2018 03,24 12:00 |
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松尾芭蕉フリークとしては、いつかは来てみたかった山寺。駅のホームに降りたすぐ目の前に山寺の山肌が広がる。駅にも見晴らし台があった。 旧山寺ホテル。かつては宿泊施設だったそうだけど、現在は資料館となっている。ここに泊まれたら素敵だったなあ。駅前で、山寺は真後ろ。申し分ない立地。 奇麗な水の川の流れ、それだけで癒される。 山寺で名で知れ渡っている立石寺の入口。階段の上に根本中堂。 山門手前には、今もここに佇む芭蕉と曽良。 山寺山門。ここからほぼ登山の始まり。 山登りと言っても階段が整備されているので、京都の上醍醐よりは遥かに楽。しかし、これが真夏だったら汗だくで大変だろうなというか無理だなあ。芭蕉の句の蝉の季節に訪れてみたかったという想いはあるけれど・・・。 山道の参道には、お地蔵さんがたくさん。 弥陀洞。長い歳月の雨風が直立した岩を削り、阿弥陀如来の姿を作り出したという。 仁王門。ここまで来るとかなりの高さ。 仁王門を見下ろす。頂はまだ上。 山間の集落。本当に山の中だなあ。芭蕉もこの眺めをみたのかなあと思うと感慨深い。 すごいところに祠がたくさん建っていてびっくり。 崖の上に建つ納経堂。赤いシルエットが青空に映える。 逆光で寄席の紙切りみたいになった。 五大堂。見晴らしがいい。内部の壁は、心ない人たちの落書きがびっしりでひどい有様。 なかなかの登山でかなり疲れたけど、憧れの地を訪れることができて満足。自然の中に点在するお堂の姿は圧巻だ。 |
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2018 03,23 18:58 |
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ここはヨーロッパのどこかの都市?いえいえ、山形市にある文翔館。国の重要文化財である洋館で現在は山形県郷土館になっている。この素晴らしい佇まい、萌える。 しかし、メインの旧山形県庁舎は、大修復中。あー、残念。この建物の写真が撮りたかったんだよねえ。内部も見学できるのだけど、今回は夕方遅かったのですでに閉館中だった。なので修復が終ったらまた来なくちゃね。 旧山形県会議事堂。石造りの洋館って本当に美しいよねえ。街中で無料で公開されているんだから、本当に素晴らしい。 暗くなっていくにしたがって変わって行くその姿も見飽きない。灯される照明がまた違った美しさを見せてくれる。 文翔館は、山形市の繁華街七日町の突き当たりにある。言わば、この文翔館をランドマークに門前の商業通りが伸びているのだ。街の設計として申し分ない。行政施設も銀行の主要店舗もホールも集中している地区なので、もっともっと上手に活用できれば魅力的な都市づくりができると思うんだけどなあ。 |
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2018 03,23 17:26 |
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山形市の中心街。と言ってもかなり寂しい。堂々と聳える地元百貨店の大沼。かつては、この通り、賑わっていたんだろうなあ。大沼の最上階のレストランフロアに行ったのだけど、レストランの営業は15時までだった。普通、百貨店のレストランって、販売フロアより営業時間が長いのだけど、ここは夜、人いないんだねえ。営業不振のようで企業再生ファンドの投資を受け入れるようだ。地元の百貨店、がんばってほしいなあ。 奇麗なショッピングビル。無印良品や仙台の藤崎が入っていて明るく入り易そうな感じ。ただ店鋪は、1Fと3Fのみで店構えからするとちょっと寂しい。 かつては、大沼と賑わいを競っていた松坂屋の山形店の後継店鋪NANA BEANS。八階建てだが店鋪は1階のみ。それ以外は公共施設など。 こちらは、閉店してしまったセブンプラザ。 風情ある景観をいかしてモダンにリニューアルされた御殿堰。 個人的には、この病院の建物の存在感に圧倒された。 |
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2018 03,23 15:29 |
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2018 03,23 14:06 |
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東京駅に着いて、どこかに行こうと思った。山形に行ったことなかったなと思い、山形に行こうと思った。山形新幹線って一時間に一本しかないのね。発車したばっかりで一時間東京駅にいるのもつまらないと思い、とりあえず東北新幹線に乗り、これまた降りたことがない福島駅で下車してみた。駅ビルのS-PAL。 駅前では、芭蕉と曽良がお出迎え。 福島と言えばむしろこちら、大作曲家の古関裕而。調べてみると、あーあの曲も、この曲も耳に馴染んだもの多数。阪神タイガースの「六甲おろし」はじめ野球の応援歌、早稲田大学の「紺碧の空」など大学応援歌、「君の名は」、「イヨマンテの夜」、「モスラの歌」もそうなのかー。 福島の地元デパートと言えば、中合だよねー。でも空いてたなー。駅ビルにはそこそこ人がいたけどねえ。二館体制だったけど、一つ閉館したせいか、デパ地下も総菜が少なく魅力なかったなあ。売り場面積はほぼ半分になっちゃったみたい。 昭和なショッピングビルの名残。 こういう店構えがたまらなく好き。 これ面白〜い。 歓楽街の飲み屋の看板は、道に出っ張っていて、ちょっと香港っぽい(笑)。 |
