2006 10,15 23:11 |
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ヴィスコンティの遺作。テアトルタイムズスクエアの大画面で観られる貴重な機会。
貴族って見かけの豪華さと気品とは裏腹に普通の人以上にエロで愚か。この主人公の男、全然共感できない。女性像は、みな理解できるけど、この男はねえ・・・。まあ、狙いは、分からないでもないけどね。 自分は、浮気し放題なのに、妻の浮気には嫉妬し、悲劇に向かう男の話。 人を愛さないのに自分だけは、愛されたい。そんな人間の身勝手さは、痛切に絢爛豪華な映像美の中に表現されている。 「家族の肖像」もそうだったけど、気づくと、孤独な自分がいる。でも、あんな結末になるかなあ? どうもこの主人公の男の行動が理解できず、いまいち感情移入できない。 ただヴィスコンティの映画の中では、すごく取っつきやすい。 もと、アイマックスシアターだった劇場の大画面に、裸体、性器、裸体がデーンとくるのは、すごいなあ。(笑) 映画館は、ほぼ満席。観客の8割は、50代以上。年配には、今も圧倒的な人気だ。 ヴィスコンティの映画としては、分かりやすいけど、ちょっと物足りなさも感じる。 栗3つ。 新宿テアトルタイムズスクエアにて。
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