開演時間に間に合ったので良かった。そして、キンキラキラのゴールドの内装にうっとり。天井から下がるシャンデリアもゴージャス。 立派なパイプ・オルガン。むしろ、パイプ・オルガンの演奏が聞きたかったなあ。 全体的にフォーマルでしょ。やはり、ヨーロッパでの演奏会のためにタキシードが必要か。 今宵のプログラムは、ブラームスの歌曲「美しきマゲローネのロマンス」 Matthias Goerne, Baritone Yuja Wang, Piano Ulrich Matthes, Speaker 3人出てきて、一人はバリトン歌手、一人はピアノ奏者、じゃあ、あと一人はと思ったら朗読者。歌はとっても素晴らしかったんだけど、この朗読が全曲の始まる前に数分間ドイツ語のみで行われ、何を言っているのかさっぱり分からず、これがまあ苦痛だったなあ。でも、とっても良い記念になった。こういう豪華なホールで音楽鑑賞、それもヨーロッパで、やっぱりいいよねえ。今度は、思い切りフォーマルでお洒落して来たいなあ。 演奏会が終わり劇場を出てちょっと歩いたら、そこはザルツブルクの旧市街。ロマンチックな夜だよなあ。 |
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2016 08,09 14:31 |
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旧市街と新市街を隔てるザルツァッハ川に架かる橋を渡ってすぐ、そこから始まる新市街の繁華街はぐっと人通りが減る。地元の人向けのお店が並び、比較的大き目な店舗を点在する。観光客は、ほとんどいないのでレストランのメニュー看板もドイツ語ばかり。橋を渡って数秒のところにあるのに、物価がぐんと安くなる。こっちで買い物した方がいいかもね。洒落たカフェやレストランもたくさんある。そして、旧市街に比べて空いている。 スワロフスキーも旧市街のお店はセールをしていなかったが、新市街の店では半額セールをやっていた。 街並みも意外と素敵。日本人からしたら、こちらでも十分旧市街の趣だ。(笑) ザルツブルクに長期宿泊するなら、こちらの方が日用品やちょっとした買い物には便利だね。切手ショップに、ナチス時代のヒトラー切手が売っていて、ウィンドウショッピングもなかなかに興味深い。 |
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2016 08,09 13:04 |
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ザルツブルクで一番賑やかな通り、ゲトライデガッセ。黄色い壁でとても目立つ建物は、モーツァルトの生家。このビル全てではなくて、ここの4階に一家のすむ部屋があったそう。現在は、記念館になっている。それにしても1階がスーパーのSPARというのが、ちょっと興醒めではある。 人口14万人の街ながら、この通りにルイ・ヴィトンがあり、横道にエルメスやプラダもある。オーストリアを代表するスワロスキーもね。 道に突き出た看板は、今でこそお店の名前になっているけど、探してみるとその店の売り物を絵にした看板がまだ残っている。当時、字が読めなかった人へ、その店が何やか知らせるための看板だったそうだ。 この通りには、高級ブランド、カジュアルブランド、お土産屋、レストラン、カフェなどが集積しており、夜遅くまで賑やかだ。 |
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2016 08,09 11:04 |
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ザルツブルク旧市街のシンボル。丘の上に建ち、どこからでもよく見える。手前の金の玉の上に人がいるオブジェは、以前に来た時もあったけど、なんなのだろう? 城へはケーブルカーか徒歩で行ける。雨なのでケーブルカーで登る。ケーブルカーだと頂上まで数分。 城の内部は、武器や拷問具の博物館でさしたる見所はないが、ザルツブルクの街が一望でき、その眺めは一見の価値あり。 街の裏手は、山間の町が広がる。まさに「サウンド・オブ・ミュージック」の世界。晴れていればもっともっと素敵なんだけどねえ。 こちらも曇天の旧市街の眺め。世界遺産になっている旧市街には、近代建築が一切無い。緑のドームと二つの尖塔を持つ建物がザルツブルク大聖堂。緑の川は、新市街と旧市街の間を流れるザルツァッハ川。 ケーブルカーで下山するとそこは、琥珀製品のお土産屋さん。その隣に「サウンド・オブ・ミュージック」のラスト、ナチスから追われるトラップ一家が隠れる墓地のイメージになった聖ピーター教会の墓地がある。映画は、この墓地を参考にセットを組んだらしい。 |