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2018 03,18 18:39 |
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2018 03,18 15:25 |
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久しぶりに鎌倉。鎌倉大仏を拝みに高徳院へ。訪れたのは、 鎌倉十三仏詣実行委員会主催の講演「鎌倉大仏と研究の"曼荼羅"」を聴講するため。鎌倉大仏を考古学はじめ様々な観点から学術調査した結果報告で、大変興味深い話だった。話を聞いた後に、鎌倉大仏を参拝。見方が変わって面白い。 かつての大仏殿の礎石は、今や参拝者のベンチに。 境内にある土産物店。レトロな風情がいい。 創建当時は黄金に輝いていた大仏様。よく見ると頬の辺りに金色が残っている。 国宝の仏像の内部に入ることができる貴重で珍しい大仏様だ。 かつては覆い堂である大仏殿があったが、露坐になって500年超。自然を借景した姿は、鎌倉のシンボルだ。 |
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2018 03,15 13:39 |
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2018 03,14 22:31 |
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奈良から京都に移動。特に何も考えずとりあえず京都に来てみたら、駅で「京都東山花灯路」が開催中とのポスターがあった。これは、行かねばということで東山方面へ。八坂神社から歩き始めた。 東山地区の通りのあちこちに燈籠が灯されている。みなコンセント付いた電気だけどね。でも奇麗。 この期間、お土産屋店や飲食店も遅くまで営業している。 八坂の塔が奇麗だったなあ。この辺りは、電線の地中化が進んでいるので、昔の通りにタイムスリップしたかのようだ。今も日本、それも京都のような大都市にこんなところが残っているんだから、すごいよなあ。 モダンな建築も町に溶け込んでいた。 狐の嫁入りもあった。 清水寺もライトアップ。何故か、青い光が空に放たれていた。 清水寺はじめ、多くのお寺がこの期間21時まで夜間拝観を行っている。 とても時間が足りなくて、その全てに入ることができなかったけど、いくつか参拝した。 圓徳院 夜の枯山水庭園は、不思議な感じだったな。なかなか見られないよね。 お庭のライトアップも幻想的。 高台寺 高台寺の夜間拝観は、すごかった。庭園や竹林のライトアップ、プロジェクション・マッピング、現代美術のギャラリーと盛りだくさん。やりすぎ感もあったけど(笑)、それでもやはり夜のお寺は幻想的だ。 時間がなくて入れなかったけど、青蓮院は、青いライトアップで幻想的だったみたい。 知恩院は、山門をライトアップ。 |
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2018 03,14 13:34 |
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広い野原に近鉄電車が走る。街の中心に広大な空き地は、とても贅沢。広い広い空がある。 ここは、平城京の平城宮跡。今は、何にもないけどここも世界遺産に認定された。 いかなる想像力を持ってさえも、ここに往時の姿を思い描くことは困難だ。それにしてもこの贅沢な空間は、羨ましい。遠くの山の稜線も美しいなあ。復元された朱雀門が見える。 復元された朱雀門。遠目には、いいんだけど、近くで見るとちょっとテーマパークっぽいよなあ。 復元は、この程度に留めていた方が、想像力がわくなあ。 後ろにあるのは、復元された大極殿。設計図や絵画も残っていないため、発掘調査や移転先の礎石の状況、その他いろんな資料から推定したものらしい。だからねえ、基壇くらいの復元にしておいて、建物は来た者の想像力に委ねるという方がいいよなあ。やっぱりテーマパークになっちゃうもん。 このくらいの復元が、古のロマンをかきたてるけどねえ。 そうそう、遠目のシルエットはいいのよ。(笑) 東院庭園 こちらは、ボランティアの方に説明していただけたので、非常に興味深いものだった。日本最古の庭園を復元したもので、普段は水を張り池があるのだそうだけど、現在他の部分を工事していて、水が抜かれていた。 建物は、やはり記録が残ってなく、平安時代の絵巻をもとに推定復元したとのこと。 実は、この庭園遺構の下には、さらにそれ以前に作られた庭園の遺構もあるらしい。池の形と深さが違っていたそうだ。地上部分の柱などは腐ってしまって残っていないが、地中に埋まっていた柱と礎石部分は、本物が展示されている。 また、種や実の出土からどんな植物が植えられていたのかも分かってきている。 |
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