2006 10,29 23:04 |
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毎月行くことが恒例になりつつあるこの落語会。小さい会場ながら毎回、満席になるので、ちょっと窮屈なんだけど、皆さん良いお客さんばかりだから、楽しみに足を運んでいる。
金翔 「時そば」 古典の中の古典。落語の基本が満載の楽しい噺。最初の「今何時?」の面白さが良く伝わるともっと良かったと思う。初めてこの落語を聞く人がちょっとぽかーんとしていた印象あり。 駿之介 「」 ネタの名前分からず・・・。 え、この人、講談やるの?と一瞬疑ってしまうかぼそい声と内気な振る舞い。それが逆に可笑しくツボにはまった。流石に講談に入ると元気いっぱいになった。こういう変わった面白い人がいると講談ファンの裾野が広がるのだろうな。 金翔 「厩火事」 このネタは、傑作中の傑作。大好きな噺で、噺家さんがいなくてもそらんじてしまうことができるくらい頭の中に入っている。なので、いろいろと粗探しを自然としてしまって、いけない僕だなあ。 会の後、残ったお客さんを交えて、この登場人物の談義を始めてしまったが、それくらいこの噺は、人を引きつける魅力を持っている。 金 翔さんは、女性の描写が上手だ。ちょっと可愛く、ちょっと馬鹿っぽいおさきさんがよく表現されていた。噺の素晴らしさもあるけど、大いに観客を沸かせてい た。落語を聴いて楽しく笑っているお客さんの笑顔を見ているのは楽しい。僕のような天の邪鬼観客より、素直なお客さんを喜ばせるのが一番大事なことだ。 もっともっと稽古して金翔タッチを出してもらい、もっともっと聴かせて欲しいネタだ。 |
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