2006 10,18 22:16 |
|
談幸師匠の落語会。会の名の通り、あまり寄席ではかからないネタを中心に演じられる。この会でしか聴いたことがない噺が多く、毎回とても楽しみだ。今回のネタは、比較的メジャーだが、ちょっと違うんだなこれが。
それにしても、談幸師匠の落語が流れるこの空間、なんて素晴らしいのだろう。今回は、ネタのせいもあるけど、ゆったりとまったりと、それでいて決めるところは電光石火のごとくズバッと決まる。なんとも贅沢で幸せな時間を満喫できるのだ。 松幸 「寄合酒」
談幸師匠の高座を見る度、これが本当の落語なんだなあって思う。微笑ましい寄合。与太郎が利口に見えた(笑)。 吉幸 「幇間腹」 この人、真打と言われても違和感ないよなあ。時間の関係かちょっと早口だったけど、逆にスピード感があって、たたみかける台詞も軽快で、それでいて表情の変化も素早く切り替わり、なんとも素晴らしい。 ブラ房さん時代からファンだったけど、談幸師匠の弟子になったおかげで以前よりたくさん拝見できて嬉しい。 談幸 「甲府ぃ」 談志師匠の古希を祝うため、談志師匠の独演会の後にサプライズの余興をしたというまくらが大爆笑。 「甲府ぃ」は、大好きな噺。優しさ溢れる温かい噺に、談幸師匠の人柄がそのままにじみ出るようで、聴いていて幸せな気分になれる。味わい深い、本当に良い噺だ。 談幸 「三人旅」(通し) 何度か聴いたことがある「三人旅」だが、もともとはこんな長い噺だったのね。通しで聴いたのは、初めてで、またその初めてのパートがとても面白かった。まあ、確かに長い噺だ。いったいこの噺、どこまで続くのか今夜中に終わらないのではと思ったくらい。(笑) 談 幸師匠の「三人旅」、楽しかったなあ。本当に三人と旅をしているようで、目の前で起こる珍道中に大爆笑。江戸時代の徒歩の旅を満喫した。今は、あっという 間に目的地に着いて、そこから旅が始まるけど、昔は、目的地までの道中も楽しかったんだなあ。知るはずもない江戸時代の旅、落語ってタイムスリップできる のよね。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |