2018 03,09 14:28 |
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フランシス・マクドーマンドとサム・ロックウェルの演技は、見ていて本当にイライラする。観客をそこまでイラつかせるのは、演技力の賜物だろう。「ファーゴ」以来のアカデミー主演女優賞受賞のマクドーマンドは、演じているというより、もはや登場人物そのもののよう。
ただ、どの登場人物の行動にも共感できない。広告を出すまでの主人公の気持ちはまあ分かるが、だんだんとエスカレートするその様は、お前それはないだろうと狂気を通りこして、笑ってしまうかあきれてしまう。 フランシス・マクドーマンドとサム・ロックウェルが反発しながらもラストシーンに向かう展開は好き。 共感はできないが、俳優陣の演技のぶつかり合いは、これぞ映画の醍醐味と見応えがある。栗3つ。 TOHOシネマズ日本橋 スクリーン6にて。 |
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2018 03,08 13:58 |
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2018 03,08 12:21 |
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芹沢銈介美術館の場所を調べていたら、なんと隣に登呂遺跡があるじゃないか。まあ、登呂遺跡の方が先にあったんだろうけど(笑) 静岡にあるって知ってたけど、静岡市内の駅からそれほど遠くないところにあったのね。 誰でも入れる公園として整備されている。火起こし体験コーナーなどもあった。 遺跡は、住居跡、倉庫跡、祭殿跡からなり、住居群の前に水田が広がっていた。遺構には、水路もある。 雨で水がたまっちゃっているけど、この丸いところが住居跡。後ろにあるのは、復元された住居と穀物の高床式倉庫。 住居は、想像していたより広かった。天井も高い。中に囲炉裏もあり、天井から煙を逃がす構造になっている。 結構、お隣さんは近いね。 教科書でお馴染みの登呂遺跡。見つかったのは戦時中で、本格的発掘調査は戦後になってからだから、この遺跡の歴史から考えると最近だよね。弥生時代後期で一世紀頃の遺構らしい。子供の頃は、すごく行ってみたい場所だった。まさか、芹沢銈介に導かれて来られるとは。 隣接する博物館で出土品や資料などを見ることができる。芹沢銈介美術館との共通券を購入した。 この時代の人々、どんなことを考えて日々暮らしていたのかなあ。考古学って面白いよな。 登呂遺跡 静岡市駿河区登呂5-10-5 |
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2018 03,08 10:47 |
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以前、倉敷の大原美術館に行った際に芹沢銈介の作品に出会い魅了された。今回、静岡に宿泊したのはここに来たかったから。芹沢銈介は、静岡市の出身。彼が内外装をてがけた大原美術館の工芸館とは随分趣の違う石造りの門構えと建物だ。 芹沢が集めた世界各国の様々なものを集めた展覧会が開催されていた。あら、芹沢の作品は、無いのかなと思ったら、展示室前半は芹沢作品、後半が芹沢が世界から集めたものだった。 こちらの美術館。原則写真撮影不可なのだけど、一点だけ写真を撮ってもいいとのこと。ただし、以下のことを守らなければならない。 ・あくまでの撮影した写真は、個人の鑑賞の記念。SNSにあげてはいけない ・撮影は、一点のみ、シャッターは3回まで切っていい ・撮影時は、腕章をする 一点だけか、迷うかなと思ったけど、ほとんどの作品がガラスのショーケースの中なので、そのままで展示されていたのは数点。そこから二点ほど迷ったのだけど、決心して一点だけ撮影してきた。残念ながらSNSにあげられないので、ここで紹介できないけど、一点だけでも撮影してもいいというのは、嬉しい。遠くからやってきた甲斐があったな。 展示コーナーには、映像で芹沢を紹介するものが流れていて、やはりあの色彩は、沖縄旅行での経験から来ていたのだなと納得。また世界中を旅して、様々な国や地域のデザイン、色使い、文様を自分の中に取り入れ昇華していったのが分かる。 絵も素晴らしいが、文字を大胆にアレンジした作品も大好きなんだよなあ。 展示会後半の彼が収集した世界の工芸品もびっくり。皿や瓶、絵画、お面ならまだしも、椅子やタンスなどの調度品まで、その数も驚きで、まあ当時は船旅だったのだろうけど、よくもこんなに持って帰ってきたものだと呆然。(笑) おかげで世界中の珍しいもの、素晴らしいデザインの逸品がこうして今見られるのだから、それもすごい。世界の民藝だ。 一回、一点写真撮影できるなら、何度も通いたくなっちゃうなあ。ここは、絶対また訪れたい。 芹沢銈介美術館 静岡県静岡市駿河区登呂5-10-5 |
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2018 03,08 09:00 |
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2018 03,07 21:46 |