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2016 08,09 10:46 |
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2016 08,09 09:07 |
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舞台より映画の方が圧倒的に素晴らしかったミュージカルが二つある。「ウェストサイド物語」と「サウンド・オブ・ミュージック」だ。どちらも監督は、ロバート・ワイズ。ワイズは、これまで映画でもセットで舞台を再現していただけのミュージカルに大胆なロケーションで新たな息吹を与えた。「ウェストサイド物語」は、ジェローム・ロビンスの革新的なダンスの振り付けでワイズの影はちょっと薄かったけど、この「サウンド・オブ・ミュージック」では、ザルツブルクの街や郊外を縦横無尽に映し出す映像が圧巻だった。その当時と今もほとんど変わらない情景が広がっている。 特に「ドレミの歌」は、舞台だと部屋の中でソファの周りをくるくる回るだけでつまらないが、ワイズの映画版では、アルプスの山々からザルツブルクの街中を歌いながら駆け巡り、本当に素晴らしいシーンになっている。ここミラベル宮殿は、「ドレミの歌」のクライマックスで使われている。 「ドレミの歌」で登場人物が歌いながら頭を撫でる像を探したのだが見つからず。どこにあるんだろう? ミラベル宮殿の庭園から旧市街の丘の上にあるホーエンザルツブルク城を望むこの美しい一直線の形式が特に素晴らしい。 現在は、市長公邸となっているミラベル宮殿だが、無料で階段ホールと現在もコンサートが開かれているマーブルホールのみ公開されている。 2階にのぼる階段は「天使の階段」と呼ばれ、1723年に作られたもの。1818年の火災を免れた遺構だ。 天使の階段を上って二階にあるのがマーブルホール。今も定期的に無料のコンサートが開かれている。 ザルツブルクに行く前には、「サウンド・オブ・ミュージック」もぜひ!当時と変わらぬザルツブルクの街が今もあちこちに残ってる。
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2016 08,08 23:00 |
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ザルツブルク空港に到着。一応国際空港だが、ターミナルまで徒歩。雨じゃなくてよかった。なんか離島の空港みたい。 ターミナルまで徒歩、雨じゃなければ好き。飛行機の間近で写真が撮れるから。 平屋建ての空港。と思ったら暗くて見えなかったけど、二階があるみたい。 世界遺産のある一大観光地なのに小さめだめよねえ。ザルツブルクは、人口ではオーストリア第4の都市。 モーツァルトが生まれた街なので、別名ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト空港なんだって。 23時近かったので、空港内のお店は何ひとつ開いてない。インフォメーション・カウンターも開いてないので、とぼとぼとタクシー乗り場を探す。タクシー乗り場の看板を見つけてそこに立つけれど、誰も並ばず、看板より手前で手をあげてどんどんタクシーを捕まえてしまう。手前に行こうかと思ったら、一台のタクシーが途中で手をあげる人を振り切りちゃんと看板の前まで来てくれた。 ようやくタクシーに乗り、ホテルへ向かう。空港は、市中心部から5キロ程度。夜だったし、あっという間に着いたよ。 |
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2016 08,08 22:30 |
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2016 08,08 20:52 |
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ウィーン国際空港に18時半頃到着。乗り継ぎ便の出発まで3時間。空港内のお店をちらっと見た後、オーストリア空港のラウンジへ行き休憩。こちらは、シェンゲン協定内の乗り継ぎ用ターミナルのラウンジ。ウィーンで入国した後は、この協定内の飛行機移動はパスポート・コントロールが無い。すぐ近くにPrioirty Pass用のラウンジもあった。 オーストリアは、山間の国。ラウンジの壁もヨーロッパ・アルプスだ。手前に山型のソファもあった。 着いてしばらくは、たくさん人がいたけど、すぐにこんな感じに。赤い椅子、青い椅子の配置が素敵。 飲み物とコールドミール、温かいものはスープが二種類あった。WiFiは、パスワード無しで空港のものが利用できた。 |
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