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宿泊は、ホテルセンチュリー静岡。 予約していた部屋は、シングルだったけど、ツインの部屋に通していただけた。多分予約した部屋より広い。 冷蔵庫は空っぽで、かつてはミニバーだった引き出しもあったから、オープン当初はフルサービスのホテルだったのかな。部屋へのエスコートはなく、ビジネスホテル風だけど、施設はしっかりした作り。バス周りは、古い感じは否めないけれど。 部屋からの眺め。海の方向。街は、反対側だね。そもそもホテルの立地は、賑やかな方とは反対側。 朝は、海が見えた。晴れてたら、もっと良い眺めだったろうな。 ホテルは、高層ビルの上層部なので、どの部屋でも眺めはいいはず。下層階は、オフィスフロア。低層階に若干の飲食店と3Fにホビーミュージアムがあった。 ホテルセンチュリー静岡 静岡県静岡市駿河区南町18-1 |
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2018 03,07 18:25 |
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静岡の町は、昔の町名が今もそのままで、そのどれもが味わい深い。夜の繁華街は両替町、そして駅前の紺屋町から続く静岡の中心市街の呉服町だ。ちょっと昔の横浜伊勢佐木町のような雰囲気で、お店は奇麗でモダンに改装されているものが多いけど、どこか懐かしい風情ある商店街だ。人通りも多く、寂れてゆく地方都市の中で静岡はとっても活気がある街だ。 呉服町だけにオブジェ?ベンチ?が簪(かんざし)。 新しい店の中に、老舗も軒をつらねとてもいい商店街になっている。 伊勢丹。静岡駅からも新静岡駅からも離れているけど、昔ながらの中心にある伊勢丹。高級ブランドは、松坂屋に入ってしまっているけど、中心街に百貨店があるのはなんとも素敵だ。 伊勢丹は、近隣ビルに分館を配置し、高級ブランドの路面店を展開している。 伊勢丹向かいの再開発ビル。蔦屋書店が入居している。 静岡銀行の本店ビル。重厚な佇まいは、旧静岡三十五銀行の本店建築だ。 呉服町の伊勢丹前と交差する七間町の通りは、かつての映画館街。最大手で複数館の映画館を営業していて静活が新静岡駅ビルのシネコンに移転・統括してしまったため、現在は、シネコンを一つ残すのみ。呉服町に比べるとちょっと寂れた感があるが、こちらも昔ながらの雰囲気が漂い、町歩きは楽しい。 現在この通りに残る唯一の映画館の静岡東宝会館。 おそらく、ここはかつて大きな映画館だったんじゃないかなあ。静活ビル。現在は、ゲームセンターとボウリング場。 落語をやっていそうな、すき焼の老舗三笑亭。 夜の繁華街両替町。 |
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2018 03,07 16:52 |
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降りたことない駅に行くシリーズ。続いては、静岡駅。駅前には、松坂屋。1Fにルイ・ヴィトン、フェラガモ、カルティエ、ティファニーと地域一番店の力を見せる。デパ地下も充実。 JR静岡駅と静岡鉄道の新静岡駅は、適度な距離に立地していて人の回遊性があり、そのせいか街が賑やかだ。郊外の巨大ショッピングモールもそれほど進出していないらしい。街に活気があるとやはりいいねえ。 松坂屋から、丸井・モディ、東急プラザ、新静岡駅ビルのセノバまで大きなショッピングビルが立ち並び、洒落た店も多い。 JR静岡駅ビル 駅前から伸びる通り 松坂屋と反対側にある紺屋町。美術館を擁する再開発ビルが聳え、西武百貨店が撤退したものの、その後にパルコが入り、多くの店鋪が立ち並ぶ。小さいながらもちょっとした地下街も形成されていて、JR静岡駅とつながり、回遊性もある。 |
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2018 03,07 15:12 |
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2018 03,07 13:30 |
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袋井市にある可睡齋というお寺を訪れた。可睡斎は、六百年の歴史がある禅寺で、徳川家康公が名づけた古刹。名前の由来は、こちらをご覧あれ。 こちらの有名なひな祭りの祭壇を見にきたのだ。見よ、この人形の数々。32段、1200体あるとのこと。全てこのお寺のお坊さんが並べたとのこと。気が遠くなる作業だ。そして、これをまたしまうのだよ。訪れた人も感嘆の声をあげていた。 いや、もう本当に圧巻。すごい眺めだ。天井の意匠もとっても素敵。 壮観だが、ちょっと怖い?(笑)夢に出てきそう。 よく見ると、人形一つ一つが表情豊かでまたいろんなポーズでいろんなことしているんだよね。 人形だけでなく、こうしたミニチュア道具も精巧で素晴らしい。 メイン会場の大広間を抜けても廊下や階段の踊り場など、あちこちにひな人形が飾られている。 廊下もびっしり。 本堂に飾られていた涅槃図。 なにやら歓談中。 ひな人形の次は、これまた大量のさるぼぼが出迎えてくれる。 室内ぼたん園もあった。 可睡斎ひなまつりは、4月3日まで開催。 可睡斎 静岡県袋井市久能2915-1 |
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